充電日記     

オフな話で一息を。

「罧原」

2023年05月26日 | 語彙・地名
・読めないよね。(^_^;



・でも、JIS第二水準の漢字。びっくりします。

・ただ、「教」の旧字「敎」は、第二水準にも入ってない。ちょっとしっくりきませんが、新字の方が入っているので、それでよしとされたのでしょう。

・しかし、国会図書館の次世代ライブラリーでは、OCRする漢字の基準を、JIS第一・第二漢字にかぎってしまいました。つまり、旧字「敎」を使った書籍からは旧字「敎」を読み取らないようにしてあるわけです。もちろん、誤って新字「教」に変換してくれてるわけですが、これは僥倖というべきところ。旧世紀の規定からいまだ逃れられていないのです。

・このあたり、情報処理に造詣のある図書館員がいなかったための陥穽でしょう。JIS漢字の採択経緯を知れとまでいいませんが、JIS第二水準までにかぎったことで、どのようなことが起こるのかくらいは予測しておくべきでした。

・次世代ライブラリーの現況、少々暗く重いもののように思われます。

養命先生のいる街、冬の冷え篇30″

2023年02月10日 | 語彙・地名
養命先生のいる街、冬の冷え篇30″


・ちょっと行きたい町並みだなと思ったら、佐原ですと。

・で、佐原市じゃなくて、いまは香取市になってるんですね。う~ん、香取も佐原も全国区の地名だと思うので(弊社基準。(^_^;)、相当もめたでしょうね。

・昨今の合併だと、「え? そっち採ります??」というのがままありますね。象潟(きさかた)の方が圧倒的に全国区なのに(奥の細道ににも出てくる。日本海の松島)別のところがとられました。

・小京都の町並みで有名な角館もそうかな。

なぜ釧路市と釧路町があるの?その理由に迫る

2022年06月25日 | 語彙・地名
なぜ釧路市と釧路町があるの?その理由に迫る


・つい最近知ったことがら。

・FBに投稿したら、札幌市内在住の方から、「札幌村もあります。市に隣接してます」と教示を得た。そうかあ、世の中、いろいろあるんだなあ。

アラタシがアタラシへ転身するための補助線

2022年06月15日 | 語彙・地名
訓読みの「鮮」には二つの読み方があり、ひとつは今と同じアザヤカだった。古語の「鮮やかなり」は明白で目立つさまをあらわし、そこは古語の「新し」に通じる部分が感じられる。もうひとつの訓読みがアザラカで、「鮮(あざ)らけし」や「鮮らかなり」などの語彙があり、こちらが魚や野菜などの鮮度を伝えていた。(西田知己『「新しさ」の日本思想史』筑摩新書。p.50)


・もともと「新(あらた)し」だった形容詞が「新(あたら)し」に変っていった。「音位転倒」とか説明されるけれど、実は説明じゃなくて、現象自体をそのように呼ぶ、というのにすぎない。説明ではない。ま、それはそれとして・・・

・「新(あたら)し」になると、発音上「惜(あたら)し」と同じになってしまう(アクセントは違うかも。さぼってまだ調べてません)。それはコミュニケーション上、よろしくないことではある。「同じ形なのに、意味が違う」わけだから。そうした病的な事態にならざるをえなかった説明がほしいのだ。

・その辺を乗り越えるのに、「あざらけし」のように、ラが三つ目にくる形で、しかも意味も似てるものに牽かれやすくなる・・・ なん説明ができるので、アザラケシなどへの注目はあってよいと思う。

・いや、もう言われてるよね、きっと。

「熱発」

2022年05月25日 | 語彙・地名
・『ハコヅメ』を呼んでたら、「熱発」という言葉に行き当たりました。間違いじゃないの? とも思うわけですが、そういう書名の本もあるようなので、ちゃんとした言葉なんでしょう。業界用語かな。

こちらの立ち読みコーナーでは、ちょうど「熱発」と「発熱」の区別が記されています。公式な感じではなくて、看護士さんの現場での感覚のようです。

・はじめて接した言葉ながら、私の感覚だと「すでに病気・怪我などがあって何らかの症状が予想される場合に熱が上がると「熱発」、健康な人が急に何等かの原因で熱が上がるのを「発熱」」とかいうふうになりそうな予感がありますが、さて。

「忘備録」

2022年01月14日 | 語彙・地名
・「忘備録」って、結構使ってるのね。日本語の語順で、「忘れたときの備えの記録」と考えるわけか。「鬼滅(の刃)」もそうだね。「鬼を滅ぼす(刀)」。よもやよもやだ?

・漢文だと、目的語が動詞のあとに来るもの。「備忘録」「滅鬼」が漢文的には正解。

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