●こころざし 【志】
★こころざし 0 【志】 三省堂 大辞林
(1)心に決めて目指していること。また、何になろう、何をしようと心に決めること。
「―を立てる」「―を曲げる」「事―と違(たが)う」「―を同じくする」
(2)人に対する厚意。人を思う気持ち。
「お―だけはありがたくいただきます」
(3)好意・謝意などの気持ちを表す贈り物。また、故人を悼んで供える物やお布施などの上書きの語。
(4)追善供養。
「母人の十三年にあたり、千日寺へ石塔を立て―仕り候/浮世草子・一代男 7」
» (成句)志合えば胡越も昆弟たり
» (成句)志ある者は事竟に成る
» (成句)志は木の葉に包め
» (成句)志を得る
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・し 1 【志】
(1)紀伝体の史書で、天文・地理・礼楽などを記述した部分。
(2)律令制で、衛府の主典(さかん)。
★
★志
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/10/27 01:53 UTC 版)
・志(こころざし)
・目的、目標
・信念
・他者への好意や謝礼の意味を込めて贈る金品。仏教における寸志はこれに由来する。
★祝儀(しゅうぎ、御祝儀・ご祝儀)(寸志から転送) http://p.tl/cZ66
時節や時期や機会や出会いなど、人生や日常においての節目節目に金品を贈る行為。
★志(し)
・紀伝体で天文・地理・礼楽等を事項別に分類して記述した部分。
・律令制の衛門府、兵衛府、検非違使庁の主典。
★
★こころ‐ざし【志】 大辞泉
1
1.ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。「―を遂げる」「事、―と異なる」「―を同じくする」「青雲の―を抱く」
2.心の持ち方。信念。志操。「―を高く保つ」
2 相手のためを思う気持ち。厚意。「―を無にする」「お―はありがたいが、辞退します」
3
1.謝意や好意などを表すために贈る金品。「ほんの―ですが、御笑納ください」
2.香典返しや法事の引き出物、僧への布施の包みの表に書く語。→寸志
4 心を集中すること。注意。
「―はいたしけれど、…上の衣(きぬ)の肩を張り破りてけり」〈伊勢・四一〉
5 相手を慕う気持ち。愛情。
「一夜のほど、朝(あした)の間も恋しくおぼつかなく、いとどしき御―のまさるを」〈源・若菜上〉
6 死者の追善供養。
「未来の因果を悲しみて、多くの―を尽くして」〈曽我・二〉
★志(こころざし)の意味・語源・由来を解説
【意味】 志とは、心に決めた目標・目的。信念。志操。相手を思う気持ち。人に対する厚意。謝意・好意などの気持ちを表すために贈る金品。
【志の語源・由来】
志は、動詞「こころざす」の連用形が名詞化した語。
「こころざす」は、心がある方向を目指す意味の「心指す」が語源である。
漢字の「志」の士印は、進み行く足の形が変形したもので、心が目標を目指して進み行くことを表している。
★
★心(こころ)の意味・語源・由来を解説
【意味】 心とは、人間の理性・知識・感情・意志などの働きの基になると考えられるもの。気持ち。感情。精神。
【心の語源・由来】
「凝々(こりこり)」「凝々(ころころ)」「凝る(こごる)」などから「こころ」に転じたとする「凝」の字を当てた説が多く見られるが、正確な語源は未詳である。
漢字は心臓の形をかたどったものとされ、中国語では心臓の鼓動と精神作用が結びつけて考えられていた。
『万葉集』には「肝向ふ 心砕けて」とあり、日本語の「こころ」も、「肝(肝臓)」と向かい合う、心臓を意味する言葉であったとされる。
中古以後に、「こころ」は臓器としての「心臓」の意味が薄れ、漢語の「心(しん)」に代わり、「心の臓」という形で「心臓」を意味するようになった。
★
★志合えば胡越も昆弟たり
《「漢書」鄒陽伝から。志が合えば、北方の胡の者と南方の越の者とでも兄弟同様になれる意》志が一致すれば、他人どうしでも兄弟のように親しくなれる。
★志は髪の筋
わずかな物でも真心がこもっているなら、それをくみ取れということ。
★志は木の葉に包め
真心がこもっているなら、贈り物は木の葉に包むようなわずかなものでもよいということ。
★志を得る
目ざしていた職業や地位などに就く。「―◦得ないままでは、故郷には帰れない」
★志を立てる
ある事を成し遂げようという気持ちをしっかりもつ。「政治家になろうと―・てる」
★
★たい‐し【大志】
大きなこころざし。将来に対する遠大な希望。「少年よ―をいだけ」
★こころざし 0 【志】 三省堂 大辞林
(1)心に決めて目指していること。また、何になろう、何をしようと心に決めること。
「―を立てる」「―を曲げる」「事―と違(たが)う」「―を同じくする」
(2)人に対する厚意。人を思う気持ち。
