長くなりましたので、二つに分けさせて頂きます。
こちらの記事は、<3話>~<最終話>のプレイ感想となります。
※途中にスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
<3話>
毎朝、劉全が宿に迎えに来ているようです。
この日は、玄奘に花束の贈り物を用意していました。
以前に玉龍から花を貰ったことを思い出し、玄奘は嬉しく思います。
玄奘が宿の主人に花瓶を借りに行っている間、二人っきりになった玉龍と劉全は険悪な雰囲気になっていました。
「君が玄奘の邪魔をしているとは思わない?」
玉龍は劉全の言葉で再び、悩み初めてしまいます。
・・・ちょっ!劉全!
玉龍に余計なことをっ!щ(゜ロ゜щ)
今の玉龍は不安定になっているんだから、追い詰めるようなことを言わないでよ!ヽ(゜Д゜)ノゴルァァア!!
そして、とうとう劉全は、玄奘のことを「好きな人」として両親に紹介したいと言い出します。
玄奘が戸惑っている間に話は進み、劉全は両親に伝えてくると告げ、一旦家に帰っていきます。
・・・流石に、玄奘の態度に苛ついてきました。
何で、きっぱり、はっきり「お断りします」と言えないの!(`・ω・´)
八方美人すぎない?もしかして、玄奘ってO型(笑)?
玄奘がはっきりした態度を取らないから、益々玉龍が不安になっていくんじゃないの!?
困った玄奘が玉龍を見ると、
「・・・あんなのに付き合うこと、ないのに。人助けって、言うけど。あいつ・・・困ってなんか、ないよ。本当に困ってる奴の顔じゃない。困ってるふりして、お師匠様を利用しようとてるだけだ。理由は・・・わからない、けど」
珍しく辛辣な意見を口にします。
・・・玉龍も、怒りが頂点に達しようとしてるんだろうな。(´д`)
すぐに玉龍は玄奘を路地裏に引っ張って行くと、悲しそうな顔で告げます。
「お師匠様は、あいつと一緒にいたほうが楽しい?・・・僕と、いるより」
驚く玄奘でしたが、すぐに「そんなわけない」と否定します。
「・・・私にとって、なによりも一番大切なのはあなたです、玉龍」
そう玄奘が告げると、
「大切って、どういう風に?」
更に玉龍に質問されます。
恋愛感情を理解していない玉龍に、玄奘の正直な気持ちを伝えることを考えあぐねていると、通りから劉全の声が聞こえてきました。
劉全の元へ行こうとした玄奘を、玉龍が背中から抱き締めます。
「・・・やだ。行かないで」
自分の思ってることをあまり口にしない玉龍が告げた言葉を、玄奘は真摯に受け止めます。
「玉龍が嫌なら、行かないでくれと言うのなら、私は行きません」
・・・よし!良く言った!玄奘!
ここで無視して劉全の元へ行っていたら、主人公だろうと本気で憎んでいました!(`・ω・´)
しかし、逆に気を遣わせたと思ったのか、
「・・・ごめん。お師匠様のこと、困らせてる」
と玉龍が謝ってきます。
戸惑う玄奘の前に、劉全が現れます。
両親が待ってると言われ躊躇する玄奘でしたが、感情を押し殺した玉龍に、
「行ってきて、お師匠様。待ってる」
と告げられ、仕方なく劉全と一緒に歩き出します。
玉龍が一人で歩いていると、いつかの占い師と偶然会います。
玉龍の顔を見た占い師が心配して声を掛けてくれます。
玉龍は再び、相談します。
「わからないんだ・・・どうすればいいの?僕は・・・お師匠様のいちばんに、なりたい。・・・僕をいちばんに見てほしい。なによりも、誰よりも。必要として、欲しがってほしい。ただ、大切にしてもらうだけじゃ・・・それだけじゃ、いやだ」
・・・ぎょ、玉龍ーーーっ!
