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充電日記     

オフな話で一息を。

Lord Parker’s ’Oliday

2023年08月16日 | 音声・音韻
サンダーバード【太陽反射鏡の恐怖】Lord Parker’s ’Oliday


・「’Oliday」は、一種の訛り? holiday なんだけれど、とても休日とは呼べないような一日になったことを
込めた表現?

阿武咲に読み仮名を振りなさい。

2023年01月16日 | 音声・音韻


・「阿武」をアムと読んでいた時期があり、アウと変じて、室町時代前後にオーになった。仮名遣的には「おう」。「の」は.「阿武」と「咲」のあいだにあってほしい。でも、漢字と漢字の間があくのはかっこ悪いので、「阿武」に含めるかなぁ。

 阿武おうのしょう

 阿武おう しょう

     しょう



五十音図の空白は・・・

2022年08月16日 | 音声・音韻


・下鴨神社の古本市で購入したもの。大正時代の国語辞典ですが、あっさり風味のもの。

・この解説によると、日本語には、ヤ行イ段の音と、ワ行ウ段の音があったように書いてあります。で、いまはその区別がないという話。

・ただ、もともと区別があったことは確認できてないのですね。もちろん、ヤ行・ワ行で活用する動詞があるわけなので、「ひょっとしたらあるんじゃない?」ということは言えるんですが、それ以上のこと、あるいは現実的レベルでは、そういうことは言えません。

・確認できないことを、確認してきたように言ってしまうこと、しかも辞典という場で。これはちょっといただけない。

・が、そういう仕儀になってしまうのが、どんな事情によるのかは、ちょっと興味があります。人が、どういうときに誤断するか。誤断をゆるすか。。。

・それも、人間というものの科学にはなりうる。

ディテール

2021年08月24日 | 音声・音韻
・ちょっとびっくり。

・細部を意味する英単語だけれど、「ディテール」と誰かが口にすると、頭のなかで「ディティール」と読み替えてました、私。その方が訛りというか、より正しいものだと思っていて。

日本語発音だと、ディテールで十分みたい。うー、どこでどうこんがらがった? 

・ときたま、デスクトップのことを、おそらくより正しい言い方として「ディスク・トップ」と言っている人がいるけれど、自分も似たようなもんなんだなあ。

こくぞう(虚空蔵)

2021年06月04日 | 音声・音韻


・古い写真を整理中、出てきました。虚空蔵をコクゾウと読むことがあるようです。京都市内。

・そういえば、京都出身の友人は、「お醤油」をオショユウといいます。これは母音を延ばす位置が後ろに移動したものですね。

・虚空蔵のコクゾウは、母音を延ばすのを一つキャンセルしたことになります。だから、オショユウとはちょっと事情が違う。

・ただ、共通点はあって、短音節+短音節+長音節になるところ。コ+ク+ゾウであり、オ+ショ+ユウではあるわけです。とん・とん・とーんというリズムが、京都方言(関西方言一帯?)では採られやすいのかもしれません。そうした形に収まっていくというか、押し込められていくのか・・・

・そういえば、共通語などでも、略称するときには4拍に収めると安定する、ということがあります。ファミリーレストランはファミレスで安定(一部ではファミレまで縮めるとも聞きますが)。そういうのとちょっと似てるような気がします。

・ただ、その京都の友人は、お豆腐はオトウフのままだとか。なるほど、言葉によっては異なることがあるらしい、一つに収まるわけではないらしい。発音されるわけですから、単なる発音だけじゃなくて、アクセントの異なりなども考慮しないと、本当のところは分からないということでしょうか。

・一方では、オトフウという発音にも接したことがあったような気もします。となると・・・ なんでもかんでも(??)トントントーンに収めていたのが、だんだんにそうした規則が働かなくなっていくのかもしれません。一気にルールが崩れるのではなく、少しずつ崩れていくわけです。ならば、その崩れていく順番とか、崩れやすい(離脱しやすい)条件とかが知りたくなってきますね。

