毎年「セツブンソウ」を見に行っている木曽まで出かけました。木曽は寒いのでまだ早いかと思ったのですが、友人に会う約束もあって行ったところ、やはり早かったです(2/25) 。 それで、「奈良井宿」の散策をしてみました。奈良井宿の入り口の太鼓橋「木曽の大橋」です。
この下を流れる川は「奈良井川」…中央アルプス北部、楢川地区に源を発し、北へ進んで松本市まで行って梓川に合流、梓川は犀川となり長野市で千曲川に合流、千曲川は信濃川となって日本海に流れ込みます。ちなみに木曽川はこの近くの鳥居峠の向こう側から流れて太平洋に向かっていて、鳥居峠が中央分水嶺となっています。川のつららがみごとでした。
宿場内を歩いてみました。奈良井宿は約1kmもあって規模が大きく、「 奈良井千軒」と呼ばれて多くの旅人で賑わったそうです。(端から端まで往復2㎞!)ちなみにこの場所での歩数、5700歩もありました…ここは「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
古い建物が保存管理され、かつての宿場の面影を今に伝えています。この宿場で特徴的な「出梁造り(だしはりつくり)」がみられます。これは梁が外部まで出て二階部分を支え、街道側に二階がせり出している建築様式です。
ここには6つの水場があって、中山道を行き来する旅人の喉を潤したり、生活用水や防火用水に使ったりしたようです。趣のある水場でした。
この宿場の建物には独特な建築様式があります。それがこの「鎧庇(よろいひさし)」と「猿頭」です。軒庇の板を重ねて並べた様子が鎧のように見えるから「鎧庇」で、庇板を押さえる桟木が猿の頭を並べたように見えるから「猿頭」だそうです。
この宿場には2軒の重要文化財があって、「手塚邸」と「中村邸」です。手塚家は上問屋、中村家は櫛問屋でどちらも天保年間建築の町屋です。
町家の特徴は出梁造りと間口が小さくても奥行きの長い造りです。
宿場内のお蕎麦屋さんに入ってみました。大きな梁が特徴的で注目でした。寒い日でしたので、囲炉裏の端で暖かいお蕎麦をいただきました。
こんな篭もさりげなく置かれていました。
この奈良井宿は今までに何度も来ているのですが、こんなに誰も歩いていない日は初めてでした。いかに観光客が減っていることかと、心配になりました。見かけた七福神…厄払い、招福を願いたいところです。
狸の置物もマスク姿…早くマスクが取れる日が来て、観光客も戻ってくるといいのですが…
最後にここのマンホールの蓋…楢川村(現在は塩尻市)の村の魚「岩魚」と村の木「楢」が描かれています。
ここで山の風景も…まずは木曽へ行くのに通った塩嶺峠からの北アルプスです。
塩尻市桔梗が原付近からの北アルプスです。この付近はブドウの産地です。
目的の一つだった「セツブンソウ」…さすが木曽は寒くて、雪も残る群生地のセツブンソウはまだまだ蕾でした。
帰りにまた立ち寄ってみたら、一つだけ開きそうな花を見つけました。でも咲き始めるのは後一週間くらい先のことかと眺めてきました。
ここでは梅もまだ固い蕾でした。
ここの日当たりのよい土手に咲く「福寿草」…福寿草の方が節分草より咲き初めの時期が早く、ちょうど咲いていました。
落ち葉を突き抜けて、咲いたばかりの福寿草…
春一番のこの明るい黄色の花を見て、寒い木曽にも春の訪れの兆し…と嬉しくなりました。
残念無念!
分水嶺、川の名前の変遷、興味深かったです。
あの家の格子、懐かしい。
昔の実家を思い出しました。
福寿草も、セツブンソウも、写真でしか見たことの無い花です。
ありがとうございました。
人通りは殆ど無いのですネ。
木曽にもセツブンソウの群生地が在るのですか?
