週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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親子教室

2011-05-19 02:44:03 | ひとりごと

今月から、都筑区役所主催の親子教室に通い始めました。

育児に悩みがあっても相談できない人や、子供の発達に不安を感じている人、いろんな問題を抱え込んでしまう親に対して、区役所の子供支援センターの側が働きかけて開催している親子教室です。

私は小さく生まれた子供をもつ親として、区の保健師さんから定期的に連絡をいただいていました。
区役所で行われる通常の4ヶ月健診や1歳6ヶ月健診などの他にも、発達検査をしたり、その結果から育児のアドバイスをいただいたりという、有り難いサポートを受けています。
その延長で、今回の親子教室にお声を掛けていただいたというわけです。

内容はというと…。

9時半から11時の1時間半のカリキュラム。
自由にオモチャで遊ばせながら、子供が場に慣れる時間を取りつつ、その間に親への短い講義で育児の方向性を正してもらいます。
その後、親子一緒になって思いっきり身体を動かして、それからその日のテーマに沿った遊びを始めます。

さて、昨日は全7回の2回目。
「新聞紙遊び」をしました。

新聞紙をビリビリ破ったり、クシャクシャに丸めたりして、手先をたくさん使い、遊びながら発達を促すというもの。
龍くんはというと、口を突き出し小難しい顔をしながらビリビリグシャグシャ…楽しいんだよね?
まだまだ友達と一緒に何かをするまでには至りませんが、少しずつ世界を広げていくことができればと思っています。

それにしても、1人につき朝刊1日分で、15日分の新聞紙が、見事にビリビリのグシャグシャにされて部屋中に散らばる光景は圧巻。
破かれ短冊状になった新聞紙を親たちが抱え込み、子供たちに一斉に降らすと、大きな笑い声をあげて喜んでくれました。

けれど、子供たちに降り注ぐ新聞にある文字は「放射能」「炉心溶融」「メルトダウン」。
それらの文字が、彼らの未来を脅かすものであることは間違いありません。

発達なんて、ゆっくりでいい。
ただ、彼らが歳を重ねることのできる未来があればいい。

当たり前にあると思った未来を奪ったのが、快適と便利への欲求と、危険なものと知りつつも見て見ぬ振りをし続けた無関心ならば…。
それは親である私にも責はあるということを、肝に銘じておこうと思います。



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