ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

中山道ウォーキング

2019-11-27 | ウォーキング

11月のウォーキングでは下諏訪町の諏訪大社「秋宮」から「春宮」までの中山道を歩きました。距離的には往復5㎞弱ですが、見どころ満載のウォーキングでした。まずは諏訪大社秋宮の駐車場から諏訪湖方面を望みます。ちょうど2週間前です。

 
 
大きなイチョウの木が見事に黄葉していました。 
 
 
近くにある「いいなり地蔵」にお参りしました。何でも聞き届けてくれるとのこと…すごいお地蔵さんです。 
 
 
 
諏訪大社 下社「秋宮」にもお詣りしました。モミジがきれいでした。 
 
 
 
 
 
 
ちょうど秋の菊花展の会期中で、みごとな菊の花々が展示されていました。 
 
 
 
 
 
ここの御柱は立派です。次の御柱は3年後です。
 
 
 
 
古木の杉の木も立派です。丑三つ時になると寝入りいびきが聞こえる?!という伝説があるとか… 
 
 
 
この近くに老舗和菓子屋さんの「新鶴」があります。塩羊羹が有名です。 
 
 
 
秋宮の杜の脇に鎌倉街道があって、少し歩いてみました。 
 
 
蔵のある通りはいい雰囲気でした。 
 
 
 
中山道に戻って諏訪大社「春宮」を目指します。街道には温泉があちこちにあります。ここは「児湯」です。 
 
 
温泉の壁には御柱の絵が描かれていました。 
    
 
 
 
もう一か所の温泉「旦過の湯」です。 
 
 
 
この街道沿いに「今井邦子文学館」があります。女性の短歌結社「明日香」を主催した歌人の今井邦子…実家は江戸時代の茶屋で、今は記念館になっています。
 
 
 
 
大きな梁やお部屋もそのまま残されています。 
 
 
 
展示品の中で注目は五重の硯箱でした。 
 
 
この今井邦子像は高村光太郎の塑像だそうです。 
 
 
その先には「七曜星社」の蔵がありました。ここも製糸業が盛んだったようです。 
 
 
 
その先にあったのは「御作田社」です。温泉も出ていました。片倉組の名前も… 
 
 
 
 
 
街道沿いの江戸時代に商家だった建物…今は御休み処になっています。国の登録有形文化財になっている「伏見屋邸」です。 
 
 
 
秋になると、街道の裏側の窓には干し柿が沢山吊るされます。冬になってここに立ち寄ると、野沢菜の漬物と共にお茶のお供に干し柿が提供されるそうです。
 
 
 
その先には「慈雲寺」への石段があります。温泉も出ています。 
 
 
 
お寺への石段の途中に信玄ゆかりの「矢除石」があります。諏訪の地にはあちこちに武田信玄の足跡があります。 
 
 
 
慈雲寺の山門と仁王門です。 
 
 
 
大きなお寺で建物も庭も立派です。        
 
 
 
 
日本庭園の紅葉が見頃で感激の美しさでした。 
 
 
池の水鏡の紅葉もみごとでした。 
 
 
 
窓ガラスにも紅葉が映り込んで素敵でした。 
 
 
参道の苔が美しかったです。
 
 
 
 
諏訪大社 下社「春宮」に着きました。ここも立派なお社です。 
 
 
 
 
 
 
その先に、本日の最終目的地の「万治の石仏」があります。岡本太郎によって見出されたこの石仏、大きな謎めいた風貌です。 
 
 
お詣りの仕方もユニーク…皆さん周囲を回っていました。 
 
 
 
「万治の石仏」を眺めながら新鶴の美味しい餅饅頭をいただきました。 
 
 
 
春宮の脇を流れる砥川の流れと名残の紅葉です。 
 
 
 
 
見どころ満載のウォーキング…改めて中山道の宿場町の風情を感じるウォーキングでした。おまけは帰りに通った春宮前の太鼓橋です。道の真ん中の鎮座しています。 
 
 
 
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地元の紅葉あれこれ

2019-11-19 | 自然観察

地元でも紅葉がきれいになりました。その前に、まだ紅葉し始めの桜…11月初めの横河川です。川の両側には桜の木が植えられています。大正時代から植えられた桜は400本…この桜並木の手入れ(桜の木の周囲の草取りや花壇の手入れも)を月1回、4月から手伝っていました。11月が最終回で、今回は桜の木の手入れをしました。横河川と桜並木です。

 

古木は100年以上経過しています。

 

ひこばえや枯れ枝を高枝ばさみで切って、来年もいい花を咲かせてもらうための手入れをしました。

 

高枝ばさみを使えない私は切り取った枝の回収係…せっせと集めました。

 

毎月行った作業…これで来年もいい花が咲き、多くの方がここのお花見を楽しんでくれるといいなと思います。

さて、紅葉です!地元で紅葉と言ったら「出早神社」です。この神社の庭は春は「カタクリ」の花、夏は「キツネノカミソリ」の花…そして秋は紅葉です。

 

 

境内の裏の公園のモミジがきれいに色付いていました。

 

 

 

黄葉のモミジもきれいです。とりどりの色もまた素敵…

 

