ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

晩秋の「霧訪山」登山

2023-11-23 | 山登り

6月に「守屋山」に登った夫の友人の若者とそのお母さん、そして私たち夫婦の4人のグループで今度は塩尻市と辰野町の境にある「霧訪山」に登りました。前日に雨が降った日で、登山口の駐車場で見かけた葉に付いた露がきれいでした。

     

 

「霧訪山」にはこの小野地区からと善知鳥峠からとの2か所の登山口があります。小野地区からの登山は急登が続く道です。

     

  

 

途中には「御嶽山大権現」の碑があったり、「小笠原氏」の重臣の山城跡があったりします。

     

  

 

急登に息を切らしながら、それでも赤い実や赤く色づいた葉に癒されながら登りました。

  

     

 

道中にはまさに捩れた樹皮を持つ「捩木(ねじき)」や大きなとげのような枝を持つ「牛殺(うしごろし)」などという物騒な名前の木もありました。

  

 

まだまだ急登が続く山道です。標高が上がるにしたがって広葉樹は落葉して落ち葉の道になっていました。

  

 

頂上に着きました。標高1305mの山頂からは360度のパノラマが開けるはずでしたが、昨日の雨の名残か、北アルプスだけは雲の中でした。

   

      

 

では山頂からの眺めをご覧ください。まずは「八ヶ岳」方面です。「八ヶ岳」の左端には「蓼科山」が見えます。

     

  

 

こちらは南アルプスの「甲斐駒ヶ岳」と「仙丈ケ岳」…「仙丈ケ岳」の左後方に「北岳」の頂上が少し見えます。

     

  

 

頂上から眺めた「塩尻市」方面と「山形村」「朝日村」その先の「松本市」方面です。北アルプスは残念ながら雲の中でした。

     

     

 

木々の葉が落ちる中で青々とした葉を留めているのはその名も「冬靑(そよご)」です。急な階段の山道を慎重に下って戻りました。

     

     

 

最後に下山後の眺めた「霧訪山」です。

     

     

 

久しぶりの登山でしたが気持ちの良い汗をかきつつ登ることが出来、晩秋の里山を堪能した一日でした。この日は標高差500m、歩数は9861歩でした…

 

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三峰山に登る

2023-10-17 | 山登り

山登りという程の山ではありませんが、「和田峠」から「美ヶ原高原」に至るビーナスラインの途中にある「三峰山」に登りました。ビーナスライン沿いにある「三峰茶屋」の駐車場に車を停めて出発しました。三峰山の名前はその嶺が三つあることによるのでしょうか、山の全貌です。高木がなくササに覆われている部分が多い山です。薄曇りの空でした。

     

              

 

この山へのルートは「中央分水嶺トレイル」の一部で、和田峠からここを経由して「美ヶ原高原」まで続きます。

        

 

山頂に到着しました。標高1887mで高木がない山頂からの眺めは気持ちの良いものでした。

     

     

 

「美ヶ原高原」の「王が頭」が眼前に捉えられます。

     

     

 

山頂から美ヶ原高原を目指すルートは扉峠経由です。もと来た道を戻れば和田峠、左に進めば鉢伏山です。この道は「美ヶ原高原ロングトレイル」となっています。山頂では霧が出てきました。

     

     

     

 

霧の合間に見えた木々は少し紅葉が始まっているようでした。別の場所では白樺の梢の白色が目立ってきれいでした。

     

     

     

 

途中には「諏訪湖」が眺められる場所もありました。遠く霞んでいますが「諏訪湖」が見えました。

     

 

この日の空…クルクル変わる天気でしたが、こんな青い秋空も見えました。

     

 

ここでは笹が生い茂っていて花はこの「ハクサンフウロ」だけでした。もう秋になって色変わりしている「ハクサンフウロ」たちでした。

     

     

     

     

 

久しぶりの山行きでしたが、気持ちの良い山の雰囲気を味わうことが出来ました。この日は「和田峠」と「三峰山」を歩いて7949歩でした…

     

 

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久しぶりの山行き~守屋山~

2023-06-27 | 山登り

山に登ることが少なくなってしまったのですが、久しぶりに「守屋山」に登ってきました。「守屋山」は諏訪市と茅野市、それに伊那市高遠の境にあります。 この麓には諏訪大社があって、守屋山が諏訪大社の御神体とも言われています。この日は国道152号線の杖突峠から少し高遠方面へ下った所の登山口から登りました。

  

 

この日は夫の知り合いの青年とそのお母さん、そして私と夫…この方々とは以前にこの守屋山にも霧訪山にも登りました。すっかり青葉に覆われた森を抜け、川を渡って登って行きました。大きなシダ(「シシガシラ」と教えていただきました)が目立つ登山道でした。

  

  

  

 

ここで出会った花で嬉しかったのは「ベニバナヤマシャクヤク」です!もう花が末の状態でしたが、何株かこの辺りにあって感激でした。

     

 