グヮタグヮン

2021年05月31日 | 音声・音韻
という島があるそうです。長崎の九十九島。島々をめぐる観光船に乗ってみたいなーと思って見たところ、です。

・なにやら、東南アジアの島名みたいな気がしますね。ただ、方言的には、このあたりの音韻としてないわけではないものです。(若い人も持ってるかな)。
 『日本言語地図』の「火事」
 『日本言語地図』の「西瓜」

シャーレック

2013年01月24日 | 音声・音韻


・海津市にある喫茶店の名前です。場所はこちら。以前から、「どう読むとこうなるのだろう」と思ってました。で、フェイスブックに投稿したところ、とある方からスェーデン語の「愛」だと教えてもらいました。ただし、aの上には点2つ(ドイツ語のウムラウトのように)があるんだそうです。

・それにしても、kをシャと聞こえるようになるまで口蓋化するとは、よほど母音が強力なのかもしれませんね。実際の発音があるよと教えてもらいました。シャー(レ)リアキのように聞こえます。最後のkも口蓋化してるみたいです。まぁ、k=〔k〕と単純に考えているから、そう見てしまうのでしょうけれど。

・とまれ、これで一つ、胸のつかえが取れたことでした。あとは、実際に訪ねて店内でも眺められればと思います。


追記)
複数の人の発音が聞けます

「永遠と」

2011年07月05日 | 音声・音韻
・耳学問というか、耳で聞こえ(てしまっ)たままに覚えるということは多々あります。最近、ひょっとしてと思って検索したら、結構ヒットしました。“永遠と繰り”

・「山陰」を、意識の上ではどうあれ、実際には「サーイン」のように発音しているのと同じことかと思っています。「延々」を「エーエン」と聞き、文字に起こす。自分のよく知っている漢字列に置き換えます。しかも、意味が通ってしまうから、なおさら、「永遠」でもよいと思ってしまいます。

「其扇」

2011年05月09日 | 音声・音韻
 なぜ、「そのぎ」という呼称が一般化したかと言うと、シーボルトの手紙にSONOGIと記されているからである。其扇は本名お滝で、シーボルトは「おたくさ」と呼び、それと同様に「そのおおぎ」を「そのぎ」と呼んでいたのである。(吉村昭「闇の中」『わたしの流儀』)

・1日だけ寝っころがっていた。静養のお供はやはり本。読みさしになってたので読みついでみた(なぜ読みさしになったか、すぐに分かったが)。それにしても、新潮文庫の活字は見やすくも品位がある気がする。

・日本語方言の多くは、一定の時間間隔ごとに一単位(拍)の音を出している。短歌・俳句の字数もこの時間単位で数えている。前の母音を一定時間伸ばしたり(長音)、次にくるはずの音(一部)を一定時間だけ先取りしたりする(促音・撥音)。このため、音波が出てないのに言語音として認知されるものすらある。「マッチ」の「ッ」などがそう。

・が、東北方言(の一部、とすべきか)や英語などでは、音節自体を単位として、時間間隔を単位としないので「小技」は効かない。外国人の発音の「シャチョサン」「チョトマテクダサイ」のようなものも、日本語の一定の時間間隔が把握されていないことによる。

・2種の言語の差を説明するには、より印象的・特徴的な例を示せた方がよい。「そのおおぎ」がSONOGIと記されるのは好例中の好例になりそう。「東奥日報」とともに示してみたい。ただ、好例すぎて余計な誤解を招くかもしれないけれど。

看板言語学

2010年12月05日 | 音声・音韻

・面白いですね。実に興味深い。金沢で見かけた「苗加不動産」という会社ですが、その読みは、どうやら「のうか」であるらしいのです。画像左下に記されているように。

・漢字に反映されているように、「のう」の元が「なえ」(歴史的仮名遣:なへ)だったとすると、どんな変遷を想定するかが問題。ルートが見えるような、見えないような。