 

 

散り敷く紅葉も見ごたえあります。

 

横河川の流れとモミジ…これもまた素敵な光景です。

 

 

ここにはたくさんの種類のモミジが植えられています。ひとくくりにモミジと言ってしまいましたが…分類上はカエデの中にモミジがあるようです。

 

 

この時期、ここでいつも咲いているのは「ジュウガツザクラ」です。今年もきれいに咲いていました。

 

 

もう一つ、みごとだった紅葉…いつも訪問している施設の中庭です。ここは建物が庭を囲むように建てられていて、沢山のモミジが植わっています。利用者さんがどこでも木々が見られるような配置…それが素晴らしい紅葉でした。(窓ガラス越し、スマホで…)

 

 

 

おまけは原村の様子…木々が紅葉し、枯葉がデッキに散って、秋の深まりを感じました。

 

 

まだ八ヶ岳が冠雪していませんが、遠く北アルプスは白くなっていました。

 

 

 

もう一つおまけは、地元図書館のシンボルツリーの「ユリノキ」…見事に黄葉していました!この木はとっても大きく、今年は花もたくさん咲いて見事でした。

 

秋が深まって寒くなってきました。いよいよ、あれこれと冬の準備をはじめなければなりません…

 

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東京へ~原美術館~

2019-11-17 | 旅行

上野を後にして品川へ向かいました。ここに在る「原美術館」がこの日2つ目の目的地です。久しぶりの品川です。高層ビルが立ち並んでいます。

 

駅の山手線内側にはプリンスホテルなどの高層ビル…まず線路に沿ってマリオットホテル方面に進みます。

 

ゆるやかな坂を上る右側は、ずーっとい高い石垣が続いています。

 

 

石垣の途中には、こんな趣きのある通用口(?)も…

 

広大なこの石垣の中は「開東閣」です。ここは岩崎彌太郎が伊藤博文から買い取った敷地と建物…三菱の賓客をもてなす場として使われているようです。一般人は入ることができない場所で残念です。ここの洋館は旧岩崎邸庭園の洋館や鹿鳴館、ニコライ堂などを手掛けたジョサイア・コンドルのよるもの!ぜひ見てみたいものです。

 

 

ここを通り越して住宅街を行くと、「原美術館」があります。ここは実業家、原邦造の私邸として1938年に建てられたもの…手がけたのは、渡辺仁(東京国立博物館本館や服部時計店(現・和光)の設計者)です。美術館になってから、磯崎新(昨年訪れた群馬県立近代美術館などを手掛けた)によってカフェとホールが新設されています。でも築80年を過ぎ、老朽化もあって来年には閉館してしまうとのことです。その前にぜひ行って見たいと思っていたところです。

 

 

 

玄関前の庭にも作品が展示されていました。

 

 

光を上手に取り入れた素敵な造りの建物です。

 

 

 

全体がカーブされた作りになっていて、素敵な雰囲気に設計されている建物です。

 

階段もそれぞれに趣があって素敵です。

 

 

 

 

暖炉跡でしょうか、壁も趣があります。窓も一幅の絵のような…

 

 

建物を見るだけでも価値のあるこの美術館、現代アートの作品ともマッチして、素敵な空間が作られていました。中庭に面したカフェも素敵な空間…外のテラス席でティータイムです。特製泡コーヒーはシュガースティックと共に提供され、美味しかったです。

 

 

このテラス席の前の庭にも、イサム・ノグチの作品などが展示されていました。都会の喧騒を忘れる落ち着いた空間に身を置いて、とってもいい時間が過ごせました。この庭には煉瓦作りの建物も…

 

 

 

今回の展示は「加藤泉」の作品展です。

 

現代美術に疎い私ですが、加藤泉さんの作品は金沢21世紀美術館や新潟の大地の芸術祭で見た気がします…何だかミステリアスな雰囲気で惹きつけられます。絵画や立体作品など多岐にわたる作品が展示されていました。

 

 

 

 

この日はゆったりしたスケジュールだったので2つのミュージアムを堪能できました。

品川駅に戻る途中、ふとバス停を見ると東京ミッドタウン行きのバスが!ミッドタウンのイルミネーションを思い浮かべて思わず乗ってしまいました…六本木に着いたのは夕暮れ迫る時間でした。

 

 

 

 

でもあちこち見まわしてもイルミネーションらしきものはなく…唯一有ったのは、この点灯をチェックしているものだけ…なんと、この日の2日後からの点灯でした!開始日の確認を怠った私の失敗…でもミッドタウンの周辺を散策し、買い物をして新宿に戻りました。

 

 

良く歩いた一日…遠い時を経た正倉院の宝物に出会い、来年閉館してしまう原美術館に出会えて、充実の一日でした!

