おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

たい焼きを探しに・・・・・ビストロぴあっと(日の出屋) in 三重県津市

2009年03月21日 | たい焼き

 先日に続きまして、三重県たい焼き紀行2日目は、日の出屋の鯛焼きをご紹介します。 津新町から1つ名古屋方面に戻った、津駅で降りました。そして三重県庁の横を通り、ビストロ・ぴあっとを目指して歩いて行きました。これを見て疑問が抱いた方もいると思います。たい焼きを買いに行く目的が、何故レストランに向かうのか?実は日の出屋の鯛焼きは、レストランビストロ・ぴあっとで売られているのです。これに関して、話すと長くなるので、簡単にご説明しますと。昭和40年代頃 津市の商店街に、最盛期に1日2000個を売り上げた日の出屋というたい焼き屋が有りました。いろいろと事情はあると思いますが、その後惜しまれながら閉店してしまいました。そして新たに、10年前に日の出屋の鯛焼きを復活させたのが、日の出屋さんの娘婿である、レストランビストロ・ぴあっとのオーナーでした。
(中日新聞の記事を参照)

                  日の出屋.jpg  
 
 そん訳で、歩く事十数分で ビストロ・ぴあっと に着きました。白いレストランの前に立つと、たい焼きを買うのにこんなに緊張したのは初めてです。唯一の救いは、店の前にかかってある、鯛焼きのい看板です。建物の入り口のドアを開けると、2階に向かう螺旋階段があります。一歩一歩階段を上がりながら、たい焼き一つ買うだけなのに、もしかして場違いな所の来たのかと考えていました。そして2階に着くと、一人の女性が受付で僕を迎えてくれました。もしかしてこの人が、あの日の出屋さんの娘さんなのかと思いながら一礼をし、申し訳無さそうにたい焼きを1個注文しました。焼くのに10分ほど時間がかかるという事なので、受付の所の椅子に座って待つ事にしました。店の中は本格的な欧風料理レストランの雰囲気で、なんとも落ち着かない気持ちで待っていました。すると10分経っていない頃に、たい焼きを1個持った若いウエイトレスさんが現れました。お会計の時にしても、こんな立派なレストランで、130円だけ払うのはなんとも気が引けます。そんな僕の気持ちも気にせず、若いウエイトレスさんは笑顔で「ありがとうございました」と言ってくれました。
 魚を喰わせた猫の様に店の外に出た僕は、落ち着いた場所で食べる事にしました。その日の出屋の鯛焼きですが、 焼きあがった形が少しぼやけているところが、いかにも年期が入っているように思えます。形は小ぶりですが、うっすらパリッとしていて、中はもちっとしています。中のあんこが少し甘い・・かな?これが昭和40年代の味と思うと、何となく懐かしさを感じます。今度お伺いする時は、ロシア料理の後のデザートとして食べたいです。

 ※ 2010年頃に、閉店してしまいました。

   欧風料理レストランでたい焼きが売られていたという、なんとも珍しいお店でした。 

 

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