日高山脈の山は手強かった。
向かった先は、南日高にある「楽古(らっこ)岳(1471m)」。前日に登山口にある無人の楽古山荘に宿泊した。
3時半に起床し、行動開始は5時10分。頂上着が11時45分。沢登りで登り6時間半だった。過去2回遡行しているが水害で渓相が変わっていた。
途中の滝で2回ロープを出し、後続者を確保した。高巻きも2回。ほとんどをトップで登った。最後の沢の二股を右に行き、間違え、ハイマツ帯をブッシュ漕ぎすること1時間。
頂上から標高差1200mの後半(下り)は疲労困憊で歩みが遅くなった。
途中、霧が濃くなり、流れ落ちて来る水と霧で全身が濡れた。
頂上に得たいのしれない虫が跋扈していた。なんという虫なのか不明だが、繁殖のため一か所に集まっていた。看板の上にびっしりとついているのが虫の一団だ。草にもたくさん固まっていた。
前夜に降った雨で沢の水量が多かった。