『おう翁さん、お茶と言いたいが、俺も婆さんと出かけるところで、従兄弟の病気見舞いだが88歳で口も聞かないようだから顔出しだけだが。ここのところのブログは面白く勉強になるわ、皆さんの見識に感心をするな』、『やあ輝さん、こんちわ。市民病院までかね、その近くに美味しい和食の店があるが、そうだろう、食事がてらに見舞いと言うことで。雨不足で乾燥し、喉がいがらっぽいわ』
『そこの沢が干上がって、こんなことは滅多にないよ、これでは春の山菜も駄目だろうな。ハハハハ、バレたか、昼食は4組だけの和食の店、予約を入れたら空いていて、夫婦が会津の出身だそうで、会津の田舎料理に蕎麦が食べられるそうで、ハハハハ』、『三郎さんや勘さんは一家言持っているわ、新聞は隅から隅まで読むらしいからな。この二人だけがまだ新聞を購読しているから、それなりの見識が』
『日本は医師不足になっているらしいが、市民病院も診療科目が減ったそうだし、待ち時間が長くなって混んでいるようだよ。俺は生まれてから入院の経験がないから、病院の様子が分からないが』、『俺は3回あるよ、急性関節炎リューマチ、胆嚢炎、マイコプラズマ肺炎でね。急性関節炎の時は独身で、心を寄せた看護師がいたが淡い恋で、ギャハハハ。贅沢は言えないが病院食は美味しくないわ』
『良きにつけ悪しきにつけ、翁さんは体験が豊富だよ。世間慣れもしているようで、世渡りも上手だ、ファハハハ。どうも婆さんが支度に時間がかかって、和食の店に野良着では行けないって、ギャハハハ』、『世間慣れは友人に恵まれたからで、随分と月謝も払って勉強をさせられて、特に東京育ちの大学の友人とはね、ハハハハ。・・奧さんの支度が出来たようで、行ってらっしゃい』
あとがき==気の許せる友人は、何人いても邪魔にはならないな、人生の幅が広がるからね、ガハハハ==放念の翁