今日は私の64歳の誕生日です。
母は足尾の寒い所で、私を生んでくれました。
私は3人兄弟の末っ子で、10歳年上の姉と、5歳年上の兄の下で生まれました。
姉は22年前に病気で亡くなりました。
幼い頃の私はよく兄と喧嘩をして、勝気でキカンボウだったかも知れません。
この頃、亡くなった両親の事を思い出します。
父はとても優しい人で、時々映画館に連れて行ってくれ、
夏休みの宿題の昆虫採集も手伝ってくれました。
私が5歳の頃、犬の糞を踏んで、泣いて帰ってきたら、
父はお湯を沸かして、洗面器の中に私の足を入れて、
手できれいに洗ってくれ、その時、親の温かさを感じました。
母は厳しい人で、よく叱られていましたが、時々本屋さんに連れて行って
好きな本を買ってくれ、最初に買った本は「月と六ペンス」なんか難しくて、
どうしてこの本を選んだのか覚えていません。
昆虫図鑑はよく見ました。
母とお風呂の帰り、駄菓子屋に寄り、冷たい牛乳を飲み、頭が痛くなったのを覚えています。
歳老いてからの母は優しくなり、心が穏やかになりました。
両親の若い頃の写真です。
左が兄で、真ん中が姉、右が私で、
母の実家で撮った写真です。
亡き両親に、生んで育ててくれて感謝の思いです。
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