「お―だけはありがたくいただきます」
(3)好意・謝意などの気持ちを表す贈り物。また、故人を悼んで供える物やお布施などの上書きの語。
(4)追善供養。
「母人の十三年にあたり、千日寺へ石塔を立て―仕り候/浮世草子・一代男 7」
» (成句)志合えば胡越も昆弟たり
» (成句)志ある者は事竟に成る
» (成句)志は木の葉に包め
» (成句)志を得る
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・し 1 【志】
(1)紀伝体の史書で、天文・地理・礼楽などを記述した部分。
(2)律令制で、衛府の主典(さかん)。
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★志
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/10/27 01:53 UTC 版)
・志(こころざし)
・目的、目標
・信念
・他者への好意や謝礼の意味を込めて贈る金品。仏教における寸志はこれに由来する。
★祝儀(しゅうぎ、御祝儀・ご祝儀)(寸志から転送) http://p.tl/cZ66
時節や時期や機会や出会いなど、人生や日常においての節目節目に金品を贈る行為。
★志(し)
・紀伝体で天文・地理・礼楽等を事項別に分類して記述した部分。
・律令制の衛門府、兵衛府、検非違使庁の主典。
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★こころ‐ざし【志】 大辞泉
1
1.ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。「―を遂げる」「事、―と異なる」「―を同じくする」「青雲の―を抱く」
2.心の持ち方。信念。志操。「―を高く保つ」
2 相手のためを思う気持ち。厚意。「―を無にする」「お―はありがたいが、辞退します」
3
1.謝意や好意などを表すために贈る金品。「ほんの―ですが、御笑納ください」
2.香典返しや法事の引き出物、僧への布施の包みの表に書く語。→寸志
4 心を集中すること。注意。
「―はいたしけれど、…上の衣(きぬ)の肩を張り破りてけり」〈伊勢・四一〉
5 相手を慕う気持ち。愛情。
「一夜のほど、朝(あした)の間も恋しくおぼつかなく、いとどしき御―のまさるを」〈源・若菜上〉
6 死者の追善供養。
「未来の因果を悲しみて、多くの―を尽くして」〈曽我・二〉
★志(こころざし)の意味・語源・由来を解説
【意味】 志とは、心に決めた目標・目的。信念。志操。相手を思う気持ち。人に対する厚意。謝意・好意などの気持ちを表すために贈る金品。
【志の語源・由来】
志は、動詞「こころざす」の連用形が名詞化した語。
「こころざす」は、心がある方向を目指す意味の「心指す」が語源である。
漢字の「志」の士印は、進み行く足の形が変形したもので、心が目標を目指して進み行くことを表している。
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★心(こころ)の意味・語源・由来を解説
【意味】 心とは、人間の理性・知識・感情・意志などの働きの基になると考えられるもの。気持ち。感情。精神。
【心の語源・由来】
「凝々(こりこり)」「凝々(ころころ)」「凝る(こごる)」などから「こころ」に転じたとする「凝」の字を当てた説が多く見られるが、正確な語源は未詳である。
漢字は心臓の形をかたどったものとされ、中国語では心臓の鼓動と精神作用が結びつけて考えられていた。
『万葉集』には「肝向ふ 心砕けて」とあり、日本語の「こころ」も、「肝(肝臓)」と向かい合う、心臓を意味する言葉であったとされる。
中古以後に、「こころ」は臓器としての「心臓」の意味が薄れ、漢語の「心(しん)」に代わり、「心の臓」という形で「心臓」を意味するようになった。
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★志合えば胡越も昆弟たり
《「漢書」鄒陽伝から。志が合えば、北方の胡の者と南方の越の者とでも兄弟同様になれる意》志が一致すれば、他人どうしでも兄弟のように親しくなれる。
★志は髪の筋
わずかな物でも真心がこもっているなら、それをくみ取れということ。
★志は木の葉に包め
真心がこもっているなら、贈り物は木の葉に包むようなわずかなものでもよいということ。
★志を得る
目ざしていた職業や地位などに就く。「―◦得ないままでは、故郷には帰れない」
★志を立てる
ある事を成し遂げようという気持ちをしっかりもつ。「政治家になろうと―・てる」
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★たい‐し【大志】
大きなこころざし。将来に対する遠大な希望。「少年よ―をいだけ」