徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 膝を打つ 丸谷才一エッセイ傑作選2 (文春文庫)

2020-01-05 12:29:00 | 日記
徐仙日乗 読書 膝を打つ 丸谷才一エッセイ傑作選2 (文春文庫)
読了 読書メーターと重複

読了から大分経っている。後期というか対談が多い。並べて見ると良くも悪くも著者が大物になっているのが分かる。英語、翻訳関係から和歌、日本古典が専門?になった感が有り、教養の積み重ねが凄い。話題の振りに出典を示していて、本の紹介てな側面の時代もあった。対談を並べて見ると各人との綱引きが透けて見えるのも興味深い。まぁ「丸谷さんに売り出して貰っている感」とか。ジョイスも新古今和歌集も勉強してないので、その分は損した感もあったなぁと。続き この二巻には収められていないが、丸谷さんの随筆で口アングリだった一編を思い出した。文化勲章を貰った時に受賞者の最年長者が挨拶を述べる事になっていて、その顛末を述べていた奴。その大役を務めるにあたって丸谷さんは「例文を教えてもらい」(小生思うにこれで済ます人も多いのではないか)「その上で自分で書いて」「両方を並べて読者に提供」って荒技の一編。文章力への自負心は当然としても、、、嫌味も混じるが、まぁ凄い展開に感心した。さて本の題名は何だったか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