●祈禱師(きとうし)●呪術師(じゅじゅつし)●巫女(みこ)
★きとう-し きたう-し【祈▼祷師】三省堂 大辞林
祈祷を行う僧侶や神官など。
★祈禱師(きとうし) http://p.tl/r-Fq
原始宗教やシャーマニズム・アニミズムといわれるものに基づき、人類が基本的な社会構造である集団を持ったときから発生したといわれ、その祈祷を行う集団の長(おさ)や主要な人物をさし、シャーマンとも呼ばれる。
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★占い(うらない) http://p.tl/MdZy http://p.tl/jpWC
様々な方法で、人の心の内や運勢や未来など、直接観察することのできないものについて判断することや、その方法をいう。卜占(ぼくせん)や占卜(せんぼく)ともいう。
★うらない-し ―なひ― 3 【占い師】三省堂 大辞林
占いを業とする人。占い者。
★物語要素事典
占い師
1.自分の災難を予見できない占い師。
『イソップ寓話集』(岩波文庫版)161「占い師」 占い師が広場で客を集め、見料を稼いでいた。男が来て「お前の家の戸が破られ、中のものが持ち出されていた」と告げたので、占い師は驚いて家へ駆け戻った。居合わせた一人が「他人のことは前もってわかると言うくせに、自分のことは占ってみなかったのか」と言った。
『黄金のろば』(アプレイウス)第2巻 占い師が客に、旅立ちに良い日を教える。そこへ占い師の知人が来合わせ「一別以来どうしていたか」と問う。占い師は、つい正直に「乗った船が嵐で沈み、陸へ泳ぎついたら追剥に遭い、何もかも失った」と答える。客は占いの見料を払うのをやめて去る。
2.にせ占い師。
『御神酒徳利』(落語) 旅籠の大掃除の時、番頭の善六が、将軍家拝領の御神酒徳利の保管場所を捜し、台所の水甕に入れたまま忘れてしまう。その後、御神酒徳利が紛失したというので大騒ぎになり、善六は、今さら「私が水甕にしまった」とも言い難く、占いの真似事をして「台所の、水と土に縁ある器の中、との易が出た」と言う。皆、善六は占いの名人だと思う→〔過去〕4。
『馬喰やそ八』(昔話) やそ八が、ある家で人妻が情夫と酒盛りをするさまをのぞき見る。そこへ旦那が帰宅したので、妻は酒肴を隣室に、情夫をつづらに隠す。やそ八は、「私は旅の八卦置きだ」と言って家に上がり、馬の皮をもんで、「隣室に御馳走があり、つづらに化け物がひそんでいる」と占う。旦那は感心して、つづらの処理をやそ八に頼み、馬の皮を百両で買う(岩手県上閉伊郡)。
3.占い師の死後。
『神曲』(ダンテ)「地獄篇」第20歌 テイレシアスをはじめとする占い師たちは、不遜にも先のことを見すかそうとしたため、死後、罰を受けた。彼らは地獄の第八圏第四濠で、胴体の上に頭を前後逆につけられて、前を見ることができず、後ずさりして歩いている。
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★呪術師(じゅじゅつし) http://p.tl/q6gh (呪術師から転送) http://p.tl/gwi5
呪術(じゅじゅつ、magic)とは、人類の初期社会や初期文明において、押並べて発生したとされる、祈祷や占いなど神託としての運命の決定やそれらを指針とした政(まつりごと)、民間治療ともいわれる呪術医療(呪術医)と生活の糧を得るための「狩り・漁り」による薬草や毒草の知識や使用、または呪い(まじない)や呪い(のろい)や祓い(はらい)といわれる祈祷師による神霊の力の利用をさし、原始宗教でもある文化人類学におけるシャーマニズムとアニミズム、それぞれの観念や行為にともなう呪文に代表される形式や様式や儀式をさす[1]。
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★ふじょ ―ぢよ 1 【▼巫女】三省堂 大辞林
「みこ(巫女)」に同じ。
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みこ 1 0 【〈巫女〉/〈神子〉】
(1)神に仕えて神事を行い、また、神意をうかがって神託を告げる者。未婚の女性が多い。かんなぎ。
(2)神がかりの状態になって口寄せなどをする女性。いたこ。ふじょ。《巫女》
★巫女(みこ) 神道用語
神社に奉仕する女性。古くは神社に属する女神官と神社を離れて村落に定住または漂泊する呪術的祈祷師をいった。
★巫女 神社用語集
読み方:みこ
神社に仕える女性の神官のことです。巫女になるためには清浄無垢の少女であるということが前提となっています。神饌を供え、神楽を舞い、祈祷をすることなど、神と人との仲立ちをする神職の補助が主な仕事となっています。
★巫女、または神子(みこ、ふじょ) http://p.tl/EQyy http://p.tl/eZNX
主として日本の神に仕える女性のこと。舞姫(まいひめ)・御神子(みかんこ)と呼称される場合もある。
★巫子舞 http://p.tl/A2Mz
巫子舞、御子舞、神子舞などとも書き、巫女神楽(かぐら)ともいう。もと神に仕える巫女が神がかりして託宣するために舞をまった。巫女舞はこうした神がかりの舞が洗練され様式化されたもので ...
