NPO法人さなぎ達ブログ

横浜市寿地区や近隣地域を中心に社会的生きづらさを抱えている人々を対象としながら活動を行っているNPO法人です。

「さなぎ達」とは

日本三大寄せ場の一つである、横浜市寿地区、寿周辺地区を中心に、路上生活者及び路上生活に至るおそれのある人々が、自ら自立に向かいやすい環境を整える「自立自援」を主な目的とし、メンタルを一番大切にしながら「医・衣・職・食・住」の各方面で活動しているNPO法人です。

仕出し弁当再開します

2011年04月28日 | 日記
今日、首都圏は25℃を超える夏日!
午前中に外に出たら、路上生活のおじさんが日陰を探して横になっていました。
また暑い夏がやってきますね

さて、震災以後休止していました「仕出し弁当」ですが、5月より再開することになりました。
メニューはこちらからご覧ください。

常連の皆さまにはご不便をおかけ致して申し訳ありませんでした。
今後ともよろしくお願いいたします。


明日からゴールデンウィーク!という方も多いかと思いますが、「さなぎの家」「さなぎの食堂」は連休中も休みなく、通常通り運営しています。

気候が変わりやすい時期ですので、体調管理には気を付けて、楽しい連休をお過ごし下さい

BE WITH YOUさなぎ達








Sさん緊急入院!

2011年04月27日 | 日記
山中先生(さなぎ達の理事長兼ポーラのクリニックの院長)のエッセイをお届けします。
このブログではおなじみのSさんシリーズです。
過去のSさんシリーズも合わせてお読み下さい。
第1弾第2弾第3弾第4弾第5弾第6弾第7弾第8弾第9弾第10弾




今朝、ヘルパーのS君がクリニックに来た。
「Sさんが部屋にいないんですよ。思い当たるところ全部あたってみたんですけど・・」
一同、「・・・・・」
寿人は自由人、いるはずの部屋にいないことなど、茶飯事。
しかし、在宅酸素療法中のガン性胸膜炎のSさんが忽然と消えるのは、ありえない。

小一時間したらクリニックに電話が入った。
担当の役所保護課ケースーワーカーのOさんからだ。

「Sさんは救急車でA病院へ運ばれましたが、タクシーで帰宅します」

A病院の診断:一過性脳虚血発作
んなはずない!

本日午後訪問診療した。
肩で息してる。
息苦しいはずだ。

本人「朝、酸素つけないで、買い物に行ったら、動けなくなって気を失った」
QQ車でA病院へ運び込まれた。

昼飯を半分弱食べられた。
しかし、左肺の呼吸音はなく、右下にも肺雑音が。
酸素の流量を上げ、
「これからは、外出時は必ず、Sヘルパーかカワサキと一緒に」
と、刺したくないクギを。

シオらしく「わかりました。すみませんご迷惑をかけて」と答えた。

機首が下がり始めた。
この時期は「動きたいが動けない」
もどかしい自分が情けなくなるはず。

しかし、相変わらず、Sさんは苛つきを見せない。
あくまでも、何があっても、淡々としている。
あと一ヶ月ほどで、終焉となるはず。
それは、分かるはず。
キャンディーズのSさんなら、テープに「おわかれのごあいさつ」
を、吹き込む時期。
寿のSさんはそれをもしない。
驚嘆するほどに淡々としている。

人は自己欲のために生きる動物。
「あなたのためなら、私死んでもいい・・・」
っていうのは、あなたのためではなく、自己欲。
「こんな体じゃ生きててもしょうがない。死なせて!」
これも自己欲。

自己欲が無くなったとき、「ありがとう」に転化する。
自己欲をみせないSさんは、どうなるのだろうか?
不思議な人である。
それがSさん。




BE WITH YOUさなぎ達

THE IMAGE OF A HOMELESS

2011年04月21日 | 日記
山中先生(さなぎ達の理事長兼ポーラのクリニックの院長)のエッセイをお届けします。




THE IMAGE OF A HOMELESS

頭髪は重油にて束ねられたレゲエの音楽家
赤銅色に日焼け
意外に眼光は鋭い
歯無し
あっても上に二本と下に一本の計3本
指は節くれ、爪は黒い

黒いこうもり傘
大きなバッグニ個からは新聞紙が頭をのぞかせる
耳にはシケモクをはさみ
自販機の横に無口に居を構える
公園のクズカゴを捜すなら午後
ゴハンが硬くかわかないうちがいい
パン屋の裏を捜すなら
閉店直後がいい

心あるパトロールの人たちからいただくのは
オニギリでなければならない
なんと言おうが、ホームレスに似合うのは
オニギリだ
腐らないよう、中味は梅干が定番

さなぎは、このイメージの支援する活動は
めざさない。
さなぎは、この人の中味にさわりたい

どうしてホームレス?
なんでホームレス?
いいの?
これからあなたどうしたいの?
いま 大丈夫?
見てても大丈夫?

