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夢のあと

sakuraと申します。ゲームのプレイ感想と読書感想を書いています。

「S.Y.K~蓮咲伝~」『ちょっと一息』 プレイ感想2

2010年08月30日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~

長くなったので、記事を二つに分けさせて頂きます。
こちらは、『ちょっと一息』プレイ感想2になります。

※途中にゲーム画像とスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


さて、次は宿屋へ移動します。ヽ(゜∀゜)丿♪

<宿屋>選択 ゲーム画面画像



ここでは、【ギャラリー】【情報】【一問一答】【物語】が見られるようです。


【ギャラリー】

【玄奘編】【金蝉子編】でのスチルや、おまけスチル、SDキャラスチルが見られます。
各スチルに対してのコメントはないようです。
残念です。(´д`)


【情報】

各キャラの説明です。


【物語】

攻略キャラ以外の【外伝小説】が読めます。

【八戒のしっぽ】

『五つ巴編』
【本物の従者は誰だ!?】

こちらはテキスト形式ではなく、本編と同じ形式で声付きになっているようです。
ただ、履歴は見れないようです。

八戒、蘇芳、悟浄、悟空、玉龍の五人が突然、玄奘の生涯で唯一の従者を決めると言い出します。
それに玄奘が巻き込まれるという、謎の異空間で(背景が桃色でした)逆ハーレム話が展開されます。
最後は、玄奘が見た夢だったという夢オチで終わります(笑)。

『冥界編』
【姉弟の一日】

金閣・銀閣姉弟の一日の話と、それに振り回される蘇芳のほのぼのとした話でした。

【ナタクの一日】

【金蝉子編】で前作より少し好きになったけど・・・。
一日を見せられてもな~。(´д`)(←本音)

朝の占術から始まり、冥界内の視察、牛魔王への報告と続きます。

SD下級妖怪とSD牛魔王とSDナタク画像



・・・ちょっ!
意外とSDナタクとSD下級妖怪が可愛いです!Σ(*´д`*)
牛魔王はそれ程でも・・・。

牛魔王との会話から、かつての閻魔王が知恵の輪で遊んでいたことが判明します!

・・・あんなにクールだった閻魔王が、知恵の輪ですか(笑)!(*゜∀゜)=3

紅孩児の元へ行くと、地上の視察を兼ねて買い物を頼まれます(笑)。

・・・ちょっ!
ナタクがいいように利用されています(笑)!

地上に出向いたナタクは、八戒と玄奘の二人に偶然出会います。
溜め息を吐きながら、さっさと買い物を終えて冥界へ帰って酒でも飲もうと考えるのでした。

・・・何かナタクが別の意味で不憫に思えてきた。(´;ω;`)
つーか、この人、結構不運だよね?
幸薄そうな顔しているから?

【牛魔王の一日】

・・・更に、どうでも良い人が。(´д`)
どういう人選の外伝なの?
制作者側の趣味?

今の話かと思いきや、いきなり500年前の冥界です!
やったー!
閻魔王が出てきます!(*´д`*)
どうやら、天冥戦争の只中のようです。
「何故、動かぬ」
詰問する牛魔王に向かって、
「今は我慢の時だ」
閻魔王は全てを見越したように答えます。
苛立つ牛魔王に閻魔王は、
「暇潰しに、すごろくを作らぬか」
と誘います。

牛魔王と閻魔王画像



・・・おおっ!
外伝だというのに、ちゃんとスチル付きです!
閻魔王が格好良いです!(*゜∀゜)=3

そして、閻魔王は楽しそうにすごろくを作りながら、
「これからも冥界のことを頼む」
と告げます。
「何故、そんなことを口にする」
怪訝に思い牛魔王が問うと、
「この先も、共に冥界を守ろう」
などと、意味深に閻魔王は告げます。

その後、閻魔王が天界の者に倒されたとの報告が牛魔王に届きます。

・・・ええと。
何で牛魔王にスポットを当てるの?(´・ω・`)

唯一の救いは、閻魔王が出てきてくれたことです。
前作の外伝にも紅孩児とか出てきたけど、結局、話が中途半端というか、ぶった切りで終わるよね?
その割には蘇芳の章で、牛魔王や紅孩児がどうなったのかが語られないし・・・。
制作者側は何がしたいのでしょう?(´д`)


【外伝小説】

『バッドエンド編』

【うつろなこころ】

・・・・・・・・・。(;゜Д゜)ポカーン

・・・はい?
何、これ?

釈迦如来視点で語られる外伝なのですが・・・。

前作をフルコンプしていない自分には、チンプンカンプンな話でした。orz

ええと・・・。
何か暴走した二郎真君によって、悟空の魂が消滅して・・・?
悲しみに囚われた玄奘を、釈迦如来が永遠の眠りに付かせて天界に連れて来て・・・?

前作で数多くあった、バッドエンド内のその後?といった感じなのでしょうか。
かなり置いてきぼりにされた感がある外伝でした。(´・ω・`)

ああ・・・!
『バッドエンド編』って、そういう意味ですか!
四編くらいあるのですが、
・・・見るのツラくないですか。orz

ここ迄見てタイトルに戻ったら、「全てのCGが解放されました」と出ました。

・・・はい?(´∀`)
これ、何か特典あるの?

【誰よりも幸せに】

ナタク視点の外伝です。

天竺で命令に従わない八戒を手に掛けた後、玄奘を乾陀羅に連れて来て監禁します。
絶望に打ちひしがれている玄奘でしたが、諦めてはいませんでした。
ナタクはその瞳に、かつての金蝉子と同じ力強さを感じます。
自分の本懐を遂げる為に、玄奘を殺さないで利用することを心に決めるのでした。

と、唐突な所で終わります。

・・・やっぱり、『バッドエンド編』理解出来ないのですが。(´д`)

突然ですが、『ワンドオブフォーチュン』キャラソン内のエストのように、
「すみません。もう帰っていいですか」
と言いたいですが、あと二つ頑張って見ます!(`・ω・´)

【満漢全席】

蘇芳一行に連れ去られた玄奘が、彼等の行動に戸惑う・・・という話でした。

・・・ええと、前作の蘇芳ルートの小話でしょうか。
あれ?
でも、『バッドエンド編』なのですよね。
???(´・ω・`)


【お仕置き】

タイトルだけで惹かれます(笑)。
二郎真君視点で進みます。
天界で玄奘の修行(勉強)を見守る、という話でした。

・・・何のバッドエンド?(´∀`)

まあ、自分は前作をフルコンプしていないので仕方ないのですが・・・。orz


『その他』

【若鳥の誓い】

どうもこのタイトルを見ると、唐揚げが浮かびます(笑)。
木叉視点で進みます。

木叉と二郎真君と斉天大聖の出会いが語られます。
本名は「もくさ」だと告げると二郎真君に、
「ださいから『きさ』と名乗れ」
と告げられます。
一方的な物言いに、木叉から見た二郎真君と斉天大聖の初印象は最悪だったということです。

しかし、数ヶ月も一緒に仕事をしていれば、嫌でも二郎真君と斉天大聖が有能であることが分かってきました。

ある日、いつものように仕事をさぼっている二郎真君を追い掛けた木叉は、あまり人が近付かない泉を訪れます。
そこで、二郎真君と斉天大聖から、
「一緒に天界を変えないか」
と告げられるのでした。

・・・三人で誓った約束を、今も変わらずに叶えようとする木叉に感動しました。(ノД`;)・゜・

【宿花の咲きたるを】

観音菩薩の視点です。
500年前の金蝉子との一場面、といった感じです。

金蝉子と話している間だけ、不思議と地上の人間達が助けを求める声が聞こえないことに観音は気が付くのでした。

・・・いつも棘のある言い方だったけど、やっぱり金蝉子のことは嫌いになれなかったんだろうな~と思いました。

【紅蓮】

500年前の斉天大聖視点で進みます。
この時、既に金蝉子を意識していたことが分かります。

二郎真君から、
「金蝉子が度々地上に降りて、冥界の者と接触している」
という話を耳にします。

斉天大聖が金蝉子が立ち上げた第三の勢力に参加することが決まってから、数日後の話だそうです。

雨の話になると、金蝉子の顔がふと何かを思い出したように翳ります。

・・・ああ!
閻魔王との最後の逢瀬後の話なのですね!(*゜∀゜)=3

斉天大聖は、例え自分の想いが叶わなくても、これから修羅の道を行く金蝉子を支えてあげることが出来ればそれで良いと、己に言い聞かせるのでした。

・・・斉天大聖ーっ!(´;ω;`)ブワッ

閻魔王に負けず劣らず、超イイ男じゃないですかー!

二郎真君の話から、金蝉子の想い人が閻魔王らしいことも知っていたようです。
恋敵に魂を渡してでも、金蝉子を見守ってあげたかった斉天大聖の気持ちを思うと切ないです!

攻略キャラ以外で、この話が一番良い話じゃないですかー!?

【ひとつ、ふたつ】

・・・紅孩児視点の話です。(´д`)
内心、もういいよ・・・と思ってしまいました。

【玄奘編】の『道中記2』で玄奘とお茶を飲んだ後の話です。
牛魔王に呼ばれた紅孩児が、玄奘の持つ強さが気になると報告する話でした。

・・・制作者側は随分紅孩児をお気に入りのようですが、そんなに気に入ってるなら何で、まさかの紅孩児エンドを作らなかったのでしょうか。
どうせなら、そこ迄やって下さい。
そうすればプレイヤーとしても、ここ迄紅孩児を引っ張ってくることに、何となく納得出来ると思います。

最後に、口直しも兼ねて、悟浄の【外伝小説】【主導権】を読み返しました(笑)!
この話が個人的に、物凄ーく萌えツボでした!(* ´艸`)


【一問一答】の前に【ギャラリー】を見てみます。
CGフルコンプによって、何か変化はあったのか・・・。

やったー!
おまけスチルが増えてます!!\(^o^)/

中でも、フルコンプ特典スチルが可愛すぎます!

フルコンプ特典スチル『S.Y.K~蓮咲伝~』パッケージ絵SDキャラver.画像



『S.Y.K~蓮咲伝~』パッケージ絵のSDキャラver.じゃないですかー!(*゜∀゜)=3
ちなみに、もう一度決定ボタンを押すと・・・。

フルコンプ特典スチル『S.Y.K~蓮咲伝~』パッケージ絵SDキャラパロディver.画像



更に可愛いことになりますー!
特に、悟浄がーっ(笑)!

可愛さを堪能した所で、最後のおまけ【一問一答】です。

主要キャラへのプロフィールや将来の夢、玄奘もしくは金蝉子についてどう思っているかを聞くことが出来ます。


・・・というわけで。

やりましたー!
『蓮咲伝』のプレイが終了しました!(ノ∀`;)・゜・
今回は前作と違い、フルコンプしました(笑)!

以上で『S.Y.K~蓮咲伝~』のプレイは終了です。

総プレイ時間は約62時間、
プレイ期間は、(7/10頃から始めたので)約一ヶ月と三週間なのですが、
実際のプレイ日数をカウントしたら23日間でした!

実際のプレイ日数に、一ヶ月掛かっていないことに驚きました!
ってことは、総プレイ期間長すぎ・・・。orz

プレイ時間には、『ちょっと一息』のプレイとメモを取っていた時間も含まれております。

約二ヶ月という恐ろしい長さのプレイ感想にお付き合い下さり、ありがとうございました!m(__)m
そして、最後の最後でまた長い記事になってしまい、読むのが大変だったと思います。(´д`)
お付き合いして下さった皆さまに感謝して、もう一つ美麗なおまけスチルをお楽しみ下さい!

フルコンプ特典スチル 二郎真君と閻魔王と斉天大聖画像



ある意味、熱い三人が集結してます!
500年前の三人ですね。
二郎真君が儚くて綺麗なスチルだと思います。(*´д`*)


それでは、約二ヶ月分溜まっていた諸々を少し片付けてから、次の新しいゲームに入りたいと思います。
(次のゲームは『薄桜鬼 遊戯録』【PSP】を予定しております)

八月のゲームスケジュールが狂った分、九月も忙しくなりそうです。
何より九月は、『身代わり』二次祭りがあります!!
なので、次のゲームには出来れば今週内に入りたいと思っています。

それでは、また次のプレイ感想迄暫く間が空くと思いますが、
何かアップした際は、よろしければ覗いてやって下さい。m(__)m


「S.Y.K~蓮咲伝~」『ちょっと一息』 プレイ感想1

2010年08月30日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
※途中にゲーム画像とスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。

さあ!
本編も終わり、あとはおまけを見るだけです!
『ちょっと一息』から、それぞれの【外伝小説】やおまけを見たいと思います。

『ちょっと一息』全体マップ ゲーム画面画像


・・・ん?
各キャラがいる場所に行って読める【外伝小説】と、宿でまとめて読める【外伝小説】って違うの?(o・ω・o)

それでは、先に各キャラの方からにすることにします!
では、またランキング順に(笑)。


<乾陀羅>~八戒~

<乾陀羅>選択 ゲーム画面画像


【ギャラリー】

各スチルについて八戒がどう思ったかを、コメントしてくれます。

【4コマ】

・・・ブッ!!( ゜Д゜)・∵.

ちょっw
何、この4コマ!?
面白いんですけどっ(笑)!?

面白かったので、皆さんもお楽しみ下さい。

八戒4コマ タイトル画像

八戒4コマ その1画像

八戒4コマ その2画像

八戒4コマ その3画像

八戒4コマ その4画像


・・・確かに、SDキャラじゃ腕の長さが足りない罠(笑)。

【日記】

八戒の日記(!)が読めます。
どうやら天竺迄の道中を、時々日記に書いていたようです。
玄奘とのイベントについての記述もありました。

【外伝小説】
【恋人のすすめ】

本命の外伝小説です!
テキスト形式で進んでいきます。
声優さんの声は付きません。

【外伝小説】 ゲーム画面画像


『八戒の章』の後日談です。
宮殿内の廊下で玄奘とリトスが仲良くおしゃべりをしていると、ミリンダ付きの文官ユーリが慌てた様子で走ってきます。
どうしたのかと玄奘が問うと、ミリンダが勉強中に「姫さんが足りない!」と言い出して何処かへ行ってしまったということでした。
玄奘とリトスは呆れながらも、手分けしてミリンダを探すことにします。
二人と別れた玄奘は次の瞬間、何者かに突然捕らわれ、中庭の茂みに引き込まれます。
驚く玄奘でしたが、すぐに八戒だと分かります。
安堵しながら八戒に詰め寄ろうとすると、いきなり口付けをされます。
長い口付けから解放された玄奘が、真っ赤になりながら再び八戒に向かって声を荒げようとすると、今度は八戒の人差し指が唇に当てられます。
「静かに姫さん。いくら公認の恋人同士だからって、さすがに現場見られるのは姫さんだってやだろ?」
そう告げられた後、玄奘の視界が反転します。
「これからもっと、見られちゃやばいから」
嬉しそうに告げる八戒に押し倒されながら、玄奘は言葉を失ってしまうのでした。

・・・あっまーい(笑)!(*´д`*)

外伝小説といっても小話のような短さなのですが、甘すぎて「ドウシテクレヨウホトトギス」と思いましたよ!
やはり生粋の皇子様は違うわね・・・!


<冥界>~蘇芳~

<冥界>選択 ゲーム画面画像


【ギャラリー】

各スチルを見ながら、蘇芳がコメントをしてくれます。

【4コマ】

蘇芳の為に金閣が腕によりをかけて料理を作ってくれるのですが、それはもう言葉では言い表せない程の得体の知れない料理になるのでした・・・。
という4コマでした。

【日記】

天竺に到着する迄の蘇芳の日記でした。
八戒の時も思いましたが、一部抜粋という感じなのか、かなり短いです(笑)。

【外伝小説】
【お見合い騒動】

『蘇芳の章』の後日談です。
地上の帝から冥界の代表である蘇芳に、お見合い話を持ち掛けられていました。
きっぱりと蘇芳は断ります。
その夜、お見合い話について玄奘がヤキモチを妬いてくれなかったと蘇芳は拗ねます。
玄奘が、
「蘇芳なら絶対断ると信じてました」
と告げると、途端に機嫌が直ります。
そして、誰にも邪魔されることなく、思う存分いちゃラブをするのでした。

・・・八戒に続き、蘇芳も甘かったです(笑)!
逆に、これテキストだけで良かったと思いました。
声付きだったら、聞いてる方が恥ずかしくて悶死しそうです(笑)。


<天界>~二郎真君~

<天界>選択 ゲーム画面画像


【ギャラリー】

玄奘と一緒に森で迷子になったスチルのコメントでは、方向音痴だと最後迄明かしませんでした(笑)。

ラストの玄奘を膝抱っこしているスチルは、二郎真君のコメントが結構甘くてドキドキしました。(*´д`*)

「私は、君を離さないよ。これから、ずっと。君と一緒にいるための方法を探す。一日一日を大切に生きて・・・君にたくさんの愛を贈るよ。そうしたら観念して私のものになってくれるかい?玄奘」

・・・キ・ュ・ン・死・に・し・そ・う(笑)。(o_ _)o~†

だって、あの二郎真君がよーっ!?(ノ∀`;)・゜・

・・・あれ?
二郎真君には【4コマ】が存在しません!Σ( ̄□ ̄)
どうせなら、見たかった・・・。

【日記】

天竺へと向かう、三蔵法師一行の道中を見守る二郎真君の日記なのですが・・・。

ただただ、歪んだ愛の日記でした!((((;゜Д゜)))
この日記にどう感想を言えと・・・。orz

【外伝小説】
【好きこそものの上手なれ】

『二郎真君の章』の後日談です。
「私と悟空のどちらが好き?」
突然、二郎真君が玄奘に問い掛けます。
一瞬考えた玄奘でしたが、
「比べられるものでありません」
と答えます。

しかし二郎真君は、玄奘が本当に好きなのは悟空の方だと思い込んでいました。
自分と一緒にいるのは、ただの同情だと思っていたのでした。
それを知った玄奘は呆れながらも、二郎真君にびしりと言い放ちます。

「私はあなたが好きだから傍にいるのです。好きでなければ、さすがに無理です。あなたみたいな面倒な人」

次から次へと畳み掛ける玄奘の言葉に、二郎真君の思考が追い付かなくなるという、珍しい二郎真君が見られた外伝小説でした。
というか、実は二郎真君も鈍かったという事実が分かって、益々親しみを覚えました(笑)。


<泉>~玉龍~

<泉>選択 ゲーム画面画像


【ギャラリー】

玉龍がスチルを見ながら色々コメントしてくれます。

【4コマ】

玉龍と銀閣がそれぞれ慕う、玄奘と蘭花の自慢対決をするという4コマでした。
ほのぼの(?)でした。

【日記】

前作のイベントを回想しながら、天竺迄の道中が綴られていました。

・・・500年間お師匠様を待ち続けた、一途な玉龍の心情が垣間見えました。(/_;)

【外伝小説】
【またたび】

『玉龍の章』の後日談です。
玄奘と玉龍は街に立ち寄って、旅の必需品を買い揃えていました。
雑貨屋で、玉龍は「またたび」を見つけます。
滋養強壮の効果があるようで、旅に備えて購入する旅人もいるということです。
玄奘から、
「猫に与えると酔ったように気持ちが良くなり甘えてきます」
と説明されると、玉龍は一瞬考えながら、
「玄奘も口にしたら、甘えたくなる?」
と首を傾げながら問うてきます。
玄奘が赤くなりながら慌てると、
「玄奘に甘えられたいなって、思って」
とふわりと微笑みながら告げられた言葉に玄奘は赤くなります。

玉龍は猫にまたたびをあげる為に、路地裏へ向かいます。
またたびを口にした猫の様子を目にした玉龍は、
「玄奘もまたたびみたい」
と告げ、慌てふためく玄奘に触れるだけの口付けを次々に落としていきます。
玉龍と旅を始めて数年が経ち、すっかり玉龍の背は玄奘が見上げる程になっていました。

「僕も、玄奘のまたたびになりたい」
「・・・とっくに、なっていますよ」

・・・ちょっww
後日談の二人もラブラブじゃないですかー!
二人の姿は出てきませんが、玉龍はきっと成長した姿なんですよね~。(*´ェ`*)
良いモノを堪能させて頂きました!


