見えない世界の存在達が伝えてくれることが、私を導き続けてくれている。
学校の先生や周囲の大人に、人生の指針としたい態度を感じたことも、
心を支えてくれるような言葉を聞いたことも、ほとんどない。
でも幼い頃から、見えない世界からの言葉は、いつも私の心の深い部分に響き、
私の中に力を蘇らせてくれた。
それでもいくつか、受け入れ難かった言葉もある。
『困難に感じる機会こそ、
自分を見つめ、自分を知り、そして自分を高めていく、得難いチャンスである。』
この言葉は、私の周囲の大人がよく言っていた、
「生きていくのは大変なものだ」ということを裏打ちしているようで、とても嫌だった。
ただこの仕事をするようになり、多くの方々の人生に関わらせてもらうようになって、
存在達の伝えている真意が分かるようになってきた。
幸せで順調な時は、人は自分を見つめる必要も、変える必要も感じない。
『困難と感じる状況に出会った時ほど、自分を見つめやすい時はない。
状況に巻き込まれずに、自分を見つめていると、
その状況が今、自分の人生上にもたらされた理由が分かってくる。
自分の中の強い価値観を手放す好機かもしれない…
何かに対する態度を問い直す好機かもしれない…
心の中に溜め込んできた辛い気持ちを手放して、新たなスタートをきる好機かもしれない…
しがみついてきた支えを手放し、新たな支柱を自分の中に探す好機かもしれない…
それを好機だと捉えた、あなたの高い波動が、最良の道を開いて行く！
好機だと感じる心は、今できることに、軽やかに取り組んでいくことができる！』
幼い子供がいる家族をかかえてリストラにあった方～
不登校となった我が子のために自分が変わっていこうと決意された方～
長年患ってきた病気をどうしても直そうと動き出された方～
人間は、本気になると、すごい力がわき出してくるのだということを、
私は何度も見せられてきた。
困難と見える出来事は、その人の中に眠っている計り知れない力を、呼び起こしてくれる。
それぞれの人が内側に持っている大きな力が、現実の人生に現れようとする時、
人間は、本気になる必要のある出来事を引き起こすのかもしれない。
