サーラ Notes

見えない世界から伝えられてくる
メッセージや提案を
より豊かで幸せな人生へのヒントにして頂ければ幸いです

自分との折り合い〜子ども③

2016-09-04 |  ├ 子ども①-③

今回は『自分と上手に付き合える人』へと育みましょうという提案をお伝えします。
それにはもちろん誕生した場所で、どんな環境を与えられ、どんな関係を持ってもらったかが大きく影響します。

これは環境の中で『自分の欲求』と折り合いを付けられるようになるということでもあります。


人間の中には、色々な思い考えそして欲求が起こってきます。
それらは自発的力や夢見る力からも起こり、具体的な人生を創造していくパーツともなります。

それは好きだ/嫌いだ、〇〇したい/〇〇したくない、もっとやりたいとか、面倒だとか種々様々です。
そしてその気持や欲求の度合いや表現方法も、その子や状況によって様々です。

それらを上手に受け入れながら、不足感をためることなく、上手に折り合いを付けられるようになると、
見つけていく夢や希望に対して、自分の様々な能力を楽しむように活かしていけるようになります。

そのために、生育者の立場の人が心掛けたらよいことは何でしょうか。


『自分を知る機会を多く与えてあげること。
そして子どもが幼いほど、一緒にその機会を味わうように心に寄り添いながら、色々な話をすること。』



人生とは、大小様々な経験の繰り返しです。
その幾つもの経験を経ながら、子どもは、その時々の気持ちや欲求と折り合いが付けられるようになっていきます。
その経験途上でとても大切なのは、自分に向き合うことを教えてくれながら必要な積み重ねをさせてくれる生育者の存在です。


『子どもの心に寄り添い見守っていると、子どもが感じていることや、満足や不足の度合いもよく分かってくる。
そしてその子が持つエネルギー量も、特別に興味を感じる対象も、力の注ぎ方もよく分かってくる。

楽しかったとか、辛かったとか、大変だったとか、素直な気持ちを表現し受け止めてもらえるからこそ、
子どもは自分を知ることができ認めることができるようになる。

子どもが様々な対象と上手に付き合っていけるよう、子どものありのままを受け入れながら、
先ずはあなたが子どもとのよりよい関係を求めて欲しい。 』




時々、生育されてきた環境の諸事情で、成長に必要な対象との経験が不足•欠如している人にお会いすることがあります。
幼い子どもは、親の対応を通して経験を自分のものにしていきますから、
その人は見守り育んでくれる愛に恵まれなかったということになります。

そのような人たちの多くは、肉体的な年齢だけは大人でも、内的なものはとても未熟です。
不足感も大きいですから、二元性の世界で大きく波打つ感情や欲求に翻弄され、自分で制御しにくい場合も多いです。

激しい怒り、激しい喜び、激しい執着心、激しい性欲、激しい購買欲、激しい不安……

それらが何か次の世紀を開くような発見や芸術作品を生み出すこともあるでしょうが、
多くの場合、他者や社会や集団と、建設的で継続的な関係を持つのは難しいです。



子どもは転生を繰り返している魂ですから、親や生育者の関わりだけで決まるものではないでしょう。
でもこの一対一の鏡の世界においては、親にとっての子どもは、親の何かを写して見せている対象であることは確かです。

子どもが自分と良い関係を持ち、人生と良い関係を持つことを、親であるあなたの人生の大切な幸せの一つとして頂けたらと思います。




*以前掲載の参考ブログ*
<2012-07-27> 色々な自分(感情)と折り合いをつける




夢みる力〜子ども②

2016-08-26 |  ├ 子ども①-③

そろそろ夏休みも終わりです。
いつもの日常から離れた時間を楽しまれたでしょうか〜。
子どもさんとは、いつもはできな話ができたでしょうか〜。


今回は、子ども(人間)にとって『自発的力』と同じように大切な『夢みる力についてお伝えします。
『子どもの夢みる力が、豊かな土壌を創る』という、存在からの言葉です。


『魂は何かを経験したいと夢みて生まれてきた。
夢みる力は、その子の創造力の現れである。

遊ばせて、夢みさせて、気長に育てていくと、
子どもは持ち前の創造力を使って、パワフルで個性的な人生を繰り広げていく。

子どもの頃の遊び、そして夢みる時間は、その子の内的な世界に豊穣な土壌を整える。
それが土台となって、その子(魂)ならではの豊かな人生を芽吹かせ実現していくことができる。