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★よりまし 0 【▼憑▼坐/▼尸▽童】三省堂 大辞林
〔寄り坐(ま)し、の意〕神霊がよりつく人間。特に、祈祷師(きとうし)が神霊を乗り移らせたり、託宣をのべさせたりするために伴う童子や婦女。人形が使用されることもある。ものつき。
★憑坐 歴史民俗用語辞典
読み方:ヨリマシ(yorimashi)
神霊を招いて乗り移らせるために祈祷師が伴う霊媒の童子。
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★まじない-し ―なひ― 3 【▼呪い師】三省堂 大辞林
まじないを職業とする者。
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★れいばい 0 【霊媒】三省堂 大辞林
神や死んだ人の霊魂の、言葉や思いを伝える役目をする人。神霊・死霊との媒介者。巫女(みこ)・口寄(くちよせ)の類。
★霊媒(れいばい、medium または spirit medium) http://p.tl/ry5J http://p.tl/0MGj
超自然的存在(霊的存在)と人間とを直接に媒介することが可能な人物のことである。
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★れいのうしゃ 3 【霊能者】三省堂 大辞林
日常と非日常の世界を媒介する特異な資質をもった宗教的職能者。
★霊能者(れいのうしゃ) http://p.tl/83KQ
霊的存在や霊的世界と接触・交流する能力(霊能力)を持つとされる人物のこと。
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★くちよせ 0 【口寄せ】三省堂 大辞林
(名)スル
巫女(みこ)が霊魂を招き寄せ、その思いを自分の口を通して他の人に伝えること。
また、それをする巫女。招き寄せる霊の違いにより生き口・死に口・神口(かみくち)の別がある。
またその宗教職能者。
★口寄せ(くちよせ) http://p.tl/XRUy http://p.tl/ZP3Z
霊を自分に降霊(憑依)させて、霊の代わりにその意志などを語ることができるとされる術。または、それを行う人のことである。
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★いたこ http://p.tl/ZMcp http://p.tl/D2m8
東北地方北部に広く分布する口寄せを業とする巫女(みこ)。盲目の女性が多い。一定の修行をして ... 春の彼岸、盆に死者供養(くよう)の口寄せを行ったり、家の神のオシラサマをアソバセルといっ、祭文(さいもん)を語ってオシラサマを祀(まつ)ったりする。 ...
★恐山 http://p.tl/GIjn http://p.tl/60oJ
... 境内の至る所で「いたこ」とよばれる巫女(みこ)の口寄せが行われ、死者との会話に涙する老女の姿がみられる。恐山円通寺境内に大小60もの泉源があり、そのなかで湯量が多く泉温の高いものが浴用に利用されている。 ...
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★ゆた http://p.tl/Aqclhttp://p.tl/3kRW
琉球(りゅうきゅう)列島で、職業的な占い者のこと。女性が普通である。神意をうかがい、判じ事をするほか、口寄せをする者もいる。... ゆたが口寄せをして、死者のことばを伝えるが、地方では親族の老女が行うという。これも門中のゆたが口寄せをしたのが原形かもしれない。首里王府の女官にも「よたのあむしられ」がいた。 ...
