たい焼きを探しに、静岡県静岡市に来ました。今回のたい焼き屋さんは静岡市駿河区にお店があるのですが、車で行かないとちょっと難しい場所にあります。バスでも行けると思いますが、国道1号線の二軒家交差点からちょっと歩く事になります。以前からこちらのたい焼きが気になってはいたものの、どうしても移動手段が無く、今回やっと食べる事が出来ました。
静岡県静岡市と焼津市の間に丸子という場所があります。古くは安藤広重の東海道五十三次にも登場する、「名物とろろ汁」と書かれた看板が立つ茶屋風景が有名な、あの丸子です。今回のお店の名も丸子峠鯛焼き屋といい、独特な形と大きさが特徴です。
それを求め、国道1号線の二軒家の交差点を曲がり、車がやっとすれ違う事ができる程の道を、山の方に向かって進んで行きます。細い道をゆっくりゆっくり車を走らせて行くのですが、途中で「こんな所に本当にたい焼き屋があるのかな」と不安になります。小川に沿って進んで行くと、あたりの雰囲気が変わり、林の中へと進みます。するとすぐに峠の茶屋っぽい、なんというか大きな建物が現れます。そこには確かに「丸子峠大鯛焼き」と書かれた看板がありました。こちらもなんだか昔話に出て来そうな雰囲気がする場所です。
平日という事もあり、お客は僕一人。営業しているのかちょっと不安になりましたが、お店の中には店主の方がいました。早速たい焼きを注文するわけですが、先程も言ったとおり丸子峠鯛焼き屋さんのたい焼きは他とは違います。まあ形もそうですが大きさが・・・。こちらのお店のホームページを見ていただくと分かると思いますが、16cmと26cmのたい焼きの他に、「世界で1番大きい60cmサイズのたい焼き」という物があります。この60cmのたい焼きは予約した方がいいみたいです。僕は悩むことなく16cmのたい焼きを注文しました。
おじさん(店主)がたい焼きを焼き始めました。僕はお店に備え付けの長椅子に座り、しばし森林浴気分。こちらのお店のたい焼きの中で一番小さいサイズですが、おじさんは焼け具合をうかがいながらじっくり焼いてます。なので10分くらい・・・いやもうちょっとかな?丸子峠鯛焼き屋さんのたい焼きが出来ました。それが上の写真のような、オリジナルな形のたい焼きです。
手渡してくれた紙袋が気持ち大きい!そして焼きあがったばかりのたい焼きから放出される熱が、紙袋を持つ手に伝わります。これはしばし冷めるまで我慢ですね。そして持っている紙袋がう~ん重い!数分して、そろそろ食べ頃かな・・・?袋から出したたい焼きは、いい焼き色でずっしり重い。丸子峠鯛焼き屋さんの中でも小さいサイズ(16cm)ですが、いつも食べるたい焼き(10cm~12cm)のサイズと比べて、随分大きく感じます。こんがり焼かれた生地は、一見硬そうに思えましたが、食べてみると意外にやわらかく、パリッと香ばしいですね。この大きさなので、中に入っているあんこの量も、大きさに比例してます。それに結構薄皮なんですね。北海道十勝の小豆で作られた自家製のあんこは、たっぷり入っていてもそんなに甘ったるくなく、むしろおいしいですね。この大きさと量を考えたら、200円は安いかも?そしてお腹いっぱいになってしまいました。
僕は16cmのたい焼きを食べましたが、食べ終えるまで時間がかかりました。26cmはどうなんだろう・・・?多分一人では無理。60cmなんてぜったい無理。ちなみに60cmのたい焼きを買うと、箱は勿論ですがナイフも付くらしいです。(宅配ピザより親切かも)通販で全国発送できるようなので、丸子峠鯛焼き屋さんのホームページをご覧下さい。
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