「さなぎの家」「さなぎの食堂」「ポーラのクリニック」
のかかわりかた。

とある、お世話になっている団体から、
「おにぎりを配らないならば、お米を寄付してる意味がない」
といったご意見を賜ったとか賜らないとか・・・。

木曜パトロールでは、温かいご飯が「さなぎ食堂」でたべられる食券を。
「さなぎの家」ではタオル せっけん 衣類を
ポーラのクリニックでは、健康相談を
行っています。
どうか、ホームレスを外見のイメージのみで判断しないで下さい。
みんな個性を持っています。
当たり前です。




BE WITH YOUさなぎ達

衣替えのときに。

2011年04月21日 | 日記
ご協力お願いします!

「さなぎ達」では、路上生活者及び生活困窮者の方々に、「食」や「衣」の提供を行っていますが、現在、衣類や生活用品が足りなくなっている状況です。

衣類に関しては、まだ着られる状態のものであれば新品でなくても構いません。
衣替えはお済でしょうか?
今年はもう着ないかな…というものや、長い間眠っているものはありませんか??
もし、ございましたらご寄付いただけると大変助かります!

着替えがあるということは、清潔な身なりを保てるという外見の向上だけでなく、日常を快適に過ごせたり気分転換ができたりと、内面の向上にもつながります。
みなさまのご支援・ご協力をよろしくお願いします。


現在募集中のもの

◎春物・夏物男性衣類 (大歓迎!!)
◎使い捨て髭剃り (大歓迎!!)
◎男性靴下  (大歓迎!!)
○フェイスタオル (歓迎)

食料品についても随時受付しています。
お米やお野菜大歓迎です!!



保管場所の関係で受取が困難な場合がございます。
送付の際は、まずは「さなぎ達事務局」まで御一報いただけると幸いです。

電話番号:045-228-1055
E-mail: sanagitachi@nifty.com

宜しくお願い致します。


BE WITH YOUさなぎ達





さなぎの家の改装・報告

2011年04月19日 | 日記
ブログでは、何度かお伝えしましたが「さなぎの家」の改装について、改めてご報告いたします。
詳しくはHPに載せていますので、こちらをクリックしてください。



2010 年度「さなぎの家」では、改装工事を行いました。
 
路上生活者、寿地区住民の高齢化が近年非常に顕著です。
それに伴い、さなぎの家を利用する方の状況も大きく変化している現状があります。
杖をついている状態、または車いすで来所する方なども多く見受けられるようになりました。
 
しかしながら、従来のさなぎの家では入口が狭く車いすで訪れる方は、中まで進むことができず入口前で対応せざるを得なかったのです。
また、トイレが旧式のもので足の不自由な方は利用が困難な状況でした。
 
今回の改装工事では、「入り口」は車いすでも入ることができるように拡張し、「トイレ」は和式を洋式に変え、車いす利用者や介助者でも入ることが出来るよう拡張し、バリアフリー化を行いました。
また取り付けられていた「カウンター撤去工事」や「エアコンの設置工事」を行ったことにより、さらに多くの方にゆっくりとさなぎの家を利用していただくことが可能となりました。
 
また、利用者の層が広がることにより、対応すべきニーズの把握もしやすくなり、今後のさなぎ達の活動を考えるきっかけとなりました。

ご支援・ご協力いただきました皆さま方に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。



桜は、いつのまにか散ってしまいましたね。
気温はぐんぐん上昇しています。
今年も、暑い夏がまたやってきます。
寒さも、暑さも、みんなで乗り切っていきましょう


BE WITH YOUさなぎ達


地震の時考えたこと

2011年04月18日 | 日記
山中先生(さなぎ達の理事長兼ポーラのクリニックの院長)のエッセイをお届けします。




地震の時考えたこと。

ここの住民は、生活保護で、衣医食職住に不自由はない。
中区には県庁、県警があるから、停電もないし・・・。
募金だ!!
患者に貧者の一灯を促し、禁酒・禁煙して募金強要したら?
「先生、そんなことする奴は寿にはいないよ。」
「そんなことできるなら、どこかで嫁もらってふつうの生活してるよ。」
と、患者に軽くいなされた。