〜 生きることをサポートする天使 〜  』



子どもは幼いほど、夢みる力を自由に発揮して、ヒーローやヒロインになったり、偉人やスターになったりします。
その話を聞いてすぐに、過剰に期待したり、あるいは現実的でないと呆れたりバカにしたりされていないでしょうか。

幼い子どもが自由に夢を描いている時は、魂がその魂らしい力と現実界を繋げている時間です。
だから微笑ましい気持ちで見守ってあげて下さい。すぐに別の夢を描き出す場合も多いです。




大人と呼ばれる年齢になっても、ハートの中心と繋がっている人は、自由な発想力という夢みる力を楽しんでいます。
どんなことを夢みるかは、その魂の個性的”喜び”と”今”によります。

『目を閉じて、広い広い空を感じてみよう
すると自由で何でもできそうな気がしてくるだろう。
そのままで過ごすことができたら、日頃の生活をさらに楽しめて豊かなものにできる気がしないだろうか。

それが魂(光)が持つ豊かな想像力(創造力)が引き出されやすい状態である。

想像力、夢みる力を使うと元気になるよ。
なぜなら、その力そのものが魂の本質であり喜びだから



存在は時々、お会いする方へ次のように問い掛けます。

『何でもできるとしたら、どんな人になりたいか?』
『どんなことでも可能だとしたら、どんな生活をしたいか?』

あなたも、広く広く〜高く高く〜広がる空を感じて、夢みてみませんか?
夢みる力を呼び起こしながら、また一つ自分を知る機会として頂けるのではないかと思います。






何をしたいか〜子ども①

2016-08-08 |  ├ 子ども①-③
子どもさんが、夏休みの方も多いと思います。
この伸び伸びと自由に過ごせるまとまった時間に、子どもの『自発的力を育みましょうという提案です。


現代の多くの子ども達には、次から次に「やること」「やらなければならないこ」が提示されていきます。
素直にそれを聞いていると、自分の意思は芽生えず、何かの歯車として動いていくことが上手になってしまいます。

それでは、その子の中に内在している、生きる力も個性的能力も、魂としての意思も発動されていきません。
社会や学校のために子どもを育てていると、子どもは自分の個性を見つけることができず、
また、自分を成長させていく、意欲や情熱が湧いてくる具体的なモノに出会いにくくなります。

親であるあなたは、子どもが将来どんな大人になって欲しいと夢見ますか?
自分が好きで、人生が好きで、そしてどんな時にも前向きにトライしていく逞しい人はどうでしょうか?

もしそうならば、魂が本質として持っている、その子らしい『自発的力に意識を向けて育みましょう。
色々な場面で、子どもが『どうしたいか?』という気持ちや意思を大切にしましょう。
自分の素直な気持ちや意思を大切にされるからこそ、年齢を重ねて、他者の気持ちや意思を尊重できるようにもなります。

改めて存在に、親の立場にある人に勧める、夏休みの過ごし方を聞いてみました。



『何よりも多くを望まず、一つの課題を持つことを勧める。

例えば、一緒にたくさんの本を読もう。
日頃できない、他愛ない会話をいっぱいしよう。
毎日親子で、散歩をしよう。

あるいは、高校大学となっている子ども達とも〜、色々な話しをするために、
同じ本を読んだり、同じ映画を見たり、そして一緒に出かけたりしてみよう。

人間は他との交流によって、自分を知り見つめ成長していく存在である。
だから親(生育者)として選んだ人格との交流によっては、得難い変化•成長を促進することができる。

そして何よりも、人とは、誰かとの優しい交流によって支えられ元気をもらう存在である。
子どもは、誰か一人でも、自分のことを分かっていてくれて応援してくれていると思えると、
それだけで心強く感じ、素直な心が望んでいる方へと進んでいけるものである。

あなたの子どもとそしてあなたが、自発的力を活き活きと発揮して、素直に生きることを楽しんでいけるよう、
心と心の交流を、この夏の課題としてみてはどうだろうか〜?

〜内的力を育てることを勧めている存在〜  』





〜これまでに掲載した参考ブログ〜

<自発力>2012-05-03
<僕に必要なこと> 2012-05-03