あ・しねま・たいむ

今日も映画でまったり

3月のライオン

2017-03-23 11:34:58 | 映画 2017
桐山零は17歳のプロ棋士です。
幼い頃に交通事故で両親と妹を亡くし、
父の友人だった幸田に内弟子として引き取られました。
「将棋が好きか?」と聞かれ「はい」と答えた零。
じつはそれは本心ではなかったのですが、
幸田の家で生きるために、将棋を必死で勉強します。
零が腕を上げてゆく一方で、
プロ棋士を目指していた幸田家の兄妹は、
幸田から将棋の道を閉ざされます。 
それが原因で零は幸田家を出て行き、
川の見えるアパートで一人暮らしを始めたのです。
将棋の世界の外では、高校生活も1年遅れで入学しているため、
周りに馴染めず孤立している零でした。


家財道具がほとんどない、がらんとした零くんの部屋。 
零くんの孤独がそれだけで伝わってきます。
表情とかね、醸し出す雰囲気が、隆之介くんは零くんそのもの。
というか、他の登場人物も原作から抜け出たみたい。
みんな個性的で魅力があります。
原作者によると、
島田棋士は元々、佐々木蔵之介さんをモデルに描いていたとか?
はまっているはずです。

名人宗谷の静かな佇まいと、
着物の袂を左手ですっと抑え将棋を指す仕草に萌え。
しかしなによりも、一番のクライマックス(私にとっての)は、
島田棋士と「あの目力、将棋に必要!?」の後藤棋士の対決。
張り詰めた緊張感のなか、
バックに流れる音楽がそれを盛り上げていくの。
映画を観てて、アクションシーンにドキドキもしなくなっている今日この頃、
でもこの映画では、静かに座って勝負しているだけの対局に、
ドキドキしてしまいました。

龍虎対決

の合間にあるおやつタイム。
しかし、対局におやつタイムがあるとは知らなかったわ。
やっぱり殺気を飛ばしてたけど(笑)
息詰まってかつ笑えるという、一粒で二度美味しい場面です。


監督 大友啓史
桐山零 神木隆之介 17歳のプロ棋士 
川本あかり 倉科カナ 川本家の長女 
川本ひなた 清原果耶 川本家の次女。 
川本モモ 新津ちせ 川本家の末っ子
相米二 前田吟 川本家3姉妹の祖父。和菓子屋を経営
川本美咲 板谷由夏 川本家3姉妹の叔母。銀座でスナックを経営
幸田柾近 豊川悦司 零の師匠。零の父親の親友だった。
幸田香子 有村架純 幸田家の長女 
島田開 佐々木蔵之介 山形県出身のA級棋士。
宗谷冬司 加瀬亮 史上初7大タイトルを制覇した名人
後藤正宗 伊藤英明 A級棋士。
柳原朔太郎 斉木しげる 現役最年長の棋士
林田高志 高橋一生 零が通う駒橋高校の教師。
二海堂晴信 染谷将太 桐山零のライバル、心友。
2017年3月公開



零くんの友人二海堂を演じているのは染谷将太くん。
え~!?
役作りのために太った!?・・・じゃなくて、
特殊メイクでぽっちゃりしたキャラクターになったんだそうです。
同性同名の別人かと思った・・・・