立派に成長してーーーっ!(ノ∀`;)・゜・
そういえば、ようやく気付きました。
この占い師の正体は・・・銀閣ですね?(`・ω・´)キラーン
何故、人間に化けているのかは分かりませんが。
占い師は溜め息混じりに答えます。
「それなら、今すぐさっさと取り返しに行けばいいんじゃないのかい?そんなことでうじうじ悩んでないで、まずはぶつかってくるといい」
玉龍は占い師に背中を押されて、玄奘の元へ駆け出します。
その姿を見送った占い師は変身を解くと、銀閣の姿に戻ります。
・・・やっぱり!Σ( ̄□ ̄)
って、皆さん最初から気付いてました(笑)?
銀閣曰く、
「路銀に困って日雇いの仕事をするはめに」
ということだそうです(笑)。
玉龍と会ったのは偶然だったようですが、久しぶりの友人との再会を銀閣は喜ぶのでした。
一方、その頃。
玄奘は劉全の両親に紹介されていました。
しかし、劉全が開口一番に玄奘のことを「三蔵法師」だと紹介してしまいます。
そして、世直しの旅に同行したいなどと両親に告げます。
そんなことは一言も相談されていなかった玄奘は目を白黒させますが、両親と劉全で話が勝手に進んでいきます。
流石に腹が立ってきた玄奘が卓に両手を付いて立ち上がった瞬間、大きな音が部屋に響きます。
その場にいた全員が音のしたほうを見ると、そこには扉を荒々しく開けた玉龍が立っていました。
そして、玄奘に手を差し出すと、
「・・・帰ろう」
と穏やかに告げてくれます。
玄奘がその手を取ろうと足を一歩踏み出そうとした時、劉全が玄奘の腕を引いて引き留めようとします。
「触るな」
しかし、次の瞬間、劉全は玉龍に突き飛ばされ、玄奘は玉龍の腕の中にいました。
「僕の玄奘に、触るな」
・・・きゃー!
玉龍が王子様に見えます!(*゜∀゜)=3
反論する劉全に玉龍は答えます。
「恋人じゃないかもしれないけど、でも大切だから。いちばん、大切な人。・・・それに、玄奘も僕のことをいちばん大切だって言ってくれてる。だから、お前なんかに玄奘はあげない。どっちも、いちばん大切でなくせないって思ってる。「恋人」なんて言葉じゃ、言い表せないくらい必要で、大切だから。お前だけじゃない。誰にも、渡さない」
そして、最後に玄奘に確認するように耳元で囁きます。
「・・・それでも、いい?」
・・・は、鼻血出そう!(* ̄ii ̄)ゞトントン
驚きながらも、玉龍の言葉を嬉しく感じた玄奘は微笑みながら答えます。
「・・・当たり前です」
・・・ラブラブじゃーん(笑)!
二人は手を取り合って、劉全の家から走り去ります。
・・・花嫁強奪のようだ(笑)!!
宿に戻ってくると玉龍が玄奘の髪に顔を寄せ、劉全から贈られた花と同じ匂いがすると言い、
「気に入らないから。・・・消していい?」
と玄奘に聞いてきます。
玄奘が驚いていると、
「消すって、あいつを消すわけじゃないよ。・・・この花の匂い、消したいだけ」
さらりと告げます。
「ど・・・ど、どこでそんな言葉を覚えてきたのですか・・・っ!?」
益々焦る玄奘に玉龍は当然のように答えます。
「僕の心を育ててくれたのは、玄奘。ぜんぶ、そう。玄奘のことを想うたびに、僕の心は変わっていく」
そして、
「もっと教えて」
と迫る玉龍に玄奘の方が耐えられず、
「・・・少しずつ、ゆっくり教えてあげます」
赤くなりながら俯きがちに答えると、玉龍は嬉しそうに満面の笑みを浮かべるのでした。
・・・玉龍の笑顔が可愛いな~。(*´д`*)
というか、これからは玉龍の無邪気な攻撃が見られるのでしょうか。
これは益々、期待も膨らみます!
