2、3週間前から
KMVP(寿みまもりボランティアプログラム)の看取り訪問で、
通称 オババ(77歳)のところに訪問している。
今日も薬を届けがてら、一時間半程オババと馬鹿話をしていた。
はじめてオババに会った時「フサコ(祖母:83歳)にソックリだ!これは大変だ!!」
と思わず心の中で叫んでしまった。
ちなみに、子供の頃私はフサコのことがコワくて、コワくて仕方なかった。そして思春期の頃は「このクソババァー」とよく大喧嘩をしたものだ。(うちの家系はとにかく我が強い。)
なんでも思ったことを言ってしまうところ、
とにかく口が悪いところ、
声がデカイところ、
自分のことを「俺」って言うところ、
テキパキ一人でこなしちゃうところ、
家事に厳しいところ、
義理堅いところ、
そしてどこか憎めないところ…とにかくフサコにソックリだ。
今日、オババに「わたしのおばあちゃんにソックリだ」と伝えたら、
「今度おばあちゃんに、横浜にソックリなやつがいたと伝えておけ」と大笑いしていた。
オババは、「
さなぎの家」の立ち上げ当初の常連さん。
昨日は「さなぎの家」の櫻井と訪問したら、
「お互い年取っちゃったね…来てくれて、嬉しいよ。さびしいからまた遊びに来てくれよ」涙目になりながら喜んでいた。
オババ「5月になったらよ、三吉橋で柏餅を買ってきてくれよ。毎年あそこで買って世話になっている人に食わしてやっているんだ」
私「わかったよ。」
5月か…オババ生きているかな。
オババと馬鹿話をしていると、
今抱えている悩みや課題を忘れさせてくれる。
そして東京にいる祖母フサコのことを思い出させてくれる…
仲良くなればなるほど、別れが辛くなるのがこの活動の定め。
オババとの別れは相当悲しくなるなぁ。
オババとの残された時間、後悔なく楽しく過ごそう。
そして、正月に「おまえ酒飲み過ぎだ!」と怒られて以来会っていないフサコにもそろそろ会いにいこうと思う。
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4月に入り、持ち回りでこのブログを更新することになりました。
良くも悪くも様々なことが起こる「さなぎ達」…
ブログを通して、さなぎ達の日常を感じていただけたら幸いです。
カワサキモトコ