この発言の患者、Tさんはこの2週間後に現われた。
一万回くらい禁煙を勧めているが、応じない。
毎回、体重計に乗ってもらうが、飛び出たホテイ腹のためヘルスメーターの数値は
彼には見えない。
病名は 喘息とメタボ。
治療法は 禁煙と減量。自分でやるしかない、が できない。
寿は喫煙率がものすごく高い。
止めさせるのに四苦八苦。
禁煙外来でもさんざん苦労する。

「止めてなんの意味があるのか?」
「オレにはこの楽しみしかない」
「酒をやめたのに、タバコまで止めなきゃならないのか?」
とキレられると、返す言葉がない。
しかし、あきらめず、
「放射能はガンだけだが、たばこは、ガン、心筋梗塞、脳梗塞3つとも呼び寄せる」
との整合性ある論理で責めるが、
「いや9歳からすってろものを、いまさら」
と来る。
「ジャイアンツの木村拓也コーチは毎日60本吸ってたからクモ膜下出血になったんだ」とか、ガンの写真、双子女性の喫煙・非喫煙のトシの取り方顔のしわ写真、肺気腫、歯槽膿漏の写真、を見せ、あの手この手で禁煙に誘導するが、のれんに腕押し。

世の中には「愚考権」という基本的人権があるらしい。
アホなことでも、迷惑がかからないんだから、考えることは許される権利と理解する。
喫煙は、これまでまさしく愚考権である、と考えられてきた。
しかし、大地震後、この権利の見直しをすべきでないか?

喫煙-喘息-抗喘息薬。
喫煙-脳梗塞・心筋梗塞-入院高額医療。
喫煙-ガン-手術-抗ガン剤-高額医療。
喫煙-歯槽膿漏-歯科受診。
喫煙は全身病の源だ。

生活保護の場合この高額医療の10割、ソトブキの場合は7割が、お国の負担である。
今、禁煙外来にも生活保護の適応がある。 
つまり、生保患者の禁煙のために国庫金を使うことになっている。

そんな金どこにあんだ???
「先生!咳が出る。止めてくれ。」と10割免除の患者は、気軽に受診する。
「タバコ吸ってる患者に出す咳止めなどないわ!」
と返す。評判が墜ちたってかまわない。
寿医者として、あえて思い切って提言するが、
医療費削減目的に、お国の復興費のために、生活保護受給者は喫煙権利を与えなくてもいいのではないか?
生活保護者の医療費、逆差別化している。
生活保護にて国が崩壊の危機に・・・。
もっとマスコミが取り上げるべき話題のはずだ。

Tさん、私の勢いにおされて、1000円置いてった。
「先生みたいに、何万円も寄付できないから、1000円だけ、被災者に、先生が寄付するときに追加してくれ」
と。
これが寿人気質である。
人間味溢れる町である。






BE WITH YOUさなぎ達

間に合った(2011.4.15)

2011年04月15日 | 日記

山中先生(さなぎ達の理事長兼ポーラのクリニックの院長)のエッセイをお届けします。




間に合った。
体調がすぐれなかった満開の時、
「いやー ちょっと・・」
独特のやんわり言葉で、
桜の花見を延ばしてた。

今日間に合った。
KMVPのカワサキ、念のため同行のポーラのクリニックの男性看護師今野、
二人はまだ咲いてる桜を捜した。

「あった」
2年前カワサキがやはりKMVPで44歳の男を連れて行った川向こうの崖の公園を思いついた。
普段日当たりが悪い分 桜は遅く咲き始めるようだ。
2年前のあの男も、先月にして、今年の桜をみることはなかった。

何を話すでもなくSさんは桜を見ていたらしい。
今野君が撮影した写真の二人の後ろ姿からは、無言の無音の無欲のメッセージが伝わる。

「もう生き抜いた」
「もういい」
吐き捨てる言葉ではなく、心の奥底から、そのように聞こえてくるようである。

抗ガン剤治療受けさせなくって良かった。
あらためて思う。
この静寂な時間を持てたことは、Sさんにも感じるものがあったのだろう。

お花見散歩後に診察に行った。
いつもより元気な顔。
ほほえみさえ。

ベッドの横には新たにポータブルトイレが設置された。
「大便はまだ、便所まで行きます」
しっかりと意思表示。
人間を動かす力は何だろう?
居場所? 生きがい? サポート?
否、 「欲」かもしれない。
人間が欲を失うときが、人間を終える時なのかも?

