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充電日記     

オフな話で一息を。

古本市がないもんですから・・・

2020年08月11日 | 
・本を買う気にだけはなっているので、変なものを買ったりします。何も音がしないのに「シーン」と聞こえることがあるじゃないですか。マンガなんかだと字で書いたりもする。あの状態ですね。「励起」と言ったかな。準備だけはできてるってことかと。

・メルカリなんぞを見ていたら、昔、書店でも見かけた、文庫本の半分の大きさの辞典類がごろごろありました。ただ、よくよく見ていると、一種類じゃない。しかも、変遷もあるみたい。ならば、目指せ、コンプリート!!



・上段を見ていきましょう。左端は四隅に飾りがあります。その右隣は飾りなし。さらにその隣は題名部分が楕円+長方形。そして、その隣は八角形です。右端は、ハードカバーの別装訂(2種)です。いずれも永岡書店の出版物。・



・メルカリなので、送料込みが普通です。それで1冊300円ほど。良心的な方なら、2~3冊で300円とかもあります。1週間でけっこう集まりました。



・ちょっとアホみたいですが、冠婚葬祭系とか、結構バリエーションを出していたんだなと感心。今でも売ってるし、ものによってはアップデートもしてるようです。

糺ノ森の古本市も中止

2020年08月10日 | 
・毎年行ってる古本市が、いくつかあります。四天王寺(大阪)の春・秋、京都の春・夏・秋。京都の夏は、下鴨神社の糺ノ森。今年は中止になりました。さびし。まあ、それほど収穫があった記憶はないのですが、それは過去の話。「今度は何かあるかもしれない!」そう思ったら、もう行かないという選択肢はない・・・で毎年。あははは。

『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告


・このアニメの後半に、それとおぼしい夜の風景が出てきますが、多分、夜はやってないんじゃないかな。どうだろう。朝一から午前中一杯いて、あとは退散することが多いので、夕方~夜は知らないのです。

ダイヤモンドに目がくらみ

2020年07月07日 | 


・いや、もう、耄碌したかなー。ついうっかり、Paypayフリマで、ポイントも余ってたので左のを買っちゃったんですが、なんと、刊記(奥付)がない。本文に印刷してるんじゃなくて、小さい紙に印刷したのを、ぺたりと糊付けするタイプなんでしょう。これじゃ、いつ出たのかわからない。なんか、無駄にポイントを使ってしまった。まあ、そんなものですかね、ポイントって。

・で、メルカリで右を購入。今度はちゃんと刊記があることを確認しました。ところが、くらべてみたらどうです! 別の本ジャン!! きらきら金箔(?)にまどわされた・・・ また探して買わなきゃ。



・でも、これだけ違うんです。こりゃすさまじい細かさだ。印刷状態もきれいです。変にかすれとか、逆にべとっとインクが乗ってたりしない。すばらしい。

・「ダイヤモンド」を名乗る辞典は、申し訳ないけれど2流・3流の辞典に見ることができます。「小粒でも価値がある」ってことでしょうか。右下のは、ダイヤモンドと書いてないようですが、表紙左上にダイヤモンドのイラストに、diamond seriesのロゴがあります。



・古い、と思うかもしませんが、上段真ん中が平成14(2002)年と意外に新しめ。下段左から平成7(1995)年、昭和53(1978)年。さすがにこれは古いか(^_^;)、まあ、この2冊、あまり変わらない内容なのは、ちょっと前に紹介したところですね。うーん。

・下段右の黄色いのは平成6(1994)年。刊行年はカバーにしか書かれていません。そういえば、左端のダイヤモンドも(例の「起電機」が載ってるやつです)函の底面に書かれていました。カバーや函は簡単に掛け替えられるので、ちょっとねぇ。

ビールスは見ていた! 金園社『国語新辞典』

2020年06月06日 | 
・辞典としてはちっちゃめな、でも5万語がぎゅっとつまったのを購入しました。ケースはともかく、本体表紙のデザインといい、フォントといい、いい雰囲気です。1960年前後だったり?