私は辰野と塩尻しか知りませんでした。
白内障の手術は何と言う事は無く終わったのですが、術後の管理が重要で
眼精疲労や紫外線に気を付けないといけないとのご注意が在り、
未だ家の中ですごしています。
お風呂が温泉なので、すぐに入れなくて・・・
シャワーなら頭を洗わなければ術後3日頃から良いそうですが
この寒い時期、シャワーとも行かず我慢しています。
直感ですが、私はタッジマッジ様のお姑様とそう年が違わないかも・・・
白内障の術後、家の中の汚れが目立って目立って
眼帯が取れたら、日々掃除ばかりして居ますヨ。(笑)
3月3日、やっと独力で診察に行かれるようになりました。
信州に来られる予定があったのですね。
台風では仕方なかったですが、またの機会に是非いらして下さい。
そちらとはずいぶん違う景観が見られるかと思います。
奈良井宿も計画にあったのですね。
ここは宿場町の面影が残っています…
ただ、維持管理が大変そうで、住んでいない家が増え、お店がなくなっているようです。
この日も歩いている観光客はほとんどいませんでした。
この近くの鳥居峠が日本海側と太平洋側の分水嶺になっています。
川の名前の変遷…これは面白いですよね。
私も確認して興味津々でした!
木曽は山に挟まれた狭い谷間に国道と鉄道と川があります。
車でも電車でも、川を見ると木曽谷に入って最初と途中(鳥居トンネル)からは流れる方向が違っていて面白いです。
くちこさんの実家の建物は貴重なものだったのですね。
千本格子の家は本当に素敵です。
節分草や福寿草はそちらでは見られないのですね。
雪国に咲く花のイメージでしょうか…
ここで見ていただけて良かったです。
手術が無事終わって本当に良かったですね。
でもまだまだ術後の管理が大変なことと思います。
くれぐれも無理されませんよう、お大事になさってください。
このような状態の時にコメントありがとうございました。
お風呂に入れないのは辛いですよね。
殊にまだ寒いこの時期、ゆっくりお風呂(温泉!)につかりたいですもの…
手術の効果があってはっきりものが見えるようになったのですね。
ほこりも良く見えて…お掃除に精を出されてご苦労様です。
私はよく見えても、目をつぶってしまうことがあって反省ですが…
同居の母は大正生まれの96歳です。
ran1005さんは、母より私の方のお歳が近いかと思います…
奈良井宿は行かれたことがおありなのですね。
この日は観光客もいなくて閑散としていました。
こんなに人のいない奈良井宿は初めてでした。
節分草は説明不足でしたが、塩尻市日出塩の駅の近くです。
もうあの辺りは木曽の認識でいたもので、すみません…
辰野は先日行って満開でしたが、この日の日出塩はまだ蕾でした。
さすがran1005さんはどちらもご存じなのですね。
節分草が咲くと春の兆しを感じて嬉しくなります…
奈良井宿ですか~。
タイムリーなブログにびっくり。
いえね、昨日 NHKの「浮世絵ツァー・中山道」(2016年の再放送分を録画しておいた)を見ていて
私は奈良井宿に行った記憶がないのに 夫は行っただろ、と言い張るのです。
妻籠宿と馬籠宿の記憶はありますが このように道幅が広い奈良井宿に行った記憶がないのです
(TVでも道幅が広いと感じたのですが 実際のところ馬籠宿などと変わらないのですか?)
近場を通り抜けたのだと・・私は思うのです。
タッジ―マッジーさんが歩かれ 目を止められたもの・・
丁寧な写真に 才あるツァーガイドさんに案内されて旅しているような気分にひたりました。
桔梗が原のぶどう棚!!
私は一瞬、実家あたりから南アルプスを見ているのかと思ってしまいました~。
いつかお話しした「サスペンス劇場」で見た風景。
桔梗が原で起きた殺人事件は勝沼のブドウ畑に繋がっていた・・話でした。
またセツブンソウも見られたのですねぇ~。
塩尻市日出塩の駅の近く・・ですか。
以前に見せていただいていた場所ですね。
「日出塩」‥なんと読むのかな? どんないわれの地名かしらと 気になっていたものの「検索」しないでいたものです。
・・・
このPC,なんだかご機嫌斜めで ブログアップができない・・PCの問題ではないのかな?
ささ 送信試みます!!
すずらんの妖精さんは奈良井宿には行かれたのですね。
木曽路の宿場町とすれば、こちらから行くには、まずここが行きやすい場所かと思います。
妻籠や馬籠はちょっと遠いですから…
懐かしい場所を思い出していただけて良かったです。
ここの町並みは以前と変わりないですが、お店が少なくなったり、空き家が増えたりしていました。
驚いたのは歩いている観光客がいなかったこと!