★きとう-し きたう-し【祈▼祷師】三省堂 大辞林
祈祷を行う僧侶や神官など。
★祈禱師(きとうし) http://p.tl/r-Fq
原始宗教やシャーマニズム・アニミズムといわれるものに基づき、人類が基本的な社会構造である集団を持ったときから発生したといわれ、その祈祷を行う集団の長(おさ)や主要な人物をさし、シャーマンとも呼ばれる。
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★占い(うらない) http://p.tl/MdZy http://p.tl/jpWC
様々な方法で、人の心の内や運勢や未来など、直接観察することのできないものについて判断することや、その方法をいう。卜占(ぼくせん)や占卜(せんぼく)ともいう。
★うらない-し ―なひ― 3 【占い師】三省堂 大辞林
占いを業とする人。占い者。
★物語要素事典
占い師
1.自分の災難を予見できない占い師。
『イソップ寓話集』(岩波文庫版)161「占い師」 占い師が広場で客を集め、見料を稼いでいた。男が来て「お前の家の戸が破られ、中のものが持ち出されていた」と告げたので、占い師は驚いて家へ駆け戻った。居合わせた一人が「他人のことは前もってわかると言うくせに、自分のことは占ってみなかったのか」と言った。
『黄金のろば』(アプレイウス)第2巻 占い師が客に、旅立ちに良い日を教える。そこへ占い師の知人が来合わせ「一別以来どうしていたか」と問う。占い師は、つい正直に「乗った船が嵐で沈み、陸へ泳ぎついたら追剥に遭い、何もかも失った」と答える。客は占いの見料を払うのをやめて去る。
2.にせ占い師。
『御神酒徳利』(落語) 旅籠の大掃除の時、番頭の善六が、将軍家拝領の御神酒徳利の保管場所を捜し、台所の水甕に入れたまま忘れてしまう。その後、御神酒徳利が紛失したというので大騒ぎになり、善六は、今さら「私が水甕にしまった」とも言い難く、占いの真似事をして「台所の、水と土に縁ある器の中、との易が出た」と言う。皆、善六は占いの名人だと思う→〔過去〕4。
『馬喰やそ八』(昔話) やそ八が、ある家で人妻が情夫と酒盛りをするさまをのぞき見る。そこへ旦那が帰宅したので、妻は酒肴を隣室に、情夫をつづらに隠す。やそ八は、「私は旅の八卦置きだ」と言って家に上がり、馬の皮をもんで、「隣室に御馳走があり、つづらに化け物がひそんでいる」と占う。旦那は感心して、つづらの処理をやそ八に頼み、馬の皮を百両で買う(岩手県上閉伊郡)。
3.占い師の死後。
『神曲』(ダンテ)「地獄篇」第20歌 テイレシアスをはじめとする占い師たちは、不遜にも先のことを見すかそうとしたため、死後、罰を受けた。彼らは地獄の第八圏第四濠で、胴体の上に頭を前後逆につけられて、前を見ることができず、後ずさりして歩いている。
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★呪術師(じゅじゅつし) http://p.tl/q6gh (呪術師から転送) http://p.tl/gwi5
呪術(じゅじゅつ、magic)とは、人類の初期社会や初期文明において、押並べて発生したとされる、祈祷や占いなど神託としての運命の決定やそれらを指針とした政(まつりごと)、民間治療ともいわれる呪術医療(呪術医)と生活の糧を得るための「狩り・漁り」による薬草や毒草の知識や使用、または呪い(まじない)や呪い(のろい)や祓い(はらい)といわれる祈祷師による神霊の力の利用をさし、原始宗教でもある文化人類学におけるシャーマニズムとアニミズム、それぞれの観念や行為にともなう呪文に代表される形式や様式や儀式をさす[1]。
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★ふじょ ―ぢよ 1 【▼巫女】三省堂 大辞林
「みこ(巫女)」に同じ。
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みこ 1 0 【〈巫女〉/〈神子〉】
(1)神に仕えて神事を行い、また、神意をうかがって神託を告げる者。未婚の女性が多い。かんなぎ。
(2)神がかりの状態になって口寄せなどをする女性。いたこ。ふじょ。《巫女》
★巫女(みこ) 神道用語
神社に奉仕する女性。古くは神社に属する女神官と神社を離れて村落に定住または漂泊する呪術的祈祷師をいった。
★巫女 神社用語集
読み方:みこ
神社に仕える女性の神官のことです。巫女になるためには清浄無垢の少女であるということが前提となっています。神饌を供え、神楽を舞い、祈祷をすることなど、神と人との仲立ちをする神職の補助が主な仕事となっています。
★巫女、または神子(みこ、ふじょ) http://p.tl/EQyy http://p.tl/eZNX
主として日本の神に仕える女性のこと。舞姫(まいひめ)・御神子(みかんこ)と呼称される場合もある。
★巫子舞 http://p.tl/A2Mz
巫子舞、御子舞、神子舞などとも書き、巫女神楽(かぐら)ともいう。もと神に仕える巫女が神がかりして託宣するために舞をまった。巫女舞はこうした神がかりの舞が洗練され様式化されたもので ...