<五行山>~悟空~

<五行山>選択 ゲーム画面画像


【ギャラリー】

ラストの口付けをしているスチルでは、来年の誕生日プレゼントの念押しをしてきます(笑)!

【4コマ】

閻魔王の姿の悟空を思い出してうっとりしている玄奘を見た悟空が、髪を黒く染めたり服を脱色したり、目にカラーコンタクトを入れようと奮闘するという、微笑ましい(?)4コマでした。

【日記】

前作のいくつかのイベントを悟空視点で振り返りながらの日記でした。

【外伝小説】
【溺惑】

『悟空の章』の後日談です。
・・・悟空の部屋で、とにかく二人が口付けを交わしながらいちゃラブする話でした(笑)。
ちょっと、八戒の外伝小説に似ている(笑)?


<都>~悟浄~

<都>選択 ゲーム画面画像


【ギャラリー】

各スチルに悟浄がコメントをしてくれるのですが・・・。

ダメです。
ニヨニヨが止まりません・・・(笑)。(* ´艸`)

おんぶスチルでは、「いつも見ていますから」と言われます。
・・・そう言えば本編でも、悟浄が玄奘の足の疲労に気付いて手当てしてくれたっけ。(*´ェ`*)

悟浄の姉の墓前でのスチルでは、
「また一緒に行きましょう。その時は二人じゃなくて・・・。だ、だから・・・その、できれば・・・そのときには、家族が増えていると嬉しいなあと」
などと、照れながら口にします!

・・・可愛いな~、悟浄。(*´д`*)

【4コマ】

SD悟浄の可愛い4コマを楽しみにしていたのですが・・・!(*゜∀゜)=3

・・・あれ?何か微妙(笑)?

久しぶりに会った八戒のことを思い出せなかった悟浄でしたが、八戒の下まつげを見てようやく八戒だと認識したという4コマでした。

・・・何で玄奘や全員ネタじゃなくて、八戒オンリーネタなの?(´・ω・`)ショボーン

【日記】

前作のいくつかのイベントを悟浄視点で語られていたのが楽しかったです。

【外伝小説】
【主導権】

『悟浄の章』の後日談です。

悟浄が長めの休暇を貰えたということで、二人で新婚旅行に出掛けます。
宿に着くと、通された部屋に寝台は一つしかありませんでした。
戸惑う二人でしたが、悟浄が案の定、寝具を貰ってきて床で寝ると言い出します。
玄奘は意を決して、
「一緒に寝ましょう」
と告げます。

・・・って、やっぱり!Σ( ̄□ ̄)
二人は別々に寝ていたのですね!

・・・ん?
でも、それってどういうこと?
もしかして、まだ清い関係なの??

一つの寝台で二人は眠りますが、悟浄はすぐ近くに感じる玄奘を意識して一向に眠れませんでした。
ふと目を開けると、同じく眠れないでいた玄奘と目が合います。
可愛らしい玄奘を見た瞬間、ぶつっと悟浄の理性が切れます(笑)。
悟浄は沸き上がる衝動のままに玄奘に口付けをしますが、それ以上は理性を総動員させてなんとか耐えます(笑)。
そのまま、玄奘を抱き締めて眠るだけで我慢するのでした。

・・・んん!?
い、いや。ま、待って!(;゜д゜)ゴクリ

まるで初めて一緒の寝台で眠るかのような嬉し恥ずかしの二人の様子を見てると、結婚はしたけど、まだ一線を越えてない感じがします!!

マジっすかーっ(笑)!?
じゃあ、悟浄が墓前のスチルで告げたコメントは何だったの!?
これからの願望ということ!?

やっぱり、悟浄は真面目さんでした。
神聖視していた玄奘に、手は出せなかったということね!
きっと、優しい悟浄のことだから婚礼後の初夜の時も、
「今日は疲れたでしょう。ゆっくり休んで下さい」
とか言って、別々に寝たんだろうな~。ヾ(´ε`;)ゝ
そんでもって、すぐに仕事で悟浄の帰りが遅くなったり夜勤が続いたりして、そのまま何もないまま今に至ってるんだろうな~。
等々、何処迄も妄想が広がります(笑)!

「S.Y.K~蓮咲伝~」【天竺一家編】 プレイ感想(23周目)

2010年08月28日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
※途中にゲーム画像とスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。

何ですか!?
この【天竺一家編】というのはっ!?((((;゜Д゜)))

とりあえず、<前編>のあらすじを見てみようと思います。

【天竺一家編】あらすじ ゲーム画面画像


『ニートの長男、遊び人の三男、アイドルの末っ子。そんな個性豊かな兄弟に囲まれ、今日も家計を必死にやりくりするのは、苦労性の次男。貧乏ながらも兄弟仲良く暮らすひとつ屋根の下で、今日も波瀾万丈な一日が始まる。』

・・・こ、これは!(;゜д゜)ゴクリ

妄・想・劇・場ですかーっ!!

『薄桜鬼 随想録』の【薄桜鬼SSL】のようなものですね!

苦労性の悟浄・・・。
な、泣けます・・・!(´;ω;`)ブワッ


<前編>

舞台設定は、21世紀の日本のようです(笑)。
四人兄弟の両親は既に他界しているようで、四人で力を合わせて慎ましく生きているようです。

物語が始まると、居間とちゃぶ台が映ります(笑)!

・・・え。
21世紀でいいんだよね?

すぐに長男の悟空が登場します。

悟空 ゲーム画面画像


( ゜д゜)!?

ご、悟空が・・・ジャージ姿だ!((((;゜Д゜)))

ちゃんと声優さんの声付きでストーリーが進みます(笑)!
そして、一人一人の紹介がスチル付きであります!

悟空画像


『彼は、長男の悟空。定職につかず、ひがな一日寝ているかPCとたわむれているかの、言うなれば自宅警備員。』

・・・自宅警備員!
ニートも格好良く言えば、そうなるのね。(´∀`)

そこに三男の八戒が登場します。

八戒 ゲーム画面画像


・・・分かっていたけど、本編と変わらず派手です(笑)!

八戒画像


『三男の八戒。現在大学3年生。女好きで金遣いが荒く、バイト?なにそれ、美味しい?を地でいくろくでなしである。』

・・・ろくでなしか~。(´д`)

お次は四男、玉龍の登場です。

玉龍 ゲーム画面画像


爽やかに全身が白でコーディネイトされています。

・・・あれ?
顔に封印のマークがある?

玉龍画像


・・・ど、動物相手に戯れる玉龍が、メルヘンの住人と化しています。(*´д`*)

『末っ子、玉龍。ダメとしか言い様のない兄とは裏腹に、末っ子の彼は真面目に学校へも行くし、問題も起こさない。・・・たぶん。』

マイペースの為、友達はいないようですが、本人はそれを気にした素振りを見せたことはなく、いつも無表情のまま動物相手に遊んでいるということです。

ここで、待ってましたの一家を支える悟浄が登場です!

悟浄 ゲーム画面画像


・・・エプロンにひよこさんが!!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

・・・あれ?
髪の毛が長いver.です。

『働かない長男の代わりに家計を背負い、稼ぎもしないのに浪費の激しい三男に毎日説教を繰り返す悲哀の次男、悟浄。』

・・・悲哀の次男、悟浄です!(ノД`;)・゜・

悟浄画像


『両親が他界してからというもの、彼の特技はもっぱらちゃぶ台返し。』

そして、衝撃の事実が判明します!!
この物語は、悟浄視点で進行するようです!

・・・いやっほーい!ヽ(゜∀゜)丿♪

主に、悟空と八戒に向かって、今日も悟浄の説教の嵐が始まります。

SDキャラ画像


・・・だから、SD悟浄が可愛すぎです。(*´д`*)ハァハァ

悟浄は悟空と八戒のダメ人間ぶりに頭を抱えながら、玉龍だけは真人間に育ててみせると誓うのでした。

数日後。

悟浄は買い出しをしに街に出てきていました。
一家の収入は悟浄の給料だけのようです。
両親が残してくれた遺産も残り僅かで、悟浄はバイトを増やそうかと考えていました。

外でもひよこエプロンのままの悟浄を見て、偶然会った玉龍がツッコんでくれます(笑)。

悟浄と玉龍 ゲーム画面画像


赤く表示されている「ひよこ」の用語説明を見てみます。

ひよこ用語説明 ゲーム画面画像


『悟浄のエプロンの胸元にあるアップリケ。安かったから買っただけだが、近所のおばさん達には似合うと評判。』

・・・だそうです(笑)。

家が貧乏の為に玉龍が学校で不自由な思いをしていないかと、悟浄は心配します。

「学校でいじめられたりしていないか?何かあったらすぐに兄さんに言うんだぞ」

・・・悟浄の過保護っぷりが凄いです(笑)。

もうすぐクリスマスということで、玉龍が思い出したように告げます。

「そういえば、悟空と八戒がクリスマスに何かしたいって言ってた気がする。いつも、悟浄に苦労させているからって」

それを聞いた悟浄は猛烈に感動します。
今年のクリスマスは豪華にしようと一人で盛り上がります。

(兄弟愛って、いいものだな・・・!)

・・・感動する悟浄には悪いけど。絶対オチがあると思います(笑)。

家では悟空と八戒が、クリスマスのことを話していました。
悟空が「株価」と言っているので、どうやら密かに株を運用しているようです!

・・・マジで!?

二人の会話から、悟浄に何かしてあげようと玉龍に言った言葉は、危ういものになりそうな予感大です(笑)。

その後、流石に悟空と八戒が日頃の感謝を考える筈がないと悟浄も冷静になります。

・・・この兄弟の信頼関係のなさに笑えます(笑)。

しかし、可愛い玉龍だけにはきちんとしたクリスマスをしてあげたいと考え、プレゼントを考え始めます。
玉龍だけにあげる訳にもいかず、悟空と八戒は何が良いかと考えた悟浄は、子供の時に書いたクリスマスカードのことを思い出します。
押入の箱の中に取っておいたカードを見ます。

SD悟空とクリスマスカード画像


SD八戒とクリスマスカード画像


SD玉龍とクリスマスカード画像


SD悟浄とクリスマスカード画像


・・・SD悟浄がお玉持ってる!Σ(*´д`*)
か、可愛すぎる!
そして、それぞれのカードに、既に幼い頃からの片鱗が垣間見えます(笑)!

それを見た悟浄が一言、

「・・・なんというか、我が家のDNAは根本的にどこかがおかしいのかもしれないな。今、つくづくそう思った・・・」

と告げるのに笑った・・・(笑)。

そして、アルバムの中に挟んであった一枚の紙を悟浄と玉龍は発見します。

【金銭消費貸借契約書。】

そう書かれていた紙を見て、家族の誰かがお金を借りたという事実を初めて知るのでした。

・・・という所で、<前編>が終わりました。
続きは<中編>になるようです。


<中編>

借用所の書面を良く読んでみると、名義は亡くなった父親の名前になっていました。
悟浄は悟空のPCを借りると、【金銭消費貸借契約書】について調べてみることにしました。
何やら、金融機関と住宅ローンなどの借り入れについて結ぶ契約のことだと分かります。

結局、何のローンかは分かりませんでしたが、PCの調子が悪いと言う悟空の言葉を受けて、クリスマスプレゼントに悟空にはPCを、八戒には時計をと考えます。
玉龍には何が良いかと考えていた所に電話が鳴ります。
悟浄が電話に出ると、
「あ、オレオレ。オレだけど」
と、いきなり【オレオレ詐欺】です(笑)!

そして、事故に遭って相手に慰謝料を請求されているので、今すぐお金を振り込んで欲しいと言われます。

・・・思いっきり、【振り込め詐欺】です!Σ( ̄□ ̄)

まさか、ゲームで【振り込め詐欺】を見られるなんて・・・!
『S.Y.K』恐るべしっ!((((;゜Д゜)))

すっかり玉龍だと信じた悟浄は、告げてくる口座にお金を振り込む為に慌てて家を飛び出します。

同じ頃、八戒は街中で借金取りだという蘇芳に声を掛けられます。
聞くと、天竺家に用があるようです。

お金を振り込んだ悟浄は、家で玉龍の帰りをひたすら待っていました。
振り込んだお金は、悟浄のへそくりから出したということです。
玉龍が帰ってきますが、事情を話すと不思議そうに首を傾げます。
状況が把握出来ない悟浄でしたが、そこに蘇芳を連れた八戒が帰ってきます。
そして、蘇芳から父親名義の借用書を見せられます。

蘇芳 ゲーム画面画像


寝ていた悟空も起きてきて、一家が集結します。
そして、悟浄が【振り込め詐欺】に遭い、借金返済の頼みの綱だったまとまった金が最早天竺家にないことが分かります。
どん底の天竺家に容赦ない蘇芳の声が響きます。

「総額683万7203円、耳を揃えて払ってもらおうか・・・?」


<後編>

慎ましく生きてきた天竺一家に突然降って湧いた借金騒動――。

悟浄は錯乱していました。

「だ・・・ダメだ・・・もう、こうなったら生命保険の保険金に頼るしか・・・!」
「いやちょっと待て、落ち着け。そもそも生命保険なんざ入ってねえだろ」

冷静な悟空がツッコミを入れます。

暫く、そのやり取りを見ていた蘇芳でしたが、話に入ってきます。
「おいおい、待てって。オレたちだって、そこまで鬼じゃないってば。さすがに命までは取らないよ。とにかく、今から利息なしで1週間なら待ってやるよ。ただし、1週間後に全額揃ってなかったら家も家財も差し押さえ、あんたらの身ぐるみ全部剥ぐから」
1週間後にまた来ると告げて、蘇芳は帰っていきます。

再起不能になった悟浄を放置して、家を追い出されたくない悟空と、男のプライドをかけた八戒は、1週間後に向けて金を稼ぐ決意をします。

自暴自棄になった悟浄は編み物をして、残りの人生を謳歌していました(笑)。
自分が詐欺に遭わなければ・・・と、落ち込む悟浄に、
「お金が返ってくれば、いい。それで、借金が返せる」
さらりと玉龍は告げます。
聞くと、悟空がPCを使って犯人を捜し出そうとしているようです。

・・・ちょっ、悟空!?
それって、ハッキング?(;゜д゜)ゴクリ
もしかして悟空ってば、ただのニートじゃなくて、そんな才能があったの!?
悟空は、ファルコンだったのね!

八戒も歌舞伎町でバイトをしたり、質屋に手持ちの物を売って元手を作って増やすとか言っていたそうです。

・・・増やすって、ギャンブルか(笑)!

玉龍も、自分も頑張ると悟浄を励まします。
家族が頑張っていることを知った悟浄は、こんな時こそ自分がしっかりしなければと立ち直ると、バイトに出掛けるのでした。

その夜。
バイトをしている八戒の元に、蘇芳が様子を見に来ます。
八戒には聞こえないように、蘇芳がぽつりと呟きます。

「借金も遺産として残るから、普通は今になって払い戻しとかありえないんだけど・・・ま、これはこっちのミスだし、言わないが吉、だよね・・・」

・・・そうなんだ!Σ( ̄□ ̄)

悟空と八戒は珍しくやる気に満ち溢れ、悟空は金を取り返すこと、八戒はバイトを頑張ることを確認し合うのでした。

一週間後。

予想通り、返済額を揃えることが出来す頭を抱えていた悟浄の元に、蘇芳がやってきます。
どうにかして兄弟達だけでも助けたい悟浄は、必死に蘇芳に頼み込みます。
悟浄が犠牲になるなら、何とかならないこともないと告げる蘇芳の言葉を悟浄が鵜呑みにしようとした時、悟空と八戒が現れます。
すぐに玉龍も合流し、詐欺の犯人が見つかり捕まるのも時間の問題だと告げます。

悟空も、蘇芳が属している組の弱みを握ることなんて簡単だと、逆に脅しを掛けて返済の期日を延ばして貰おうと掛け合います。

そこに突然、前作のOP曲だったCRUES NOVERの「RISE」が流れます。

・・・な、何事!?Σ(゜Д゜≡゜Д゜)

思わずビビったら、どうやら蘇芳の携帯の着メロだったようです!

蘇芳が電話に出ると、酷く慌てた様子を見せます。
そして、電話を切ると突然、

「・・・えーと、まずは・・・。とりあえず、ごめん。いや、じつはさ。うちの勘違いだったみたいなんだよね。あんたんちの、借金」

などと言い出すのでした。

大変だった一週間のわりには、何とも落胆する結末で借金騒動は終わりを迎えます。

数日後、天竺家はクリスマスパーティーを開きます。
玉龍から、悟空と八戒の三人からと言ってプレゼントが悟浄に渡されます。

SDキャラ画像


・・・相変わらず、SD悟浄が可愛すぎです。
どうしてくれよう。(*´ェ`*)

騙し取られたお金も無事に戻ってきて、借金問題の件も迷惑料として慰謝料が届いたそうです。

悟浄は戻ってきたお金で、悟空にPC、八戒に腕時計、玉龍に携帯電話と自転車をクリスマスプレゼントとして買ってあげます。
悟浄には、電動ミキサーとちょっと有名なメーカーの圧力鍋がプレゼントされます。

感動のクリスマスを過ごした翌日、悟浄は朝から八戒を叱っていました。
天竺家のありったけのお金を持ち出してギャンブルに使ったようで、全てスってきていました。
そこに、悟空が買ったばかりのPCが壊れたといって修理に出してくれるよう頼んできます。
玉龍は、学校の備品を壊したということで修理費を請求する手紙を持ってきます。

生活費は何故か残額が一万円になっていました。
悟浄は目眩を覚えますが、相変わらずな天竺家の日常が戻ってきたのでした。

最後は、本編設定のSDキャラがパラレルワールドを振り返って終わります。

・・・悟浄の役があまりに不憫でアレでしたが、パラレル【天竺一家編】は面白かったです!
贅沢を言えば、悟浄が憧れるマドンナ役として玄奘を出してくれれば、もっと面白かったと思います!!(o≧口≦)o

色々と家族の為に頑張っているのに報われない悟浄が、玄奘の存在にほっと一息吐ける・・・というエピソードがあれば、絶対萌えたのに・・・(笑)!

今度こそ本編(?)は終わり、残すは【外伝小説】とおまけだけです!