ニリンソウ」→「フタリシズカ」もたくさん咲いていました。「サワギク」と「ニガナ」と「シロニガナ」です。

  

  

 

登って行くに従って笹薮になってきました。これは「ササ」の花!この蕾の中から花が出てきます。何と50~60年に一度しか咲かないのだそうです。鎖のある急登も頑張って頂上にたどり着きました。

     

  

 

「守屋山」には東峰と西峰の二つのピークがあって、こちらは東峰です。ここから眼下に諏訪湖、そして周辺の八ヶ岳から北アルプス、中央アルプス、南アルプスが見えるはずですが、この日は雲が多く見えませんでした。

     

  

 

東峰から西峰へはアップダウンはありますが緩やかな尾根道も続いています。「オオカメノキ」の「癒しの並木道」を抜け、「ブナ」の大木の「元気になる木」にパワーをもらって登りました。

  

  

 

緑の森の中では「ヤマツツジ」がたくさん咲いていて、その花盛りの木は美しい景観を見せてくれていました。

     

  

 

西峰に着きました。こちらの方が東峰より少し高いです。諏訪湖を眺めつつ、ここで昼食をとりました。悠々とトンビが舞ういい景色でした。

  

     

  

     

 

頂上からは360度の景観が望めるはずですが、この日の各アルプスは雲の中でした。

     

 

山頂周辺に咲いていた花たち…これは「タニウツギ」と「ヒメウツギ」です。

  

 

黄色の花に目を引かれる「ミヤコグサ」が群生し、紫色の「ウツボグサ」もたくさん咲いていました。

  

  

 

「クルマムグラ」と「キンポウゲ」、それに「アヤメ」と地上すぐの所で咲いていたのは「ミニアイリス」のような咲き方ですが、これも「アヤメ」でしょうか…

  

  

 

木々の花たちや?の花(「オオヤマフスマ」と教えていただきました)も載せておきます。

  

  

  

 

ここで出会ったチョウは「キアゲハ」と「ツマグロヒョウモン」と「モンキチョウ」でした。緑色のきれいな「ゾウムシ(リンゴコフキゾウムシと教えていただきました)」です。

  

       

   

 

キノコも見かけました。白い小さな茸は「ヒメヒトヨタケ」、何やら怪しい形態のものは「ノムシタケ」でしょうか…

  

 

最後に美しい花を…春の名残の「キバナヤマオダマキ」と夏の始まりの「ノアザミ」です。

      

      

 

たくさんの出会いと感動のあった山行きでした。ただ、久しぶりの山行きは体力の低下も感じ、大いに疲れました。この日の歩数は17406歩でした…

 

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鷲ヶ峰登山と七島八島散策

2022-06-28 | 山登り

毎年のように何回か出かけている「七島八島湿原」…その続きにそびえているのが「鷲ヶ峰」です。いつも眺めてばかりでしたが、今回本当に久しぶりに登ってみました。何と30年ぶりくらいになるかもしれません。七島八島の駐車場に車を停め、そこから登ること2㎞ほど…お手軽登山です。6/20のことです。

 

獣害除けの柵をくぐって登山道に進みました。山頂はこの見えている頂のまだ先です。

 

アップダウンはありますが、稜線歩きも多く、展望が開けて気持ちの良いルートです。

 

眼下に「七島八島」の湿原と遠くに「蓼科山」が望めます。

 

この一番左の先が山頂です。その向こうは「鉢伏山」です。

 

 

稜線歩きが気持ちの良いルートでした。

 

 

 

 

標高1798mの山頂に到着です。ここへは和田峠からのルートもあります。

 

ここからも気持ちのよい景色が眺められました。遠くの山は霞んでしまっていましたが…「美ヶ原」方面です。

 

こちらは下諏訪町、岡谷市方面…霞んでいますが、諏訪湖も眺められました。

 

山頂の岩と風の方向になびいた木の姿です。

 

 

咲いていた花は山頂付近では「ネバリノギラン」と「オオヤマフスマ」です。

 

 

「ヤマハタザオ」と「アカギキンポウゲ」も咲いていました。

 

 

登山道にはところどころに「ヤマツツジ」が咲いて彩りを添えていました。

 

「ニッコウキスゲ」が咲き始め、なごりの「チゴユリ」の姿もありました。

 

 

稜線付近で鳴いていたのは「ホオジロ」でしょうか…「カラマツ」の芽吹きがきれいでした。

 

 

 

下山後、「七島八島湿原」を少し散策しました。湿原は緑に覆われ、花も咲き出していました。周囲では「レンゲツツジ」がきれいでした。

 

 

 

 

 

咲いていた花たちは「アマドコロ」と「オオカサモチ」、それに「スズラン」の白い花たちです。

 

 

 

こちらも白い花…「ヤマフスマ」も「ハタザオ」がひっそりと咲いていました。

 

 

黄色の花では「アカギキンポウゲ」と「タカトウダイ」が咲いていました。

 

 

