●みろく 【弥勒】
★みろく 【弥勒】三省堂 大辞林
〔梵 Maitreya「慈氏」とも訳す〕
(1)「弥勒菩薩」に同じ。
(2)インドの大乗仏教の一派唯識派の開祖。三世紀中頃から四世紀中頃の人といわれる。のちに弥勒菩薩と混同されることがある。
釈迦の没後56億7000万年後にこの世に降り、釈迦の救いにもれた人々を救う仏。
★みろく‐ぼさつ【弥勒菩薩】
兜率天(とそつてん)の内院に住み、釈迦(しゃか)入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩。弥勒仏。
★弥勒菩薩(みろくぼさつ) http://p.tl/NRxW
梵名マイトレーヤ(Skt.मैत्रेय [maitreya])、パーリ名メッテイヤ (Pali. metteyya)は仏教の菩薩の一尊である。一部の大乗経典では字(あざな)が阿逸多 Ajita とされているが、スッタニパータや、中阿含経中の説本経などの初期経典の記述では、弥勒と阿逸多は別人である。弥勒はインドの波羅奈(パラナシー)国に生まれ釈迦仏の化導を受けて、人寿八万歳の未来においてその時代の仏陀となるという記別を受け、また阿逸多は仏陀ではなく転輪聖王となるという記別を受けている。
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★弥勒菩薩(みろくぼさつ) [ 日本大百科全書(小学館) ] .未来に下界に降(くだ)って仏となり、衆生(しゅじょう)を救うとされる菩薩。慈氏(じし)菩薩ともいう。釈迦(しゃか)の滅後5億7600万年後(中国の伝承では56億7000万年後)に、釈迦の救いに漏れた人たちを救いにやってくるとされ、現在は兜率天(とそつてん)に待機中であるという。『弥勒下生経(げしょうきょう)』に弥勒の事績が予言の形で述べられている。それによると、弥勒は兜率天より閻浮提(えんぶだい)を観察し、翅頭(きとう)城の大臣夫妻を父母として選び、母の胎内に降り、その右脇(わき)より生まれ、三十二相を備え、竜華樹(りゅうげじゅ)の下で悟りを開き、摩訶迦葉(まかかしょう)から釈尊の衣を受け取り、三度にわたる法会(ほうえ)で300億近くの人を迷いから救う。この未来仏の思想は西方のメシア思想の影響によって生まれたと考える人もいる。『弥勒下生経』に対し『弥勒上生経(じょうしょうきょう)』は、衆生(しゅじょう)のほうが弥勒の国土へ赴くという思想を示し、メシア思想とは異なり、阿弥陀仏(あみだぶつ)の極楽浄土(ごくらくじょうど)への往生(おうじょう)の思想と共通点をもつ。「弥勒」はサンスクリット語の「マイトレーヤ」Maitreyaの音訳とされ、アヒチャトラー出土の水瓶を持つ像にも「マイトレーヤ」の名が刻まれている。カニシカ王のある銅貨には仏の坐像とともに「メートラゴ」Metragoの名が刻まれているが、これは「マイトレーヤ」の訛(なま)りであろう。しかし、この名の起源に関してはクシャーナ朝の貨幣に現れる太陽神ミイロMiiroも考慮してよいだろう。「弥勒」という音訳語はこれに近い。ミイロはイランの太陽神ミスラMithraの方言的発音である。ミスラはインド古来の神ミトラMitraと起源を同じくし、Mitra(友)の派生語maitreya(有情ある)を通じて、「慈氏」菩薩へと転化する。ミイロが貨幣に現れる比率は多く、クシャン朝下のミイロ信仰の隆盛ぶりがうかがわれる。ガンダーラで片岩で刻まれた水瓶(すいびょう)をもつ菩薩は弥勒と思われる。西暦400年ごろ法顕(ほっけん)はパミール山中で巨大な木造の弥勒像を目撃したことを旅行記に記している。敦煌(とんこう)や朝鮮でみられる弥勒の交脚像、思惟(しい)像はすでにガンダーラに祖型がある。日本では中宮寺(奈良)と広隆寺(京都)の弥勒菩薩像が名高い。 [ 執筆者:定方 晟 ]
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★弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかし(ゆ)いぞう)
大陸より6世紀から7世紀の弥勒信仰の流入と共に伝えられ、国内には飛鳥、奈良時代の作品が多く残されている。
中でも有名な京都府京都市太秦の広隆寺霊宝殿に安置されている「宝冠弥勒」(国宝彫刻の部第一号)は、右手の薬指を頬にあてて物思いにふける姿で知られる。しかしこの像は、当時多くの仏像が楠で造られているのに対して赤松で造られているため、日本書紀記載の推古31年新羅から伝来したものとする説もあった。ところが1968年、大きく抉られた内繰りの背板に楠材が使用され、背部の衣文もこれに彫刻されていることが判明した。
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★■仏様ミニ知識■ http://p.tl/ouGa
弥勒菩薩 未来の救済仏
★日本文化継承研究会 -大和しうるわし- 弥勒菩薩 http://p.tl/AtA2
★弥勒如来 弥勒菩薩‐古寺散策 http://p.tl/ObUk
★二人の菩薩 http://p.tl/aEse
★
★.奈良 中宮寺 菩薩半跏像 .