【天竺一家編】のプレイ時間は、3時間でした。

「S.Y.K~蓮咲伝~」【玄奘編】~悟浄の章~ <3話>~<最終話>プレイ感想2(22周目)

2010年08月23日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
長くなりましたので、二つに分けさせて頂きます。
こちらの記事は、<3話>~<最終話>のプレイ感想となります。

※途中にスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


<3話>

天竺の戦いの後、釈迦如来の内に封印されていた観音菩薩は、既に封印が解かれているといいます。
しかし、一度荒れた天界を落ち着かせようと奔走している観音菩薩に、地上に降りてくる余裕はないだろうと木叉に告げられます。

それを聞いた悟浄は落胆します。

木叉は悟浄の気持ちを汲み取って、一応天界の上層部に掛け合ってくれると約束してくれます。
ただし、可能性は限りなく低いので、期待はしないで欲しいとも付け足されます。
しかし、悟浄にとっては、それで充分だったようで、
「気長に待ちます。ありがとうございます、木叉様・・・!」
頭を下げて礼を述べます。
木叉は真面目な悟浄を呆れながら眺めます。
それから、酒癖のことと玄奘を困らせないよう、悟浄に忠告してくれます。
そして、
「お前たちが幸せそうでなによりだ」
と告げると、木叉は天界に戻っていきます。

木叉が消えて暫くしてから、玄奘は思い切って悟浄に問います。
「なぜ、観音様に会おうと思ったのですか?」

天竺で観音菩薩の思惑を知り、悟浄は心に深い傷を負った筈でした。
それなのに、何故わざわざ観音菩薩に会おうとするのか。
玄奘の疑問に、悟浄は穏やかに微笑みます。
「・・・あなたは、俺のことを心配してくれているんですよね。ありがとうございます」
本当は会って欲しくないと告げる玄奘に悟浄は答えます。
「観音様を憎むなど、ありえない。あの方は、俺の恩人なんです。あの方が干渉してくださったからこそ、俺はあのとき生きながらえることが出来た」

【――命とは軽いものではない。そなたは誰かを犠牲にして生きることになる。お前は犠牲になった者の命を背負い、必ず世を救う旅を成功させなければならない。それでもお前は、生きたいと願うのか】

「観音様は、ただ俺に問われただけです。そして、道を選ぶ権利をくれた。・・・選択したのは、俺です」

そして、悟浄は観音菩薩に会いたい理由を口にします。
「観音様の真意をおうかがいしてみたいんです」
そんな真面目な悟浄を見た玄奘は、観音菩薩に会えるようにと願うのでした。

・・・悟浄ーっ!(ToT)

本当に、何て真面目なの!
あんなに酷い目に遭わされたのに、それでも観音菩薩の真意が知りたいだなんて!(ノД`;)・゜・

数日後。

久しぶりに悟浄が休みを貰えたということで、二人は家でゆっくりとお茶を飲んでいました。

・・・何だろう。
まるで、二人がお爺さんとお婆さんに見えます。(o・ω・o)
老後の二人が想像出来ました(笑)。

そこに突然、木叉が現れます。
驚く二人に木叉が告げます。
「面会の許可が下りた。観音様がお会いになるそうだ」
驚きながらも喜ぶ悟浄に向かって、木叉は事も無げに言を続けます。
「お前のほうを天界へと連れていくことになった」
それを聞いた二人は、ただの人間が天界へ行けるなど信じられないと混乱します。

「ま・・・まさか、俺たちはこのまま死ぬんですか。だから、そんなことに!?」

すっかり冷静さを欠いた悟浄が木叉に問うと、
「いや落ち着け、そんなはずがないだろう。べつに取って食ったりするわけじゃない。用がすめば俺が責任をもって送り届ける」
少し呆れながら、そう返されます。

それを聞いて安心したのか、悟浄は玄奘も一緒に連れていって欲しいと木叉に頼みます。
すると、木叉は少し表情を曇らせます。
しかし、玄奘も頼み込むと暫く何かを考えていた木叉も、ようやく頷いてくれます。

そして、これから天界へと赴くことを考えた二人は、急遽、家の中にある物で手土産をかき集め始めます。
それを見た木叉は、
「・・・要するに、似たもの夫婦か・・・」
溜め息を吐くのでした。

木叉の転移の術で、二人はあっという間に天界へ到着します。
初めての天界に緊張する二人は、観音菩薩との面会に木叉の同席をお願いしますが、二郎真君を野放しに出来ないと断られてしまいます。
二人は仕事に戻る木叉を見送ると、手を取り合って観音菩薩と会う覚悟を決めます。

「やーれやれ。噂には聞いてたけど、時も場所も選ばないって本当だったんだ。なにしに来るんだろって思ってたけど、もしかしてのろけにきたの?界を越えて?それもすごいねえ」

そこに、観音菩薩の声が割って入ります。

・・・って、突然の観音菩薩の登場にも驚いたけど、観音菩薩の台詞にもっと驚きました(笑)。
「噂には聞いてたけど」って、天界で二人のいちゃラブが噂になってるの(笑)?

真面目な悟浄は、すぐに挨拶をします。
観音菩薩はつまらなそうに口を開きます。
「それで?僕になんの用?」
悟浄が、どんな理由であれ観音菩薩に命を救われた恩を忘れることはないと告げると、
「・・・ふぅん?自分の姉の死を、喜べるようにでもなった?」
にやりと笑いながら、観音菩薩は言い放ちます。
思わず玄奘が言い返そうとすると、悟浄に止められます。
「玄奘、すみません。今は、俺に任せてください」
冷静な悟浄を見て、玄奘は観音菩薩の言葉がわざと挑発するための言葉だったと気が付きます。
「姉の死を喜ぶことなどは出来ませんが、そこでずっと立ち止まってただ後悔しているだけでは意味がない。それは、学びました。そして、自分の選択に責任を持つことも。押しつけられたわけではないのですから」
そして、観音菩薩に心からの礼を述べます。
「俺は、あなたに感謝しています。そして、憎んでなどいません。これだけ、どうしてもお伝えしたかったんです」

それを聞いた観音菩薩は、笑い出します。
仙人と同様、もしくはそれ以上に人間の汚さを散々見てきた観音は、悟浄の馬鹿正直さが気に入っていたのでした。
「・・・まあ、だからかもね。悟浄、おまえのその愚かさがとても愛しく感じられるのは」
そして、観音菩薩の役割を静かに語り始めます。
観音菩薩の役割は、人間の「声」を聞いて救いの手を差し伸べることだと告げます。
「でもね。いくら手を差し伸べて救ってみたところで、人間は満足なんてしないんだ」
人間の勝手さを言い連ねた後、悟浄を見つめます。
「・・・そんな連中ばっかり、だから。救われたことに感謝出来て、それを自分の選択の結果だって思えるのはね、悟浄。・・・まあ、誇っていいことなんじゃない?そうやって馬鹿みたいに必死な人間もいないと、地上も繁栄しないし」
その言葉を聞いた玄奘は気付きます。

これが観音菩薩の真意なのではないか、と。

「・・・さ、もうそろそろいいでしょ?」

観音菩薩はそう告げると、右手を振って去ろうとします。
踵を返しかけていた観音菩薩に、悟浄が声を掛けます。
振り返った観音菩薩に向かって、悟浄は真顔になって告げます。

「俺はあなたを憎んでいませんし、これからも憎むことはありません。・・・ですが、あなたが玄奘を意図的に傷つけようとしたことだけは別です。もし、過去にそうすべきなにかがあったのだとしても、それは関係ありません。これからも玄奘を傷つけることだけは許しませんし、そのときはたとえ恩人のあなたであっても刃向かいます。たとえ、あなたの不興を買おうとも。・・・それだけは、譲れません」

それを聞いた観音菩薩は、つまらなそうに告げます。
「べつに、おまえらなんてどうでもいいよ。馬鹿だなあ、玩具に恨みや憎しみを向ける奴なんているわけないでしょ?ちっぽけな人間のことなんて、こちとらすぐに忘れるし。いちいち意識を払うことじゃないし。――だから、早いとこ歳取って天寿を全うしたら?じゃあね」
言いたいことだけ言って、さっさと去っていってしまいます。
残された二人は唖然としていました。

「・・・ええと」
「・・・つまり、特にちょっかいを出す気もないので幸せになれと、そういうことでいいんでしょうか?」

二人は観音菩薩の残した言葉を、笑い合いながらそう結論付けるのでした。

気が付くと、二人は見知らぬ場所に立っていました。
どうやら観音菩薩が木叉の手を借りずに、二人を地上に帰したようです。
何とか周囲を見回し遠くに都を確認すると、二人は家路へと目指します。
しかし、天界にいた弊害か足下がおぼつかず、玄奘はつまずいて足首を捻ってしまいます。
それを見た悟浄が玄奘を背負ってくれます。

「というわけで、あきらめてください」

悟浄と玄奘画像


・・・うわっ!Σ(*´д`*)

この悟浄、何か可愛いわ~。(*´ェ`*)

「あなたはいつでも俺のことを導いてくれる」
「それは買い被りすぎだと思いますが・・・。でも、これからもなにか願いごとやわがままがあるのなら、言ってくださいね。この間、あなたも言ったでしょう?夫婦なのですから、支え合おう、と」
「・・・ありがとうございます。じつは、あとひとつ・・・いえ。あとふたつ、叶えたいわがままはあるんです」
そう告げると、少し悟浄が黙ります。
玄奘が悟浄の言葉を待っていると、暫くして悟浄が口を開きます。
「お願いがあります。・・・次に休みが取れたら、俺と一緒に故郷へと行ってくれませんか?」
都から少し遠いので、日帰りは難しいのだと告げます。
そして、
「・・・あなたと一緒に、姉の墓参りに行きたいんです」
続いた悟浄の言葉に玄奘は一瞬、胸が詰まりそうになりながら、
「・・・わかりました。ぜひ、連れていってください」
頷き返します。

もう一つの願いごとのことは、悟浄は口にしませんでした。


<最終話>

・・・えっ!
もう最終話!?

早いな~。
もう、悟浄ルートが終わりだなんてやだよ~。(/_;)

悟浄との約束を叶える為、二人で悟浄の故郷を訪れていました。
一緒に悟浄のお姉さんの墓参りに行きます。
墓は村から外れた、裏山の山頂にありました。

「・・・姉さん。この人が、俺の大切な・・・誰よりも大切な人です。やっと、ここへ連れてくることが出来ました。・・・玄奘がいてくれるおかげで、俺は今――おそらく、誰よりも幸せです。そしてこの先、もっと幸せになります。ですから・・・これからも、俺たちを見守っていてください」

悟浄は姉の墓に向かって語り掛けます。
そして、墓の前で玄奘の手を取ります。

「俺が叶えたい願いは、もうひとつある。前にそう言ったことを、覚えていますか」

悟浄と玄奘画像


「俺の名前を、呼んでくれませんか。俺の――本当の、名前を」

・・・あ!そういえば、そうでした!
何でも【悟浄】は幼少時に観音菩薩に与えられた名前であって、本名ではないということでした!

今では悟浄の母親も【悟浄】と呼んでいる為、玄奘はこれからも悟浄の本当の名前を聞くことはないと思っていたのでした。

「今までずっと、封印してきた名前です。ですが、あなたのおかげで過去を振り切ることが出来て、忌むべき名ではなくなった。でも、名乗るつもりはなかったんです。幼い頃からずっと【悟浄】の名前で生きてきましたから、変えるつもりもない。それにこの名は――なによりもあなたと俺を繋ぐ、大切な名前ですから。俺の時間は、姉が死んだ時からずっと止まっていました。ですが、やっと動き始めた。ですから・・・俺の時を動かしてくれたあなたに、本当の名前を呼んで欲しいんです。今、ここにいるときだけでいいので」

玄奘は悟浄を見つめて、問い掛けます。

「あなたの本当の名前は、なんというのですか?」
「・・・河泊(かはく)。河泊です」

玄奘は、悟浄が教えてくれた名前を愛しむように口にします。

「河泊。良い名前、ですね。・・・河泊」
「はい」
「ずっと共に生きましょう。そして、またお姉様に報告しに来ましょう。私たちが、どれだけ幸せかを」
「はい。・・・愛しています、玄奘」
「私もです、河泊」

・・・きっと、悟浄のお姉さんも二人のいちゃラブが目の毒だったと思います(笑)。

って思ってたら、これに対して玄奘がツッコんでくれました(笑)!

「ところで・・・時すでに遅しなのですが、お姉様の前で堂々とのろけるのはさすがにまずかったでしょうか・・・?」
「え・・・ええ、と。・・・いえ、きっと喜んでくれますよ」

・・・おい!悟浄!
そんな訳ないだろう(笑)!

「・・・そう、ですね」

・・・って、え!?
ちょっ!玄奘も納得しないでーっ(笑)!


お墓参りから数日後。

玄奘が都で買い物をしていると、休息で街に立ち寄った二人組の旅人にナンパされてしまいます。

「なあなあ、おねーさん。ちょっといい?このあたりに住んでんの?今、暇?案内してよ」

旅人の台詞を聞いて、玄奘はある人物を思い出します。

(八戒みたいなものですよね、つまり)

分かりやすい事例を残していってくれたと、玄奘は心の中で少しだけ八戒に感謝します。

・・・感謝するところが違ーう、玄奘(笑)!
八戒も何となく微妙だろうな~。

二人に案内所を教えてあげた玄奘は、そのまま去ろうとします。
しかし、腕をつかまれ引き留められます。
「家で夫が待っていますので、あまり遅くなると怒られます」
玄奘がそう告げても、二人は諦めようとしません。
玄奘がどうやってこの場を収めようかと考えていると、すぐ近くから女性の叫び声が聞こえてきました。
見ると、女性がガラの悪い男達に絡まれているようでした。
騒ぎを聞き付けた警吏が、すぐに女性を助けに現れます。
しかし、玄奘はぎょっとします。
駆け付けた警吏の内の一人が悟浄だったのです。
悟浄は以前も絡まれていた玄奘を助けてくれたことがあったのですが、その時の悟浄の様子を思い出して、玄奘は見る見る内に青くなります。

このままだと、旅人達の命の保証が出来なくなります。

先に悟浄の同僚が玄奘に気付いてくれます。
「あー・・・あんたら、悪いこた言わない。さっさとその人から手を離して、この場から逃げたほうが身のためだぞ?」
そして、同僚も玄奘が絡むと途端に心が狭くなる悟浄を知っている為、悟浄が気付く前に何とかして玄奘を二人組から離そうとしますが、二人は言うことを聞きません。

そして、お約束というか、このパターンしかないというか、とうとう悟浄が玄奘に気付きます(笑)。

一瞬、男達に腕をつかまれている玄奘を見て、悟浄の瞳に不穏な光が宿ります。
焦る玄奘と同僚でしたが、悟浄は冷静に旅人二人組に向き合うと、穏便にその場を収めるのでした。
いつもの悟浄からは想像出来ない悟浄の対応に、玄奘は思わず首を傾げます。

同僚が気を利かせてくれて、悟浄に家迄送り届けて貰うことになります。
何故か、帰りの道中も悟浄の口数が少なく、玄奘は居たたまれなくなります。
家に入るなり悟浄を座らせると、玄奘も机を挟んで正面に座り、理由を問います。
「・・・なにか、あったのですか?」
すると悟浄は、
「・・・じつは。その・・・すぐ、頭に血が上ってしまう癖を直さなければ、と思って・・・」
少しずつ理由を語り始めます。
玄奘が驚いていると、
「俺はあなたの夫ですが、ささいなことで暴走して、あなたに心が狭いと思われたくはありませんし。・・・それに、あんまり細かいことでうるさく言っていたら呆れられたり、見放されたりするんじゃないかと・・・」
悟浄は胸の内を明かしてくれます。

それを聞いた玄奘は、
「無理に抑えつける必要はないと思います。それに、あなたの場合は少しくらいわがままになってもいいと言ったでしょう?」
そう悟浄に告げます。
「・・・本当に、ですか?」
それ迄俯いていた悟浄は、玄奘の言葉で覚悟を決めます。

・・・ちょっ!
俯いたまま、ぼそぼそと呟く悟浄が可愛いんですけどっ!?(*´д`*)

「うう・・・わかってはいるんです。あなたが悪いわけじゃない。でも・・・でも、やっぱり・・・あなたが他の男に口説かれるのは、どうしても我慢出来ません。他の男があなたに触れるのも、嫌です。笑顔を向けるのだって、本当だったら俺だけにしてほしい。そんなこと、絶対に無理だってわかってはいるんです。でも、気がつくとそんなことを思っている。あなたを独占させてほしい。・・・俺だけに」

悟浄は本音を打ち明けます。

・・・ブーッ!(* ̄ii ̄)・∵.

現実だと独占欲が強い男も怖いけど、何故か悟浄は許せちゃうから不思議です(笑)!

悟浄の熱い告白を聞いた玄奘は、顔が真っ赤になっていくのを感じます。
しかし、当の本人は、玄奘の前で叱られるのを待っている子供のように小さくなっていました。

・・・しょぼん、としているってことよね(笑)!?
か、可愛すぎるー!

玄奘は立ち上がると悟浄に近付き、その頬を撫でます。
すると、悟浄の手が重なり、もう片方の腕が玄奘を支え、口付けをしてきます。

悟浄と玄奘画像


「・・・きっと、幸せすぎると人間は欲張りになるんです」

そのまま深くなる口付けを受けながら、ふと玄奘は悟浄が勤務中だということを思い出します。

「ところで・・・悟浄?今、あなたはたしか、勤務中ではありませんでしたか?」

そう告げる玄奘に対して、

「そのはず、なんですが・・・どうやら、無理そうです」
「え?」
「すみません、止まりそうにありません」

・・・ご、悟浄ー!((((;゜Д゜)))
え!?えーっ!?
こ、こんな、昼間っから!?(;゜д゜)ゴクリ

『私たちは笑いあいながら、互いに手を伸ばした。』

・・・ええっ!
『手を伸ばした』って・・・!

どういう状況!?
そのまま何する気・・・!?
そこ、居間(?)の机よ!?Σ(゜Д゜≡゜Д゜)
せめて寝室へ行こうよ!

・・・って、また私が深読みしすぎですか。orz

こんな気になる・・・というか、物凄く美味しいシーンでエンディングになりました!

S.Y.K~蓮咲伝~【PS2】 悟浄ED MOVIE


エンディングの後は、後日談です。

真面目な悟浄は警吏の仕事で功績を上げ、更に勲章を授与されたようです。
同僚達も呼んで祝いの宴を開くようで、玄奘は悟浄に味見を頼みながら一緒に料理を作っていました。

・・・一緒に台所に立つって、仲良いね~。
そして、間違いなく悟浄は出世コース間違いなしです!(*゜∀゜)=3

「俺は・・・べつに、あなたさえ喜んでくれれば、それで・・・」

・・・などと可愛いことを言います!
チキショー、可愛いな~。(*´ェ`*)

玄奘の頬に悟浄の手が添えられます。
「玄奘・・・」
そのまま、いちゃラブしようとした二人でしたが、炎の上がる音共に鍋が焦げていることに気付き、大慌てで消火活動をすることになります。

そんな他愛ない日常が紡がれることを、玄奘は幸せに思うのでした。


【外伝小説】に【主導権】が追加されました。
【八戒のしっぽ】に【本物の従者は誰だ】が追加されました。


・・・いや~。
悟浄を一番最後に取っておいて良かったです!
悟浄ルートは、一話一話が独立している短編のようで面白かったです!

<1話>玄奘が実家に帰ったと誤解する悟浄の話。
<2話>酒に酔った悟浄が玄奘を襲う話。
<3話>まさかの天界訪問話。
<最終話>悟浄の姉の墓参り&玄奘がナンパされる話。

悟浄ルートは美味しい話がてんこ盛りでした!
・・・まあ、悟浄の過去はツライのですが、玄奘と一緒に前を向くことを決めた悟浄の未来は明るい筈です!