・ただ、奥付(刊記)があるにはあるんですが、いつごろの発行なのか分からない。いろいろ見てたら、箱の底部に書いてありました。1991年? 



・書籍本体にこの手の情報がないというのは、やはり本としてちゃんとしてはいないと見られても仕方ありません。いくら30年前といっても、「ビールス」とは言ってなかったと思います。



・「起電機」はもっと分かりません。うーむ。1960年前後とか?? 「電気を発生さす機械」という言い回しも注意されます。



・国語辞典としては、品詞表示もないなど、第一線のものにくらべると、やはり見劣りがします。でも、英訳もついてるし(余りアテにしすぎないこと)、ペン字のお手本もあります。そして図もあちこちに入ってる。便利、重宝。今でも同様のものを書店で見ることがありますが、この密度がなんか好きです。(^^)


ウチのアマビエ?

2020年05月22日 | 


・海から出てきてるだけですが。(^_^; 頭に貝とか乗せてます。そして玉を捧げている・・・ クイズです。左側には誰がいるでしょうか、って、難しいですね。では・・・



・これで左手のことが分かりますか? 場所まで分かる方は、かなり図抜けた古典通かも。

詳しくはwebで。なんちゃって。

短編(連作)ミステリーもいいよねぇ

2020年05月05日 | 
宮部みゆき『我らが隣人の犯罪』
多作家というかともかく守備範囲の広いこの人、そのデビュー作。いや、参りました。私のなかでは彼女の最高傑作です。電子化されてない(らしい)のは意外です。短編集ですね。連作ではありません。

高橋克彦『歌麿殺贋事件』
 浮世絵ミステリーといえばこの人。重厚かつ人間ドラマになっている。30歳になる手前で読んだけれど、「歌麿の首」では、研究者としてのスタンスを学はせてもらいました。浮世絵・絵画・近世出版などに興味関心のある方、その方面を覗いてみたい方におすすめ。長編の『写楽殺人事件』『北斎殺人事件』もおすすめ。
 あ、そだそだ、『歌麿殺贋事件』の主人公・塔馬双太郎が出てくる推理TVドラマが、今週後半にオン・エアされます。ちょっとついていけないキャラ作りになってて、原作ファンにはどうかと思いますが、まあ、映像化されたことを言祝ぎましょう。原作は別の作品で『南朝迷路』と『 即身仏の殺人』だったかな。
 7日 <名作ドラマ劇場>塔馬教授の天才推理1 隠岐島の黄金伝説殺人事件
 8日 <午後の名作ドラマ劇場>『塔馬教授の天才推理2 湯殿山麓ミイラ伝説殺人事件』

戸板康二『家元の女弟子』
 「殺人のない推理小説」の本家本元はこの方です。探偵・中村雅楽が快刀乱麻に事件を解きほぐす! ほかにも短編集はあるのですが、もう、古いと見なされてるのか、復刊も少ないようですね。でも、歌舞伎の世界もかいま見られたりして、お得感高し。戸板氏は一流の歌舞伎評論家でもありましたしね。
 このなかの一編に「おとむじり」があるんですが、これにちなんで一編エッセイというか論文というか、書いたことがあります。なかなかに楽しいときを過ごさせてもらいました。よろしかったらどうぞ

北村薫『空飛ぶ馬』
 こちらも「日常の謎」「殺人のない推理小説」の本家。現代にもさまざまな「日常の謎」派作家はいるわけですが、その元になった人と言ってよいでしょう。戸板康二はもう一・二世代前になります。主人公「わたし」はワトソン役。彼女が落語家・円紫師匠に話を持ちかけて謎とき開始。一種のベッド・ディテクティブ。近代文学の謎もいろいろ解きほぐされます。楽しく読みたい向きには、『覆面作家は二人いる』シリーズ、『中野のお父さん』シリーズがいいかも。

仁木悦子『猫は知っていた』
 戸板康二と同世代でしょうか。仁木兄妹の活躍は、さわやかな空気感を漂わせています。なぜか北海道の6月の風景を連想することがあります。古くなりましたが、読み継がれてほしいですね。

