歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

茶会の話と霜月の色

2009年11月13日 | 徒然 -tzure-zure-
去る日曜日、
秋晴れの日。



年に一度の”茶会”にて、
めでたく お点前デビューしました。

場所は 川崎市民プラザのお茶室。
森のような公園の中にあるお茶室。





「お茶会」は、
人生で 3度目です。

ふつうの“お客さん”として、2度ほど体験。
お迎え役は、これが初めて。



もうデビューしちゃって、およろしいのでしょうか?っていうくらい、
実はまだ 経験が浅いのです。
たぶん、通算でも1年未満なんじゃないでしょうか。


造園を志し始めた 学生時代の晩年、
「お茶をやりたい」と言いふらし回っていたら
ご縁があって、お茶の稽古を始めることになり。
約半年。

それから就職の都合で、2年強のブランクがあり

同じ先生の下で お稽古を再開したのは、
ついぞ最近
この夏のこと。

それから、まだ数ヶ月。
ひとつの季節が やっと終わったところ。


ですが、

勢いで「やります!」って言っちゃって、
デビューしてしまいました。




やらせて頂いたのは、
「千歳盆(ちとせぼん)」という、そう難しくはない お点前。

チトセボン。フランス語っぽいですね。


よりにもよって なぜだか劇的に造園業が忙しくなった、10月。
この茶会のための稽古も同時進行で、ちゃんと積まねばならなかったのでした。


やたらと忙しいほうが、かえって、キビキビこなせるというもの。
(とはいえ、仕事の方は、キビキビこなせないところも多々ありましたが;)

合間合間を縫って、お稽古は、しっかり こなしました。
励みになったのは、毎回陶酔させられる、美味しいお菓子でございます。



前日には、友達の美容師さんに無理を言って 早朝散髪、
「キリッ!と爽やかな感じ」に してもらいました。

それから 前日リハーサル稽古も やって、

準備万端。


そして
本番。


お点前が ちゃんと出来るか ドキドキ緊張で 何も手につかない

、、と 思いきや、

「受付係」の一人として 終始 忙しく立ち回っていたため、
バタバタと慌ただしく、

気づいたら
写真もまったく撮れずに


気づいたら
お点前も さらっと やりぬけ


気づいたら
夕刻。

お茶会も 終わってしまっていたのでした。



片付けも終わって 

もぬけの殻。




ちなみに
こんな感じでした。


っていう“フリ”を、撮ってもらいました。↓



後ろに控えている飯頭(はんとう)さん(=サポート役)に、こっそり教わってる。
っていう、小芝居 の図。


ご覧の通り、スーツです。
ほんとは 袴を着て「ビシッ!」と挑みたかったのですが、
まだもってなかったので。
来年は、ぜひ袴で。


スーツも、年に1、2回しか着ないので(大概は結婚式に)
大変レアな映像ではあります。




そういえば

壮麗な色とりどりのお着物が一堂に会した あの豪華な雅びやかな感じは、
圧巻でした。

これまた写真に撮ってないので、残念ですが。


着物、、綺麗ですよねえ。

あの 色の取り合わせの妙といい、
文様といい、
あのふわふわした特別な質感も、この上なく 素敵。




友人の 凛々しい背中に ため息。


* * * * * *


そうこうしているうちに

11月。

東京の街の紅葉も 進みつつあります。



サクラ



ユリノキ









なんだか

花の咲く絢爛を見ているようで、

目に楽しいです。


でも

やっぱり



暖かい色なのに

どことなく

春とは 全く違う



ものさびしさ とか




もの哀しさ とか


ものわびしさ とかが




深く 漂っているような。






そして


会えない人に 無性に 会いたくなるのは



やっぱり

寒さ のせい なんでしょうか










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2 Comments

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Unknown (babu)
2009-11-14 01:00:02
いつか、ngchちんにお茶を点ててあげたい☆
いつか、ngchちんの点てたお茶を服したい☆

冬に近づくと俄然元気モリモリなbabuでしたv
このテンション分けてあげたい♪

なにはともあれ、いろいろお疲れ様でしたm(__)m今は、ゆっくり充電してくださいv


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Unknown (ngch)
2009-11-17 12:56:09
いつもありがとうございますー*

冬が好きなんだねー 真逆。

いづれ野点の会でもやりたいねー。

なにはともあれ、
ゆっくり充電させてもらって、復帰しました。
秋は、食べ物がやったらおいしいのが救いだね!
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