最後に、ゲーム中にあったスチルではないのですが、まるで後日談のような二人の絵があったのでおまけとしてご覧下さい。

玄奘と悟浄画像



今回の悟浄で、『蓮咲伝』のメインストーリーである【玄奘編】は終わりになります。
あとは、【外伝小説】やおまけを残すのみです!

やったー!
【外伝小説】はテキストを読むだけなので、さっくり終わる筈!
おまけもそんなに時間は掛からない筈です!
「八月中に『蓮咲伝』を終わらせる!」
という目標が叶いそうです!\(^o^)/

・・・と、テレビ画面を見る迄は本気でそう思ってました(笑)。

・・・あれ?
『旅の記憶』の【玄奘編】と【金蝉子編】の下に何かある。(o・ω・o)

天竺一家編 ゲーム画面画像


・・・【天竺一家編】?前編?

( ゜д゜)!?

(つд⊂)ゴシゴシ

・・・何、これ。(;゜д゜)ゴクリ

そういえば、一番下は空白でした!
【玄奘編】で満足して、すっかり忘れていました!

・・・八月中に終わるか、不安になってきました。
ハハハ・・・。orz

【玄奘編】の悟浄の章のプレイ時間は、7時間50分でした。

メモを取っていた時間が多かったものと思われます(笑)。
恐らく普通にプレイしていたら、他キャラ同様に5時間程で終わったと思います。

「S.Y.K~蓮咲伝~」【玄奘編】~悟浄の章~ <1話>~<2話>プレイ感想1(22周目)

2010年08月23日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
※途中にゲーム画像とスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


やったー!\(^o^)/
いよいよ、一番楽しみにしていた悟浄ルートに入ります!

実は、密かに(?)悟浄に『身代わり』のリヒャルトを重ねているんですよね~(笑)。(* ´艸`)
だって、真面目で後ろ向きで世話焼きな性格がそっくりなんだもの・・・!
その上、姉を犠牲にして自分は生き永らえたと長く罪の意識に囚われていて、罪滅ぼしの為に玄奘の旅に同行したという背景も酷似していてツライです!(ノД`;)・゜・

悟浄と玄奘のその後はどうなっているのでしょう!
真面目キャラがデレると凄いことになりますからね(笑)!

悟浄の章を選ぶと、あらすじが表示されます。

悟浄の章あらすじ ゲーム画面画像


『悟浄が住居をかまえる都に移り住むことになった玄奘は、彼の求婚を受け晴れて妻になったが――。』

・・・え!
結婚して、悟浄の妻になったの!?
他キャラルートでは、結婚の「け」の字も出てなかったのに・・・。(;゜д゜)ゴクリ

やっぱり、悟浄は真面目です!
・・・というか、これが本来の正しい形だと思います。
まあ、八戒とは正式に婚約しているし、玉龍とはまだそういう関係以前の話でした。
そう思うと、悟空が一番問題だったと思います!(`・ω・´)

じゃあ、悟浄と玄奘は新婚さんなのですね!(*゜∀゜)=3
悟浄ルートは、『新婚編』が楽しめるということですね!
益々、テンションが上がります!
まあ、『妻になったが――。』の『が――』が気になります。
何か問題でもあるのでしょうか。


<1話>

玄奘が料理をしているシーンから始まります。
朝食と悟浄のお弁当を作るのが、玄奘の毎朝の日課となっているようです。

・・・こ、これは!
愛妻弁当じゃないですかーっ!Σ(*´д`*)

「悟浄、準備はどうですか?朝ご飯、出来ましたけれど」
玄奘が悟浄に声を掛けると、
「あ、はい。準備ならもう出来ていますので、すぐに行きます」
という返事が返ってきます。

・・・やっぱり、悟浄の敬語は良いわ~(笑)。
出来れば悟浄には、玄奘に対して一生敬語を使って欲しいです(笑)。

玄奘がお弁当を渡すと、
「いつも手間をかけさせてしまってすみません。あなたはゆっくりしていていいのに」
と優しいです。

・・・悟浄、いい人です(笑)!

「なにを言っているのですか。これくらいはさせてください。私は、あなたの妻なのですから」
「は・・・はい、ありがとうございます。その・・・幸せです・・・」
玄奘の言葉に、悟浄は真っ赤になりながら嬉しそうに礼を言います。

・・・かぁーっ(笑)! 壁|○=(´∀\*)バンバン
この新婚さんめっ!

その後、玄奘のモノローグで、二人が結婚したのは半年前だということが分かります。
それから毎朝のように、こういうやり取りが続いているそうです(笑)。

・・・ええと。
結婚して半年が経つんだから、勿論、・・・一線を越えているんですよね(爆)?

なのに、この初々しいやり取りが毎日のように続いているわけですね(笑)!

悟浄の母親とは一緒に住んでいないようです。
玄奘が言うには、悪くない関係を築けているということです(笑)。

・・・えっと。
「仲が良い」とは言えない何かがあるのでしょうか(笑)。

そして、朝食を終えた悟浄がお弁当を持って家を出ようとした時、玄奘は悟浄の髪の毛が跳ねていることに気付きます。
悟浄を再び椅子に座らせると、玄奘は櫛で悟浄の髪を直し始めます。

悟浄画像


大人しく玄奘の言いなりになっている悟浄を見ながら、
(まるで新婚夫婦のようです)
と玄奘はくすぐったく感じます。

・・・いや!新婚だから(笑)!

そして、悟浄の髪が少し伸びたことに気付き、
「もう、伸ばさないのですか?」
玄奘が問うと、
「ええ・・・はい。もう、伸ばす理由はありませんから」
穏やかに悟浄が答えます。

旅をしていた頃、悟浄の髪の毛が長かった理由は願掛けの為だったと玄奘も聞いていました。
そして天竺で、悟浄は自らの意志で髪の毛を切り落としたのでした。

ここで選択肢が表示されました。

「どちらも似合います」
「長い髪も似合っていました」

・・・うーん。
どっち?(´∀`)

どちらの悟浄も否定したくないので、
「どちらも似合います」
を選んでみようと思います。


「どちらも似合います」

「どちらも似合っていますよ」
「え・・・」
「長かった頃は、力強さだけではなく、はかなさも感じられた気がしました。短くなってからは、少し外見の印象が幼くなったような、そんな気もしますね。ですが、男らしさも増して」

(さすが、私の悟浄)

最後は、流石に口に出すのは恥ずかしかったので心の中で呟きます。

・・・心の中でのろける玄奘も凄いです(笑)。

「え・・・ええ、と。そ、その・・・」

悟浄が益々真っ赤になって身を縮めてしまいます。

悟浄画像


「・・・悟浄?顔が、真っ赤ですが・・・」

気付いた玄奘が声を掛けると、

「あ、当たり前じゃないですか。・・・朝から、あんまり俺を舞い上がらせないでください・・・」

困ったような恥ずかしそうな様子の悟浄の返答が返ってきます。

・・・ブーッ!(* ̄ii ̄)

ちょっ・・・!
悟浄ルート開始早々、ニヤニヤが止まりません!
直視出来なくて、思わずテレビ画面から目を逸らしてしまいました(笑)!
お、恐るべしっ!新婚!

・・・という訳で(笑)。

選択肢迄巻き戻って、もう一つの方を選んでみたいと思います!


「長い髪も似合っていました」

「長い髪も似合っていましたよ。かなり長いのにきちんと手入れされていて、痛んでもいなくて、本当にきれいでした。ですから、少しもったいないですね。あの髪を、一度でいいので三つ編みだらけにしてみたかったのですけれど」

・・・え!
ご、悟浄が三つ編み(笑)!?((((;゜Д゜)))

想像したら、笑ってしまいました(笑)。

(髪が短くても長くても、変わらない。いつだって、この人は私の大切な人)

そう思いながら悟浄の髪を撫でていると、悟浄が玄奘の方を見て照れたように笑い口を開きます。

悟浄画像


「・・・あなたの髪のほうが、きれいですよ。・・・あなたの髪にこそ、触れたくなる」
「・・・毎日、触れているではありませんか」

・・・え!そうなの!?悟浄!?(;゜Д゜)(゜Д゜;(゜Д゜;)ナ、ナンダッテー!!

「一日中だって触れていたいですよ。許されるものなら」

・・・もう、ヤダ。
このバカップル・・・じゃなかった、新婚さん。(ノ∀`;)・゜・

玄奘も笑いながら、答えます。

「・・・ふふ、さすがにそういうわけにはいきませんね」
「まったくです。仕事をさぼったりしたら、玄奘様に見捨てられてしまいます」
「・・・悟浄?」
「うわっ・・・つ、つい・・・」

どうやら悟浄は、今でもたまに玄奘のことを「様」付けで呼ぶようです。


二つの選択肢を試してみましたが、悟浄が玄奘のことを、まだ「様」付けしてしまう事実が判明するので、「長い髪も似合っていました」の選択肢の方がオススメです(笑)!


悟浄が仕事に出る際、今日の玄奘の予定を聞いてきます。
もし玄奘が寺院へ行く場合は帰りが遅くなるので、それを心配してのことでした。

・・・決して、妻の行動を逐一監視している訳ではありません(笑)。

玄奘が、
「今日は頼まれた内職を仕上げてしまいたいので、買い物で外に出るくらいですね。夕飯を作って、帰りを待っています」
と告げると、
「では、それを楽しみにがんばってきます」
嬉しそうに口にして悟浄は仕事に向かいます。

・・・悟浄が可愛いです。
夕飯を楽しみになんて、お子さまのようです(笑)。

玄奘はお昼迄掛かって、簡単におかずの作り置きをします。
都を守る警吏の仕事に就いている悟浄の帰宅時間は不定で、運が悪いと真夜中だったり、
たまに三日くらい帰ってこない場合もあるそうです。

・・・だから、結婚して半年が経っても、まだまだ新婚さん風なのですね。
それは仕方ないかもです。(´д`)

悟浄の帰りを待って玄奘が夕飯を食べないでいると、悟浄が怒るそうです。

・・・悟浄も怒るんだ!
いわゆる、説教モードかしら(笑)?(*´д`*)ドキドキ

一段落した玄奘が買い物へ行こうと財布を手にすると、突然、玄関の扉が激しく叩かれます。
まさか悟浄の身に何かあったのかと驚きながら、玄奘は急いで扉を開けます。


勤務中の悟浄にシーンが変わります。

同僚からからかわれた悟浄は、玄奘との新婚生活をのろけ始めます(笑)。

・・・幸せで仕方ないんだろうな~、悟浄(笑)。

すると同僚に、
「幸せなのも新婚のうちだけだ、そう長くないぞ」
と言われてしまいます(笑)。
悟浄は動揺します。
「いや、やはりそんなことはないはずだ!玄奘を愛している自信もあるし、愛されている自信もある。今朝だって、俺が気付かなかったようなちょっとした寝癖を直してくれて、幸せだったし・・・」

・・・悟浄ー(笑)!
同僚にからかわれて一喜一憂する悟浄が可愛いです(笑)!(*´ェ`*)

玄奘との幸せな日々を感じながら、悟浄は帰宅します。
しかし、夕飯を作って待っていると告げた玄奘の姿が、何処にもありませんでした。
悟浄が不思議に思っていると、机の上の置き手紙を見つけます。

手紙画像


「実家に帰らせていただきます。玄奘」

・・・ぶーっ!( ゜Д゜)・∵.
玄奘、これは誤解を招くでしょうー(笑)!

案の定、それを見た悟浄は、
「な、なんだって・・・!?実家に帰らせていただきます・・・!?」
盛大に慌てふためくのでした。

・・・ちょっ!
このシーン面白いから、もう一度巻き戻して見てしまいました(笑)!(≧∇≦)ノ彡☆バンバン

玄奘は手紙に書き残したように、寺院に来ていました。
実は、玄奘の育ての親でもある和尚がぎっくり腰になったということを聞き、慌てて手紙を残して出てきたのでした。
和尚も落ち着き、そのまま子供達の面倒を見ていた玄奘でしたが、そろそろ帰ろうと支度をしている所に切羽詰まった様子の悟浄が現れます。

玄奘が驚いていると、
「玄奘様、帰ってきてください・・・!」
腕をつかまれ、開口一番に告げられます。

その後、悟浄は精一杯、自分の気持ちを伝えながら玄奘に帰って来てくれるよう説得を続けます。
我を忘れて、玄奘のことも「様」付けで呼びます。
ぽかんとしながら悟浄の話を聞いていた玄奘でしたが、ようやく状況を理解して悟浄の誤解を解くのでした。

都への帰路、
「俺が浅はかだったんです。ちょうど同僚におかしな話をされて・・・少し、不安になってしまったところで。少しでも冷静な判断力が残っていれば、寺院でなにかが起こったのだとすぐにわかったはずなのに・・・すみません」
悟浄が反省して謝ってくれます。
玄奘も謝り返すと、旅の道中、同じようなことがあったのを思い出し、二人は笑い合います。
すっかり誤解も解けて、二人は仲良く手を繋いで歩いていました。

ふと、悟浄が月を見上げながら呟きます。

「過去にとらわれて後ろばかり見ていた頃に比べると、俺はずいぶんとわがままになってしまったのかもしれません」

・・・ほら!
こういう後ろ向きな所が、リヒャルトに似ているのです!(´;ω;`)ブワッ

「わがままになるのは、べつに悪いことでもありません。それに、あなたは少しくらいわがままでいたほうがいいと思います。そのために、私がいるのですから」

笑顔で玄奘が告げると、悟浄も優しい笑顔を返してくれます。

「・・・あなたがそうやって俺を受け入れてくれるから、俺は未来を見据えることが出来る。そして、叶えたい願いを持てる。そんな叶えたい願いを持てたのも、あなたのおかげです。そのことに、改めて感謝させてください」

二人は幸せを噛みしめながら、我が家へと帰るのでした。

・・・って!
まるで<1話>で悟浄の章が終わりそうなくらい、綺麗に終わりました(笑)!
<2話>以降は、どんな話に!?


<2話>

翌日、玄奘は都で買い物をしながら、昨夜の悟浄の様子が気になっていました。
「これ以外にも願いはあります」
そう告げながら月を見上げた悟浄の顔が、少し苦しそうに見えたのでした。

急に悟浄の顔が見たくなった玄奘は、職場に差し入れを持って行くことにします。

あいにく悟浄は見回りに出ていて詰め所にはいませんでしたが、悟浄が戻ってくる迄、同僚達が玄奘の話し相手になってくれます。
悟浄が戻ってくると、玄奘を見て酷く慌てます。
「なっ、なんで・・・、玄奘様、まさか、なにかありましたか!?」
玄奘が微笑みながら、買い物ついでに差し入れを持って来ただけだと告げると、ようやく安心してくれます。
「そ・・・そう、なんですか?なら、よかった・・・あなたにもしものことがあったら、俺は自分を許せない」

・・・玄奘への献身的な愛が怖・・・いえ、重・・・いえ、凄いです。|ω・`)

玄奘は同僚達から、先日、悟浄が指名手配中の凶悪犯を捕まえて、昇進したことを聞きます。
帝から直々に言葉を賜る栄誉が与えられたというのです。

「では、今日はお祝いをしなければ。張り切ってごちそうを作りますから、早く帰ってきてくださいね」
玄奘が悟浄の手を取って告げると、
「は、はい」
嬉しそうに悟浄が返事をします。

・・・夫婦の筈なのに、未だに主従のような二人の関係が可愛いです。
というか、悟浄が可愛いです(笑)。(*´ェ`*)デレッ

同僚達の前だということをすっかり忘れていちゃラブする二人を見て、同僚達は溜め息を吐くのでした。

・・・哀れ同僚達(笑)。

その日の夜。
いつもより豪華な夕飯を終えると、悟浄が同僚から貰ったと告げて一本の瓶を取り出します。
どう見ても酒に見える瓶を見ながら玄奘が青ざめていると、
「せっかく貰ったものですし」
と告げ、悟浄は杯に中身を注ぎ始めます。
「あっ、あなたにとってお酒は毒みたいなものですから!!」
玄奘が嫌な予感を感じながら必死に止めますが、自分が酒乱だと知らない悟浄は、
「はは、心配性ですね。さすがにそこまではないですよ。祝いものですし、そこまで大げさに警戒するほどのこともないでしょう。では、いただきます」
爽やかに笑うと、ぐいっと一杯を飲んでしまいます。

玄奘はびくびくしながら悟浄の様子を伺いますが、特に悟浄に変化は見られません。
酒ではなかったのだとほっとする玄奘に、悟浄がその飲み物を勧めてきます。
悟浄が玄奘の分も注いでくれて、二人で乾杯します。

・・・玄奘に注いでくれる悟浄が素敵すぎます。(*´д`*)

玄奘が杯を口に運び一口飲むと、すぐにお酒であることが分かります。
慌てた玄奘が悟浄を止めようとしますが、悟浄の目はすっかり据わっていました。

・・・玄奘、ピーンチです!((((;゜Д゜)))アワワッ

前作では、八戒に焚き付けられた悟浄が、
「女の愛は何処に行けば手に入る」
などと言いながら、剣を片手に街を徘徊した前科があります!
玄奘と二人っきりの今、絡む相手は玄奘しかいません(笑)!

という訳で・・・。

悟浄によって、玄奘は見事に壁際に追い詰められていました(笑)。
しかも、壁に付いた悟浄の両腕によって退路を断たれていました。

「とにかく、落ち着いてください」

玄奘の背中は壁に当たっていました。
これ以上、後ずさることが出来ない玄奘は、悟浄を落ち着かせようとします。

「・・・十分に落ち着いているが、それがどうした?」
「いえ、どう見てもどう考えても、まったく落ち着いていませんから!」

・・・悟浄の口調が敬語じゃなくなってます!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

「落ち着いてるって、言ってるだろ。・・・黙れよ」

・・・誰!?
こんなの、悟浄じゃない!(´;ω;`)ブワッ

悟浄の体を押し退けようとした玄奘の腕は逆に悟浄に捕らえられてしまい、身動きが出来なくなります。

「・・・苛苛する。だから、壊したくなる」

悟浄の言葉を聞いた玄奘は、急に怖くなります。
「・・・悟浄!!お願いですから、元に戻ってください。こんなあなたは、嫌です!!」
必死に止める玄奘の言葉が通じたのか、悟浄は腕を放して玄奘から距離を取ります。
分かってくれたのかとほっとした玄奘でしたが、次の瞬間、突然、腕を強く引かれて視界が反転します。

「・・・壁が痛かったなら早くそう言え」

気付くと、今度は寝台の上に悟浄に押し倒されていました。

悟浄画像


「・・・苛苛するんだ。だから、壊したい。・・・あんたが、欲しい」

・・・うっきゃー!Σ(*´д`*)
まさか、悟浄が玄奘を襲うなんて・・・!