無口なSさんからおしえられることは多い。


【写真:ポーラのクリニック看護師今野 撮影】

チャリティ朝市開催のご案内

2011年04月13日 | 日記
震災から1カ月が過ぎ、また最近余震が増えてきました。
怖いという気持ちもあれば、だんだんと揺れに慣れてきている方もいらっしゃると思います。
被災地の1日も早い復興を願うばかりですが、被災していない自分たちは、そのためにも強く気持ちを持たなければいけないと感じています。

明日、カドベヤにて「朝市」が開催されます
今回は、震災の復興支援を兼ねたチャリティー企画となっています。
人気の野菜は早々売り切れる場合もありますので、早めのお越しをおススメします!
野菜はどれも新鮮で、味も格別です
「さなぎの家」の利用者さんも参加していますので、様々な交流もできますよ~
是非お立ち寄りください



《チャリティー朝市》
4月16日 (土)10:00~14:00

説明地モノを地モトで “おとなり市”
地元横浜で育った旬の野菜を販売します!
(大根、レタス、春ねぎ、ゴボウ、トマト、ホウレンソウ、小松菜など)
休憩スペースもご用意していますので、
ふらっと遊びにいらしてください。

「カドベヤ」横浜市中区石川町5-209-3 1階
 ・交通・
 JR石川町駅南口(元町口)より徒歩8分
 横浜市営バス「石川町5丁目」バス停より徒歩1分

詳しくはカドベヤのHPをご覧ください。


さて、気づかれた方もいらっしゃると思いますが、ブログのテンプレートをチューリップにしてみました
プロ野球の開幕でも賑わっていますが、横浜スタジアムのある横浜公園では、今チューリップが満開です。
朝市の帰りに、是非行ってみてください


BE WITH YOUさなぎ達


お米

2011年04月08日 | 日記
ありがとうございます

うれしいことに、最近お米をたくさん寄贈していただいております。

震災が起きてからの日本は、被災地のためにできることを考え、節電を始め、義捐金や物資の寄付、ボランティアなど自分にできることを一丸となって行動しています。

そんな中、皆が被災地への支援にまわってしまうのではないかと、支援して下さる方から温かい言葉をいただいたり、心配をおかけしているのも事実だと思います。
このような状況で、逆に申し訳ない気持ちではありますが、大変ありがたく思います

「さなぎの食堂」は、寿地区の住民や路上生活者、周辺地域から、毎日250~300人ほどのお客様にお越しいただいています。
お米は1日30~40kg消費します。
少し前に、お客様アンケートを実施したのですが、ご飯の量が少ないとの声が多く寄せられました。
普通盛でも決して少ない量ではないんです、むしろ多いかなと・・・。
しかし、お客様の多くは1日3食とらずに(とれずに)1食でおなかいっぱい食べたい!という方が多い結果です。

お米は食堂の仕入れの中でも大きなウエイトを占め、寄贈は大変助かります。

今後も生活に困窮している方々に、温かい食事をおいしく召し上がっていただけるように、寿地区で食堂を続けていきます。
しかし、わたしたちの力だけでは、どうしても限界があります。
皆様の力を、少しお貸しください。
よろしくお願いいたします。


*ご寄付について
お米やお野菜などの食料品は「さなぎの食堂」で使わせていただきます。
衣類や生活用品は「さなぎの家」「木曜パトロール」で、必要としている方に配布しています。

保管場所の関係で受取りが困難な場合がございます。
送付の際は、まずは「さなぎ達事務局」まで御一報いただけると幸いです。

なお、現在募集している衣類は保管スペースの関係上、春物に限らせていただいています。
ご了承ください。

詳しくはこちらをご覧ください。

電話番号:045-228-1055
E-mail: sanagitachi@nifty.com



BE WITH YOUさなぎ達


生活保護

2011年04月06日 | 日記
今日は暖かいですね
東京都心では、桜が満開のようです!

今日「生活保護」に関するニュースが、報道されていました。

【毎日新聞より】
厚生労働省は5日、今年1月時点の生活保護受給者は全国で199万8975人(10年1月比17万1338人増)に達したと発表した。過去最多だった1952年度(約204万人)の水準に近づいている。
50年に制度が開始された生活保護の受給者は95年度の約88万人を底に増加。08年5月以後は毎月増加している。1月時点の保護世帯は144万1767世帯(10年1月比12万3008世帯増)。
東日本大震災と福島第1原発事故で多くの人が住居と仕事を失い、厚労省は生活再建のめどが立つまで生活保護に頼る人が大幅に増えるとみている。



わたしたちは、横浜の寿町で活動しているNPO団体ですが、みなさま「寿町」をご存知ですか?いらっしゃったことはありますか?

