NPO法人さなぎ達ブログ

横浜市寿地区や近隣地域を中心に社会的生きづらさを抱えている人々を対象としながら活動を行っているNPO法人です。

「さなぎ達」とは

日本三大寄せ場の一つである、横浜市寿地区、寿周辺地区を中心に、路上生活者及び路上生活に至るおそれのある人々が、自ら自立に向かいやすい環境を整える「自立自援」を主な目的とし、メンタルを一番大切にしながら「医・衣・職・食・住」の各方面で活動しているNPO法人です。

キャッチコピー

2013年02月25日 | さなぎ達理事長 山中 修
「誰もひとりぼっちにしない」

神奈川県「世直しいいにゃ」の12NPO法人中、
最も字数が少なく
最も漢字数が少ない
さなぎのキャッチコピーが
獲得投票数先端を走っている。

何のご褒美もないのは残念だが、
皆さんに認められたのは嬉しいことだ。
光栄なことだ。

このことばは、さなぎの理事である山崎洋子さんによるもの。
理事就任以来一年間、物書きとしての目というより、ひとりの女性として、じつに微細にさなぎをみていてくださった。
コピー作りに際して、
「なるべく簡素なことばで。」
「先生(山中)はいつも理念的に訴えるから・・」
「もっとみんなに響くことばで。」
結果、
「さすがはプロ」と皆が感心するさなぎのキャッチコピーが巷にデビューした。

一日働いて疲れ果てて帰宅の電車の中、ふと、中吊り広告を見ると、
「誰もひとりぼっちにしない」

ひとりひとりの心に響いたのであろう。
「ひとりぼっちはヤダヨね」
響いたのはさなぎの詳細な活動内容ではなく、
ことば自体であったのだろう。

あらためて、ブログにミッションを記載しておくが、
さなぎの活動は、路上生活者や孤独死になりそうな独居生活者や、
社会に居場所を失った障がいを持つ人達のみまもりである。


「ひとり」と「ひとりぼっち」はちがう。
四六時中みられているのはいやなものだ。
しかし、「ひとりぼっち」はもっといやなものだ。

寿から発信する「ひとりぼっち」にしない社会つくり。
さなぎの活動を是非ご支援ください。

食堂のメニュー表が新しくなりました

2013年02月07日 | さなぎの食堂
食堂のメニュー表が新しくなりました!
以前は手書きのものをさして差していたのですが、
うちのスタッフくんが新しくキレイに仕上げてくれました^^
ちょっぴりアソビゴコロも潜んでいますが、お客さんは気づいてくれるかな?
見やすくなったと好評です♪

また、ただいまアルバイトとボランティアさんも募集しております。
詳しくはホームページをご覧ください☆




ヒマな外来もいいもんだ!

2013年02月02日 | さなぎ達理事長 山中 修
雨のせいか?
ヒマな土曜日外来。
こういう日は患者さんとゆっくり話せる。

55歳男性。
もう4年通院している。
医療だけの保護。
毎日充実して仕事に通っている。
2年前、生活扶助は卒業した。

クリニックに張り出された、かなちゃりよにゃ押しポスターをみて、
「さなぎさんには、ホントにおせわになったな~」
「櫻井さん(さなぎの初代理事長)お元気ですか?」
「関内の駅でホームレス始めた時、喉が渇いてだるくて、もうダメもうダメ、死ぬなと思いながら半年路上生活してました。」
「毎週木曜になると、櫻井さんたちが来るんで助かりました。たのしみでした。」
「毛布もらっても すぐ誰かに盗られちゃうから。寒くてね」
「そのときはさなぎの家に駆け込むと、なんとかしてくれるんですよ。」
「パン券で、さなぎの食堂でもずいぶん助けられました」
「食べても食べてもやせるんで、とうとうさなぎさんから役所につないでもらって、検査したら糖尿と結核で即入院」

退院後ポーラのクリニックで治療を継続、インスリンをうちながら2年前から倉庫で週5日働いている。
元気で明るい人だ。

「ホームレスはいい経験と言えば、いい経験」
「でも、もう二度としたくない」

「先生がさなぎの理事長してんだ! ビックリ!」
「いいにゃ!を押したいけど、パソコンも携帯もないんで・・」
「押せないけど、ありがとう! ホントに感謝してます!」

だってさ(笑)。