団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の52年77 夜空の飛行機

2017-08-08 10:40:59 | 日記

昨日午後9時頃、台風のニュースに注目していたら、補聴器の耳に遠くから爆音を立てて飛行機が団地の上空を東の方へ飛び去って行く、3分後又1機、同じ方向から爆音を響かせて飛んで行った、その後も飛行機の音は止まず、次々と同じ方向へと飛んで行く、以前にもこんな事があった記憶が・・鎌ヶ谷方面10km程の処に航空自衛隊の飛行場がある、昔、子供達と何度か見に行ったことがある、尤も飛行場の遥か柵の外からでは有るが・・「自衛隊の飛行機だろうが、何で今頃?」午後10時過ぎ相変わらずプロペラ音がして、ライトを点滅させながら、定期的に団地を横切って団地建物の彼方へ消えては現れ、現れては又消えて行く・・折から台風5号の影響で夜でも雲が飛ぶように流れ、時折満月に近い月が、雲間にパッと現れては隠れ、又暫らくすると、顔をだす。やおら布団の上で立ち上がり、デジカメを手に、足音を立てないよう、そろそろ歩きで思い切ってベランダに出た私、夜間撮影の技術は無し、第一デジカメで夜、飛んでる?飛行機なんて撮った事が無い、団地2階の背後から音がしてやがて機影が現れる、と云ってもピカピカ光る恐らく点滅の場所は翼であろう。何枚か撮って蚊に食われないよう用心して、ベランダのドアを閉めた、写っている訳が無いと、それでも撮らないよりマシと思い布団の中へ、然し台風の齎した湿気の多さには閉口する、枕元から首を斜めにして朝顔の葉隠れの間に、大きな月がハッキリと顔を出したのを見た、次の瞬間、飛行機の影が真ん丸の月の中をアッと言う間もなく横切ったのを確認、月に重なりはみ出した機影、重なる角度が布団に横たわる私の斜め上とは・・こんな偶然、見られただけ幸せか・・

当然失敗ですが月あかりと動く?機影です。想像して見てください。

 焼け野原になった東京の空高く銀色の機体を光らせてB29が編隊を連ねて飛ぶ姿を見たのは、集団疎開から栄養失調で引き揚げて来て、間もなく終戦を迎える数日前か、数週前か、東京中、焼夷弾で焼け野原なのに、未だ何処か爆弾を落とす地域が残っていたのか、バラック建ての点在する焼け野原に風呂屋跡の煙突が一本、その遠い先の青空の上をB29は悠々と飛んでいた・・国民学校4年生、ジッと空を見上げていた私、何を思ってあの空を見上げていたのだろうか・・その時の心は無だったかも知れない・・・

間隔を開けて輸送機が飛んで行ってのは、目的地の飛行場で順序良く着陸出来るよう間隔を開けていたと思う、それにしても台風に向かってお役目とは言え、皆無事に目的地に着陸して下さい。

羽田発着の飛行機も良く見かけるし、事件が有ればヘリコプター上空を飛び交う、この辺りも航空路の網の目が張り巡らされているのかも、でも空も地上も今の所、平和と云えるのかも知れません。

今の団地の上空です、西の空、台風が過ぎても黒い湿気の多い雲が残っています。