北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(2024-54,55)2日間の訓練

2024年09月30日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

9月28日(土)と29日(日)の2日間、山岳遭難救助訓練に参加した。
主催は北海道の中央部にある6市の合同遭難対策協議会。40人の参加で所属する山岳会から自分も含め7人が参加した。

最初は北海道警察山岳遭難救助隊の講話を1時間半聞いた。ためになる話が満載だった。

シート搬送やスケッドストレッチャーで負傷者を包む。

完璧

山の中でこれを行うとすぐに数時間かかってしまう。

翌日、8時から遭難を想定した場所(室蘭岳ペトトル川)でストレッチャーとシートで搬送。

8人態勢で搬送するが重たい。

室蘭岳の白鳥ヒュッテに帰ってきた。15分下りた駐車場で解散式を行い、帰宅した。

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(098-0908) 13坪の本屋の奇跡

2024年09月25日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「13坪の本屋の奇跡 闘い、そしてつながる隆祥館書店の70年」(木村元彦著 2019.11.25初版発行 200ページ)
隆祥館書店は独立系書店と言われる町の本屋さんである。大阪・谷六(たにろく)にある2代続く本屋。取次傘下や取次直営の書店でなければ、もう生き残りは困難になっている。
作家、読者の集いを100回続けている13坪の書店の奮闘ぶりを描いた書である。応援したい。

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(097-0907)  寮生 1971年、函館

2024年09月17日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「寮生 1971年、函館」(今野敏著 集英社 2015.10.31 第1刷 301ページ)
函館の私立高校に入学した主人公は寮生活を始め、そこで起きた自殺事件に巻き込まれる。「入魂会」と称した上級生による下級生への締め付けから、「死の真相に迫ろうとしたり、伝説の秘密を探ろうとして者も死ぬ」という伝説が跋扈する。その高校はラサールと呼ばれ、有数の進学校で転落死事件が起こる。
今野敏の青春学園ミステリーの作品である。

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(2024-53)日高山脈のひとつ

2024年09月16日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先は自宅から車で3時間かけて日勝峠をすぎて開発局の建物がある一角に車を停めて登った「ペケレベツ岳」。快晴のこの日、全方位を見渡すことができた。
登り793mを2時間10分。道はきちんと笹刈りがされていて歩きやすい。頂上に20分ほどいて下山。汗をかいたが高度をますごとに風の冷感が心地よい。

芽室岳方面

遠くに見えるのは大雪山方面か

十勝平野
帰宅は途中にある「平取温泉」に寄り、3時間かけて戻った。

 

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(096-0906) 死を力に。

2024年09月13日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「死を力に。」(山本時嗣著 光文社2023.7.30 初版第1刷 252ページ)
人は死んでも意識は残ります。そして、大切な人の死は、強く生きる力に変えることができます。亡くなった人は残される側の人たちにたった一つの「願い」を遺している。
その願いとは、あなたが幸せであること。彼らの願いを叶えるためにも、今、生きている僕たちは、何がどうあっても必ず幸せにならなければいけないと僕は思うのです。
父親の自死、彼女の中絶、学友の夭折、恩師の永逝、「死」を怖れながらも「死」を探求しつづける著者は「いつ死んでもいいと思える」生き方を推奨する。
「死を力に」すると、人生を命を大切に生きることができ、同時に幸せで豊かな未来を拓いていくこともできる。(241ページ おわりに)
著者は竹田和平さん(物故者)を師匠に、渋沢栄一を尊敬している。「亡くなった人は、残された人の幸せだけを願ってこの世を去っているという。

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(095-0905) バリ山行

2024年09月12日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「バリ山行(さんこう)」(松永K三蔵(まつながけーさんぞう)著 文藝春秋2024年9月号 171回芥川賞受賞作 372ページ~467ページ 95ページ上下段)
著者は1980年生まれ。受賞作は群像3月号掲載された。読みやすい。バリとは通常の登山道を登るのではなく、バリエーションルートと呼ばれる道なき道を上り下りすることを意味する。
登山に関する小説は多くはないが、安定しないサラリーマン生活と山登りを作品にした。
純文学とはなんなのだろうか。人間や世界への問いを持つものだと著者はいう。(291ページ)
著者は朝早く会社近くの喫茶店で文章を書いている。三蔵は母方の祖父の名前。その母は著者が大学受験のときに亡くなった。
登山は内省的になれるという。登山は文学的な行為で、淡々と一人で山道を歩いていると、おのずと長い時間、考えるという。
「ままならないもの」不条理を書き続けている。
次は同受賞作の「サンショウウオの四十九日」を読もう。

