『あら、こんにちわ、翁さん。どうも寒波が居座って春が近づけないようですね、水仙の開花がいつもより遅れていまして。マーケットでお買い物ですね、私は2階で衣料品を見てきまして、寒さで冬物がまだありますよ』、『おや、弘子さん、まだ真冬の服装で、ダウンジャケットが手放せないし、寝床には電気あんかだ。野菜売り場にフキノトウやタラの芽などがあったが温室だろうな』
『野菜が相変わらずに高値安定ですが、畑の白菜も大根も終わってしまい、買うようになりまして。奧さんはクリニックですか?、怪我は如何ですか?、杖で歩かれる?、良かったですね、ホホホホ』、『昨日は婆さんを風呂に入れるのに些か苦心をし、俺が腰を痛めたがこれも勉強だよ。そんじょそこいらの介護士よりは経験が豊富だな、介護食の調理もさ、ハハハハ。久しぶりにこれからゴルフ練習場にね』
『一昨日はおとうちゃんと露地野菜や季節野菜の話をしていたようですが、急に孫が来るというので、私は奥でひな壇を飾っていまして、ホホホホ。あちこちで田植えの下準備が、ジャガイモも遅霜の心配がなければそろそろですね』、『今年の冬は寒かったが、夏は記録的な暑さになるようだよ。17年使ってきた居間(寝室)の空調機を昨日入れ替えをしたが、生きながらえるかが問題で、ヒャハハハ』
『そう思う人こそ長生きをするのですね。空調機はそろそろ今年の新製品が出るようで、昨年の型式は安く買われたのではないですか?、ほぼ半値ですか?、お買い得ですよね。今年の夏は炎暑を裸で過ごすようですかね、ホホホホ』、『野菜作りは一昨年から止めたが、今年はジャガイモだけ作ろうと思って、結構料理の使い途があるからね。ここでの買い物は終えたので、ドラッグに寄り、練習場だわ』
あとがき==日常の会話、格別に変わったことはなく、いつもながらに季節の話と元気の確認さ、ガハハハ==放念の翁