新幹線の設備点検車両「ドクターイエロー」が引退する。老朽化が理由。現在、JR東海とJR西日本が「ドクターイエロー」を1編成ずつ保有している。JR東海は2025年1月、JR西日本は2027年以後メドに「ドクターイエロー」の走行を終了する。「ドクターイエロー」引退後の設備点検車両は、既存の新幹線と同型の車両に検査専用機器を取り付けて行う。検査専門車両としてイエローに塗装することもコストがかかると言うことか。
Apple IDをAppleアカウントに名称変更する。2024年秋のiOS 18のリリースに合わせて実施される。
「スマホソフトウェア競争促進法」が日本の国会で成立した。今後2025年12月までに施行を予定している。GoogleやAppleが事実上、規制対象である。
岩谷産業やENEOSは、それぞれ水素サプライチェーン構築に注力している。
(1) 岩谷産業
-253℃の極低温で水素を液化し、体積を1/800にして貯蔵・運搬する。古くからその技術に取り組んでいる。兵庫県姫路周辺で船で運搬されてきた液化水素を港周辺に供給するインフラを構築する。関西電力や丸紅などとオーストラリアから運搬してきた水素を関西電力の発電所や周辺の工場に供給する。またオーストラリアでいわゆる「グリーン水素」を2028年以後に量産し輸入する計画もある。液化水素運搬船を開発する川崎重工と組み、オーストラリアから神戸への液化水素の運搬に成功している。
2024年4月にはコスモエネルギーHDと資本業務提携、水素ステーションの整備で協業してきた。今後は臨海部のコスモ製油所を水素受け入れ拠点にすることでも協業する。
(2) ENEOS
液化水素とは異なる形で水素サプライチェーン構築に取り組んでいる。水素をトルエンと結合させた「メチルシクロヘキサン(MCH)」で運搬する。MCHは常温でも液体、ガソリンと成分が近い。タンクやタンカーなど既存の石油設備を使える。ENEOSは自社の製油所がある川崎市でのサプライチェーンの構築に取り組んでいる。運搬してきたMCHから水素を取り出し水素のパイプラインを通じて工場などへ供給する。2024年4月には羽田空港に水素を供給する計画を発表した。大阪湾を水素拠点にする計画もある。大阪ガスと組み、港で水素とCO2を反応させて天然ガスの代替となる合成メタンを供給する。岡山県倉敷市の水島コンビナートではJFEスチールと製鉄所から排出されるCO2と輸入した水素を合成して高炉の熱源とする「カーボンリサイクル高炉」の開発も進めている。
水素サプライチェーン構築に向けての課題は、コストなどいろいろ。これらを解決して2030年には水素社会の実現に向けて取り組まれている。
東京大手町で、地上62階の超高層ビル「Torch Tower」が建設中である。エレベーター117台/エスカレーター56台の計173台を日立製作所と日立ビルシステムが納入する。東京駅前常盤橋プロジェクトのB棟である。建築主は三菱地所、設計は三菱地所設計、施工は清水建設。2028年3月末竣工予定。