悟浄の言葉の意味が理解出来ない玄奘は、何故、苛苛するのかと問い掛けます。

「あんたが他の男と喋っているのを見ると、どうしようもなく苛苛する」

・・・ヤキモチですかー!
普段は、押さえていたのね・・・。

悟浄の切ない(?)本音が次々に語られます。

「なんで、閉じこめておけないんだ。あんたのことを他の男が見てるって思うだけで、腹が立つ。大体、あんたは無防備すぎるんだ。警戒心ってものが欠片もないってのはどうなんだよ」
「え??」
「3軒隣の馬鹿息子はずっと前からあんたのことを狙ってるし、大体この間も肉屋の店員に色目使ってたし。大体、相手が子どもやじいさんだからって油断出来ねえんだよ、こういうことは。あんた、わかってんのか?」

・・・悟浄の本心は、とっても心が狭かったのね。(ノ∀`;)・゜・

「・・・は??」

それらを聞いていた玄奘は、目を瞬かせます。

(一体、これは誰だ)

悟浄に言われたことを、玄奘は冷静に考えます。
3軒隣の息子さんにはちゃんと恋人がいるし、肉屋の店員さんに色目を使った記憶もないそうです(笑)。

玄奘が色々考えていると、悟浄がぽつりと呟きます。
「それに・・・いつまで経っても、降りてきやがらねえから」
「降りる?何がですか?」
「そんなの、あの馬鹿仙人に決まってるだろ。・・・まあ、今はそんなことどうでもいいか」
そう吐き捨てると、押し倒している玄奘との距離を詰め始めます。

何だか色々とまずい気がした玄奘は、思わず目を瞑ると心の中で誰にともなく助けを求めます。

「それくらいにしておけ」

水音と同時に冷たさを感じた玄奘が目を開けると、悟浄の後ろに桶を持った木叉が立っていました!

悟浄画像


木叉が悟浄を正気に戻す為に、水を掛けたのでした。

上に覆い被さっていた悟浄のお陰で、玄奘はあまり塗れませんでしたが、悟浄の寝台は水浸しになってしまいました。

(今日、悟浄はここで寝られるのだろうか)

思わず玄奘は、現実的なことを考えてしまいます。

・・・って、え?
え、どういうこと?
二人の寝台というか、寝室は別々なの?
もしかして、二人は一緒に寝てないの!?Σ( ̄□ ̄)
昔の中国ってそういうものなの!?

突然、水を掛けられた衝撃で悟浄は正気を取り戻します。
何が起こったのか分からない悟浄に、木叉が説明してくれます。

「お前が酔っぱらって玄奘を襲おうとしていたので、水をかけただけだが」
「な・・・・・・っ!?」

包み隠さない木叉の言葉を聞いた悟浄は固まります。

玄奘が悟浄の手を取って、お酒は控えるようにと注意をすると、悟浄は心の底から反省し、二度と酒は飲まないと誓ってくれます。
木叉がいることを忘れ、いちゃラブする二人に咳払いが聞こえます。

玄奘が改めて木叉に用件を尋ねると、
「悟浄に呼ばれたから、来ただけだ」
寝耳に水の事実に玄奘は驚きます。
悟浄に聞くと、仕事の合間に色々と手を尽くして祈っていたというのです。
そして、玄奘を一瞬見てから木叉に向き直ると、

「観音様に会わせていただくことは、出来るでしょうか」

と告げるのでした。


― <3話>~<最終話>プレイ感想2へ続く ―

「S.Y.K~蓮咲伝~」【玄奘編】~悟空の章~ プレイ感想(21周目)

2010年08月18日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
※途中にゲーム画像とスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


さあ!
ツンダラ悟空を攻略開始です!(`・ω・´)

人間になった悟空と一緒に寺院に帰って来た二人に、どんな試練(?)が待ち受けているのでしょうか。


<1話>

二人が寺院に帰って来てから、半年が経っていました。

玄奘が洗濯を干していると、
「おなかすいたー!」
と子供達が駆け寄って来ます。
食事の支度は意外に料理上手だった悟空が担当しているようで、子供達にも好評なようです。
しかし、子供達から「悟空、まだねてるよ」と聞かされた玄奘は、空になった洗濯篭を子供達に預けると悟空の部屋に乗り込みます。

玄奘が悟空に、
「子供達がお腹を空かせています」
と注意をしても、
「あー・・・1食くらい・・・抜いたって、死なねえだろ・・・うん」
眠そうな声が返ってくるだけです。

何とかして悟空を起こそうとする玄奘に向かって、悟空が眠そうに告げてきます。
「お前から・・・口づけしてくれたら、起きる・・・」

・・・いきなりデレ化、はい!キタ━━(゜∀゜)━━ッ!!

やっぱり、ツンダラ悟空のデレは良いわ~。(*´д`*)

玄奘が固まると、続けて悟空の声が聞こえてきます。
「できないなら・・・あと、1時間・・・寝かせろ・・・」
最初から玄奘には出来ないことを想定して告げた悟空の作戦だということが分かり、流石に玄奘も腹を立てます。

ここで選択肢が表示されます。

「・・・わかりました」
「ふざけてないで起きてください」

・・・ここは、
「・・・わかりました」
を選んで悟空を「ぎゃふん!」と言わせたいと思います!(*´д`)b

玄奘は覚悟を決めて、寝台の上に乗ります。

玄奘と悟空画像


本気で実行しようとする玄奘を見て、悟空は逆に慌てます。
少しずつ玄奘が顔を近付けていくと、悟空は短い溜め息を付きます。
「・・・仕方ねえな」
そして、一言呟いた後、玄奘の腕を引っ張ります。
思わず体勢が崩れた玄奘が悟空の胸に倒れ込むと、悟空から口付けをしてきます。

玄奘と悟空画像


・・・ちょっ!
朝からラブラブですよ!Σ(*´д`*)

悟空は昨夜も遅く迄薬の調合をしていたとかで、あまり寝ていないということでした。
玄奘が午後になったら子供達と一緒に昼寝をしても良いと告げると、悟空は仕方なく食事の支度をしに台所へ向かいます。

玄奘は再び外へ出ると、今度は庭掃除に取り掛かります。

・・・本当に玄奘って真面目で働き者です。
こんなお嫁さんが欲しいです。(*´ェ`*)

悟空と二人で寺院に帰って来てから、近所の人には「寺院の若先生夫婦」と呼ばれているそうです。
すっかり地味な生活を送っている悟空のことを考えていると、昼食の準備を終えた悟空が呼びにきます。
玄奘は目の前の悟空を見ながら、
(どこかお父さんのような雰囲気を持っている気がするから不思議です)
と思うのでした。

・・・お父さん(笑)!(≧∇≦)ノ彡☆バンバン

以前にも、玄奘が悟空を紹介する時に形容していました。
実年齢の所為(笑)?

広いお堂内で子供達と一緒に昼食を取ります。
子供達の世話に忙しい玄奘を見た悟空が、自分から食事作りを申し出てくれたそうです。
実験に比べたら、正確な分量を計る必要のない料理の方が簡単だということです。

・・・や、優しいです!(´;ω;`)ブワッ
最近、流行りのイクメンではないですが、やっぱりイイ男の定義に料理上手は外せません!

自分より手際が良くて美味しい料理を作る悟空に、玄奘が軽く落ち込むと、
「どうせずっと一緒にいるんだ、べつにお前がそんなもん特訓する必要もねえよ」
と笑ってくれます。

・・・ご、悟空ー!(ノД`;)・゜・

子供達も意外と面倒見の良い悟空に懐いているようです。

午後になって、明日迄に作らなければならない薬があるということで悟空は部屋に籠もります。
遊んでいた子供達が昼寝を始めると、いつしか玄奘も一緒に眠り始めるのでした。

懐かしい夢を見ます。
天竺を目指して旅をしていた道中、悟空に何度も説教をする夢。
そして、遙か昔、閻魔王の姿だった頃の悟空の夢。

(悟空は今・・・本当に、幸せを感じてくれているのだろうか・・・?)

天界、冥界、人間界と三界に属したことがある悟空を思う度、玄奘はずっと考えていました。

「・・・ったく・・・」

悟空の声が聞こえたかと思うと、何か暖かい物に包まれます。
目を開けると、悟空が上着を掛けてくれていました。
「最近、働きすぎだろ」
悟空に心配されます。
年老いた和尚に変わり、玄奘が寺院のことや近くに住むお年寄りの看病をしていました。
すると悟空は、玄奘の頭を引き寄せると自分の肩に乗せます。

玄奘と悟空画像


「あの、悟空。甘やかさなくても大丈夫ですよ?悟空にばかり働かせるわけにはいきませんし」
「ばーか、甘やかしてるわけじゃねえよ。これは、俺が甘えてんの」
「は?」
「いつもはガキどもにお前のこと、独占されてるからな。たまには俺にも構えってこと。拗ねるぞ」

・・・本音半分、天の邪鬼半分といったところでしょうか。(* ´艸`)
拗ねる悟空も可愛いです!

そして、500年間苦しめられていた頭痛に苦しむこともなくなった今だから感じると、悟空はぽつりと呟きます。

「今日みたいな静かで穏やかな日だと、それを痛感する。・・・怖いくらい、胸が痛いくらいの幸せだってな」

・・・ご、悟空ー!(´;ω;`)ブワッ

ふと、玄奘が二郎真君のことを思い出して口にすると、
「お前、前からやけにあいつのこと気にするよな・・・」
と悟空がやきもちを妬きます。
玄奘が笑いながら、「二人の仲の良さに嫉妬した」と告げると、
「・・・本気でバカだな、玄奘」
呆れたように悟空が口にします。

「悟空ほどではありません。本当に、素直じゃないんですから・・・でも、そんな悟空が好きですよ」
「そんなの、知ってる。・・・でも、その度合いは俺のほうが大きいからな、絶対」

そう告げると、玄奘を抱く腕に力を込めます。

・・・何、このバカップル。(ノ∀`;)・゜・

玄奘は人間になった悟空に、もっと人間としての幸せを体感して欲しいと考えていました。


<2話>

翌日、昨日の夕方から激しく降り出していた雨も止んでいました。
悟空は調合した薬を持って、都へ出掛けていきます。

・・・その姿はまるで、出稼ぎをしに行く一家のお父さんのようです。(o・ω・o)

子供達と一緒に寺院へ帰ろうとした玄奘の前に、木叉が現れます。
二郎真君ではなく、まさかの木叉の登場に玄奘は驚きながらも寺院に案内します。
何かあったのかと木叉に問うと、
「いや、特に用があるわけじゃない。様子を見に来ただけだ」
と穏やかに言われます。
そして、悟空が仕事で都へ行って不在だと告げると、木叉は目を丸くして驚きます。

「・・・仕事・・・あの人が働いているというのは本当だったのか・・・」

・・・世間一般の悟空の評判って(笑)!

二郎真君も相変わらずだと聞き、玄奘は安心します。
ふと木叉に、
「天界にお誕生日という概念はあるのでしょうか?」
と質問します。
実は、玄奘が昨日から考えていたことに関係するものでした。

夕方、悟空が都から帰ってくると、何故かかくれんぼに巻き込まれている木叉と再会します。
結局、悟空も巻き込まれ、途中から悟空と木叉の一騎打ちの鬼ごっこに変わったようです。

日が落ちてから、悟空の部屋でようやく静かに語り合います。
木叉が天界に戻る直前、悟空は二郎真君の安否を尋ねます。
木叉は「考えたくないくらいにはお元気ですよ」と溜め息を吐きながら答えると去っていきます。

二人っきりになると悟空が、
「あー・・・死ぬ」
と呟き、寝台に倒れ込みます。
都迄片道何時間の距離を往復し、寺院に帰ってくると全力疾走の鬼ごっこをしたのです。
かなり重傷のようでした。
玄奘は悟空の意識が散漫になっている今が好機とばかりに、
「そういえば・・・悟空。なにか今、欲しいものってありますか?」
と問い掛けます。
「睡眠」だの「薬の材料」だのと現実的なことを言う悟空に軽く頭を抱えていると、悟空に手招きされます。
何事かと悟空に近寄ると、そのまま抱き込まれます。

玄奘と悟空画像


「・・・まあ、なんつーか。いちばん欲しいモンは、もう手にはいっちまってるしなあ」

・・・もう、勝手にして!(*´д`*)

玄奘は真っ赤になりながら、
「お金で買える欲しいもの、です」
と反論すると、流石に悟空に怪しまれます。
「よけいな気、回すよな」
そう告げる悟空に、玄奘は何とか言い訳を考えます。
「・・・先ほど、木叉様が二郎真君の欲しがっているものを当てるのが大変だと嘆かれていたのを、思い出しただけです。それで、悟空の場合どんなものが飛び出してくるかと好奇心で・・・まあ、ある意味無理難題でしたが」
玄奘がそう告げると、悟空も呆れながら何とか納得したようです。
そして、玄奘の額に手を当てると、
「お前、ちょっと身体が熱くねえか?・・・額もなんか熱っぽいぞ」
心配そうに呟くと、調合した薬と水差しを渡してくれます。
「お前が倒れたら、俺の仕事が増える。そうなると面倒だからな」
素直じゃない悟空は笑いながら告げるのでした。

・・・ダメだ。
ゲーム画面を見ながらニヤニヤが止まらん(笑)!(*´ェ`*)

悟空が過保護すぎるというか、甘やかしぶりが半端じゃないというか。
とにかく「二人の為に世界はあるの~」という感じで、見悶えまくりです!


<3話>

始まった早々、悟空の説教の嵐が襲います。
どうやら、悟空に薬を渡された玄奘が渋々飲もうと立ち上がった途端、倒れてしまったようです。
熱もあっという間に上がり、そのまま悟空の寝台で寝かされていました。

ぼーっとする頭で、玄奘は悟空の誕生日祝いをしようと考えていました。
悟空のお小言を聞きながら、玄奘は熱の所為もあり八つ当たりするような態度になってしまいます。
むっとした悟空が言い返そうとすると、そこに子供達が乗り込んできて悟空を叱ります。
二人は大人げない態度を反省して、顔を見合わせて苦笑するのでした。

・・・まさに、子は鎹(かすがい)だね~。ヾ(´ε`;)ゝ

暫く眠っていた玄奘が目を覚ますと、すぐ傍に悟空がいました。
本を読みながら玄奘の看病をしてくれていたようで、そのままの恰好で眠っていました。

悟空画像


今にも落ちそうな本を取ろうと手を伸ばすと、いつの間にか起きていた悟空に手を取られます。

悟空画像


真剣に心配する悟空に素直に従いながら、玄奘はゆっくりと身体を休ませるのでした。

その夜、悟空は薬を調合しに玄奘の部屋へ籠ります。
一人で悟空の寝台で眠っていた玄奘の耳に、部屋の窓が開く音が聞こえてきました。
次いで、白い羽根が部屋の中に舞い込みます。

白い羽根画像


「ああ・・・起こしてしまったかい?悪いね」

懐かしい声に、玄奘の意識が覚醒します。
「・・・木叉から聞いたよ。悟空の誕生日を祝いたいんだって?・・・ねえ、聞いてもいいかな?どうして、そんなことをしようと思ったんだい?」
二郎真君に問われます。
玄奘は夢か現かを判断出来ないまま、胸の内を告白します。

「だって・・・悟空は知らないのです。自分がこの世に存在する意味を、そしてこの世に祝福されていることを。・・・怖いくらい幸せだなんて、言ってほしくないのです。そんな、あとで来るしっぺ返しを覚悟するような言葉は。悟空という人間が生まれて、そしてここにいることに、私や子どもたちがどれだけ感謝しているか・・・それを、知ってほしくて。そして、誇ってほしいのです」

それを聞いた二郎真君は、
「私は、彼のすべてを祝福することは出来ない。悟空が持つ過去は、私にとって今でも忌むべきものだから。・・・でも、ね。新しく生まれた命に幸があるよう、祈るくらいのことは出来る。・・・なにしろ、偉い仙人様だからね」
楽しそうに笑います。
去りゆく二郎真君に、
「あなたの誕生日も教えてくれませんか?」
と玄奘が問うと、
「・・・本当に君は愚かだよ」
楽しそうに笑いながらそう告げると、去っていくのでした。


<最終話>

すっかり元気になった玄奘は、都で悟空の誕生日の為の買い物をしていました。
一人で都へ行くという玄奘を、悟空は仕方なく送り出してくれたようです。

悟空への贈り物とお祝い用の食材を大量に買い込むと、玄奘は寺院への帰路に着きます。
すると、途中で悟空と会います。
迎えに来てくれたのかと問うと、
「べつに・・・集中できなかったから、散歩に出てきただけだしな。迎えにきたわけじゃねえよ」
そっぽを向いて答えます。

・・・もう!
本当に、ダルツンデレなんだから!(* ´艸`)

「とにかく、あんまり心配させんな。・・・胃が痛くなる」

二人が仲良く手を繋いで寺院への帰り道を歩いていると、突然、空から大量の白い羽根が舞い降りてきます。
驚く二人の前に、二郎真君が現れます。
「やあやあ、お待たせ。八つ当たり・・・じゃなくて、邪魔しにきたよ?」
笑いながら登場した二郎真君の相手を悟空に任せて、玄奘は子供達と一緒に悟空の誕生日祝いの準備を始めます。

悟空と二郎真君は寺院内に入ることはせず、外で立ち話をしていました。
玄奘が最近、隠れて何かをしていることを気になっていた悟空は、何か知っているのかと二郎真君に問います。
「ふふ・・・きみがそんなことを気にするようになるとはね。臆病になった?」
悟空は不機嫌そうに答えます。
「俺は今、怖いくらいに幸せなんだ。・・・なんつーか、お前には悪いがな」

それを聞いた二郎真君は、悟空に一発お見舞いします。

「・・・っいてえな、なんなんだよお前は。いきなり殴るか?」
「八つ当たりというか、お返しだよ。まったく、情けない・・・私が復讐したかった相手はこんなへたれじゃなかったはずだけど。大体、不安?不満?馬鹿馬鹿しい。今のは単なるのろけにしけ聞こえないね」
「・・・のろけじゃねえよ」
「まったく、私の心が空より広かったことに感謝してほしいね。狭かったら、もうすでに10回くらいは殺してる」

・・・ちょっ!二郎真君!その狭さもどうよ!?Σ(゜Д゜≡゜Д゜)

ようやく準備が終わり、子供達が悟空を呼びに来ます。
悟空は夕飯に二郎真君を誘いますが、
「一年に一度くらいは遠慮しておくことにする」
と告げて去っていきます。

子供達に引っ張られて悟空が堂内に足を踏み入れると、飾り付けられた部屋と豪華な食事が食卓に並んでいました。
悟空が何事かと問うと、子供達が次々と「悟空、誕生日おめでとう!」と口にします。
驚いている悟空に玄奘が説明をします。

「悟空に聞いたら、誕生日なんて覚えていないと言っていたでしょう?ですから、勝手に決めることにしました。今日が、あなたの誕生日。皆、あなたが生まれてきてくれたことに感謝しているのですよ。・・・今日は、そういう日なのです」

それを聞いた悟空の顔が心なしか赤くなります。
玄奘には、悟空の淡く紅い瞳が薄く潤んでいるように見えました。

悟空ゲーム画面画像


・・・悟空が赤くなってる!(;゜д゜)ゴクリ
珍しいものが見られました!

玄奘が悟空の誕生日のお祝いに用意した贈り物を渡します。
以前、悟空から贈られた、琥珀の首飾りと対になるような柘榴石の首飾りでした。
柘榴の石には、「真実の愛」「秘めたる想い」という意味があるそうです。

悟空は嬉しさのあまり子供達が見ているということも忘れ、玄奘を抱き締めます。
玄奘が慌てて注意をすると、赤くなりながら告げます。

悟空ゲーム画面画像


「・・・嬉しいんだから、仕方ねえだろ」

・・・ブーッ!(* ̄ii ̄)・∵.

