
皆さんこんにちは!
今回の故事成語は「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃく いずくんぞ こうこくのこころざしをしらんや)」を紹介します!
意味は「小人物には大人物の大きな理想や決心は理解できないものだということ」。
この言葉を言ったのは陳勝(ちんしょう)という人なのですが、彼は秦帝国(しんていこく)を討つために初めて兵をあげた農民なのだそうです。
彼は、秦の圧政や自分の待遇についての憤りと、将来への野望に燃える人物でした。
ある日、仲間たちと田を耕しているときに、彼は仲間たちに向かって
「将来俺が出世しても、お互いに忘れないようにしよう」
と言ったのですが、それを仲間たちは笑いました。
「何を寝ぼけているんだ」
「お互いに百姓(農民の事)じゃないか。何寝言を言ってるんだ」
それを聞いた陳勝は、俺の気持ちは彼らに通じないのだと悟ると、ため息をついてこう言いました。
「ああ、燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」。
この「燕雀」というのはツバメやスズメのような小さな鳥、「鴻鵠」は大鳥や白鳥など大きな鳥のことをそれぞれ指し、
「小さな鳥(小人物)には大きな鳥(大人物)の考えや志は分からない」
という意味で、この言葉が生まれたそうです。
いつだって大きなことを成し遂げた偉人たちは、他の人たちが思いもしなかった事をしていますが、
やはり最初はみんな夢物語だと笑っていたのでしょうか。
そんな中でも偉業を成し遂げる彼らは、やはりすごいんでしょうね。
それでは今回はここまで!ではでは!
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