<最終話>
翌日、二人は劉全の家へ、一応謝罪しに向かいます。
しかし、家に着くなり劉全の方から開口一番に、玄奘を騙したことを謝ってきます。
「昨日の君たちを見て、僕もようやく目が覚めた気がするんだ。愛する者同士の絆って、あんなにも眩しくてすばらしいものなんだね」
何か感動したように告げられます。
そして、劉全から真実が語られます。
劉全には既に相思相愛の相手がいるというのです。
しかし、相手は劉全の家の商売敵の娘さんだというのです。
その為、三蔵法師の旅に同行すると父親に告げて、駆け落ちしようと考えていたといいます。
玄奘と玉龍にも「反省している」と素直に謝ります。
そして、両親に彼女とのことを認めさせてみせると力強く約束するのでした。
帰り際、何かを思い出したような玉龍が、突然、劉全と「男同士の話」があると言って玄奘を先に宿へ帰らせます。
困惑しながらも玄奘が大人しく宿の部屋で待っていると、数時間後、ようやく玉龍が帰ってきます。
そして、玉龍は手にしていた指輪を玄奘に渡します。
「大切な人には指輪を贈るって、聞いたから。でも・・・買うんじゃなくて、どうせなら自分で作りたかったから」
街に着いた時、玉龍が「欲しいものがある」と言って一人で買いに行ったのは指輪の材料だったことが分かります。
・・・指輪だったのか~。
実は、花嫁衣装かと思ってました(笑)。
旅の途中で見た玉龍が、お師匠様にも着て貰いたくて買ったのかと思ってました。
劉全に職人を紹介して貰って、教わりながら作ってきたと打ち明けます。
そして、玄奘の左手の薬指に指輪をはめてくれます。
・・・だから、唐の時代にそういう習慣ってあったの?(o・ω・o)
玄奘の指と寸分違わぬ指輪のサイズに、玄奘は感動します。。
「・・・よかった。大きさ違ってたら、どうしようって思ってた」
玉龍がぽつりと呟いた一言に、玄奘は微笑みます。
すると、玉龍が玄奘の頬に手を添えて囁きます。
「大切な人に指輪を贈る意味って、知ってる?」
・・・エエエーーーッ!
玉龍、知ってるの!?(;゜д゜)ゴクリ
玄奘が戸惑いながら、
「え・・・愛の証、とかですか?」
と答えると、玉龍は首を横に振ります。
「惜しいけど、違う。・・・独占欲を示すもの、なんだって」
・・・え、そうなんだ(笑)!
玉龍、立派になってー!(ノД`;)・゜・
「これからも、ずっと。僕のものでいてくれる?僕には、あなただけだから。ずっと、僕のものでいて欲しい」
「・・・もちろんです。・・・あなたが、人間になったときから。私はずっと、あなたのもので・・・。これからもそれが変わることはありません」
そして、二人は誓うように軽く触れるだけの口付けを交わします。
「うん。これからも、ずっとそばにいる。・・・誓うよ」
・・・<1話>からは考えられないくらい、ラブラブじゃないですかー!(ノ∀`;)・゜・
出立の日、劉全が街の門に見送りに来てくれたようです。
街を出た二人は、今度は東を目指して旅をすることを決めます。
玄奘の実家である寺院と、都にいる悟浄に会いに行こうという話になります。
ふと、玉龍が玄奘のことを名前で呼んでいいかと確認してきます。
「私はずっと、待っていたのですよ。あなたが、私を名前で呼んでくれるのを」
玄奘がそう告げると、玉龍は嬉しそうに微笑み返してくれます。
そして、二人は指を絡め合わせながら歩き始めます。
二人だけの幸せの道を――。
という感じで、ここでエンディングが流れます。
S.Y.K~蓮咲伝~【PS2】 玉龍ED MOVIE
エンディングの後は、後日談です。
いきなり、五年後だそうです!
・・・ということは。
玄奘も二十六歳くらいにはなっているのですね。
森の中で水を汲みに行っていた玉龍が戻ってきます。
そして、再び二人は手を取り合って歩き始めます。
・・・ぎょ、玉龍が大人になってる!?Σ( ̄□ ̄)
そ、そうか。
良く考えれば、玉龍のあの姿はまだ少年だったのよね。(;゜д゜)ゴクリ
天界の住人だったから、500年間地上にいたけど成長しなかったんだ。
玉龍のあの姿が、成人した姿だと思い込んでいましたー!
格好良くなっちゃって・・・。(/_;)
これは、玄奘も心配になるんじゃ(笑)。
相変わらず危なっかしい玄奘を玉龍は心配します。
「手、繋いでても目が離せないよ。いっそ、抱えてく?」
・・・ブーッ!(* ̄ii ̄)・∵.