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★よりまし 0 【▼憑▼坐/▼尸▽童】三省堂 大辞林
〔寄り坐(ま)し、の意〕神霊がよりつく人間。特に、祈祷師(きとうし)が神霊を乗り移らせたり、託宣をのべさせたりするために伴う童子や婦女。人形が使用されることもある。ものつき。
★憑坐 歴史民俗用語辞典
読み方:ヨリマシ(yorimashi)
神霊を招いて乗り移らせるために祈祷師が伴う霊媒の童子。
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★まじない-し ―なひ― 3 【▼呪い師】三省堂 大辞林
まじないを職業とする者。
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★れいばい 0 【霊媒】三省堂 大辞林
神や死んだ人の霊魂の、言葉や思いを伝える役目をする人。神霊・死霊との媒介者。巫女(みこ)・口寄(くちよせ)の類。
★霊媒(れいばい、medium または spirit medium) http://p.tl/ry5J http://p.tl/0MGj
超自然的存在(霊的存在)と人間とを直接に媒介することが可能な人物のことである。
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★れいのうしゃ 3 【霊能者】三省堂 大辞林
日常と非日常の世界を媒介する特異な資質をもった宗教的職能者。
★霊能者(れいのうしゃ) http://p.tl/83KQ
霊的存在や霊的世界と接触・交流する能力(霊能力)を持つとされる人物のこと。
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★くちよせ 0 【口寄せ】三省堂 大辞林
(名)スル
巫女(みこ)が霊魂を招き寄せ、その思いを自分の口を通して他の人に伝えること。
また、それをする巫女。招き寄せる霊の違いにより生き口・死に口・神口(かみくち)の別がある。
またその宗教職能者。
★口寄せ(くちよせ) http://p.tl/XRUy http://p.tl/ZP3Z
霊を自分に降霊(憑依)させて、霊の代わりにその意志などを語ることができるとされる術。または、それを行う人のことである。
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★いたこ http://p.tl/ZMcp http://p.tl/D2m8
東北地方北部に広く分布する口寄せを業とする巫女(みこ)。盲目の女性が多い。一定の修行をして ... 春の彼岸、盆に死者供養(くよう)の口寄せを行ったり、家の神のオシラサマをアソバセルといっ、祭文(さいもん)を語ってオシラサマを祀(まつ)ったりする。 ...
★恐山 http://p.tl/GIjn http://p.tl/60oJ
... 境内の至る所で「いたこ」とよばれる巫女(みこ)の口寄せが行われ、死者との会話に涙する老女の姿がみられる。恐山円通寺境内に大小60もの泉源があり、そのなかで湯量が多く泉温の高いものが浴用に利用されている。 ...
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★ゆた http://p.tl/Aqclhttp://p.tl/3kRW
琉球(りゅうきゅう)列島で、職業的な占い者のこと。女性が普通である。神意をうかがい、判じ事をするほか、口寄せをする者もいる。... ゆたが口寄せをして、死者のことばを伝えるが、地方では親族の老女が行うという。これも門中のゆたが口寄せをしたのが原形かもしれない。首里王府の女官にも「よたのあむしられ」がいた。 ...