東海道たい焼きの旅3日目は、藤枝市の隣の島田市にあるたい焼きをご紹介します。
こちらのたい焼きは、島田市の皆さんに親しまれている、海道名物 よしむらの鯛焼です。海道とは東海道のことをいうと思われます。東海道23番目の島田宿。東海道の難所であった大井川を目の前にし、昔多くの旅人がこの島田宿に足を止め、川を渡る手段に懸命だったに違いありません。当時はそんな旅人で賑やかだったと思いますが、現在は人通りがまばらな静かな街に感じました。そんな街中に、赤い鯛焼の看板が目印のよしむらがあります。お店の外観は、和菓子屋さん風の造りで!あっ、でもたい焼きも和菓子の一つだからいいのか?そんな海道名物のたい焼きを買うべく、よしむらさんのお店に入りました。
お店の中は少し薄暗く、入った左側でご主人がたい焼きを焼いてました。勿論お店の中で焼きたてのたい焼きを座って食べる事も出来ます。早速よしむらのたい焼きを買い、いつものように歩きながら食べることにしました。よしむらのたい焼きを紙袋から取り出すと、他にはない変わった形です。全体的にのっぺりして、小さな目におちょぼ口。胸びれも小さく、なんか愛らしい表情をしてます。そんなたい焼きの頭をがぶり食べると、皮はサクサクだけど中はやわらかく食感がいいです。中のあんこはなめらかな舌触りで、そこそこの甘さだけど甘ったるくないのがいいですね。皮の感じもいいし、あんこの味わいもいい。ただこの二つのハーモニーが、少しずれているようにも感じました。何故だろう・・・美味しいんだけれどねー。
この甘いたい焼きを食べると、東海道の旅人も疲れが吹っ飛び、大井川を難なく渡る事ができる事でしょう。
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