<1章>を思い出しました(笑)!
外見が変わっても玉龍は玉龍です。
しかし、外見がこうも格好良くなると破壊力が半端ないです!
歩きながら、ふと玉龍が玄奘の耳元に唇を寄せて囁いてきます。
「・・・大好きだよ」
玄奘が顔を赤くすると、笑いながら付け足されます。
「――可愛いから、言いたくなる」
・・・ブハッ!( ゜Д゜)・∵.
ぎょ、玉龍・・・。
何かやたらと色っぽいよ!?(*´д`*)
玄奘も、すっかり成長した玉龍に翻弄されているようです。
玄奘は、これからも二人だけの旅が一生続くことを幸せに思うのでした。
【外伝小説】に【またたび】が追加されました。
・・・ちょっ!
やっぱり玉龍ルート、すっごく良かったです!(*゜∀゜)=3
『蓮咲伝』の玉龍ルートは、玉龍の成長がテーマでした。
後日談では外見もすっかり大人になった玉龍でしたが、贅沢を言うなら後日談の玉龍でもっと二人の物語を見たかったです!
街に滞在した二人の様子とか!
女の子達にモテモテな玉龍が、玄奘のことしか目に入らないエピソードとかあったら絶対に萌えるのに・・・!(≧∇≦)ノ彡☆バンバン
というか、次は結婚について考える玉龍が物凄く見たいです(笑)!
・・・ちょっと他サイトさまで、五年後の玉龍の二次創作を探してみようかしら(笑)。
このラブラブは、自分で描ける気がしません・・・。orz
嗚呼、玉龍ルートの余韻にもう少し浸っていたい・・・。(*´д`*)
玉龍でこうなんだから、悟空と悟浄ルートになったらどうなっちゃうんだろう・・・(笑)。
始終、身悶えてそうです!
【玄奘編】の『玉龍の章』のプレイ時間は、4時間50分でした。
こちらの記事は、<3話>~<最終話>のプレイ感想となります。
※途中にスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
<3話>
毎朝、劉全が宿に迎えに来ているようです。
この日は、玄奘に花束の贈り物を用意していました。
以前に玉龍から花を貰ったことを思い出し、玄奘は嬉しく思います。
玄奘が宿の主人に花瓶を借りに行っている間、二人っきりになった玉龍と劉全は険悪な雰囲気になっていました。
「君が玄奘の邪魔をしているとは思わない?」
玉龍は劉全の言葉で再び、悩み初めてしまいます。
・・・ちょっ!劉全!
玉龍に余計なことをっ!щ(゜ロ゜щ)
今の玉龍は不安定になっているんだから、追い詰めるようなことを言わないでよ!ヽ(゜Д゜)ノゴルァァア!!
そして、とうとう劉全は、玄奘のことを「好きな人」として両親に紹介したいと言い出します。
玄奘が戸惑っている間に話は進み、劉全は両親に伝えてくると告げ、一旦家に帰っていきます。
・・・流石に、玄奘の態度に苛ついてきました。
何で、きっぱり、はっきり「お断りします」と言えないの!(`・ω・´)
八方美人すぎない?もしかして、玄奘ってO型(笑)?
玄奘がはっきりした態度を取らないから、益々玉龍が不安になっていくんじゃないの!?
困った玄奘が玉龍を見ると、
「・・・あんなのに付き合うこと、ないのに。人助けって、言うけど。あいつ・・・困ってなんか、ないよ。本当に困ってる奴の顔じゃない。困ってるふりして、お師匠様を利用しようとてるだけだ。理由は・・・わからない、けど」
珍しく辛辣な意見を口にします。
・・・玉龍も、怒りが頂点に達しようとしてるんだろうな。(´д`)
すぐに玉龍は玄奘を路地裏に引っ張って行くと、悲しそうな顔で告げます。
「お師匠様は、あいつと一緒にいたほうが楽しい?・・・僕と、いるより」
驚く玄奘でしたが、すぐに「そんなわけない」と否定します。
「・・・私にとって、なによりも一番大切なのはあなたです、玉龍」
そう玄奘が告げると、
「大切って、どういう風に?」
更に玉龍に質問されます。
恋愛感情を理解していない玉龍に、玄奘の正直な気持ちを伝えることを考えあぐねていると、通りから劉全の声が聞こえてきました。
劉全の元へ行こうとした玄奘を、玉龍が背中から抱き締めます。
「・・・やだ。行かないで」
自分の思ってることをあまり口にしない玉龍が告げた言葉を、玄奘は真摯に受け止めます。
「玉龍が嫌なら、行かないでくれと言うのなら、私は行きません」
・・・よし!良く言った!玄奘!
