NPO法人さなぎ達ブログ

横浜市寿地区や近隣地域を中心に社会的生きづらさを抱えている人々を対象としながら活動を行っているNPO法人です。

「さなぎ達」とは

日本三大寄せ場の一つである、横浜市寿地区、寿周辺地区を中心に、路上生活者及び路上生活に至るおそれのある人々が、自ら自立に向かいやすい環境を整える「自立自援」を主な目的とし、メンタルを一番大切にしながら「医・衣・職・食・住」の各方面で活動しているNPO法人です。

現場視察会のご案内

2010年10月29日 | 日記
台風が近付いている影響で、しばらくは天気が崩れてしまいそうですね
あんなに暑かった夏が嘘のよう・・・
体調管理に気をつけて、寒い冬を乗り切っていきましょう


さて、以前こちらでも紹介しましたが、現場視察会を11月18日(木)に実施します。
路上生活のことや寿町、ソーシャルビジネスに興味・関心のある方は、この機会に是非是非ご参加ください!


過去の参加者のアンケートをいくつかご紹介します。

私自身の日常生活で学ぶことができない様々な状況を、自身の目と耳で確認できて満足した
生きることをもう一度考える機会になった

会社員
参加動機:ソーシャルビジネスに関心


寿地区の歴史や現状・NPO法人の成り立ちについて詳しく話を伺え、現地も見学することができた
路上生活者の方や、寿地区の住民の方が、実際どのような方がいて、どういう生活をしているかあまりイメージできなかったが(どちらかというと一般的な差別的イメージを抱いていたと思う)現状について少しうかがい知ることができた

大学生
参加動機:研究・向学


横浜市在住なので、横浜のあまり語られない一面を知りたいと興味を持っていた
このような機会でなければ、外部の人間にとっては堂々と歩きにくいと感じる町

大学生
参加動機:研究・向学


日本の現状を実際に見て学ぶことができたことに満足した
日本の雇用問題について改めて関心しなければいけないと思うと同時に、これは日本の最優先課題の一つだと認識できた

高校生
参加動機:行事の一環


申し込みはこちらからどうぞ
お問い合わせもお気軽にお待ちしています

引き続き、毛布等のご寄付もお待ちしています。
ご支援・ご協力宜しくお願いします。


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特定非営利活動法人「さなぎ達」
〒231-0026 横浜市中区寿町3-9-8
TEL&FAX: 045-228-1055(事務局)
E-mail : sanagitachi@nifty.com










ご不要の“毛布”ありませんか?

2010年10月26日 | 日記
「さなぎ達」のブログをお読みいただきありがとうございます。

日に日に気温が下がり、秋らしい季節になってきましたね
札幌では初雪を観測したらしく、いよいよ冬支度・・・・という感じです。

さなぎ達では、第2第4木曜日にパトロール(夜回り)を行っているのですが、この時期に需要が高くなっているのが毛布です

寒い路上の生活に、暖かい毛布は必需品です。
ですが・・・もう配布できる毛布がありません

そこで、みなさまにお願いです。

ご不要の毛布はありませんか??
新品でなくても構いません。
家で使わなくなった毛布、長い間押入れに眠っている毛布はありませんか?

1枚でも大変ありがたいです
もし、あるようでしたら、送っていただければと思います。

宜しくお願いします



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特定非営利活動法人「さなぎ達」
〒231-0026 横浜市中区寿町3-9-8
TEL&FAX: 045-228-1055(事務局)
E-mail : sanagitachi@nifty.com





はらぺこ基金

2010年10月19日 | 日記
肌寒い日が続きますね・・・
冬が刻一刻と近付いてくるのを感じます

路上生活をする方々にとって、やはり冬は厳しい季節です。
ご不要の毛布などございましたら、送っていただけると助かります。

引き続きのご支援を宜しくお願いします

公言することではないのですが、「さなぎ達」は創立以来の資金不足の問題を抱えています。
唯一の収益事業である食堂も、赤字が続き、経営難に陥っているのが現状です。

「さなぎの食堂」の第一の目的は、路上生活者に暖かい食事を提供することです。
冷たい食事しか食べられない路上生活者に、横浜市の発行する食券や木曜パトロール(夜回り)で配布しているお食事券を利用して、暖かい食事を三食提供するための食堂でありたいと思っています。