まだ寒い時期だし、このコロナ禍だからかとも思うのですが、とっても静かな町並みでした。
こんな寂れた感じもまた良いものですが、お店をされている方々は大変だろうと思いました。
懐かしい場所、機会があったら行ってみて下さい。
そうそう、日出塩駅近くに桜ヶ丘公園があるのですが、そこに節分草が咲きます。
この日はまだ蕾でしたが、ぼつぼつ咲き出すかと思います。
「浮世絵ツァー・中山道」に興味深々!見たかったです…
木曽路には中山道の宿場69の内、11があるようです。
takeさんの記憶には残っておられないのですか…
ここの宿場は規模が大きいかとおもいます。
妻籠や馬籠より大きく、道幅も広いと感じます。
妻籠や馬籠は山あいですが、こちらの方は少し開けた場所だからかもしれません。
なので、道幅が広い所も作れたのでしょう。
「鍵の手」と言われる 道を大きく直角に曲げた場所もあって、その前後で道幅が違っていました。
「鍵の手」は先が見通せないため、敵が一気に侵入してくることを防ぐ役割があったそうです。
ただ、妻籠や馬籠のような石畳の道はここには残っていません…
この木曽路には多くの宿場が残されているので、通りすがりにいくつか見られたかもしれませんね。
久しぶりにここへ行ったので、あちこちたくさんの写真を撮ってみました。
旅した気分になっていただけなんて嬉しいです…
それにしても歩いている人はほとんどいなくて、静かな宿場でした。
桔梗が原のブドウ畑は、本当にそちらの風景と似通っていますよね。
「サスペンス劇場」は、桔梗が原と勝沼が繋がったお話だったのですね。
サスペンスばかりでなく、二つのブドウ産地の繋がりの物語が何かできそうな気がします。
どちらもいい風景をバックに持っていますし…
日出塩のセツブンソウも毎年気になるところですが、今年は早かったです。
日出塩は「ひでしお」と読みます。
この辺り塩のつく地名や名字が多く…
塩尻は塩の道の終点だからだそうです。
日出塩もまた調べておきますね。
そうそう、塩原さんも大勢いますよ。
奈良井宿に最後に行ったのはいつだったか・・・
もう思い出せないくらい前です。
大町へ来てから、木曽が遠くなりました(笑)
共働き時代、週末には県内限定で日帰り入浴に出掛けて、
木曽にも何度か行き、その帰りに奈良井宿散策も何度か・・・
懐かしく拝見させていただきました。
残雪の写真の次に出てきた丸くて小さな白いもの・・・
一瞬なんだかわかりませんでした。
真っ白なセツブンソウの蕾だったのですね(笑)
可愛いですねぇ〜 花の盛りの時期だったら、
撮影してもらうこともなかったかも知れないけれど、
今回は注目されて、蕾たちもきっと喜んでますね♪
黄色いフクジュソウが咲いていて、
木曽の春に出会えてよかったですね。
すみません、コメント遅くなりました。
PCを持たずに2泊3日、山の家にこもっていました…
でもスマホで何度も呼び出され、落ち着かなかったです。
この3月で地区の役が終わると一息つけるのですが…
奈良井宿はみさとさんも懐かしい場所だったのですね。
木曽には温泉がたくさんありますから、めぐるのも良いですね。
私もあちこち温泉巡りをしたものです。
なかなか温泉にも行けないこのご時世…
せめて宿場の様子をと見に行ったのですが、閑散としていてビックリでした。
木曽はやはり寒いですね。
辰野で満開だった節分草がしっかり蕾でした!
白い粒だけ見たらこれは何?って思われたことでしょう。
ちゃんと今年も咲くのだと確認できただけでも嬉しかったですが…
そうなんです、福寿草が咲いていたのが救いでした。
枯葉の中から咲き出している福寿草に元気をもらいました。
奈良井川のつららを見、あまりに閑散とした宿場を歩いた後だったので、この黄色の花は嬉しかったです。
本当にここで木曽の春に出会えた感じがしました…