ここで無視して劉全の元へ行っていたら、主人公だろうと本気で憎んでいました!(`・ω・´)
しかし、逆に気を遣わせたと思ったのか、
「・・・ごめん。お師匠様のこと、困らせてる」
と玉龍が謝ってきます。
戸惑う玄奘の前に、劉全が現れます。
両親が待ってると言われ躊躇する玄奘でしたが、感情を押し殺した玉龍に、
「行ってきて、お師匠様。待ってる」
と告げられ、仕方なく劉全と一緒に歩き出します。
玉龍が一人で歩いていると、いつかの占い師と偶然会います。
玉龍の顔を見た占い師が心配して声を掛けてくれます。
玉龍は再び、相談します。
「わからないんだ・・・どうすればいいの?僕は・・・お師匠様のいちばんに、なりたい。・・・僕をいちばんに見てほしい。なによりも、誰よりも。必要として、欲しがってほしい。ただ、大切にしてもらうだけじゃ・・・それだけじゃ、いやだ」
・・・ぎょ、玉龍ーーーっ!
立派に成長してーーーっ!(ノ∀`;)・゜・
そういえば、ようやく気付きました。
この占い師の正体は・・・銀閣ですね?(`・ω・´)キラーン
何故、人間に化けているのかは分かりませんが。
占い師は溜め息混じりに答えます。
「それなら、今すぐさっさと取り返しに行けばいいんじゃないのかい?そんなことでうじうじ悩んでないで、まずはぶつかってくるといい」
玉龍は占い師に背中を押されて、玄奘の元へ駆け出します。
その姿を見送った占い師は変身を解くと、銀閣の姿に戻ります。
・・・やっぱり!Σ( ̄□ ̄)
って、皆さん最初から気付いてました(笑)?
銀閣曰く、
「路銀に困って日雇いの仕事をするはめに」
ということだそうです(笑)。
玉龍と会ったのは偶然だったようですが、久しぶりの友人との再会を銀閣は喜ぶのでした。
一方、その頃。
玄奘は劉全の両親に紹介されていました。
しかし、劉全が開口一番に玄奘のことを「三蔵法師」だと紹介してしまいます。
そして、世直しの旅に同行したいなどと両親に告げます。
そんなことは一言も相談されていなかった玄奘は目を白黒させますが、両親と劉全で話が勝手に進んでいきます。
流石に腹が立ってきた玄奘が卓に両手を付いて立ち上がった瞬間、大きな音が部屋に響きます。
その場にいた全員が音のしたほうを見ると、そこには扉を荒々しく開けた玉龍が立っていました。
そして、玄奘に手を差し出すと、
「・・・帰ろう」
と穏やかに告げてくれます。
玄奘がその手を取ろうと足を一歩踏み出そうとした時、劉全が玄奘の腕を引いて引き留めようとします。
「触るな」
しかし、次の瞬間、劉全は玉龍に突き飛ばされ、玄奘は玉龍の腕の中にいました。
「僕の玄奘に、触るな」
・・・きゃー!
玉龍が王子様に見えます!(*゜∀゜)=3
反論する劉全に玉龍は答えます。
「恋人じゃないかもしれないけど、でも大切だから。いちばん、大切な人。・・・それに、玄奘も僕のことをいちばん大切だって言ってくれてる。だから、お前なんかに玄奘はあげない。どっちも、いちばん大切でなくせないって思ってる。「恋人」なんて言葉じゃ、言い表せないくらい必要で、大切だから。お前だけじゃない。誰にも、渡さない」
そして、最後に玄奘に確認するように耳元で囁きます。
「・・・それでも、いい?」
・・・は、鼻血出そう!(* ̄ii ̄)ゞトントン
驚きながらも、玉龍の言葉を嬉しく感じた玄奘は微笑みながら答えます。
「・・・当たり前です」
・・・ラブラブじゃーん(笑)!
