歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ピルクローナと、青いカフェ

2009年10月17日 | 遊興 -pleasure-
前回に引き続き 駆けつけた2つ目は、




根津のちいさなギャラリー:「オカリナB」にて開催中の:

「PILKRONA」展



“ピルクローナ”と読みます。


陶器のボタンなどを作る「PORLANRON (ポーランロン)」と、
このギャラリーを管理している「RIN(リン)」さんの、コラボレーション展。

PILKRONA というのは、二人の名前をうまいこと掛け合わせた造語だそうです。




友人:ポーランロンは、
陶器のボタンや、皮小物など、いろいろ可愛いものを作ります。


名前にたがわず、可愛いものばかり。


ふだん「ポーラン」と呼ばせてもらっていますが、もちろん芸名(作者名)で、
日本人です。壱岐出身。

やはりで出逢いました。


「RIN」さんは、ここで初めて逢いました。

子どもの芸術教育に関わる会社で働きながら、
このギャラリーで、子ども向けのアートワークショップをやったり、
自分の作品を作ったりしているそうです。

とにかく多作。満ちあふれています。






根津駅から歩いて1分もかからないところにある、小さなギャラリー。
見落としてスルーしかねない 小さなギャラリーですが、

なんとも奥深い!




長屋風の、奥行きがずーんと長い長方形のハコなのですが、

ただ普通のハコとは違う、とても楽しげな作りになっているのです。
子どもが ひっくり返ってはしゃぎ回りそうな。

まず開けたらいきなり階段で、面食らったりします。
「えっ、」「あれっ?」っていう。


そういう
 ”楽しい驚き” をくれる建築ってのは、良いですよね。

ここに住みたい。と、思いました。


                    (ポーラン↑)



どんな展示模様かは、

直接行ってみるか(それが一番)、
PILKRONAのホームページをご覧になると 良いかと思います。

コンセプトが、詩的なストーリーになって連ねられていて、
あの雰囲気を表現するには 詩、しかないだろう、という感じ。


とにかくたくさん、ちいさくて可愛いものが
ちりばめられていて、
ちいさくて可愛い気配が、溢れているのです。



小憎い演出。





あの雰囲気や
あそこで むくむくと湧く
「ここにいると、なんか、うれしい。」という感覚を

数枚の写真や、ちいさな文で表すのは、どうも難しい。。。




そして、一番大事なのは

この展示、なんと18日(日曜)までなのです。
すなわち
明日まで!(10/17現在)


夜8時くらいまでやっているはずなので、お時間のある方、
また、
ちょっとどころじゃなくほっこり、ほわ~~んとしたい方は、ぜひ、
大おすすめです。

自分は、一回じゃ足りなくて、二回行きました。

何時間でも居られそう。、、というか、住めそう。 というか、住みたい。


あと、わずか二日です。あんまりお時間ございません。
ギリギリですみません。



終わるなんて、もったいないな。




そしてこの「オカリナB」から、谷中の方へ歩いて 5分くらいのところに

新しい、お洒落なカフェがあります。


「COUZT CAFE  藍い月」

“コーツトカフェ あおいつき” と読みます。

コーツト って なんでしょうかね?そういえば。




これまたで出逢った友人:
“お茶マスター”のマキさんが
この9月にオープンさせたばかりの 新しいカフェです。

私は勝手に「マキエンジェル」と呼んでいます。

やっと、不意打ちでいきなり お邪魔してみました。

しかも やっぱりこれまたで出逢った友人たちと
何の予告もせず 突然おしかけて行ったので
ちょっとびっくり お茶マスター。


でも ちゃんと ちゃちゃっと仕事をする、お茶マスター。


前回訪れたカフェ紅(もみ)
ここで”働いていた友人” というのが、実は このマキエンジェルさんなのでした。





「藍い月」。

デリ・プレート。
きのこのマリネと、かぼちゃのとろとろチーズのせと、紫芋のなんちゃら。
きのこのマリネが絶品。真似したい。

手みやげに、(頂き物のおすそわけ*)


「紅い月」を あげたら


「白い月」になって 還って来ました。

グランドピアノのチョコレートケーキ。サービスで、ありがとう*


ちなみに 林檎は、長野でいただいた「秋映(あきばえ)」。





根津のあたりは、良いですね。

せまい道がちいさく入り組んでいる町。

ちいさなスケールの中に、
ちいさくておしゃれなカフェやギャラリーが ゴロゴロしてて、

民家のちいさな「軒先ガーデン」も、わっさわさとたわわに充実していて、

あれやこれや、ちいさいなりに、盛り沢山。
人の営みパワー、というものを感じます。

奥へ奥へと進むほどに、楽しい発見が次々現れる、
探検しがいがある町。
ミニマムにして、マキシマム。面白い。



自分ち(深大寺)のそばに いきなり根津があったらな~。

って、思います。ぜいたくな話。


自然がいっぱいの 広い のどかなところも良いし
人の営みがいっぱい詰まって 楽しいものがあふれかえってるところも、良い。

どっちもあったら、
とても良い。




というわけで、

「PILKRONA」展(あと二日!日曜まで!)。と

「COUZT CAFE 藍い月」(こちらは大丈夫)。

ぜひに。


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