あ・しねま・たいむ

今日も映画でまったり

スキャナー 記憶のカケラをよむ男

2016-06-05 00:05:13 | 映画 2016
現代劇初となる狂言師の野村萬斎が、
物や場所に残った人間の記憶や感情、
つまり「残留思念」を読み取る能力を持つ元お笑い芸人、
薄暗い部屋で熱帯魚を相手に会話をする仙石和彦を演じ、
雨上がり決死隊の宮迫博之が、お笑いの元相方役丸山竜司を演じます。
こちらは借金でヤクザに追われるような男。
無神経な発言多々あり。
でも・・というより、だからこそいい相棒でした。

この2人が、失踪したピアノの先生を探して欲しいという少女の依頼から、
事件に巻き込まれてゆきます。
お笑いコンビが事件に巻き込まれると言っても、
そんなたいした事件じゃないでしょ~、いくら萬斎さんだからって、
冒頭からクスリと笑う場面があったしね、と思いつつ観ていたら、
物語はどんどんとんでもない方向に。
定番のカーアクション(?)や爆破シーンもあります。
でもでもでも!連続殺人の動機が納得いかないわ、理不尽だわ。
しかも間違いだったんかい!!
その犯人でさえ、最期に救う仙石和彦。
その優しさには泣けたけど。

ピアノの先生と仙石和彦の、ある意味ラブシーンもあります。

泣かされて、これで終わりかと思ったらまたそっと泣かされる、
そんな映画です。

この映画は脚本が古沢良太だというので観たの。
「リーガルハイ」の古美門センセイ、最高でしたから。
仙石和彦と丸山竜司の漫才コンビもテレビで登場してほしいな。


強い思いや感情はその場や物に残るんだそうです。

気をつけましょう・・・


・監督 金子修介  
・脚本 古沢良太
・仙石和彦 野村萬斎
・丸山竜司 宮迫博之
・佐々部悟 安田章大
・秋山亜美 杉咲花
・沢村雪絵 木村文乃 
公開2016年4月