「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆ 老いも楽しむのさ ◆   3922

2018-02-16 14:56:46 | 日記

あ、恒治さん、眼鏡でも作りにきたかね?、ええ、どうも耳の聞こえが悪い?、やっと老人になったかな、ハハハハ。俺はかれこれ10年、寝る時に補聴器を外すと、火災のサイレンも聞こえないわ』、『おや、翁さん、補聴器の電池を買いに?。婆さんにテレビの音が五月蠅いって、それに “空っ茶会” で皆さんの声が聞きづらく、聞き返すようになって、取りあえず検査だわ、ハハハハ』

あ、現役でないので、難聴でも差して不便ではないし、どこに出かけても「俺は難聴で、女子高生と美人の声だけしか聞こえないよ」で済ませていて。時には女性が耳元にすり寄ってきて話をしてくれて、化粧の匂い、悪い気はしないな、ハハハハ』、『翁さんは自分の墓碑も建て、耳が聞こえなくては長命になるよ、ハハハハ。取りあえずデモ用の補聴器を調整をして1週間ほど借りて、それから決めようと』

はこの系列店の数店で30年前から眼鏡を7,8本ほど作ったし、補聴器は3本目でね、データが残っているから話が早いわ。・・眼鏡は取り扱いが悪いから、レンズを欠いたり、フレームを曲げてしまったり』、『補聴器は高い話を聞いていたが、このデモ用タイプが14万円だそうで、キリは5,60万円だそうだが何とか会話が出来ればでね。・・洒落た老眼鏡だね、女性物?、ファハハハ』

日の “空っ茶会” には出られなかったが、相変わらずに和気わいわいだったね?、ハハハハ。高齢化と地域の疲弊にどう向き合うかか?、皆さんの考えは一緒だね』、『幸いに皆さん元気だから、自分の体を動かして「不便を楽しんじゃう」をモットーにしようと、自助他助を振り分けながらね。・・翁さんはこれから買い物だね、頑張るな。買い物は自分の目で確かめないと気が済まない?、ファハハハ』
                                               

           

あとがき==世の中を変えられないのなら、不満と葛藤をしながら、人生観を前向きに生きるしかないわ、ガハハハ==放念の翁