流石、ダルツンデレの破壊力は他の追随を許しません!((((;゜Д゜)))
何!?この悟空の、ツンデレぶりったら(笑)!?

誕生日のお祝いも終わり子供達を寝かしつけた後、二人は悟空の部屋に戻ります。
すると、木叉からの贈り物が部屋に届けられていました。
見ると、赤ちゃん用のゆりかごやおもちゃや肌着でした。
どうやら木叉からというより、二郎真君からの贈り物のようでした。

・・・流石、二郎真君です。
嫌がらせというか、気が早いというか・・・。(;゜д゜)ゴクリ

恐らく木叉も、
「近い将来、必ず必要になるものだから大丈夫だよ」
とか何とか言いくるめられて、贈ってきたのだと思います!

気を取り直した悟空が手を伸ばして、玄奘の頬に触れます。

「・・・どんなに哀しくて辛い過去でも、あれがなきゃ今にたどり着けない。俺の幸せは、お前が隣にいてくれなきゃ成り立たないんだ。・・・絶対に、なくしたくなんてないからな。だから、この幸せをなくさないために俺は生きてく。・・・ずっとな」

悟空は玄奘の首の後ろに手を回すと、顔を近付けます。
「俺がどんだけ幸せかなんて、絶対お前にはわかんねえよ。一生かかったって、伝えきれる気がしねえ。そんだけ、大きいんだ。・・・絶対、無理だな。・・・だから」
そう囁くと、口付けをしてきます。

悟空と玄奘画像


「・・・これだけで伝わる気も、しねえんだけどな」

・・・ま、まさか!
二郎真君からの贈り物が、十ヶ月後には必要になるんじゃ(笑)!?Σ(*´д`*)

・・・って、相変わらず深読みしすぎだから自分。
イタタ・・・。orz

「この世に生まれてきてくれて、ありがとうございます」
「そりゃ、こっちの台詞だ。・・・愛してる。お前がいるから、この世界に意味があるんだ」

・・・目のやり場に困ります。(/ω・*\)チラッ

というわけで、エンディングです。

S.Y.K~蓮咲伝~【PS2】 悟空ED MOVIE


エンディングの後は、後日談です。
二人は子供達相手に、いつも通りの日常を送っていました。

ふと玄奘が、来年の悟空の誕生日は何が欲しいかと尋ねます。
事前に準備が必要なものなら、早めに聞いておいた方が良いと思ったのでした。

悟空は面食らいながらも少し考えると、すぐに何かを思い付きます。
耳を貸すように言われた玄奘が悟空に近付くと、耳元で囁かれます。

「・・・新しい家族が欲しい」

・・・ブーーーッ!(* ̄ii ̄)・∵.・∵.・∵.

ちょっ!待っ!悟空っ!
このゲーム「CERO B」だからっ!Σ(゜Д゜≡゜Д゜)

当然、玄奘も慌てふためきます(笑)。

「混乱しすぎだろ、お前。今すぐにってんじゃねえんだから」

・・・って、どういう意味?(;゜д゜)ゴクリ
来年の誕生日には赤ちゃんが欲しいということではなく・・・。

・・・その日に家族計画を実行しようということ(笑)!?(;゜Д゜)(゜Д゜;(゜Д゜;)ナ、ナンダッテー!!

どちらかというと「新しい家族」という遠回しな言い方より、
「お前が欲しい」
ということですね!
妄想が何処迄も膨らみます(笑)!(*゜∀゜)=3

「どうせなら楊漸の嫌味を有効活用してやる。・・・だが、あいつにもらったもん使うのも癪っつーかなんつーか」

悟空が悪態を吐きながらも楽しそうに笑うと、玄奘の髪を指で弄びます。
羞恥に耐えられなくなった玄奘は顔を背けながら、
「・・・いっ・・・いつか!いつかは、叶えてあげます!」
と告げるのが精一杯でした。
それを聞いた悟空は、
「来年の誕生日にくれるんじゃないのかよ」
しれっと突っ込んできます。

・・・ご、悟空ー!
開き直ったな・・・。(;゜д゜)ゴクリ

「こ、こればっかりは・・・私の都合だけではなんとも」
必死に玄奘は答えますが、

「俺、協力惜しまねえけど」

益々、悟空が乗り気になります(笑)!!

二人がいちゃラブしていると、そこに白い羽根が降ってきます。
二郎真君が現れるのかと二人は緊張しますが、暫く経っても姿を見せません。
どうやら天界から、羽根を降らせて邪魔をしたようです。

二人は笑いながら手を繋ぐと、何処までも晴れ渡った蒼天を見上げ、今の幸せを噛みしめるのでした。

【外伝小説】に【溺惑】が追加されました。

・・・いや~。
正直、<1話>~<3話>迄が特に事件が起きるわけでもなく地味な感じだったので、
悟空ルート微妙・・・?(´д`)
と思っていました。

・・・が。

<最終話>と後日談の盛り上がりが素晴らしく、プレイ後は素直に「面白かった!」と思えたので良かったです!

悟空の章は、日常の中に潜む心の不安がテーマだったのかなと思います。
玉龍ルートのようにライバルが現れて・・・という劇的な変化はなかったのですが、二人の絆がしっとりと描かれていて、閻魔王だった頃の悟空を思うと感慨深いです。(/_;)

500年前の二人は、ただ寄り添い合えるだけで幸せだったのですよね~。
それを考えたら、今の二人は最高に幸せなのだと思います。

悟空ルートの最後が赤ちゃんネタで、個人的に物凄くツボでした(笑)!
グッジョブ!(*´д`)b
来年の誕生日迄には結婚して、新しい家族が増えることを願っております(笑)!
玄奘、頑張って(笑)!

【玄奘編】の悟空の章のプレイ時間は、4時間40分でした。

「S.Y.K~蓮咲伝~」【玄奘編】~玉龍の章~ <3話>~<最終話>プレイ感想2(20周目)

2010年08月15日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
長くなりましたので、二つに分けさせて頂きます。
こちらの記事は、<3話>~<最終話>のプレイ感想となります。

※途中にスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


<3話>

毎朝、劉全が宿に迎えに来ているようです。
この日は、玄奘に花束の贈り物を用意していました。

以前に玉龍から花を貰ったことを思い出し、玄奘は嬉しく思います。
玄奘が宿の主人に花瓶を借りに行っている間、二人っきりになった玉龍と劉全は険悪な雰囲気になっていました。
「君が玄奘の邪魔をしているとは思わない?」
玉龍は劉全の言葉で再び、悩み初めてしまいます。

・・・ちょっ!劉全!
玉龍に余計なことをっ!щ(゜ロ゜щ)
今の玉龍は不安定になっているんだから、追い詰めるようなことを言わないでよ!ヽ(゜Д゜)ノゴルァァア!!

そして、とうとう劉全は、玄奘のことを「好きな人」として両親に紹介したいと言い出します。
玄奘が戸惑っている間に話は進み、劉全は両親に伝えてくると告げ、一旦家に帰っていきます。

・・・流石に、玄奘の態度に苛ついてきました。
何で、きっぱり、はっきり「お断りします」と言えないの!(`・ω・´)
八方美人すぎない?もしかして、玄奘ってO型(笑)?
玄奘がはっきりした態度を取らないから、益々玉龍が不安になっていくんじゃないの!?

困った玄奘が玉龍を見ると、
「・・・あんなのに付き合うこと、ないのに。人助けって、言うけど。あいつ・・・困ってなんか、ないよ。本当に困ってる奴の顔じゃない。困ってるふりして、お師匠様を利用しようとてるだけだ。理由は・・・わからない、けど」
珍しく辛辣な意見を口にします。

・・・玉龍も、怒りが頂点に達しようとしてるんだろうな。(´д`)

すぐに玉龍は玄奘を路地裏に引っ張って行くと、悲しそうな顔で告げます。
「お師匠様は、あいつと一緒にいたほうが楽しい?・・・僕と、いるより」
驚く玄奘でしたが、すぐに「そんなわけない」と否定します。
「・・・私にとって、なによりも一番大切なのはあなたです、玉龍」
そう玄奘が告げると、
「大切って、どういう風に?」
更に玉龍に質問されます。

恋愛感情を理解していない玉龍に、玄奘の正直な気持ちを伝えることを考えあぐねていると、通りから劉全の声が聞こえてきました。
劉全の元へ行こうとした玄奘を、玉龍が背中から抱き締めます。

玄奘と玉龍画像


「・・・やだ。行かないで」

自分の思ってることをあまり口にしない玉龍が告げた言葉を、玄奘は真摯に受け止めます。
「玉龍が嫌なら、行かないでくれと言うのなら、私は行きません」

・・・よし!良く言った!玄奘!
ここで無視して劉全の元へ行っていたら、主人公だろうと本気で憎んでいました!(`・ω・´)

しかし、逆に気を遣わせたと思ったのか、
「・・・ごめん。お師匠様のこと、困らせてる」
と玉龍が謝ってきます。
戸惑う玄奘の前に、劉全が現れます。
両親が待ってると言われ躊躇する玄奘でしたが、感情を押し殺した玉龍に、
「行ってきて、お師匠様。待ってる」
と告げられ、仕方なく劉全と一緒に歩き出します。

玉龍が一人で歩いていると、いつかの占い師と偶然会います。
玉龍の顔を見た占い師が心配して声を掛けてくれます。
玉龍は再び、相談します。

「わからないんだ・・・どうすればいいの?僕は・・・お師匠様のいちばんに、なりたい。・・・僕をいちばんに見てほしい。なによりも、誰よりも。必要として、欲しがってほしい。ただ、大切にしてもらうだけじゃ・・・それだけじゃ、いやだ」

・・・ぎょ、玉龍ーーーっ!
立派に成長してーーーっ!(ノ∀`;)・゜・

そういえば、ようやく気付きました。
この占い師の正体は・・・銀閣ですね?(`・ω・´)キラーン
何故、人間に化けているのかは分かりませんが。

占い師は溜め息混じりに答えます。
「それなら、今すぐさっさと取り返しに行けばいいんじゃないのかい?そんなことでうじうじ悩んでないで、まずはぶつかってくるといい」
玉龍は占い師に背中を押されて、玄奘の元へ駆け出します。
その姿を見送った占い師は変身を解くと、銀閣の姿に戻ります。

・・・やっぱり!Σ( ̄□ ̄)
って、皆さん最初から気付いてました(笑)?

銀閣曰く、
「路銀に困って日雇いの仕事をするはめに」
ということだそうです(笑)。
玉龍と会ったのは偶然だったようですが、久しぶりの友人との再会を銀閣は喜ぶのでした。

一方、その頃。
玄奘は劉全の両親に紹介されていました。
しかし、劉全が開口一番に玄奘のことを「三蔵法師」だと紹介してしまいます。
そして、世直しの旅に同行したいなどと両親に告げます。
そんなことは一言も相談されていなかった玄奘は目を白黒させますが、両親と劉全で話が勝手に進んでいきます。
流石に腹が立ってきた玄奘が卓に両手を付いて立ち上がった瞬間、大きな音が部屋に響きます。

その場にいた全員が音のしたほうを見ると、そこには扉を荒々しく開けた玉龍が立っていました。
そして、玄奘に手を差し出すと、
「・・・帰ろう」
と穏やかに告げてくれます。
玄奘がその手を取ろうと足を一歩踏み出そうとした時、劉全が玄奘の腕を引いて引き留めようとします。

「触るな」

しかし、次の瞬間、劉全は玉龍に突き飛ばされ、玄奘は玉龍の腕の中にいました。

玄奘と玉龍と劉全画像


「僕の玄奘に、触るな」

・・・きゃー!
玉龍が王子様に見えます!(*゜∀゜)=3

反論する劉全に玉龍は答えます。

「恋人じゃないかもしれないけど、でも大切だから。いちばん、大切な人。・・・それに、玄奘も僕のことをいちばん大切だって言ってくれてる。だから、お前なんかに玄奘はあげない。どっちも、いちばん大切でなくせないって思ってる。「恋人」なんて言葉じゃ、言い表せないくらい必要で、大切だから。お前だけじゃない。誰にも、渡さない」

そして、最後に玄奘に確認するように耳元で囁きます。

「・・・それでも、いい?」

玄奘と玉龍と劉全画像


・・・は、鼻血出そう!(* ̄ii ̄)ゞトントン

驚きながらも、玉龍の言葉を嬉しく感じた玄奘は微笑みながら答えます。
「・・・当たり前です」

・・・ラブラブじゃーん(笑)!

二人は手を取り合って、劉全の家から走り去ります。

・・・花嫁強奪のようだ(笑)!!

宿に戻ってくると玉龍が玄奘の髪に顔を寄せ、劉全から贈られた花と同じ匂いがすると言い、
「気に入らないから。・・・消していい?」
と玄奘に聞いてきます。
玄奘が驚いていると、
「消すって、あいつを消すわけじゃないよ。・・・この花の匂い、消したいだけ」
さらりと告げます。
「ど・・・ど、どこでそんな言葉を覚えてきたのですか・・・っ!?」
益々焦る玄奘に玉龍は当然のように答えます。
「僕の心を育ててくれたのは、玄奘。ぜんぶ、そう。玄奘のことを想うたびに、僕の心は変わっていく」

そして、
「もっと教えて」
と迫る玉龍に玄奘の方が耐えられず、
「・・・少しずつ、ゆっくり教えてあげます」
赤くなりながら俯きがちに答えると、玉龍は嬉しそうに満面の笑みを浮かべるのでした。

・・・玉龍の笑顔が可愛いな~。(*´д`*)

というか、これからは玉龍の無邪気な攻撃が見られるのでしょうか。
これは益々、期待も膨らみます!


<最終話>

翌日、二人は劉全の家へ、一応謝罪しに向かいます。
しかし、家に着くなり劉全の方から開口一番に、玄奘を騙したことを謝ってきます。
「昨日の君たちを見て、僕もようやく目が覚めた気がするんだ。愛する者同士の絆って、あんなにも眩しくてすばらしいものなんだね」
何か感動したように告げられます。
そして、劉全から真実が語られます。

劉全には既に相思相愛の相手がいるというのです。
しかし、相手は劉全の家の商売敵の娘さんだというのです。
その為、三蔵法師の旅に同行すると父親に告げて、駆け落ちしようと考えていたといいます。
玄奘と玉龍にも「反省している」と素直に謝ります。
そして、両親に彼女とのことを認めさせてみせると力強く約束するのでした。
帰り際、何かを思い出したような玉龍が、突然、劉全と「男同士の話」があると言って玄奘を先に宿へ帰らせます。

困惑しながらも玄奘が大人しく宿の部屋で待っていると、数時間後、ようやく玉龍が帰ってきます。
そして、玉龍は手にしていた指輪を玄奘に渡します。

「大切な人には指輪を贈るって、聞いたから。でも・・・買うんじゃなくて、どうせなら自分で作りたかったから」

街に着いた時、玉龍が「欲しいものがある」と言って一人で買いに行ったのは指輪の材料だったことが分かります。

・・・指輪だったのか~。
実は、花嫁衣装かと思ってました(笑)。
旅の途中で見た玉龍が、お師匠様にも着て貰いたくて買ったのかと思ってました。

劉全に職人を紹介して貰って、教わりながら作ってきたと打ち明けます。
そして、玄奘の左手の薬指に指輪をはめてくれます。

・・・だから、唐の時代にそういう習慣ってあったの?(o・ω・o)

玄奘の指と寸分違わぬ指輪のサイズに、玄奘は感動します。。
「・・・よかった。大きさ違ってたら、どうしようって思ってた」
玉龍がぽつりと呟いた一言に、玄奘は微笑みます。
すると、玉龍が玄奘の頬に手を添えて囁きます。
「大切な人に指輪を贈る意味って、知ってる?」

・・・エエエーーーッ!
玉龍、知ってるの!?(;゜д゜)ゴクリ

玄奘が戸惑いながら、
「え・・・愛の証、とかですか?」
と答えると、玉龍は首を横に振ります。
「惜しいけど、違う。・・・独占欲を示すもの、なんだって」

・・・え、そうなんだ(笑)!
玉龍、立派になってー!(ノД`;)・゜・

「これからも、ずっと。僕のものでいてくれる?僕には、あなただけだから。ずっと、僕のものでいて欲しい」
「・・・もちろんです。・・・あなたが、人間になったときから。私はずっと、あなたのもので・・・。これからもそれが変わることはありません」

そして、二人は誓うように軽く触れるだけの口付けを交わします。

玉龍と玄奘画像


「うん。これからも、ずっとそばにいる。・・・誓うよ」

・・・<1話>からは考えられないくらい、ラブラブじゃないですかー!(ノ∀`;)・゜・

出立の日、劉全が街の門に見送りに来てくれたようです。
街を出た二人は、今度は東を目指して旅をすることを決めます。
玄奘の実家である寺院と、都にいる悟浄に会いに行こうという話になります。
ふと、玉龍が玄奘のことを名前で呼んでいいかと確認してきます。
「私はずっと、待っていたのですよ。あなたが、私を名前で呼んでくれるのを」
玄奘がそう告げると、玉龍は嬉しそうに微笑み返してくれます。
そして、二人は指を絡め合わせながら歩き始めます。
二人だけの幸せの道を――。

という感じで、ここでエンディングが流れます。

S.Y.K~蓮咲伝~【PS2】 玉龍ED MOVIE


エンディングの後は、後日談です。
いきなり、五年後だそうです!
・・・ということは。
玄奘も二十六歳くらいにはなっているのですね。

森の中で水を汲みに行っていた玉龍が戻ってきます。
そして、再び二人は手を取り合って歩き始めます。

玉龍画像


・・・ぎょ、玉龍が大人になってる!?Σ( ̄□ ̄)

そ、そうか。
良く考えれば、玉龍のあの姿はまだ少年だったのよね。(;゜д゜)ゴクリ
天界の住人だったから、500年間地上にいたけど成長しなかったんだ。
玉龍のあの姿が、成人した姿だと思い込んでいましたー!

格好良くなっちゃって・・・。(/_;)
これは、玄奘も心配になるんじゃ(笑)。

相変わらず危なっかしい玄奘を玉龍は心配します。

「手、繋いでても目が離せないよ。いっそ、抱えてく?」

・・・ブーッ!(* ̄ii ̄)・∵.

<1章>を思い出しました(笑)!
外見が変わっても玉龍は玉龍です。
しかし、外見がこうも格好良くなると破壊力が半端ないです!

歩きながら、ふと玉龍が玄奘の耳元に唇を寄せて囁いてきます。
「・・・大好きだよ」
玄奘が顔を赤くすると、笑いながら付け足されます。
「――可愛いから、言いたくなる」

・・・ブハッ!( ゜Д゜)・∵.

