松本城を見た後、松本の市街地を散策しました。お城にほど近い大名町にある「旧第一勧業銀行」の建物は現在、レストランとブライダル施設「アルモニービアン」として使われています。建物は国の登録有形文化財となっています。夫はここでランチミーティング…ランチのコースは美味しかったようです。
この通りは「大名町」です。「シナノキ」の並木があります。今は葉を落としていますが…「大名町大手門の井戸」から湧水があふれ出ていました。
ここには新しくなった「松本市立博物館」があります。ロビーの「松本てまり」が印象的でした。この日は建物のみの見学でした…
四柱神社の脇を通って繩手通を進みました。この日は良い天気で女鳥羽川の河川敷でお弁当を食べている人の姿も見られました。2月初めの風景とも思えない暖かさでした。
「中町通り」を通って「高砂通り」へ行きました。ここには「源智の井戸」があってここも滾々と湧水があふれ出ていました。
この近くにある「べラミ人形店」を訪れました。このお店は松本の伝統工芸の「押絵雛」のお店です。お店の中には押絵雛がたくさん!こちらで作られたものが雛飾りの時期には「松本市立博物館」にも「馬場家住宅」にも飾られるようです。ここで人形が作られていますし、伝統を繋げる活動もされているようです。
古いものから新しいものまでたくさんの押絵雛が展示されていました。古い押絵雛は江戸時代のものもあるそうです。
このお店は松本独特の七夕飾りの継承もされていて、伝統ある七夕飾りがたくさん展示されていました。お盆の精霊馬のような吊るし飾りがありました。
「あしなが」と呼ばれる人形と「やっこ」の吊るし灯籠です。
子供の成長を願って毎年一枚ずつ紙を重ねて行く人形や子供用の浴衣を着せた吊るし人形や和紙で作った七夕飾りの人形もありました。それを実際に飾っている家の軒先を撮った写真も興味深く見せていただきました。
お店の方が丁寧に説明して下さり、写真も撮らせてくださって感激でした。松本の伝統行事に触れたひと時でした…
べラミ人形展は知りませんでした。
内容や店構えを見ると、相当古いお店ですね。
べラミという言葉がお店の古さを語りますね。
昭和の喫茶店を思わせる名前です。以前は
よく使われた名称。フランスの小説あるいは映画
から来ているのでしょうが、本当によく見かけ
ました。しかし最近の店ではさっぱり(笑)
今も検索すると全国にべラミという喫茶店は
多数存在していますね。
昨年春に旧第一勧業銀行前は通りました。
金融業界ではDKB(Daiichi Kangyo Ginkoの略)
とよく呼ばれ、悪い言葉ですが「でくの坊銀行」
などとからかわれたりしました。昔の体制で
は最も支店数が多い銀行だったからだと思い
ます。
聞きそびれましたが、
きっと長年やっていらっしゃるお店かと思います。
べラミという名前…
検索するとフランスの小説が出てきますね。
それにちなんだお店もあったのですね。
喫茶店の名前に多いのに人形店とは?ですが、
たしかにレトロな雰囲気のお店です。
今度機会があったらお店の方に
その由来について尋ねてみたいです。
銀行の建物は立派なものが多いですね。
そしてこうして残っているのも貴重ですし、
次に生かされていて何よりかとも思います。
松本では人気のお店でしょうか、
結婚式の場としても注目されているようです。
前回のブログは(娘たち一家が近くに住んでいた)松本城。
そして 今回は四柱神社や縄手通り、橋を渡っての「高砂通り」・・極めつけは「ベラミ人形店」!
ここはまたあまりにも懐かしい散歩コース。
「立ち退き者用住宅」に住んでいた時には 縄手通り近くのホテルに泊まっていました。
「早朝散歩」のコースがこちら。
「源智の井戸」で汲む人とお話したり 新しいパン屋さんに入ったり・・でもね
「ベラミ人形店」は開店前。いつもお店を眺めてばかり・・。
一度はチェックアウトを前にして「9時開店」を目指していったのにまだ開店していなくて・・
「ベラミ人形店」!
中は撮影OKだったのですね。
こうして見せていただくことができてうれしいこと。
あら「川中島合戦」も!
押絵雛は旧松本市立博物館で初めて見ました。
その後 山梨県内の雛展を見て歩くと各所に1体はある「押絵雛」でしたが
九州でも見かけて「押絵雛」の歴史を紐解いたことがあります。
意外な繋がりは九州の「鏝絵」にも・・
松本の街をてくてく歩く機会もなくなりました。
こうしてまた歩いてみたいものです。
娘さんの所に行かれた折の記事で見せていただきました。
朝早くによく散歩されていましたよね。
繩手通り近くのホテルからでしたら、
高砂通りやべラミ人形店までもそんなに遠くありませんし、
いいお散歩ができたことでしょう。
ただ朝ですとお店が開店前の時間…
9時でも開店前でしたらきっと10時以降の開店でしょうか…
「べラミ人形店」の店主の方はとっても丁寧な方で、
一つ一つ説明をされ、資料まで持ち出して教えてくださいました。
写真撮影もブログアップも快く許可をいただいて
とにかく松本のひな祭りや七夕のことを一杯お聞きして感激でした。
教室を開いたり、井上百貨店での工芸品展に出たりされているそうです。
それに目黒の雅叙園での百段ひな祭りに飾られたこともあるそうです!
松本市立博物館や馬場家住宅で見かけた押絵雛は
このお店からのものもあったかと思います。
押絵雛は松本地方のものかと思っていましたが、
夫の実家の蔵にもありましたし、山梨県内にもあったのですね。
九州でも見かけるとはその歴史もなかなか面白いものですね。
鏝絵の歴史も追ってみると面白そうですね。
takeさんのコメントをきっかけに
私もいろいろ思いを馳せることが出来ました…