たい焼きを探しに、北海道函館市に来ました。永年に渡り日本全国のたい焼きを食べて来ましたが、今回はじめて津軽海峡を渡りました。
10月も終わりに近づいた頃、札幌で初冠雪を観測したその日に、僕は函館に居ました。広い北海道の南に位置し、津軽海峡に面した函館は、空気が冷たいものの、まだ冬の気配は感じられません。はじめて函館を訪れた僕は、ガイドブックにあるような定番のコースを歩いてみたり、市民の足の路面電車に乗ったりして、少しの滞在時間を満喫しました。
そんな中忘れてはいけないのが、いつもの物です。観光で来ている方々のお目当ては、函館朝市で食べる海鮮の物と思いますが、僕はやっぱりたい焼き。函館市には数軒のたい焼き屋があります。その中でも函館朝市には、2件のたい焼き屋があります。
JR 函館駅を出ると、すぐ近くに函館朝市があります。函館朝市は早朝から多くの人で賑わい、午後の早い時間に閉まってしまいます。好みの海鮮丼を探しながら歩く人や、新鮮な魚介類を買い求める人が、函館朝市の細い路地を行き来してました。函館朝市と函館駅の間に、函館朝市第1駐車場とJR西駐車場があり、車で買い物に来る方には便利そうです。そのJR西駐車場のすぐ目の前に、今回のたい焼き屋さんのたいやき茶屋・北菓り(ほっかり)さんがあります。
函館朝市の一角にあるたいやき茶屋・北菓りさん。函館朝市が朝早くから営業し、午後3時頃にはほとんどのお店が閉まりますが、北菓りさんは19時まで営業してます。これから冬に向かい日が短くなります。周りのお店が閉まる中、夕方だんだん暗くなるにつれ、北菓りさんのお店のあかりだけが灯っているような・・・。寒い夜の函館の街に、ほっかり・・・いやいやほっこりする光景が目に浮かびます。
たいやき茶屋・北菓りさんのたい焼きは、羽根が付いているのが特徴です。メニューはあんことカスタードをはじめ、変わった味のたい焼きが有ります。僕が訪れた時は、定番の物の他に、リンゴとクリームのたい焼きやじゃがいもとチーズのたい焼きなどがありました。なんか北海道らしい組み合わせですね。そうなると定番の物より、ここでしか食べられないたい焼きを買う事にしましょう。北海道だからじゃがいもとチーズのたい焼きにしたいところですが、僕はリンゴとクリームのたい焼きにしました。というのも、北菓りさんの看板商品は、たぶんリンゴとクリームのたい焼きの方ではないかと?
記念すべき北海道上陸初たい焼きを1個購入。たいやき茶屋・北菓りさんのリンゴとクリームのたい焼きを食べてみました。ふわっとしたやわらかい皮が、どことなく懐かしさを感じます。羽根の部分は、生地が凝縮している分、もちっとした食感です。このやわらかい皮の中に、薄くスライスしたりんごと、それを寄り添うようにクリームが入ってました。りんごのジャムや欠片ではなく、このような形で入っているたい焼きは他には無いでしょう?りんごの味を損なわないように、クリームの甘さを上手く調整しています。そして薄っすらとシナモンも感じます。全体的にさっぱりとした食べ心地です。
外見はシンプルな形のたい焼きですが、中は凄く工夫されていて、それが変わった味わいでとてもおいしい。じゃがいもとチーズのたい焼きも凄く気にはなりますが、他でまだまだ食べないといけないので、今日はここまで。
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