 

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東京へ~正倉院展~

2019-11-16 | 旅行

東京国立博物館の「正倉院の世界」展を見に行って来ました。正倉院の宝物と法隆寺から皇室に献上され、のちに国に移管された宝物をともに展示するもの…正倉院宝物と法隆寺献納宝物がこれほどの規模で同時に公開されたことは過去に例がないとのことで、これは是非見てみたいと出かけました。

日帰り旅、今回は夫と一緒にです。早朝の富士山を眺め(なんと諏訪から!)、諏訪側と山梨側の八ヶ岳を眺めながら向かいました。

 

 

 

上野に着きました。2週間ぶりの上野です。前回は東京都美術館…今回は国立西洋美術館の庭でロダンの作品を見ながら、東京国立博物館に向かいました。

 

東博に着きました。正面は本館…落ち着いた雰囲気の建物です。(重要文化財になっています)

 

 

今回の「正倉院の世界」展は平成館で開催されています。

 

なんと10時過ぎに着いたらすでに長蛇の列!これにはビックリでした。(一昨年の上野の森美術館の「怖い絵」展の2時間には及びませんが…)平成館前の広場をぐるっと囲み、最後尾はもっと後ろです。

 

 

良い天気で陽射しも強く、日傘の貸し出しをしてくれていました。東博のロゴ入りの日傘をさして並んで待ちました。

 

待ち時間の間に発見!平成館と本館の間にスカイツリーが見えました!

 

 

待ち時間45分くらいで入れましたが、展示室内もすごい人!「立ち止まらずにお進みください」のアナウンスがあるほど…ここは正面エントランス上方です。

 

展示は撮影禁止でしたが、撮影可能な場所にあった正倉院のレプリカ…

 

宝物が収められていた箱の「正倉海老錠」…精巧な造りのレプリカです。

 

この琵琶もレプリカ…でもとっても美しい螺鈿細工の装飾が施されていました。

 

このパンフレットにある国宝の「竜首水瓶」は優雅な形と蓋の精巧な竜に感動でした。6世紀のペルシアの「白瑠璃碗」も素敵でした。螺鈿細工の美しい「平螺鈿背八角鏡」は中国唐時代のものだそうです。

 

このパンフレットにある国宝の「海磯鏡」はとても細かな細工が施されていて素晴らしいものでした。香りの木も宝物…「白檀香」や「沈水香」は共に重要文化財です。また伎楽面にも注目でした。

 

沢山の宝物の展示…素晴らしい宝物の数々が長い年月の間、大切に伝えられてきたことにも感動の展覧会でした。今回ここには国宝5点、重要文化財8点など、100点近い沢山の宝物が展示されていました

会場を出たら、待っている人の行列はもっと伸びていました。その後、本館裏の庭園を散策しました。もとは寛永寺の庭だった所だそうです。移築された古い建物や植栽や池に癒される場所となっていました。

 

応挙館は1742年の建築で、障壁画を丸山応挙が描いているそうです。

 

「九条館」は江戸時代の物…ここの襖絵は江戸時代の狩野派のものだそうです。

 

江戸時代の茶室「六窓庵」もひっそりと建っていました。

 

サザンカの花が咲、ススキの揺れる庭でした。

 

東博の本館裏もじっくり眺めて来ました。たまたま庭が解放されていて散策ができて良かったです。

 

 

人の多さに圧倒されましたが、貴重なお宝をたくさん見ることができ、遠い時代に思いを馳せるいい時間を過ごせました…

 

 

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霜月の森と川

2019-11-15 | 自然観察

森の仲間と山仕事…今年は忙しくてなかなか出かけられませんでしたが、11月になって久しぶりに行ってきました。行く途中から穂高の雪の景色を垣間見ました。

 

作業をしている林はだいぶ伐採が進みました。林床は落ち葉やクリのイガなど…秋の風景です。

 

 

紅い葉や赤い実にも秋を感じます。

 

 

 

 

 

名残のキノコの季節…ナメコが出ていました。澄んだ空も秋です。

 

 

この日は払った枝や細かい枝や葉などの片付けをしました。大きな穴で焚き火もしました。

 

作業と久しぶりの散策も楽しみました。きれいなコケもありました。

 

 

別の日、牛伏川へ行きました。11月の牛伏川に行く機会がなかったので、どんな様子かな…と。行く途中の八ヶ岳と北アルプスです。

 

 

 

冷え込んだこの日、階段工の方まで行くとさすが寒く、日陰は一面の霜で真っ白でした。

 

霜で縁取られた葉や花がらに注目でした。とってもきれいでした。

 

 

 

 

 

モミジもあちこちで紅葉してみごとでした。

 

 

 

散り敷く落ち葉も風情があります。朝とお昼頃の風景…光の感じが違います。

 

 

こんな彩のモミジも素敵でした。

 

霜月のフランス式階段工の様子です。

 

 

優しい色合いの実…マユミです。

 

ウバユリははじけて沢山の種が飛び出しそうでした。

 

この日、駐車場で出会った方…日々ここへ通って石張水路を発掘している方ですが、その作業場へお邪魔することに…落ち葉を踏みしめ、四つん這い橋を渡って上流まで行きました。

 

 

掘り出された水路です。こうした水路がいくつもあります。

 

焚き火でお湯を沸かして美味しいコーヒーを淹れてくださいました。紅葉を楽しみ、川の音を聞きながら素敵なティータイムを過ごすことができました。コーヒーは県内では(?)有名ブランドの丸山珈琲です…

 

 

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