『おや、翁さんまたここで会ったね、日用品の買い物?。少し時間があるから、そこの喫茶でお茶でも飲まないかね、ファハハハ。芥川賞作家の “おらおらで・・” は本屋にあったかね?、なら読み終わったら回して貰うかな』、『崩落道路は隣町分だが、業者に聞くと全く想定外の場所だそうで、災害とはそんなものだよ、分かっていれば防災工事をやるだろうからな。梅二さん本は1週間後かな』
『県や市町村のお役所には、パトロールをしても危険箇所の判断が出来る職員がいないようだな、測量や設計などは民間に発注をしてしまうし、施工方法も決められないとか、ハハハハ』、『翁さん、市町村では、福祉課長が建設課長に、税務課長が水道課長などの人事、設計図も読めないお役人が土建業者や水道業者に教わりながらの行政だわ。だから談合などは業者の思うがまま、手抜き工事も当たり前で、ハハハハ』
『市町村議会の議員も出したいと思う人材は出ないし、行政には無知,バッジが欲しい人ばかりの集団だから、地方自治法さえ見たことも無い輩だわ、ハハハハ。近々首長と議員の選挙があるようだが、どんな輩が出てくるかだよ、翁さん』、『国の高級官僚、以前には逸材が集まったが、政府の人事権や官僚虐めなどで、政策形成能力に有用な人材が集まらないらしいわ。結果として政治力の後退さ』
『実は俺が付き合っている棟梁が、翁さんの山の尾根筋にある実生の100年を超えた檜が欲しいのだそうだが、山師がいないし製材所が近くに無いから持ち出せないそうで、何れ訪ねるそうだがね、ハハハハ』、『木材も公共事業などの補償はそれなりだが、売るとなると伐採、搬出などの経費でマイナスだそうで。あそこの檜は材積が4石は取れるから、最低でも10万は欲しいがな、ハハハハ』
あとがき==曲学阿世の輩、今なら政府の御用学識経験者を言うのかもね、国会も国民不在の議論だものな。ガハハハ==放念の翁