ぎょ、玉龍・・・。
何かやたらと色っぽいよ!?(*´д`*)
玄奘も、すっかり成長した玉龍に翻弄されているようです。

玄奘は、これからも二人だけの旅が一生続くことを幸せに思うのでした。

【外伝小説】に【またたび】が追加されました。


・・・ちょっ!
やっぱり玉龍ルート、すっごく良かったです!(*゜∀゜)=3

『蓮咲伝』の玉龍ルートは、玉龍の成長がテーマでした。
後日談では外見もすっかり大人になった玉龍でしたが、贅沢を言うなら後日談の玉龍でもっと二人の物語を見たかったです!
街に滞在した二人の様子とか!
女の子達にモテモテな玉龍が、玄奘のことしか目に入らないエピソードとかあったら絶対に萌えるのに・・・!(≧∇≦)ノ彡☆バンバン
というか、次は結婚について考える玉龍が物凄く見たいです(笑)!
・・・ちょっと他サイトさまで、五年後の玉龍の二次創作を探してみようかしら(笑)。
このラブラブは、自分で描ける気がしません・・・。orz

嗚呼、玉龍ルートの余韻にもう少し浸っていたい・・・。(*´д`*)

玉龍でこうなんだから、悟空と悟浄ルートになったらどうなっちゃうんだろう・・・(笑)。
始終、身悶えてそうです!

【玄奘編】の『玉龍の章』のプレイ時間は、4時間50分でした。

「S.Y.K~蓮咲伝~」【玄奘編】~玉龍の章~ <1話>~<2話>プレイ感想1(20周目)

2010年08月15日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
※途中にスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


さあ!
いよいよ、好きなキャラベスト3に入ります!
カウントダウン形式で、まず三番目に好きな玉龍から攻略したいと思います!

前作ではほのぼのEDだったあの玉龍が、どんないちゃラブを繰り広げてくれるのか・・・。
本当に楽しみです!(* ´艸`)


<1話>

前作EDの続きで、玄奘は人間になった玉龍と二人で旅を続けています。
人間になった玉龍ですが、追いはぎに襲われてもあっという間に蹴散らしてしまう程強いです(笑)。

・・・頼りになります!

そして、前作EDでした膝枕がすっかり気に入ったようです。

・・・可愛いな~。(*´ェ`*)
やっぱり恋人の膝枕は、基本中の基本ですね!

天竺で経典が解放された後、二人が徳を積む為の旅路に出てから、もう一年以上が経っていました。
幼い心のままだった玉龍も、少しずつ大人へと成長しているようです。

・・・あれ?
そういえば、まだ玄奘のことを「お師匠様」呼びしているようです。

・・・と思っていたら、玄奘も同じことを思っていたようです(笑)!

二人の関係は「恋人」というより、「師匠と弟子」もしくは「姉弟」に近いと玄奘は考えていました。
玄奘が玉龍を愛しくて大切で、誰にも譲れないと思う気持ちは変わらないということで、幼い玉龍が玄奘のことをそうと見てくれる迄、気長に待とうと思っていました。

・・・玄奘、余裕だね~。ヾ(´ε`;)ゝ

二人は仲良く手を繋いで、近くの街へ向かいます。

・・・この二人の関係って、ほのぼのしていて好きです。(*´д`*)

二人は宿に荷物を置くと、旅に必要な物を買いに街へ出ます。
一緒に旅の道具を選んでいると何かを思い出した玉龍が、
「欲しいものあるから、探してくる。大丈夫。ちゃんとお金、払うから」
と告げて玄奘に断りを入れると、一人で雑踏の中に消えていきます。
玄奘は立派に成長している玉龍に、ひとしきり感動するのでした。

・・・一人息子の成長を喜ぶ過保護な母親のようです(笑)。

暫くして戻ってきた玉龍に何を買ったのかと玄奘が問うと、
「秘密」
と、満面の笑みを浮かべながら答えます。

玄奘も変わりつつある玉龍を微笑ましく思いながら微笑み返すと、
「そのうち、お師匠様に見せるから」
と言われます。

・・・うわあ。
何か、この二人微笑ましいわ~。(*ノε`*)ノシ

結局、大量の買い物となり、二人で大荷物を抱えながら宿屋へと向かいます。
玉龍が、
「お師匠様ごと荷物、持つ?」
と言い出して軽く驚きました。

・・・何、このバカップルの会話(笑)。

宿に荷物を置いて街の店で夕飯を食べていると、玄奘が苦手な人参を避けていることを玉龍に見つかってしまいます。
ここで選択肢が表示されました。

「食べる」
「玉龍に勧めてみる」

とりあえずセーブをして、まずは「玉龍に勧めてみる」を選んでみます(笑)。

「玉龍に勧めてみる」

一瞬、驚いたような顔をした玉龍は、すぐに微笑みと、
「・・・わかった。食べさせてあげる」
そう言うと、玉龍は玄奘に口を開けさせます。

玄奘と玉龍画像


玄奘が驚いていると、以前に天竺で玉龍が怪我をした時、玄奘がりんごを食べさせてくれたと告げます。
「自分じゃ食べられなくても、こうやってくれたら食べられたから」
玉龍の気持ちを無にすることも出来ず、玄奘は全部の人参を食べるのでした。

・・・ほのぼのいちゃいちゃじゃないですか!(*ノノ)

それでは、ここで選択肢迄巻き戻って、もう一つの選択肢を選んでみようと思います。

「食べる」

玄奘が覚悟を決めて口に入れると、
「お師匠様、えらい」
と玉龍が頭を撫でてくれます。

玄奘と玉龍画像


・・・うわっ!Σ(*´д`*)
玉龍に頭を撫でられる日が来ようとは!

「あーん」も「頭なでなで」も、どちらも捨て難い・・・!
でも、「頭なでなで」の方が好きかも・・・。(*´д`)b

玄奘は嬉しさと恥ずかしさといった複雑な気持ちのまま、人参を全て食べます。
いつもと変わらない穏やかな玉龍との時間に、玄奘は安心するのでした。

宿への帰り道、玄奘は道行く人にぶつかって転んでしまいます。
相手の青年は申し訳なさそうに謝ってくれますが、玄奘を見て何故か驚いた顔をします。
そして、玄奘が不機嫌な玉龍に手を引かれて立ち上がった後、
「君、その格好って・・・旅をしているのかい?」
青年に不思議な質問をされます。
玄奘が「はい、そうですが・・・」と首を傾げながら答えると、
青年は「そう」とだけ答えて去っていきます。

翌日、今日の予定を考えていた玄奘の所に、昨夜街で会った青年が訪ねてきます。
やはり不機嫌そうな玉龍を横目に玄奘が不審に思いながら用件を尋ねると、突然、青年は玄奘の手を取って、
「僕と結婚してくれませんか?」
と告げてくるのでした。

・・・ちょっ!
玉龍ルート、意外な展開です!Σ(*´д`*)

人助けなので断れないというパターンが目に浮かびます(笑)!
更に、玉龍が嫉妬して玄奘への気持ちに目覚める・・・という展開でしょう!(`・ω・´)

これは、面白くなってきましたよー!(≧∇≦)ノ彡☆バンバン


<2話>

その青年は、劉全と名乗ります。
一人で話を進めていく劉全に、玄奘は困り果ててしまいます。
玉龍を見ると、
「お師匠様、結婚するの?そいつと?」
逆に質問されてしまいます。
玄奘は頭が痛くなるのを感じるのでした。

場所を変えて、改めて劉全の話を聞くことになります。
手近な店に入って劉全から事情を聞くと、両親から意に添わない結婚を勧められているということです。
愛のない結婚をする前に世紀の大恋愛をしようと、玄奘に求婚したと劉全は告げます。
そして、玄奘の隣にいる玉龍を見て、
「どういう関係なんだい?まさか恋人・・・じゃないよね、そんな雰囲気には見えないし。弟?ああ、そういえばさっきその子がお師匠様って言ってたっけ。じゃあ、君の弟子なのか」
そう問われます。
玄奘も今の二人の関係を上手く説明出来ず、
「そ・・・うですね。おそらくは、それがいちばん妥当かと思います」
と答えると、
「・・・そんなの、お前には関係ない。お師匠様と、僕のことだ。どんな関係だっていい。無理矢理、言葉にあてはめる必要なんてどこにあるの」
それ迄口を開かなかった玉龍が静かに告げます。

そして、婚約を破棄する為に、玄奘に恋人のふりをして両親と会って欲しいと頼まれます。
流石に恋人のふりは出来ないと断った玄奘でしたが、困ってる人をこのまま見捨てておくことも出来ず、それ以外の解決策を一緒に考えることを約束します。

店の外に出ると劉全は突然、玉龍に玄奘と二人っきりにして欲しいと告げてきます。
「玉龍くんも、馬に蹴られたくはないだろう?」

劉全の言葉に吹きました(笑)。

・・・原作の「西遊記」だと、玉龍は玄奘の馬なんですよね(笑)。
この台詞は制作者側が狙って使ったのかが気になりました!

玉龍に誤解されたくないと焦る玄奘の耳に、
「わかった」
と告げる玉龍の言葉が飛び込んできました。
「待ってればいいんだね。・・・そのかわり、お師匠様を危険な目に遭わせたら、殺すよ」
何となく不機嫌そうな玉龍が、劉全を睨みながら答えます。

ここで選択肢が表示されました。

「そんな・・・」
「わかりました」

・・・うーん。
どっち?(´∀`)

玄奘の意志とは関係なく、劉全と玉龍の二人で会話が進んでいることに納得がいかない・・・という感情を見せてみようということで、
「そんな・・・」
を選んでみることにします。

玄奘が傷ついたように呟いた言葉に玉龍が反応します。
「お師匠様?どうしたの。どこか痛いの」
玄奘はすぐに何でもないと答えますが、玉龍の態度に不安を覚えていました。

(もし、私に本当に恋人が出来たとしたら?・・・玉龍以外、の。その時、玉龍は祝福してくれるのだろうか。今みたいな、静かな表情で)

ふと浮かんだ疑問に、玄奘は胸が痛くなるのを感じるのでした。

宿で待っているという玉龍とそのまま別れます。

その時、玉龍も一人で考えていました。

お師匠様の幸せが、僕の幸せ。
その為に僕がいない方がいいなら、僕はお師匠様から離れる。
・・・でも、そんな僕を責める、もう一人の僕もいる。
お師匠様が幸せなことが、僕の幸せ。
でも、お師匠様の横に僕がいない幸せは・・・考えるだけで、苦しい。
お師匠様を、誰にもあげたくない。
触ってほしくも、ない。
・・・それも、ほんとの気持ち。

・・・ぎょ、玉龍ーーー!(ノД`;)・゜・

子供だ子供だと思っていたのに、そんなことを一人で考えるようになっていたのね!
恋人だ何だと形に当てはめる前に、互いが唯一無二の関係だと思います!

考え事をしながら歩いていた玉龍は、いつの間にか路地裏に入り込んでいました。
「・・・がんばらないと、だめなのかな。お師匠様が、僕を選んでくれるように」

・・・何か、可愛いです。玉龍。(*´д`*)

沈んでいた玉龍に、辻占い師が声を掛けてきます。

「おまえさん、この先大切な人を失うことになるよ」

今、まさにそのことを考えていた玉龍は、ぎょっとして声のした方を振り返ります。
玉龍は必死になって、その占い師に尋ねます。
「どうすれば、お師匠様を失わずにすむの」
占い師は玉龍の切羽詰まった迫力に押されて、相談に乗ってくれます。
何故か玉龍のことを知っている口ぶりですが、玉龍には占い師の顔に見覚えがありません。
「ああ、そうだったな。会ったことはない。・・・今の私にはね」

・・・誰!?
玉龍が天界にいた頃の知り合いとか?
玉龍も後から、
(・・・なんか、懐かしい気がした)
と思っているので、間違いなく玉龍と親しかった人物なのでしょう。

結局、劉全に一日振り回された玄奘は、疲労困憊状態で宿屋に戻ります。
玉龍の部屋を訪ねると、笑顔で迎えてくれます。
玉龍と一緒に食べようとお土産を買ってきた玄奘がお茶の準備を始めると、突然、玉龍の手が玄奘の手と頬に伸びてきます。
焦る玄奘はいつの間にか後ずさっていたようで、壁に追いつめられます。

玄奘と玉龍画像


そして、混乱している玄奘に囁きます。
「ごめん。僕、お師匠様を退屈させてた。でも、がんばる。お師匠様が喜んでくれるように」
しかし、そこは一年以上も一緒にいただけに、玄奘にも玉龍が自分の意志ではなく、他から得た知識で突飛な行動に出ようとしているという考えに行き着きます。
「僕が、退屈させるから。だから、お師匠様は他の奴に心変わりしちゃうって言われた。だったら、言葉はいらないから手を取って、それで互いを確かめあえばいいって」

・・・ちょっ!玉龍!(*ノε`*)ノシ
下心なしで、こんな行動に出られるのも萌えます(笑)!

玉龍は玄奘の肩に顔を埋めて呟きます。
「そばに、いて」
玄奘は自由になった両手で、玉龍を安心させようと頭と背を優しく撫でるのでした。


― <3話>~<最終話>プレイ感想2へ続く ―

「S.Y.K~蓮咲伝~」【玄奘編】~大団円ED~ プレイ感想(19周目)

2010年08月14日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
※途中にスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


『二郎真君の章』から『大団円ED』に分かれるようなので、
お楽しみキャラを攻略する前に、こちらを先に見ようと思います。(`・ω・´)


<1話>

最初の選択肢で、
「どうして悟空の封印を解きたいの?天竺への旅を滞りのないものにするため?」
と二郎真君に問われるので好感度が上がらないように(?)、
「そうです」
を選びます。

1話は、二郎真君の章と同じ展開でした。


<2話>

二郎真君と賭けをするかどうかの選択肢が表示されます。

・・・やっぱり、二郎真君の章で選んだ選択肢とは違う選択肢を選ぶのかしら。(o・ω・o)

という訳で、
「首を振る」
を選んでみます。

玄奘が二郎真君に否と答えると、次の瞬間、無数の羽根に胸を貫かれます。

・・・え!?Σ(|||▽||| )

消えゆく意識の中で、二郎真君の笑い声だけが響いていました。
しかし、玄奘にはその笑い声が、何処か悲痛なものに聞こえるのでした。

― END ―

・・・って、終わっちゃったよー!?(;゜Д゜)ポカーン
これって、いわゆるバッドエンド!?

そうか。
二郎真君との賭けの選択肢は、「頷く」を選ばなきゃいけないんだ。
・・・ハハハ。orz

気を取り直して、「頷く」を選び直します!
念の為、選択肢でセーブしていたのでした。

2話も、二郎真君の章と同じ展開でした。


<3話>

悟空から二郎真君を止めたいかと問われます。
二郎真君の章では選ばなかった、
「止めたい」
の方を選びます。

玄奘が二郎真君の心配より、地上界の心配をするのに笑った(笑)。

・・・何か、二郎真君が不憫に思えてきた!(´;ω;`)ブワッ

3話も全く同じ展開でした。
・・・もしかして、最終章だけ違うの?


<4話>

悟空との対決に負けた二郎真君を玄奘が探して、優しく抱き締めるシーン迄一緒でした!Σ( ̄□ ̄)

・・・ん?
次章のセーブ名が、「二郎真君大団円」となっています!
・・・やっぱり、途中のルートは全く同じで、最終章だけが違うパターンですか。(´д`)


<大団円>

天竺での戦いから数日後の話のようです。
数日、街で体を癒してから、いよいよ仲間達との別れの日が訪れます。

悟空と玉龍は釈迦如来の力で人間になったそうです。

・・・え。(゜∀゜)
何てご都合主義な(笑)!

八戒と悟浄は故郷に帰り、悟空と玉龍は地上界で生きていくそうです。

・・・あれ?
これって、玄奘が誰かとくっついたバージョンとほぼ同じのような・・・。
玄奘が一緒にいるかいないかのだけの違いだよね?(´・ω・`)

別れの儀式のように、仲間達一人一人が玄奘に跪いて挨拶をしてくれます。
その中で、八戒が自分から「ミリンダ」という本名を明かします。

・・・って、あれ?
ミリンダって確か愛称で、本名はメナンドロスじゃなかったっけ?

最後は悟空の番となるのですが、彼だけは跪くのではなく、
玄奘を抱き締めて告げてくれます。

悟空と玄奘画像


「・・・よく、頑張ったな。玄奘」

ここで、BGMとしてCRUES NOVERが歌う「儚い衝動」が流れます!

・・・ううっ!
玄奘じゃないけど、泣けてきます!(´;ω;`)ブワッ

最後は、仲間一人一人が泣き出した玄奘の頭を優しく叩いてくれます。

・・・み、みんなー!(ノД`;)・゜・

そして、最後の最後に全員で円陣を組むと、
手を重ね合わせて未来への気合いを入れます。

・・・あれ?
気合いじゃない?
ちょっと違う(笑)?

しかし、八戒が、
「誰か声がけヨロシク」
と言った時に、
「ええと・・・。闘魂・・・一発?」
と玉龍が呟いたのに笑いました(笑)!

「・・・また、会おうぜ」

悟空の一言に仲間達は次々と応えます。
玄奘はこれからの未来に心が浮き立つのを感じるのでした。

S.Y.K~蓮咲伝~【PS2】 大団円ED MOVIE「儚い衝動」


エンディング曲の「儚い衝動」が流れて、『大団円ED』が終わります。
すっごく良い歌なので、是非PCで再生してみて下さい!
・・・ただ、特に加工とかしていないので、音声が聴きづらいかもしれません。
歌が小さいようでしたら、PCの音量を上げてみて下さい。
スミマセン。(´д`)

・・・あれ?
エンディングの後に、後日談があるのかなと思ったのですが、ありませんでした。
残念・・・。(´・ω・`)ショボーン

【玄奘編】の『大団円』のプレイ時間は、1時間10分でした。
ほとんどスキップだったので、早かったです。
じっくりテキストを読んだのは、最終章だけでした。

EDで流れる「儚い衝動」がバラードなので、大団円EDが物悲しい印象を受けました。
実際、仲間達との別れなので寂しいのですが・・・。
このEDを最後に持って来なくて良かったです。
折角のFDです!
やっぱり最後はいちゃラブで終わらせたいです!(*゜∀゜)=3

「S.Y.K~蓮咲伝~」【玄奘編】~二郎真君の章~ プレイ感想(18周目)

2010年08月13日 | S.Y.K~新説西遊記~ & ~蓮咲伝~
※途中にゲーム画像とスチルがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


二郎真君は一番最後に攻略しようかなとも思ったのですが、
どう考えても、
悟浄>悟空>玉龍
という欲求に抗えず、蘇芳の次は二郎真君を攻略することにしました!

二郎真君の章のあらすじを見ると、天竺への道中の話になるようです。

・・・何だ。
てっきり、前作のED後の話かと思ってました。(o・ω・o)

あ。でも、前作では玄奘が誰とも結ばれなかったノーマルEDみたいなものがなかったから、
今作のFDで二郎真君ルートが途中から派生するように作ったのですね。


<1話>

旅を続ける一行でしたが、
いつものように悟空の体力不足が原因で休憩を取ることになります。

玉龍は水を汲みに、悟浄は周囲の様子を確かめに、八戒は食料を探しに、
それぞれ向かいます。
玄奘と悟空だけが残ると、そこに白い羽根と共に二郎真君が現れます。
眠っている悟空を見て、
「最近、悟空はどうかと思って」
玄奘に悟空のことを聞いてきます。

本来、悟空に掛けられている封印は、歩くことさえ辛いものだと聞かされます。
玄奘が少しでも封印の力を弱めることは出来ないのかと問うと、
「どうして君はそれを望むのかな。天竺への旅を滞りのないものにするため?」
二郎真君に逆に問われます。

ここで選択肢が表示されます。

「そうです」
「それもありますが・・・」

・・・蘇芳の章では一度も見なかった選択肢が表示されるのは、何だか新鮮です(笑)!(*゜∀゜)=3

「そうです」を選ぶと玄奘が冷たい感じがするので、
ここは人情を取って、
「それもありますが・・・」
を選びたいと思います!(`・ω・´)

一緒に旅を続ける仲間として心配だと告げると、
「けれどね。これは罰なんだ。500年前、罪を犯した彼への――ね」

・・・500年前の真実を知っている今では、
二郎真君の一言一句が怖く聞こえます!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

悟空が目を覚ますと、二郎真君はにこやかに笑って二人の前から消えます。
玄奘は何となく、以前、二郎真君が悟空の幼い時の話をしようとして、
言葉を詰まらせた時と同じ表情をしていたことが気になっていました。

仲間達が戻ってくると、悟空は500年前に何があったのかを話してくれます。

・・・あれ?何だっけ(笑)?(´∀`)
斉天大聖としての記憶が支配している悟空は、
500年前に封印された理由を何だと思ってるんだったっけ?

