Global Burden of Disease Study 2019から、リハビリテーション医療の重要性を指摘した論文がでました。24億1千万人(95% UI 2·34–2·50 billion)において疾患に対してリハビリテーションが有益な効果を有し、障害生存年数(years lived with disability: YLD)にして310 million (235–392) YLDsの効果があること、疾患の中では筋骨格系疾患に対する寄与が最も大きく17億1千万人、149 million YLDsの効果があること、中でも腰痛は最も重要な疾患であることを明らかにしています。リハビリテーション医療の定義をどのようにしているのか(日本でよくあるような腰痛に対して「電気をあてる」ような治療も含むのか)については疑問が残りますが、リハビリテーションの有用性を数値として指摘した点で重要な論文です。
Cieza et al., Global estimates of the need for rehabilitation based on the Global Burden of Disease study 2019: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2019. Lancet. 2020 Dec 1:S0140-6736(20)32340-0. doi: 10.1016/S0140-6736(20)32340-0.
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