http://www.youtube.com/watch?v=834J1qC6O7E
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★みうらじゅん仏像通 .
http://www.youtube.com/watch?v=Qf01OE58EhI&feature=related
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★気功進化編・弥勒菩薩のチャクラ覚醒効果【気功の穴・象気功】 http://p.tl/EYUb
★広隆寺・弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゅいぞう)(宝冠弥勒) http://p.tl/6f5E
★広隆寺 - Wikipedia http://p.tl/LHv7
★5-(23).弥勒菩薩=再臨のキリスト http://p.tl/QXNZ
国宝第一号に指定された弥勒菩薩像は、頭に宝冠を被っているため宝冠弥勒と呼ばれ 、その静かに思惟にふける姿は人々を魅了 ... ちなみに、今では木目が露出しています が、平安時代の記録では「金色弥勒菩薩」と記されているので、もともとは全身が金色で ...
★弥勒菩薩像 http://p.tl/zAZ0
弥勒菩薩(みろくぼさつ)は、サンスクリット語で「マイトレーヤ」、「慈しみから生まれた もの」という意味です。 このことから「慈氏弥勒(じしみろく)」とも言われています。 弥勒 は南天竺のバラモンの名家に生まれた実在の人物とされています。 釈迦が祇園精舎で ...
★弥勒菩薩半跏思惟像(仏像事典写真画像付き)東洋の「考える人」 http://p.tl/9aik
★弥勒菩薩 http://p.tl/2NbU
泉涌寺では、弥勒(みろく)菩薩にお参りします. 弥勒(みろく)菩薩. ・弥勒菩薩は、霊界 では第六の七日(42日目) の守護仏 仏法が滅びた後の救世主。 弥勒菩薩は、釈迦の 弟子ですが、次の世に仏となる約束のもとにお生まれになりました。それが56億7千万 年の将来のため未来仏と呼ばれています。 ...
★みろく 【弥勒】三省堂 大辞林
〔梵 Maitreya「慈氏」とも訳す〕
(1)「弥勒菩薩」に同じ。
(2)インドの大乗仏教の一派唯識派の開祖。三世紀中頃から四世紀中頃の人といわれる。のちに弥勒菩薩と混同されることがある。
釈迦の没後56億7000万年後にこの世に降り、釈迦の救いにもれた人々を救う仏。
★みろく‐ぼさつ【弥勒菩薩】
兜率天(とそつてん)の内院に住み、釈迦(しゃか)入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩。弥勒仏。
★弥勒菩薩(みろくぼさつ) http://p.tl/NRxW
梵名マイトレーヤ(Skt.मैत्रेय [maitreya])、パーリ名メッテイヤ (Pali. metteyya)は仏教の菩薩の一尊である。一部の大乗経典では字(あざな)が阿逸多 Ajita とされているが、スッタニパータや、中阿含経中の説本経などの初期経典の記述では、弥勒と阿逸多は別人である。弥勒はインドの波羅奈(パラナシー)国に生まれ釈迦仏の化導を受けて、人寿八万歳の未来においてその時代の仏陀となるという記別を受け、また阿逸多は仏陀ではなく転輪聖王となるという記別を受けている。
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★弥勒菩薩(みろくぼさつ) [ 日本大百科全書(小学館) ] .未来に下界に降(くだ)って仏となり、衆生(しゅじょう)を救うとされる菩薩。慈氏(じし)菩薩ともいう。釈迦(しゃか)の滅後5億7600万年後(中国の伝承では56億7000万年後)に、釈迦の救いに漏れた人たちを救いにやってくるとされ、現在は兜率天(とそつてん)に待機中であるという。『弥勒下生経(げしょうきょう)』に弥勒の事績が予言の形で述べられている。それによると、弥勒は兜率天より閻浮提(えんぶだい)を観察し、翅頭(きとう)城の大臣夫妻を父母として選び、母の胎内に降り、その右脇(わき)より生まれ、三十二相を備え、竜華樹(りゅうげじゅ)の下で悟りを開き、摩訶迦葉(まかかしょう)から釈尊の衣を受け取り、三度にわたる法会(ほうえ)で300億近くの人を迷いから救う。この未来仏の思想は西方のメシア思想の影響によって生まれたと考える人もいる。『弥勒下生経』に対し『弥勒上生経(じょうしょうきょう)』は、衆生(しゅじょう)のほうが弥勒の国土へ赴くという思想を示し、メシア思想とは異なり、阿弥陀仏(あみだぶつ)の極楽浄土(ごくらくじょうど)への往生(おうじょう)の思想と共通点をもつ。