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徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 国ゆたかにして義を忘れ 井上ひさし つかこうへい

2017-04-27 21:54:03 | 日記
徐仙日乗 読書 国ゆたかにして義を忘れ
井上ひさし つかこうへい 河出文庫
読了 読書メーターと重複

面白いと云うか意外な組み合わせ。なんで今頃?って気もする。どちらも小生にとっては大切な物書きなので手に取った次第。意地悪な言い方をすれば、つかこうへいが小説も書いて、角川のスターにならなければ実現しなかったかも知れない企画。劇作家って意外と地味な職業なのです。東京限定・小劇場から始まってカリスマ的な人気を誇った劇作家にして演出家。しかしその影響は「演劇界」限定で80年代でも普通の人達に認知されていたとは思えない。多くの劇団から執筆を依頼されていた遅筆堂井上ひさしと独特の演出法で自分の作品を子飼いの俳優だけで上演していたつかこうへい。劇作家・演劇人でも二人の接点は殆ど無かった様に思う。つかこうへいの独特の言い回しは懐かしいの一言。サービスと言ってもいい。つられて井上ひさしの物言いも他の対談とチョット違う。つかこうへいの登場を間近に見ていた者として、くどいようだがこれ位の説明をせざるを得なかった。オマケというには大物の別役実が解説を引き受けていて上手く今の読者にも分かり易く二人の仕事をまとめている。若い方で予備知識の怪しい方は解説を先に読むことをお勧めします。変なコメントで申し訳ない。

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