そこで、「さなぎ達」では、路上生活をされている方へ食事提供を継続的に行っていく為に、「はらぺこ基金」を開設しました。

お預かりしましたご寄付は「さなぎの食堂300円お食事券」として、木曜パトロールにて、路上生活をされている方へお配りします。
1口(1500円)で、路上生活者へ5回の食事が提供できます。
(詳しくはこちらをクリックして下さい)

路上生活者への理解って、やはり難しいものだと思うので、まずは路上生活者のこと、そして「さなぎ達」の活動を知っていただければと思います。

寿町に興味はあるけど、なんだか近付き難い・・・と感じていたり、路上生活者ってどんな感じなのか興味はあるけど・・・という方は、まずは「さなぎの食堂」にいらっしゃってみませんか??

一般の方も利用されていますし、何より安くて美味しい
アクセスも便利ですし、入りやすい雰囲気ですので、気軽にお越しいただけると思います

1人でも多くの方に、ご理解いただければ大変嬉しく思います。


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特定非営利活動法人「さなぎ達」
〒231-0026 横浜市中区寿町3-9-8
TEL&FAX: 045-228-1055(事務局)
E-mail : sanagitachi@nifty.com






さなぎ達通信

2010年10月14日 | 日記
こんにちは

もう10月も半分が過ぎようとしています。
時間がたつのは本当に早いですね

会員の皆様には大変お待たせしてしまったのですが、本日「さなぎ達通信」2010年9月号を発送しました

9月上旬の発行の予定が大幅にずれ込みまして、申し訳ありません。
※ホームページにも近いうちにUPする予定ですので、ご覧下さい

今号の巻頭は、さなぎの家に関する座談会を紹介しています。

おかげさまで「さなぎの家」は、設立して10年が経ちました
この10年間で、町は大きく変わり、「さなぎの家」の利用者さんも変わってきました。

「さなぎ達」の事務局長である櫻井は、寿町と関わって27年の大ベテランで、現在は「さなぎの家」に常駐しています。
27年間寿町を見守り続けた立場から見た“世代の変化”をぜひ通信を読んで感じていただければと思います


今、わたしたちは10年後を見据えた活動を考えています。
この10年間で変わったこと、今後10年間で変わること。
寿町は、どんな町になっているのでしょうか…

今後とも、町や町で生活している人、路上生活をされている人のニーズに応えられる活動をしていきたいと思っています


社会的に見て、路上生活者に対するイメージが、良い方向になることはないとは思いますが、今の世の中、いつ誰もが路上生活をすることを余儀なくされても不思議ではありません。

背景は、人さまざまです。
だからといって、理解するのは難しいと思うし、どうすれば理解されるのか考えても、結局は、実際に話をしてみるしかないのかな…と思います。

横浜でも、都市部でも、どの地域でも、路上生活者を見かけることってあると思います。

町で困っている人を見かけたら声をかけるのに、路上生活者には無関心・・・
むしろ警戒心?
確かに、近寄りがたい雰囲気

少しの興味がきっかけでいいと思うんです。
この人たち、日中何してるんだろ?とか、どこで食糧を手に入れてるんだろう?とか
そんなこと思ったら、自分の住んでいる地域の、支援団体に問い合わせて見てはいかがでしょう

きっとどこででも、誰かが何か活動をしています。

理解して欲しいとか、協力して欲しいとか思っても、できないことってあると思うので、興味を持ったときに、アクションを起こして見ては……

経験としても役に立つとは思うし、自分の人生を見つめなおす機会にもなり得ると思います。

横浜市近辺の方で、そういう方がいましたら、是非「さなぎ達」までお問合せください。


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特定非営利活動法人「さなぎ達」
〒231-0026 横浜市中区寿町3-9-8
TEL&FAX: 045-228-1055(事務局)
E-mail : sanagitachi@nifty.com




