ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館へ

2024-07-03 | ミュージアム

「浜離宮恩賜庭園」の後、新橋に出てそこから恵比寿へ…「東京都写真美術館」が次の目的地でした。恵比寿駅から「恵比寿ガーデンプレイス」に向かいました。その一角にこの美術館はあります。高いビルに青空と雲の動きが映ってきれいでした。

  

 

アガパンサスやローズマリーの植栽された場所の左側下方には山手線が通っています。

     

 

「東京都写真美術館」で開催中の企画展…この中で「今村光彦 にっぽんの里山」写真展とTOPコレクション展「時間旅行」を鑑賞しました。ここは日本はもとより世界的にも数少ない「写真と映像」を専門とする美術館です。

     

 

まずは3Fの展示場へ…ここでは「時間旅行」と題してここのコレクション展が開催されていました。100年前からのコレクションをテーマごとに展示していました。

     

 

1~5の部屋に分かれて展示がありましたので順に記録していきます。ここでは写真撮影が可能でした。第一室「1924年-大正13年」では今から100年前の作品が紹介されていました、1924年は関東大震災の翌年です。

     

  

     

 

第二室「昭和モダン街」は1930年代の活気にあふれた東京が紹介されていました。朝日グラフの表紙や昭和の初めの広告ポスターにも注目でした。

     

     

     

  

  

     

     

 

第三室「かつてここでー「エビスビール」の記憶」ではこの美術館のある「恵比寿ガーデンプレイス」の場所にあったビール工場の紹介でした。ビールの名前「エビスビール」はこの町の地名にもなっています。

     

     

  

 

第四室「20世紀の旅ーグラフ雑誌に見る時代相」ではアメリカの雑誌「LIFE」や「アサヒグラフ」の表紙から時代の変化を紹介していました。

     

     

  

  

     

 

第五室「時空の旅、新生代沖積世」では100年前の写真と現代の作品を一緒に展示してありました。

     

     

     

 

宮沢賢治の詩の世界のように、時間と空間を越えた旅ができたような、素敵な企画展でした…

この後2Fの「今森光彦 にっぽんの里山」展をみました。ここへ行った目的はこの企画展でした。NHKで放映された里山の四季の映像を見て以来惹かれた作家さんです。この方の撮られる里山風景はどこか懐かしい日本の原点のような雰囲気がありつつ、そこに映し出される植物も動物も生き生きしてこちらも元気をもらえました。この企画展は写真撮影禁止でしたのでパンフレットの写真と絵葉書からの写真です。

     

     

     

 

とっても素敵な企画展を見ることが出来て満足の美術館でした。

この「恵比寿ガーデンプレイス」は1994年開業とのことですが、なんと私にとっては初めて訪れる場所! 何年か前に恵比寿から日本画の「山種美術館」へ行ったことがありましたが、こちらは足を延ばせなかったです。 その昔はビール工場があって恵比寿駅も貨物駅の様相を呈していました。田舎に帰省する際、「チッキ」で小荷物を送るのに恵比寿駅まで何度も来たものです。大昔の話ですから今の変わりようは目を見張るばかりです。

ガーデンプレイスの建物と咲いていた花(アガパンサス)と恵比寿駅直結の動く通路「スカイウォーク」です。この動く通路がありがたかったです。

  

     

     

 

この後、買い物をして夕方の新宿発の「あずさ」で帰ってきました。充実の2日間が過ごせて良い旅となりました。東京ではいつもたくさん歩きます。今回は行く場所を絞ったつもりでしたが、歩数の1日目は11861歩、2日目は16124歩でした…

     

コメント (9)
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