漫画雑誌、無料公開。なるほど。

2020年03月03日 | 
小学館の漫画雑誌が対応したようです。なかなかイキなはからい。急に3月2日から休校!、と言われても、これ幸いと、遊びに出かけますね。ああ。

・それでは休校の意味がない、ならばインドアで楽しめる機会を提供しようとの企画か。なるほどね。出歩かないようにね。

日本漢字能力検定協会も放出中

『進撃の巨人』第2期も! って、もういいか。

鯨書房

2020年02月22日 | 
岐阜市長良の鯨書房が閉店するらしい。柳ヶ瀬方面でユニークな品揃えをしている徒然舎さんのブログで知った。2代目店主が亡くなったためのよう。ご冥福を祈るばかりである。

・先代さんとはそこそこ面識があり、いろいろ本を買わせてもらった。ユニークなところでは、昭和はじめごろのだろうか、雑誌に連載された料理の記事だけを抜き取って軽く製本したものとか。ちょっとインテリ風味な容貌。とっつきにくさがあるけれど、なに、それはほんの外見だけで、お話を持ちかければさまざまに答えてくれた。

・私が物色していると、ふらりと入ってきたお客さんがあった。旅行中か何かだろうか。急いでる風で、出し抜けに「明治のころの辞書とかありますか?」と聞いてきた。「う~ん、今はないかなあ」との答えに、あっさり帰ってしまった。先代さん、「ふらりと入ってきて、そうそう簡単に話せないよね~」と。お、気骨あり。急いでるのが分からないじゃないが、私だったら、形式的にでも店内を一周する。自分の目で見てない場合、分からないときに声はかけたい。せめてその振りたけはしたいものだ。

・先代さんが活躍してたころは、バス通りからちょっと入ったところに店舗があった。隣がペットショップだったためか、その手の臭いがちょっと漂っていたことを思い出す。ただ、うまいぐあいに駐車できた。現行店舗は、まさにバス通りに面しているので、車ではちょっと行きにくく、自然と足が遠のいていた。それでも3・4度は行ったろうか。

・古本屋さんのあいだでは、相応の価値はあるが、古くてくすぶったような色合いの本を「黒っぽい本」と呼ぶ。鯨書房は、その手の本が比較的多い、古本屋らしい古本屋だ。それが閉店する。もう、そんな古本屋は岐阜市内にばなくなってしまう。さびしいことだ。

・私が岐阜にきた30年から20年前くらいはどうだったろう。柳ヶ瀬に2軒、市役所南に1軒、金神社西側に1軒、市民病院までのあいだに2~3軒、付属小中学校方面に1軒、長良に2軒(鯨書房含め)といったところだろう。それでも2桁はあったわけだ。

・最後の最後、鯨書房に顔を出してみたい。

『三省堂国語辞典』特装版

2020年02月21日 | 
ヤフオクに出ました。しばらくすると、リンク先も消滅するでしょう。消費期限あり(笑)

・奥付には、「三省堂国語辞典 特装版/一九九三年  第二一刷」(縦書き)とあります。はてさて。「特装版」ということは、もとになった「通常版」があることになります。が、それには直接触れていない。

・ただ、奥付の上部には「1960年12月10日 初版発行/1968年1月10日 新装版発行/1974年1月1日 第2版発行/1982年2月1日 第3版発行/1985年8月20日 特装版発行」と横書きで表示されていました。

・ははん、この特装版は第3版の内容を踏襲して、装訂だけ特注したということか。ヤフオクの参考写真からも、それがわかります。通常版は赤い表紙ですが、これは濃い茶色。本革かもしれません。表紙には別途「国道工場竣工記念/MARS株式会社マルス電子/平成5年6月15日」と金押しが追加されています。

・ただ気になるのは、1992年2月10日には、第4版が刊行されていることです。なぜ、こちらをもとに特装版が作られなかったのか・・・

・不思議といえば不思議。特注品を作成するプロセスが版ごとに決まっていて、1993年の段階では、まだ4版ベースの特注品プロセスが出来上がってなかったのか。ただ、印刷製本を終えてから最後に表紙がつくわけでしょうから、「プロセス」の移行は、それほどむずかしいこととも思えないのですが。