「弥勒」はサンスクリット語の「マイトレーヤ」Maitreyaの音訳とされ、アヒチャトラー出土の水瓶を持つ像にも「マイトレーヤ」の名が刻まれている。カニシカ王のある銅貨には仏の坐像とともに「メートラゴ」Metragoの名が刻まれているが、これは「マイトレーヤ」の訛(なま)りであろう。しかし、この名の起源に関してはクシャーナ朝の貨幣に現れる太陽神ミイロMiiroも考慮してよいだろう。「弥勒」という音訳語はこれに近い。ミイロはイランの太陽神ミスラMithraの方言的発音である。ミスラはインド古来の神ミトラMitraと起源を同じくし、Mitra(友)の派生語maitreya(有情ある)を通じて、「慈氏」菩薩へと転化する。ミイロが貨幣に現れる比率は多く、クシャン朝下のミイロ信仰の隆盛ぶりがうかがわれる。ガンダーラで片岩で刻まれた水瓶(すいびょう)をもつ菩薩は弥勒と思われる。西暦400年ごろ法顕(ほっけん)はパミール山中で巨大な木造の弥勒像を目撃したことを旅行記に記している。敦煌(とんこう)や朝鮮でみられる弥勒の交脚像、思惟(しい)像はすでにガンダーラに祖型がある。日本では中宮寺(奈良)と広隆寺(京都)の弥勒菩薩像が名高い。 [ 執筆者:定方 晟 ]
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★弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかし(ゆ)いぞう)
大陸より6世紀から7世紀の弥勒信仰の流入と共に伝えられ、国内には飛鳥、奈良時代の作品が多く残されている。
中でも有名な京都府京都市太秦の広隆寺霊宝殿に安置されている「宝冠弥勒」(国宝彫刻の部第一号)は、右手の薬指を頬にあてて物思いにふける姿で知られる。しかしこの像は、当時多くの仏像が楠で造られているのに対して赤松で造られているため、日本書紀記載の推古31年新羅から伝来したものとする説もあった。ところが1968年、大きく抉られた内繰りの背板に楠材が使用され、背部の衣文もこれに彫刻されていることが判明した。
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★■仏様ミニ知識■ http://p.tl/ouGa
弥勒菩薩 未来の救済仏
★日本文化継承研究会 -大和しうるわし- 弥勒菩薩 http://p.tl/AtA2
★弥勒如来 弥勒菩薩‐古寺散策 http://p.tl/ObUk
★二人の菩薩 http://p.tl/aEse
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★.奈良 中宮寺 菩薩半跏像 .
http://www.youtube.com/watch?v=834J1qC6O7E
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★みうらじゅん仏像通 .
http://www.youtube.com/watch?v=Qf01OE58EhI&feature=related
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★気功進化編・弥勒菩薩のチャクラ覚醒効果【気功の穴・象気功】 http://p.tl/EYUb
★広隆寺・弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゅいぞう)(宝冠弥勒) http://p.tl/6f5E
★広隆寺 - Wikipedia http://p.tl/LHv7
★5-(23).弥勒菩薩=再臨のキリスト http://p.tl/QXNZ
国宝第一号に指定された弥勒菩薩像は、頭に宝冠を被っているため宝冠弥勒と呼ばれ 、その静かに思惟にふける姿は人々を魅了 ... ちなみに、今では木目が露出しています が、平安時代の記録では「金色弥勒菩薩」と記されているので、もともとは全身が金色で ...
★弥勒菩薩像 http://p.tl/zAZ0
弥勒菩薩(みろくぼさつ)は、サンスクリット語で「マイトレーヤ」、「慈しみから生まれた もの」という意味です。 このことから「慈氏弥勒(じしみろく)」とも言われています。 弥勒 は南天竺のバラモンの名家に生まれた実在の人物とされています。 釈迦が祇園精舎で ...
★弥勒菩薩半跏思惟像(仏像事典写真画像付き)東洋の「考える人」 http://p.tl/9aik
★弥勒菩薩 http://p.tl/2NbU
泉涌寺では、弥勒(みろく)菩薩にお参りします. 弥勒(みろく)菩薩. ・弥勒菩薩は、霊界 では第六の七日(42日目) の守護仏 仏法が滅びた後の救世主。 弥勒菩薩は、釈迦の 弟子ですが、次の世に仏となる約束のもとにお生まれになりました。それが56億7千万 年の将来のため未来仏と呼ばれています。 ...