サーラ Notes

見えない世界から伝えられてくる
メッセージや提案を
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感情ドラマからの解放 (2)~2

2014-05-24 | 感情ドラマ
Oさんが身につけられた感情ドラマは、どんなものなのでしょうか?
『自分の素直な心を閉め出し、厳しい価値観で自分を支える。
そして、身近にいる他者へも厳しい見方(理想像)を向けて、それから外れると批判し、
ある一線を越すと、相手を切り捨てる、あるいは心から閉め出してしまう』



この感情ドラマは、Oさんのお母様の生い立ちの中で出来上がっていったものです。


Oさんのお母様は、とても厳格な家庭で大きくなられたそうです。
特にお祖母様は厳しい方だったそうで、行儀作法から家事手伝いまで厳しく躾けられたそうです。
厳しさを辛く感じたこともあったそうですが、でも真面目で真っ直ぐなお母様は、
教えられたことを一生懸命に身につけながら成長されていかれました。

この環境の中で、閉め出されていったのは、お母様自身の内側から自然に起こってくる気持ちや意思です。
もちろん弱音も吐けなかったでしょうし、自分の好きな人生を夢見ることも反抗することも出来るはずはありませんでした。


お母様は、自然に湧き上がってくる『~なりたい』『~したい』という”幸せへ向かう自発的な心”
を、閉め出されていかれたのです。
人は、在りのままの自分を閉め出した分、他者を閉めだします。
そんなお母様が添われたお父様は、お母様のこの傾向を強く引き出させる相手でした。

お母様は、身につけた価値観(理想像)から外れた行動や態度を取られるお父様を、批判の眼差しで見られるようになり…
お父様は、認めてもらいたい受け入れてもらいたいという欲求が満たされず、物やお金や偏屈な考えへと傾かれることになり…
立派な夫像からも父親像からも更にかけ離れていかれることになられ…
そして時間経過の中で、お母様はお父様を心から閉め出されながら、生活していくことと子ども達を立派に育て上げることに
懸命になられていったようです。



最初にOさんにお会いした時、もっと幸せになっていくために、気付き手放す必要があるとして、お伝えしたことがあります。
~心がどこか遠くに在って『幸せを諦めている』ような部分~
~『厳しい価値観で他者を見て裁く』部分~


どうでしょうか?
お母様に似ていると感じられませんか?


Oさんのお母様が幼い頃は戦後であり、「~ねばならない」強い意識で自分を律しながら懸命に生きた時代でした。
お母様はそんな厳しい時代を本当に立派に生き抜かれて来られた方だと思います。お祖母様もそうです。
でもOさんをも大きく左右している、感情ドラマを手放してくいくことを、Oさんの人生は求めています。

Oさんの願いである”素直に幸せを感じる生活”へと導くかのように、必要な出来事を起こしながら、人生は流れ続けています。

お母様の病気は、Oさんに『元気でいてもらうために出来ることは何でもやろう』という自発的な心と行動を呼び起こしました。
そしてOさんは今、喜びも寂しさ怒りも分かち合えるご友人に支えられ、幸せへの取り組みを続けておられます。

世話するのは自分しかいないというお父様との生活は大変なものでしょうが、でも、Oさんが大きく変化する機会と言えます。
求められていることは~
『批判を向けている相手への、深い思いやりと尊重』
そのためには先ず~
『腹が立つようなことが起きても、腹立ちに翻弄され批判的な気持ちを高めていかないこと』

Oさんには今、次のような言葉を心に響かせることをお勧めしています。
『ありがとう』
『愛・調和・幸せ』
『私は幸せにある価値がある。』



途中経過を知らせてくれた、Oさんからのメールです。

心の中でちょっとした合間や不安や怒りが来たときに『ありがとう』を、言いまくっています。
不安になった時には『愛・調和・幸せ・私は幸せになる価値がある』と繰り返し言うと、
モヤモヤが薄れて行くかんじで長引か無かったと思います。

父が兄の所へ一泊で行って来ました。
その一泊で、兄からお前の大変さが良く分かった、もう少しだけ頑張って欲しいと言われました。
今まではどこか他人事の様な感じもあったので、解って貰えたと言うところで、心が楽になりました。

初めは、兄達に解って貰える様に父が粗相すればいいと思ってしまったのですが、
少し素直になった父を見ていたら、それはそれで可哀想だなぁと思い、
皆にとっていい流れができます様にと思っていたら、この結果になりました。




末っ子のOさんは、幼い頃にはお母様からもお父様からも、可愛がられておられます。
だからこそ、Oさんは、この感情ドラマを終わりにしていくことが出来ると思います。

お母様譲りの、真面目で真っ直ぐな性質で、”素直に幸せを感じる生活”を求めておられます。
Oさんの内側には、まだご本人も自覚されたことのない『純粋で豊かな愛』が在ります。
今生、その愛をどのように呼び起こされ表現されていくか、本当に楽しみです。






*ここに紹介させて頂いている個人的な内容は、ご本人に了解を得て掲載しています。





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