川越リバーのブログ

ソフトテニスが大好きな「川越リバー」の動向です。HP「リバーの小部屋」も訪ねてくださいね、会員も募集中です

マントをまとう花

2020年12月11日 16時33分12秒 | ソフトテニス

 歩き始めて15分ほど。雑木林と竹林に囲まれた民家の脇に出たところで、この花に出会いました。少し肉厚で表面が波打つ濃い緑色の葉から「ビワ(枇杷)」だと分かりました。5弁のクリーム色の花には、つぼみの名残の“産毛”が付いていました。これまでにも花を見たはずですが、この時期に咲いている印象はありませんでした。初冬に咲いた花が、琵琶の形をした実をなすのは翌年の初夏。自家受精する花は、暖かなマントで実を守るのですね。

 そんなことを思いながら写真を撮りながら、「ゆりかごの上に ビワのみがゆれるよ…」。ゆりかごの歌を思い出しました。「ねんねこ ねんねこ ねんねこよ」と続く歌は北原白秋の詩。白秋に見いだされた詩人、まど・みちおも「びわ」という童謡を残しています。2014年に104年で亡くなりましたが、「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」は私も時々、口ずさみます。長い鼻をからかわれた子象が「そうよ かあさんもながいのよ」と胸を張る詩は「自分に自信を持とうよ」という応援歌のよう。そして、白やぎさんと黒やぎさんの間で果てしなく続く手紙のやりとりはとてもユーモラスですね。CMにも使われた、たたくとビスケットが増える「ふしぎなポケット」が欲しいという童謡や「一年生になったら」も彼の作品です。

 あすはリバーの練習日です。また一段と勢いを増しつつあるコロナ禍に、十分気を付けてソフトテニスを楽しみましょう。

(64蛍)