天界に戻った二郎真君は、観音菩薩の中の釈迦如来と話をします。
釈迦如来は、
「魂のひとつに、選択肢をやった。・・・小聖、おまえの生に関与するか、否か」
と二郎真君に告げます。

・・・おおっ!
これって【金蝉子編】でのアレのことですね!(*゜∀゜)=3

自暴自棄になっている二郎真君と玄奘がどう関わっていくのか、
『二郎真君の章』が楽しみです!

再び、地上にいる玄奘達に視点が変わります。

悟空は500年前、地上界を助ける為に天界を裏切ったことが原因で、
幽閉されることになったと説明してくれます。

・・・一応、斉天大聖が第三の勢力に協力したという記憶は生きているのですね。

前世の記憶がない玄奘と悟浄と八戒は驚きますが、
玉龍だけは悟空の顔を見つめて何も言いません。

・・・玉龍は、目の前にいる悟空と斉天大聖が別人だってこと知ってるんだもんね。(´д`)

封印の所為で所々の記憶が曖昧だと、悟空はふと狼狽した表情を見せます。
玄奘も悟空の様子が気になりながら、一行は休憩を終えて出発します。

その日の夜は森で野宿をします。
玄奘は、何処か胸を締め付けるような哀しい夢を見ます。
目が覚めると掌の刻印が痛みと共に光っていました。
どうやら、目指す天竺はもうすぐのようです。
玄奘は天界や悟空、二郎真君のことを考えると、
心に靄(もや)がかかったような気持ちになり眠れなくなるのでした。

翌朝、泉から仲間達の所へ戻ろうとした玄奘は、森の中で迷子になってしまいます。
困っている所に、二郎真君が姿を見せます。

・・・何で二郎真君が現れたの?(゜o゜)
まさか・・・常に天界で、玄奘達のことを覗き見しているとか!?

二郎真君が仲間達の所に案内してくれることになります。
玄奘が素直に礼を述べると、二郎真君は何処か驚いた顔をしながら柔らかく微笑んでくれます。
初めて目にする二郎真君の優しい笑みに、玄奘は驚きます。

そして、転びそうになった玄奘を二郎真君が支えて助けてくれます。

・・・な、何!?
このお約束の少女漫画的展開は!?(;゜д゜)ゴクリ

・・・って、自分も二次創作(『身代わり』)で使ってました!orz

「・・・そうだ、手でもつないでおく?」

二郎真君が手を差し出してきます。
冗談で手を差し出した二郎真君でしたが、
これ以上迷惑を掛けられないと思った玄奘は、
申し訳なく思いながら素直に手を借りることにします。

まさか、本当に手を重ねてくるとは思わなかった二郎真君は、困惑の表情を浮かべます。
ようやく玄奘も、二郎真君が冗談で言ったのだと思い当たり、慌てて手を離そうとします。
しかし、逆に二郎真君にぎゅっと掴まれます。

玄奘と二郎真君画像


「・・・ふふ、いいよ。私から言い出したことだ。本当に手を重ねてくれるとは思わなくて、少し驚いてしまったけどね」

そのまま手を繋いで歩くことになります。

一時間後。

二人は森の中で迷っていました。

・・・方向音痴の二郎真君に案内される時点で、嫌な予感はしていました!Σ( ̄□ ̄)

「・・・森というのはね、玄奘。入るたびに姿を変えるんだ。普通の人間は気づかないかもしれないけど、木の位置も毎回変わっているんだよ」

無茶苦茶な理由を付けても、自分も迷ったとは口にしません。

「私も、迷うのは好きじゃなくてね」

そして、ぽつりと口にします。

「でも、君は迷っても大丈夫だろう?時間がかかっても、従者たちがきちんと見つけてくれる。私を探そうとする奇特な誰かなんて、もう」

普段の二郎真君からは想像出来ないような何処か頼りない声色に、
玄奘は不安になって繋いでいた手に力を込めます。
すると、二郎真君は我に返って表情を改めます。

・・・迷子になると、斉天大聖が見つけてくれるって言ってたもんね。(´;ω;`)ブワッ

森の出口を見つけると、
あくまで「迷っていたフリをしていた」と告げて玄奘の前から消えます。

その後、玄奘は仲間達と無事に合流します。
そして悟空から、二郎真君が本当に方向音痴だということを聞きます。

玄奘は二郎真君を信じ始めていました。

その時、玄奘の頭の中で何かが割れるような音が響き、
知らない筈の情景が映し出されます。

「彷徨える魂を救いたいと、願うか」

玄奘には分かりませんでしたが、釈迦如来が魂に掛けた封印が解けたようです。

シーンが暗転して、二郎真君の葛藤が映し出されます。
斉天大聖以外は誰も、
「迷っていい」
と言ってくれなかったことに、二郎真君の心は追い詰められていきます。
そして、斉天大聖以外で唯一、
「あなたはもう少し迷ってもいいと思います」
と言ってくれた誰かを、長い苦しみの中で思い出せなくなっていました。

・・・だーっ!(ToT)
二郎真君の立場になって考えると、ツラくなってきました!(ノД`;)・゜・


<2話>

魂の封印が解かれたことがきっかけで、玄奘は前世で起きた全てを思い出します。

・・・え!
玄奘、思い出しちゃったの!?

玄奘は一人で宿屋を抜け出すと、二郎真君を呼び出します。
全てを知ったと告げても、二郎真君は楽しそうに余裕の態度を崩しません。
そして、玄奘の首に手を添えると、

「賭けを、しないかい?」

と提案してきます。

玄奘と二郎真君画像


賭けの内容を玄奘が問うと、

「君が、悟空にどれだけ信頼されているか、どうか。それを試すんだよ」

そう告げます。

「今日、君が見知った全てのこと。今、私と話した全ての会話を悟空に話してごらん。そして、助けを求めて泣きついてみるといい。それを、悟空が信じてくれたなら君の勝ちだ」

そして玄奘に、賭けに乗るかどうかを選ばせてあげると悠然と告げます。

「首を振る」
「頷く」

「頷く」を選びます。
「交渉成立だ」と二郎真君は嬉しそうに笑います。

玄奘は二郎真君に向かって、
「あなたは、間違ってます」
真っ直ぐに言い放ちます。

「私が間違っていると言うならば、止めてみせてごらん」

そう告げると、玄奘の前から消えます。

翌日、街で旅の準備をしてから出発することになります。
まだ宿屋で寝ているという悟空を、玄奘が起こしに行くことになります。
仲間達は、玄奘の様子が何処かおかしいことに気付いていました。

眠っていた悟空を起こすと、玄奘は500年前の真実を語ります。
しかし、悟空は玄奘が二郎真君にからかわれていると誤解して、
二郎真君を呼び出してしまいます。

玄奘は二郎真君が自分に向ける笑みを見つめながら、
深い闇に捕らわれていくような錯覚を覚えるのでした。

一体、これから二郎真君は何をしようとしているのか――。

それからは玄奘の反応を楽しむように、二郎真君が頻繁に姿を見せるようになります。
二郎真君の一挙一動に怯えていた玄奘でしたが、
会話の流れで二郎真君と斉天大聖と木叉の子供時代の思い出を聞きます。

木叉と二郎真君と斉天大聖画像


・・・森川さんの、少し子供っぽい声が萌えツボでした。(*´д`*)

二郎真君が玄奘に会いに来ていることは、仲間達も不思議に思っていました。
一人で悩んでいる玄奘を見た八戒が、
「なんかあったら言ってくれ」
と優しく告げてくれます。

森で休憩中、悟空は木叉を呼び出して二郎真君の真意を確かめます。
悟空は、玄奘が告げた内容が何となく真実だと気付いていました。
そして、木叉に「楊漸を止めたい」と協力を求めます。


<3話>

玄奘が一人で泉を訪れると、二郎真君が現れます。
玄奘は意を決して、「復讐をやめてほしい」と訴えます。
更に、「大聖は望んでいない」と告げると、
二郎真君の周りの空気が歪み、玄奘は髪の毛を掴まれます。

「ダメじゃないか、玄奘。ここで君を殺してしまったらどうるすつもりだい?」

・・・二郎真君が、こ、怖い!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

それでも、玄奘は訴えます。

「・・・あなたが許せないのは、私たちですか?自分自身を許せないのではないですか」
「・・・うるさいよ。本当に君は愚かだな。・・・耳障りだ」

そう告げて玄奘を突き飛ばすと、去っていきます。
玄奘は二郎真君が、まだ心の何処かで迷っていることを感じるのでした。

そこに悟空が現れます。
以前、玄奘が告げたことを信じると言ってくれます。
そして、
「俺はあいつを止めたい。お前は・・・どうなんだ」
と聞かれます。

「止めたい」
「止めるだけでは駄目です」

選択肢が表示されます。
「止めたい」が前提ですが、
「止めるだけでは駄目です」を選びます。

復讐を止めるだけではなく、二郎真君も救ってあげたいと玄奘は考えます。

いつの間にか近くに立っていた木叉と入れ替わるように、
悟空は二人の前から立ち去ります。

玄奘は木叉に「自分の望みを優先してください」と告げると、
木叉は何処か懐かしそうに「まったく、あなたは・・・変わらない」と苦笑気味に呟きます。
そして、二郎真君を止める為に協力してくれることを約束してくれます。

最後に、
「金蝉子とあなたは違う」
と人間の玄奘を認めてくれます。

いよいよ、一行は天竺に到着します。
道中で仲間達に、悟空の真実と二郎真君の企みについて全て話していました。
仲間達は全てを知った上で、最後迄一緒に戦うことを誓ってくれます。

・・・それぞれに背負っている物が重いというのに。(´;ω;`)ブワッ
仲間って良いね~。

封印の間で経典を手に取った瞬間、玄奘に金蝉子の記憶が流れ込んできます。
そして、悟空が苦しみ出します。
そこに突如、紅孩児が現れます。

悟浄、八戒、玉龍が、次々に紅孩児に倒されます。
玄奘を冥界へ連れて行こうとした紅孩児の前に、
まだ苦しそうな悟空が玄奘を守ろうと立ち上がります。

紅孩児は、かつて閻魔王だった悟空と戦うことを一瞬躊躇しますが、
すぐに攻撃を仕掛けてきます。
悟空は玄奘を庇い、倒れてしまいます。

紅孩児に経典を奪われ、玄奘が自分の非力さを嘆いた時、
金蝉子の記憶が蘇り、経典の力が解放されます。

経典の力を浴びた悟空の姿が、閻魔王本来の姿に戻ります。
しかし、力を制御することが出来ずに、閻魔王の力が暴走を始めます。
全てが閃光に包まれる中で、玄奘は経典の持つ記憶に触れるのでした。


<4話>

・・・ん?
セーブファイルに<4話>とありますが、
<最終話>ではないのでしょうか?(o・ω・o)

気が付くと、紅孩児の姿は経典の間から消えていました。
仲間達の傷も経典が癒してくれたようです。
玄奘が一息付いたのも束の間で、今度は二郎真君が経典の間に現れます。

二郎真君は全ての真実を悟空に話します。
しかし、既に二郎真君の企みを知っていた悟空は冷静に向き合います。

二郎真君は悟空を動けないようにすると、玄奘から痛め付けることを考えます。
玄奘の説得も二郎真君の耳には届きません。
無数の羽根が玄奘を襲おうとした時、仲間達が二郎真君の攻撃を防いでくれます。

二郎真君の攻撃が仲間達に向かいますが、
玄奘は二郎真君の悲しみと迷いを痛い程感じていました。
何とか説得しようとしますが、
二郎真君の憎しみに経典が共鳴を起こし、
溢れ出た力が仲間達に襲い掛かります。

悟空が木叉の名前を呼ぶと、
観音菩薩によって封印されていた閻魔王の力が解き放たれます。
経典の間に、閻魔王の凄まじい力が溢れます。

「俺はな、お前の馬鹿さ加減が直るまで殴りまくってやるって決めたんだよ!」

そう告げると、悟空は二郎真君に向かって拳を繰り出します。

・・・って!
ここでBGMが、CRUES NOVERが歌う挿入歌「恋の疾走」に変わります!
しかも、フルバージョンのようです!

かっけー!(*゜∀゜)=3
「ペルソナ」もそうでしたが、
やっぱり、戦闘のBGMにヴォーカル曲が流れると盛り上がります!

・・・フルバージョンをいつまでも聞いていたいけど、
ストーリーを先に進めないと!(ノД`;)・゜・

強大な閻魔王の力を取り戻した悟空が、二郎真君を倒します。
木叉が迎えに来てくれますが、
二郎真君は空虚さに捕らわれたまま、姿を消してしまいます。

そこに釈迦如来が姿を現し、500年ぶりの師弟の再会が叶います。
経典に地上の平和を願うと釈迦如来はその願いを聞き入れ、玄奘の前から消えます。

玄奘は遺跡を出ると、二郎真君を探します。
すぐに、森の中の岩に座っていた二郎真君を見つけます。
その姿は迷子の子供のように所在なさげに見えました。
玄奘は二郎真君に語り掛けます。

「あなたは迷ってもいいのです。見つけ出そうとする人がいるのですから。少なくとも、私はあなたが迷っていると知ったら、探します。探して、一緒にどうすれば迷わないですむのか、考えます」

玄奘と二郎真君画像


・・・うっひゃー!
この二人のスチル、綺麗ー!
というか、二郎真君が綺麗です!

「・・・君は、悟空が大事なんだろう?君は、私より悟空を選ぶ。そうしてまた、みんな私を置いていくんだ」

・・・二郎真君が駄々をこねてる子供に見えます!Σ(*´д`*)

「私は、あなたが寂しいときにはそばにいますよ」

二郎真君は、天界に戻って裁きを受けると告げます。
憎しみと悲しみから解放された二郎真君の瞳を見て、玄奘は安心します。
別れ際、
「今度会ったときは、本名のほうで呼んでくれ」
そう言い残すと、二郎真君の姿は消えていました。


<最終話>

今度こそ、正真正銘の<最終話>のようです!
他キャラより、長いです!(;゜Д゜)(゜Д゜;(゜Д゜;)ナ、ナンダッテー!!
・・・制作者側の力の入れようが分かります。(;゜д゜)ゴクリ
他キャラ同様にEDムービーの後に、後日談があって終わりかと思ってました!

玄奘は天竺から戻り、寺院で元の日常を取り戻していました。
旅から帰ってきてから、既に一年近く経っているようです。

玄奘が空を見上げて、かつての旅を懐かしんでいると、
白い羽根と共に二郎真君が現れます。
すぐに、玄奘を後ろから抱き締めます。

二郎真君と玄奘画像


・・・ちょっ!
二郎真君どうしちゃったの(笑)!?Σ(゜Д゜≡゜Д゜)

二郎真君の突然の変貌ぶりに、
スチルを見ながらビビったのは私だけではない筈です!(`・ω・´)

「ずっと・・・永遠に私のそばにいてくれ、玄奘」
「・・・永遠は無理ですよ。ずっと一緒にいることはできません。あと60年くらいは・・・頑張れば、いけると思うのですが」

・・・そうだよね~。
人間と仙人だもんね・・・。(/_;)

玄奘に置いていかれるのは辛いと嘆く二郎真君に、
玄奘は小さい子供に教えるように人間の幸せを説きます。

・・・玄奘の前だと、二郎真君が子供のようで可愛いです。(*´д`*)

「・・・お返事は?」
「・・・はい」

後ろから抱き締める二郎真君の顔を見ようとすると、何故か顔を背けてしまいます。
ちらりと見たその顔は、ほんのり赤くなっていました。

「君は本当に・・・調子が狂う。これじゃ私がまるで・・・」

――君におぼれているみたいじゃないか。

・・・か、可愛いー!(*´ェ`*)デレッ
仕草(?)が可愛い二郎真君に、きゅんきゅんしっぱなしです!(*´д`*)

そして、別れ際に二郎真君がお礼を言ってくれます。

ゲーム画面 二郎真君画像


・・・ブーーーッ!(* ̄ii ̄)・∵.

か、か、可愛すぎるー!(o_ _)o~†

そして二人は、決して互いが迷わないようにと、強く手を握り合うのでした。

S.Y.K~蓮咲伝~【PS2】 二郎真君ED MOVIE


・・・ええ、話じゃないかー!(ノД`;)・゜・
・・・ん?
わざわざ<最終話>とした割には、短かったような?

EDの後は、後日談です。

どうやら玄奘は、二郎真君によって頻繁に天界に連れて来られているようです。
しかも、玄奘の都合も考えずに、突然、天界に連れて来られるようです。

そして、玄奘を膝の上に乗せると、

「あれから色々と考えたんだけどね。私はやっぱり、君には仙人になってほしいと思って」

楽しそうに告げます。

二郎真君と玄奘画像


「私は君を手放すつもりはないよ。置いていくのも許さない」

そして、玄奘の耳元で、
「・・・好きだよ、玄奘」
優しく囁きます。

・・・うっひょー!Σ(*´д`*)
どんだけ、ラブラブなの(笑)!?
まさか、二郎真君でこんなにいちゃラブのシーンを見られるとは思いませんでした!
・・・二郎真君、中々やるな!(;゜д゜)ゴクリ

更に、
「・・・愛してる」
発言です!

しぃえぇぇー!Σ(|||▽||| )
も、もうダメエエェェーッ(笑)! 壁|○=(´∀\*)バンバン!

つーか、今ここに木叉が入ってきたら・・・(笑)!
いや、もしかしたら。
扉の外で入るに入れなくて、大変なことになっているのかも・・・(笑)!(*ノε`*)ノシ

【外伝小説】に【好きこそものの上手なれ】が追加されました。
【外伝小説】に【おしおき】が追加されました。

・・・個人的に【おしおき】が物凄く楽しみです!(`・ω・´)
妄想し甲斐があります!

いや~。
『二郎真君の章』予想以上に良かったです!(*゜∀゜)=3
後日談に悟空が一切出てこないことも、二郎真君が幸せな証拠なのかなと思いました。

良く考えたら、二郎真君も人間と仙人のハーフなんですよね。
玄奘との間に子供が出来れば、玄奘がこの世から去っても多少は生きる希望になるのでは?と思いました。
・・・というか二郎真君のことだから、転生した玄奘を探しそうです(笑)。


【玄奘編】の『二郎真君の章』のプレイ時間は、6時間30分でした。
一人だけ長くない!?Σ( ̄□ ̄)
・・・真君だから(笑)?
そうだ、きっと。

「真君(だから)かもしれない」

・・・はい。
最後は、オトメイトスタッフブログのネタに掛けてみました(笑)。