桜桃生存日記

桜桃が気ままに書きたいことを書く日記。
日常のこと、趣味のこと、思ったこと、など。

マイ・ニューヨーク・ダイアリー

2024-06-07 | 映画を観よう

2020年の洋画。制作はアイルランド・カナダ。

ヒューマンドラマ。

実話が基になっています。

 

時は1995年。アメリカ・ニューヨーク。

作家志望のジョアンナは、ニューヨークの北の郊外で生まれ育った。

西海岸の大学院で文学の研究をしていたが、

ニューヨークを訪れた際に執筆をしたくなり、ニューヨークに滞在しながら職探し。

人材紹介会社で勧められた"エージェンシー"という出版エージェントに採用され、

作家のJ.D.サリンジャー担当のマーガレットの部下として働き始める。

 

J.D.サリンジャー=ジェリーは、30年以上前から自身へのファンレターに

返信するのをやめ、ファンレターを読むこともなくなった。

ジョアンナは読者に対し用意された定型文を返し、ファンレターは廃棄処分。

冷くて厳しいマーガレットに従いつつも、

ファンレターを書いた読者の熱意を無下にできなくなってきたジョアンナ。

さらにジェリーからの電話を受けるようになり、

「詩を書け」と言われ、作家を目指す気持ちを諦めきれません。

 

ジョアンナは多くの本を読み、本への知識に長けているし、

上司に対しても自分の意見をしっかりと言う。

ひたむきなジョアンナにマーガレットは信頼を置くようになる。

 

しかしジョアンナは、プライベートではだらしない一面が。

同じく作家志望の友達カップルの部屋に居候していたり、

高校時代から交際しているカールに別れを告げないまま、

本屋勤めの作家ドンと付き合い始め、

果てには流し台のない部屋で同棲することに。

ジョアンナはドンの原稿を読み、執筆しない自分への苛立ちと、

カールへの想いに噓が付けなくなります。

 

 

ファンレターを家に持ち帰って読んだり、彼氏のドンに読ませたり、

常識的にどうなのと思いますが(≧o≦)ノ 

ファンレターを書いた読者が出てきたり、読者がジョアンナに語りかけるシーンなど、

ジョアンナが読者に返事を出したくなる気持ちもわかる。

 

カールと別れないまま、ドンと付き合うというのは雰囲気に吞まれたのかな(^_^;

"感情を飲み込む"という一節にグッと来た。

でも、ジョアンナは飲み込んできた感情を表に出すようになります。

ここからがジョアンナにとって本当のスタート。

 

好きなシーンは、ジョアンナがマーガレットを見舞いに行くシーン。

ジョアンナの気遣いや思いやりが素敵だし、

会社では強気なマーガレットが、ここで人間らしさを見せ、

やっとジョアンナとマーガレットは打ち解けたのかなと感じた。

 

 

ジョアンナを演じたマーガレット・クアリーは魅力的な女優さん。

モデル出身らしく、確かにスタイルがいいし、

どんな服装でも着こなしていたのが印象的。

 

他の主な出演者

マーガレット役…シガ二ー・ウィーヴァ―

ドン役...ダグラス・ブース

ダニエル役...コルム・フィオール

友達のジェニー役…ショーナ・カースレイク。

ヒュー役…ブライアン・F・オバーン。

カール役…ハムザ・ハク。

マックス役…ヤニック・トゥルースデール。



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