二人は手を取り合って、劉全の家から走り去ります。
・・・花嫁強奪のようだ(笑)!!
宿に戻ってくると玉龍が玄奘の髪に顔を寄せ、劉全から贈られた花と同じ匂いがすると言い、
「気に入らないから。・・・消していい?」
と玄奘に聞いてきます。
玄奘が驚いていると、
「消すって、あいつを消すわけじゃないよ。・・・この花の匂い、消したいだけ」
さらりと告げます。
「ど・・・ど、どこでそんな言葉を覚えてきたのですか・・・っ!?」
益々焦る玄奘に玉龍は当然のように答えます。
「僕の心を育ててくれたのは、玄奘。ぜんぶ、そう。玄奘のことを想うたびに、僕の心は変わっていく」
そして、
「もっと教えて」
と迫る玉龍に玄奘の方が耐えられず、
「・・・少しずつ、ゆっくり教えてあげます」
赤くなりながら俯きがちに答えると、玉龍は嬉しそうに満面の笑みを浮かべるのでした。
・・・玉龍の笑顔が可愛いな~。(*´д`*)
というか、これからは玉龍の無邪気な攻撃が見られるのでしょうか。
これは益々、期待も膨らみます!
<最終話>
翌日、二人は劉全の家へ、一応謝罪しに向かいます。
しかし、家に着くなり劉全の方から開口一番に、玄奘を騙したことを謝ってきます。
「昨日の君たちを見て、僕もようやく目が覚めた気がするんだ。愛する者同士の絆って、あんなにも眩しくてすばらしいものなんだね」
何か感動したように告げられます。
そして、劉全から真実が語られます。
劉全には既に相思相愛の相手がいるというのです。
しかし、相手は劉全の家の商売敵の娘さんだというのです。
その為、三蔵法師の旅に同行すると父親に告げて、駆け落ちしようと考えていたといいます。
玄奘と玉龍にも「反省している」と素直に謝ります。
そして、両親に彼女とのことを認めさせてみせると力強く約束するのでした。
帰り際、何かを思い出したような玉龍が、突然、劉全と「男同士の話」があると言って玄奘を先に宿へ帰らせます。
困惑しながらも玄奘が大人しく宿の部屋で待っていると、数時間後、ようやく玉龍が帰ってきます。
そして、玉龍は手にしていた指輪を玄奘に渡します。
「大切な人には指輪を贈るって、聞いたから。でも・・・買うんじゃなくて、どうせなら自分で作りたかったから」
街に着いた時、玉龍が「欲しいものがある」と言って一人で買いに行ったのは指輪の材料だったことが分かります。
・・・指輪だったのか~。
実は、花嫁衣装かと思ってました(笑)。
旅の途中で見た玉龍が、お師匠様にも着て貰いたくて買ったのかと思ってました。
劉全に職人を紹介して貰って、教わりながら作ってきたと打ち明けます。
そして、玄奘の左手の薬指に指輪をはめてくれます。
・・・だから、唐の時代にそういう習慣ってあったの?(o・ω・o)
玄奘の指と寸分違わぬ指輪のサイズに、玄奘は感動します。。
「・・・よかった。大きさ違ってたら、どうしようって思ってた」
玉龍がぽつりと呟いた一言に、玄奘は微笑みます。
すると、玉龍が玄奘の頬に手を添えて囁きます。
「大切な人に指輪を贈る意味って、知ってる?」
・・・エエエーーーッ!
玉龍、知ってるの!?(;゜д゜)ゴクリ
玄奘が戸惑いながら、
「え・・・愛の証、とかですか?」
と答えると、玉龍は首を横に振ります。
「惜しいけど、違う。・・・独占欲を示すもの、なんだって」
・・・え、そうなんだ(笑)!