寿町とは、JR石川町駅を挟んで、観光地として有名な中華街の反対側にある、200メートル×300メートルの小さな一画を指します。
ここには、ドヤという約120軒もの簡易宿泊所が並び、6500人前後が独居、その85パーセントが生活保護を受け、また半数が60歳以上の高齢者です。
かつては日本三大寄せ場の一つとされ、“日雇い労働者の町”として栄えましたが、バブル崩壊後は“ホームレスの街”を経て住民は高齢化し、“福祉の街”と呼ばれるようになりました。
病、介護、孤独死など、高齢化社会にまつわる様々な問題を抱え、近い将来の日本を表している町とも言えます。

近寄りがたい町というイメージはなかなか払拭できず、興味はあっても一人ではなかなか立ち入れないという方も多いのではないでしょうか。
「さなぎの食堂」は、そんな寿町の玄関口の役割も担っていると考えています。
寿を知りたいという方、生活困窮者についてアクションを起こしたいと考えている方、まずはお気軽にご来店ください。


横浜の桜も、今週末には見頃を迎えそうです
横浜にも、多くの桜の名所があります。
お花見にいらっしゃった際に「さなぎの食堂」でランチでもいかがですか?
みなとみらい地区からも近い距離にあるので、観光のついでにも、是非お立ち寄りください!

「さなぎの食堂」へのアクセス
JR石川町または関内駅から、「ボートピア」という場外舟券売場を目指してください。
(看板を掲げたスタッフのおじさんが駅の周辺にいるので、迷ったら聞いてください)
「ボートピア」の路地を曲がり、50Mほど歩いたところにあります。
 ※営業時間…10:00~14:00、15:30~18:00


BE WITH YOUさなぎ達



パワーチャージ

2011年04月05日 | 日記
山中先生(さなぎ達の理事長兼ポーラのクリニックの院長)のエッセイをお届けします。




胸 腹 股 脛 指。

むくみが全身を襲っている。
肺胞のむくみは血中酸素飽和度を下げ、皮膚へのむくみはその輝きも色も張りも奪う。
酸素吸入のチューブは残された自由を奪い、わずかな吸気量後に漏れ出る呼気の言葉は短く、もともと寡黙な男の口数は少ない。

「夏服も冬服も処分したから…。もう着ることもないから…。」

三畳ひと間に置かれた介護ベッドの端には酸素器械。
かろうじて作られた訪問診療医とナース一人分の立ち場所。
凛としてベッドに端座する男は
「大丈夫です。」
「痛くないです。」
「そこそこです。」しか発しない。
そうではないはずなのに。

往診時聞いてみた。
「花見に行きます?」
答えは、「そうですね。」

川崎さん!
出番だよ。
酸素付けて車椅子で頼むよ。

人数はどうしよう?
糖尿だけど
やっぱりだんごかな?




4月に入り、気候もようやく春らしくなってきました。
桜も、先週末から一気に咲き始め、徐々に街の色がピンク色に変わっていくのを感じます。

皆様も、楽しいお花見をして、春を満喫して下さい

桜前線は、南から北へと上っていきます。
東北にも、早く暖かい春が訪れますように




BE WITH YOUさなぎ達

4月

2011年04月01日 | 日記
今日から4月。

横浜でも一昨日桜の開花宣言がされました

桜が咲くのは1年に1度のことです。
是非、花を愛でながら春を感じて下さい。

ちなみに、横浜の標本木は(開花宣言は、各気象台や測候所の定めた標本木の花が5~6輪開いた状態のときに行われます)元町公園です。
元町公園から「さなぎの家」「さなぎの食堂」は、近いんですよー。
どちらもJR石川町駅から徒歩圏内です。
お花見のついでにでも、是非お立ち寄りください
 OPEN時間のご案内

  「さなぎの家」9:00~17:00
  「さなぎの食堂」10:00~14:00、15:30~18:00


≪ご報告≫
3月の仕出し弁当の売上個数は31個でした。
おかげさまで6食、路上生活者の方々に「さなぎの食堂」で暖かい食事を提供することができます。

お買い上げいただき、ありがとうございました。

※震災の影響を考慮し、現在、仕出し弁当はお休みさせていただいています。
 ご了承ください。
 路上生活者の方々へ、食事の提供を支援してくださる方は「はらぺこ基金」へのご協力をお願い致します。


BE WITH YOUさなぎ達