看取り

2010年10月07日 | 日記
今日は、研修医の寿地区研修がありました。

「さなぎ達」の理事長である山中先生は、横浜市中区にある「ポーラのクリニック」の院長です。

わたし自身、医療についての話を聞けることは貴重な経験で、参加された研修医の方々同様、山中先生の話に真剣に耳を傾けました。

世間では、少し前から高齢者の孤独死が問題になっていますが、孤独・高齢の町である寿地区では、誰にも気づかれないまま静かに息を引き取っている人が少なくありません。

ドヤに住んでいる人の中には、ここで逝きたいと願う人もいるようです。

昨日、押尾被告が保釈されたニュースがありました。この報道は、皆さんの知っている通りですが、そこで、わたしが衝撃を受けたのが、独房の広さが約5畳ほどだったということです。

ドヤの広さは、一般的な部屋で3畳ほどです。
近年できた新しい介護型のドヤで4.5畳ほどです。
布団を敷いていっぱいいっぱいです。

独房よりも狭い…

想像できますか?

わたしは、初めてドヤを見学させてもらったときはショックでした。
壁、壁、壁の圧迫感を感じました。(実際に生活したことは無いので、外からの意見になります。)
もちろん考え方は人それぞれですし、その空間が好きな人もいるでしょうし、ドヤで生活するうちに慣れ親しむこともあると思います。
なので、ドヤで生活している人がドヤで逝きたいと思うのも自然な流れではあるのです。

死について考えることは、あまりないのですが、せめて誰かに看取られたいと感じました。

今、日本は、ますます高齢化や核家族化が進み、寿地区に限らず孤独死が増えていく社会になってきています。
「さなぎ達」には”寿見守りボランティアプログラム(KMVP)” という事業が有ります。

山中先生は、「この活動を通じて、数多くの老若男女が先達の死を”伴走者として寄り添い、見つめる”ことによって孤独死をなくし、自己の人生の質を向上していくことができれば幸い」と言います。

ぜひ1度、寿町にお越しください。
わたしたちの活動を知ってください。

知っている人は知っているとは思いますが、世間的なイメージは、決して良いとは言える場所ではありません。
初めて来てひとりで歩くのは、かなり戸惑いもあると思います。
いろんな衝撃を受けるかもしれません。
わたしにとって、寿は、自分の人生をもう1度考えるきっかけの場所になりました。

興味があれば、ご連絡下さい。
お待ちしています

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特定非営利活動法人「さなぎ達」
〒231-0026 横浜市中区寿町3-9-8
TEL&FAX: 045-228-1055(事務局)
E-mail : sanagitachi@nifty.com







ご寄付について

2010年10月05日 | 日記
今日は暖かいですね
日中は半袖で過ごせる気候だそうです。

朝から、ご寄付に関する問い合わせの電話を立て続けに頂きました。
ありがとうございます

今日衣替えしてる人、多いんですかね
わたしは、先週のお休みに衣替えをしました。
いつからあるんだろうっていう上着とか、去年は着なかったのに今年は着るかもっていうスカートとか…
クローゼットからはみだして、部屋が年々狭くなっている気がします
“捨てられない人間”なんです
みなさんはどうですか??

わたしは、この仕事をして、自分にできることは何だろうって考えるようになりました。

衣類の寄付は、わたしにもできる、人助けではないかなって思います。
結局、取り敢えずとっておいたものって着ないんですよね
それならば、必要としている人に着てもらったほうがいい
*「さなぎ達」の衣類のご寄付は、男性物に限らせて頂いています

「さなぎの家」および木曜パトロールでは、路上生活者の方に生活用品、衣類等の物品提供を行っています。

タンスの肥やしになっているなら、
どうせ捨ててしまうなら、
ご自宅で不要になった衣類・日用品など、ご寄付頂けると助かります。

詳しくは「さなぎ達」のHPをご覧下さい。

また「さなぎの食堂」では、食料品(お米、野菜、食品)のご寄付をお願いしています。

まずはお問合せください
宜しくお願いします

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〒231-0026 横浜市中区寿町3-9-8
TEL&FAX: 045-228-1055(事務局)
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