湿原の中には「アヤメ」が咲き出していました。

 

「鷲ヶ峰」の気持ちの良い稜線歩きができ、初夏の花々にも出会えたこの日…次の霧ヶ峰へと続きます。

 

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展望の山旅~櫛形山~

2022-06-06 | 山登り

「櫛形山」は山梨県西部、南アルプスの前衛峰…標高2052mの山です。この山は南アルプスと富士山が眺められる展望の山です。

その昔、櫛形町(今の南アルプス市)に住む友人(佐賀県出身の山好きの友…山で知り合った櫛形町の方の元に嫁ぎました)に「自分の庭のような山だからいつでも案内する」と言われていた山です。でも実現できないまま30半ばで友は病を得てなくなり、私も足を向けられずにいました。友のお墓参りの時に見上げた「櫛形山」…ようやく登ることができました。

この日は早起きして夫と一緒に原村から出発…田んぼの水鏡に「甲斐駒ヶ岳」が映っていました。

 

 

諏訪南ICから中央道を進み、双葉JCTから中部横断道を増穂ICまで行きました。甲斐駒と富士山を見ながら行きました。

 

 

 

増穂ICを出て西に向かい、林道をくねくね上ること1時間…ようやく登山口に着きました。

 

駐車場の空き具合が心配で早めに出発したのですが、停まっていた車は1台だけ…山の中でも2人の方にしか出会いませんでした。櫛形山の案内図と、登山道入り口の鹿よけ扉です。

 

 

登山道出発地に咲いていたのは「ベニバナエンレイソウ」です。周囲は「コバイケイソウ」の群生地でした。

 

 

登山道に群生していたのは「シロバナノヘビイチゴ(モリイチゴ)」とGoogleレンズで出ました。とても小さな花ですが、葉も花もイチゴによく似ています。

 

 

 

少し登ると早速「富士山」の展望が!雲が薄く広がっていましたが、素敵な「富士山」の眺めでした。

 

登山道は森の中ですが、所々に展望が開ける場所があって素晴らしい「富士山」が眺められました。

 

 

裾野の里も眺められる素晴らしいロケーションの場所もありました。「富士山」の展望を堪能しました。

 

 

途中に南アルプス眺望ポイントがあって、そこからはまさに眼前に雄大な南アルプスが眺められました。まずは北から「北岳」「間ノ岳」「農鳥岳」です。

 

 

長野県側からは奥まった場所にあって中々全容を見られない「北岳」…この「北岳」が目の前に見られるのは感激でした。

 

次に百名山では「塩見岳」です。山頂が望めるだけですが…

 

 

 

南のエリアには百名山の「悪沢岳(荒川岳)」「赤石岳」「聖岳」が見えます。

 

 

この南アルプスの眺望の北端には「甲斐駒ヶ岳」も見えました。

 

ここから山頂に向かって歩きました。周囲には「ダケカンバ」の大木(古木)がいくつも見られました。

 

 

     

 

「サルオガセ」が木々にたくさんかかっていました。「サルオガセ」は樹皮に付着して懸垂する糸状の植物で地衣類の総称です。

 

 

この辺りは原生林の様相を呈していました。

 

苔むした倒木や洞の空いた倒木もありました。

     

 

 

山頂に着きました。標高2052mの山頂付近は木々に覆われていますが、富士山方向は展望が開けていました。山頂からの富士山です。

 

 

この付近に咲いていたのは「コミヤマカタバミ」です。とっても小さな花ながら、凛とした素敵な風貌でした。葉でカタバミと分かります。

 

 

 

登山道で見かけた「キジムシロ」と「スダヤクシュ」です。

 

 

山頂からかなり先に行くとこの山を有名にした「アヤメ平」がありますが、シカの食害で激減して今は保護中とのこと…時期も早いので先に進まず下山しました。下山中にも「富士山」を眺めながら進みました。

 

 

再び南アルプス眺望ポイントに戻って南アルプスを眺めながらお弁当を広げました。誰もいない素晴らしい場所で良い時間が過ごせました。この木にとまっている鳥は?ですが、その後気持ちよさそうに飛んでいきました。

 

 

下山して駐車場の登山道とは別のトレッキングコースを見ると「北岳展望デッキ」の案内が…気になって往復1時間のコースタイムだったので行ってみることにしました。この道にも「シロバナノヘビイチゴ」がたくさん咲いていました。

 

 

 

展望デッキに着きました。「北岳」が眼前に見えました。

 

 

 

「甲斐駒ヶ岳」も見えましたし、「鳳凰三山」の向こうに「八ヶ岳」も見えました。

 

 

途中をショートカットしてコースタイムの半分、往復30分で駐車場に戻りました。麓までは1時間の林道…「富士山」を眺めながら下りました。

 

友のことに思いを馳せつつの展望の山旅…「櫛形山」は富士山と南アルプスをじっくり眺められる素晴らしい山でした。この山行きの歩数は13862歩でした…

 

 

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