米国コネチカット州の医師で軍医であったWilliam Beaumont(ウィリアム・ボーモント 1785年11月21日 – 1853年4月25日)は1822年6月6日に散弾銃の暴発のために腹部に穴が開いてしまったAlexis St. Martin(アレックス・サン・マルタン)の治療にあたりました。アレックスは奇跡的に助かったのですが、その後も胃壁に穴が開いたままの状態であったため、ボーモント医師はアレックスの胃の内容物を食後経時的に採取して調べる等という、およそ現在では許されないであろう過激な研究を行い、消化の動態について大きな成果をあげたとのことです(Wikipediaより)。さて今回のHuangらによるScience論文は、マウスの子宮に窓を開けて経時的に胎児が発育していく様子をin vivo imagingで詳細に観察したというものですが、読んだときに思わず「アレックスかよ!」とツッコんでしまいました。 内容は・・・是非読んでください(笑)。写真がきれいですよ。
Huang et al., Intravital imaging of mouse embryos
Science 10 Apr 2020: Vol. 368, Issue 6487, pp. 181-186
DOI: 10.1126/science.aba0210
https://science.sciencemag.org/content/368/6487/181
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