玉龍、立派になってー!(ノД`;)・゜・
「これからも、ずっと。僕のものでいてくれる?僕には、あなただけだから。ずっと、僕のものでいて欲しい」
「・・・もちろんです。・・・あなたが、人間になったときから。私はずっと、あなたのもので・・・。これからもそれが変わることはありません」
そして、二人は誓うように軽く触れるだけの口付けを交わします。
「うん。これからも、ずっとそばにいる。・・・誓うよ」
・・・<1話>からは考えられないくらい、ラブラブじゃないですかー!(ノ∀`;)・゜・
出立の日、劉全が街の門に見送りに来てくれたようです。
街を出た二人は、今度は東を目指して旅をすることを決めます。
玄奘の実家である寺院と、都にいる悟浄に会いに行こうという話になります。
ふと、玉龍が玄奘のことを名前で呼んでいいかと確認してきます。
「私はずっと、待っていたのですよ。あなたが、私を名前で呼んでくれるのを」
玄奘がそう告げると、玉龍は嬉しそうに微笑み返してくれます。
そして、二人は指を絡め合わせながら歩き始めます。
二人だけの幸せの道を――。
という感じで、ここでエンディングが流れます。
S.Y.K~蓮咲伝~【PS2】 玉龍ED MOVIE
エンディングの後は、後日談です。
いきなり、五年後だそうです!
・・・ということは。
玄奘も二十六歳くらいにはなっているのですね。
森の中で水を汲みに行っていた玉龍が戻ってきます。
そして、再び二人は手を取り合って歩き始めます。
・・・ぎょ、玉龍が大人になってる!?Σ( ̄□ ̄)
そ、そうか。
良く考えれば、玉龍のあの姿はまだ少年だったのよね。(;゜д゜)ゴクリ
天界の住人だったから、500年間地上にいたけど成長しなかったんだ。
玉龍のあの姿が、成人した姿だと思い込んでいましたー!
格好良くなっちゃって・・・。(/_;)
これは、玄奘も心配になるんじゃ(笑)。
相変わらず危なっかしい玄奘を玉龍は心配します。
「手、繋いでても目が離せないよ。いっそ、抱えてく?」
・・・ブーッ!(* ̄ii ̄)・∵.
<1章>を思い出しました(笑)!
外見が変わっても玉龍は玉龍です。
しかし、外見がこうも格好良くなると破壊力が半端ないです!
歩きながら、ふと玉龍が玄奘の耳元に唇を寄せて囁いてきます。
「・・・大好きだよ」
玄奘が顔を赤くすると、笑いながら付け足されます。
「――可愛いから、言いたくなる」
・・・ブハッ!( ゜Д゜)・∵.
ぎょ、玉龍・・・。
何かやたらと色っぽいよ!?(*´д`*)
玄奘も、すっかり成長した玉龍に翻弄されているようです。
玄奘は、これからも二人だけの旅が一生続くことを幸せに思うのでした。
【外伝小説】に【またたび】が追加されました。
・・・ちょっ!
やっぱり玉龍ルート、すっごく良かったです!(*゜∀゜)=3
『蓮咲伝』の玉龍ルートは、玉龍の成長がテーマでした。
後日談では外見もすっかり大人になった玉龍でしたが、贅沢を言うなら後日談の玉龍でもっと二人の物語を見たかったです!
街に滞在した二人の様子とか!
女の子達にモテモテな玉龍が、玄奘のことしか目に入らないエピソードとかあったら絶対に萌えるのに・・・!(≧∇≦)ノ彡☆バンバン
というか、次は結婚について考える玉龍が物凄く見たいです(笑)!
・・・ちょっと他サイトさまで、五年後の玉龍の二次創作を探してみようかしら(笑)。
このラブラブは、自分で描ける気がしません・・・。orz
嗚呼、玉龍ルートの余韻にもう少し浸っていたい・・・。(*´д`*)
玉龍でこうなんだから、悟空と悟浄ルートになったらどうなっちゃうんだろう・・・(笑)。
始終、身悶えてそうです!
【玄奘編】の『玉龍の章』のプレイ時間は、4時間50分でした。
この度はコメントを書き込んで頂き、ありがとうございます。
>玉龍と結婚するまでのストーリー
大人になった玉龍は格好良いですよね。
私も、玄奘との「結婚」を意識する玉龍が見たかったです。
残念ですが、ラストの二人が幸せそうなので良かったです。