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(094-0904) 大往生のコツ ほどよくわまがままに生きる

2024年09月10日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「大往生のコツ ほどよくわまがままに生きる」(小笠原文雄著 アスコム2024.4.15 第2刷238ページ)
著者は「おがさわら・ぶんゆう」と浄土真宗の住職兼医師である。
医師として3000人の「人生最期の日々」に寄り添ってきたという。幸せな方に共通するのは「我慢」をなるべくせずに、ストレスの少ない生き方をしている。

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(093-0903) 70歳からの人生の楽しみ方

2024年09月09日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「70歳からの人生の楽しみ方 いまこそ「自分最高」の舞台に立とう!」(櫻井秀勲著 きずな出版 2019.11.10 初版第5刷 211ページ)
5刷だから売れているといってよい。きずな出版は著者の会社。「60歳からの後悔しない生き方」「老後の運命は54歳で決まる!」「子どもの運命は14歳で決まる!」の著者でもある。
生まれて初めて!の体験を増やそう。過去より未来を見ていきましょう。著者は今年88歳というからいまはすでに90歳を超している。
人生を楽しむには、目を過去よりも、明日や未来に向ける。

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(2024-52)2日連続の沢登り

2024年09月08日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先は、札幌の琴似発寒川。
ガイドブックには沢登り入門編とあるが、前回の遡行から20年たち、どんな渓相だったか記憶がまったくない。手稲山を右に見ながら、入渓。

このゴルジュは避け、右岸を巻いた。

最後はこの大滝で終了。帰りは同じところを下り、一か所ロープで懸垂下降した。登り484m。9.8㎞、7時間の遡行だった。

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(2024-51)沢登り

2024年09月07日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先は、白老町にある白老川支流の深沢川。

工事をしなくなった道道千歳白老線の途中から林道に入り、ロープなしで登り下り、時間にして6時間の遡行行動だった。登り332m、14㎞の歩き。大きな滝が3か所は見ごたえがあった。

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(092-0902) 運転者

2024年09月05日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「運転者」(喜多川泰著 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 2019.3.30 第1刷 239ページ)
著者は読ませるエンターテイナーだ。運転者は「運を転ずる」人。
報われない努力なんてない。運は〈いい〉か〈悪い〉で表現するものじゃないんですよ。〈使う〉〈貯める〉で表現するものなんです。先に〈貯める〉があって、ある程度貯まったら〈使う〉ができる。
運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。周囲から〈運がいい〉と思われている人は、貯まったから使っただけです。
機嫌が悪いと運が逃げる。上機嫌でないと運の転機を感じることはできません。「誰かのために自分の時間を使うんです」
すべては人の心がけしだいだ。

 

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(091-0901) 抜萃のつづりその八十三

2024年09月04日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「抜萃のつづりその八十三」(発行所 株式会社クマヒラ・ホールディングス 令和6年1月29日 128ページ)
ようやく手元にある抜萃のつづりを読み終えた。83年間も出し続けている会社の継続の努力に頭が下がる。
社会貢献を続けているクマヒラ・ホールディングスに拍手を送る。
「運動会を欠席 叱ってくれた伯母」(山田洋次)、「人間尊重の名経営者~出光佐三~」(竹中智厚)、「自分らしさと死に物狂いの努力」(水谷もりひと)、「「片づけ」をしたら、人生が輝いた」(平野ノラ)、「心配せんでええんよ」(吉田恵子)、「優しさの連鎖を広がる社会を目指して」(中澤照子)が心に残る。
やさしさの連鎖で人を思いやる社会になるよう実行している中澤照子氏がしていたものは究極のボランティアだが、同じことをし続けている自分のそれと重ねてしまった。

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(2024-50)2座

2024年09月01日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

今日の行先は車で4時間かかる十勝平野と然別湖を見下ろせる、白雲山(1186m)と岩石山(1088m)。ヌプカの里が登山口で、行政区域でいうと士幌町になる。然別湖から登ったこともあるが、ヌプカの里から登るのは20数年ぶり。
頂上に上がってみると天気もよく、360度見渡すことができた。

頂上は日曜日もあり、多くの登山者がいた。

4時間半の行程で、登り613mだった。頂上は風もほどよく吹いていて、過ごしやすかった1日だった。

 

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