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映画の感想とガーデニング、市民農園チャレンジ

生きてこそ

2008-06-25 | 映画・舞台
1972年の旅客機墜落事故をハリウッドが映画化。
極限のサバイバルをセミドキュメンタリー・タッチで描く。
飛行機の墜落シーンを始め、リアルな絵造りが最大のポイントで、
セットではなく実際に雪山で撮影されたシーンの重みには圧倒される。

チリへラグビーの遠征試合に行く途中の墜落事故。
そのほとんどが大学のラクビー部員。アンデス山脈に墜落して
72日目に奇跡的に救出されるのだが、9日目に、死亡した友人の肉を
生きる為に食べる選択をするシーンが衝撃的だった。
生徒たちの苦悩。。。当時の生存者のインタビューが特典として
収録されていたが、そのことを家族に話せなかった人も多くいたという。
生きる為とはいえ、友達の体を食べることは想像もつかない苦悩だろう。
最初は口に入れても飲み込めずには吐いてしまっていたという。
当然だろうな・・・
幾多の困難を乗り越えて協力・励まし合い、最後まで
望みを捨てなかった生徒たちの過酷な72日間は
現実なだけに重く辛くそして感動的だった。