ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

霧の七島八島

2020-09-29 | ウォーキング

夏に行く予定だったウォーキングコース…中止になってしまったので、秋になってしまいましたが個人的に行ってきました。母をデイサービスに送り出して、用事を済ませていたらもうお昼近く…それでも和田峠越えで「七島八島」を目指しました。旧道を通り、古い和田峠のトンネルを抜けます。

 

トンネルは車1台通行できる幅…交互通行で信号に従って進みます。

 

 

和田峠の先には昔、国設和田峠スキー場がありましたが、今は木が生い茂っています。ここまで来たら気温は10℃!ぐっと寒くなりました。

 

 

ビーナスラインに入ったら霧です!

 

「七島八島」の駐車場から湿原に入ります。ここは下諏訪町です。入り口には鹿よけネットが張られていました。

 

 

湿原全体を獣害から守るために防護柵やネットが張られています。

 

もう高原はすっかり秋で、秋の花々が咲いていました。「ノコンギク」と「ユウガギク」です。

 

 

同じキク科の花々…「シラヤマギク」と「ゴマナ」です。

 

 

やはりキク科の「ノコギリソウ」はきれいに咲いていました。

 

これもキク科の白い花「ヤマハハコ」は少し末でした。

 

湿原は霧の中でした。

 

 

 

霧の中、夏の名残の花々も咲いていました。「ヤマホタルブクロ」と「ヤナギラン」、それに「カワラナデシコ」です。

 

 

 

秋の花はこの「ヤマラッキョウ」と「ツクバトリカブト」です。

 

 

「マムシグサ」が赤い実になり、「シシウド」もしっかり実になっていました。

 

 

霧の中の木道は歩く人もほとんどなく、鎮まりかえっていました。

 

 

 

霧の中、湿原は草紅葉が始まっているようでした。

 

 

「ハバヤマボクチ」も霧の中でした。

 

 

「タムラソウ」も「ノハラアザミ」も霧の中で夏の名残の花を咲かせていました。

 

 

夏の名残はこの「サラシナショウマ」も…さすがチョウはいませんでした。

 

「マツムシソウ」や「オミナエシ」は初秋の花でしょうか。もう花が末でした。

 

 

秋の名の付く花「アキノウナギツカミ」は、その茎にあるトゲトゲで滑るウナギもつかめるそう…

 

 

「アキノキリンソウ」はベンケイソウ科のキリンソウに花が似ていることからの命名…

 

秋の花「ワレモコウ」はたくさん咲いていました。「エゾリンドウ」も秋色です。

 

 

秋色に染まったハクサンフウロの葉もきれいでした。

 

 

霧の露をまとった「セイタカアワダチソウ」とイネ科の植物…

 

 

 

 

湿原は霧が立ち込めては流れて…様々な変化を見せてくれました。

 

 

 

草紅葉が始まる湿原でした。

 

 

霧が流れると車山が見えてきます。

 

霧の中でしたが、七島八島を一周して花にも出会え、いいウォーキングができました…

 

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やまびこ公園ウォーキング

2020-09-27 | ウォーキング

秋のやまびこ公園をウォーキングしました。空を見上げればすっかり秋の雲です。

 

このやまびこ公園は自然を満喫しながら楽しめる場所で、以前はローラースケートのリンクもありました。隣には屋内外のスケートリンクもあって、我が家の子供たちも夏はローラースケート、冬は氷上のスケートを楽しんだものです。かつてのローラースケート場です。

 

屋外スケート場は冬季のみ開場します。屋内リンクは夏も開場です。

 

公園内は遊歩道があって、アップダウンの道を歩きます。咲いている花を眺めながらのウォーキングは気持ち良かったです。咲いていた花々はもう秋の花です。「アキノキリンソウ」と「ユウガギク」です。

 

 

「オケラ」も秋の花です。「ノアザミ」は夏からずっと咲いています。

 

 

秋を感じる「?」の綿毛と「ウド」の実です。

 

 

見晴らしのよい高台に登ると諏訪湖が一望できます。ここでも秋の空を感じました。

 

 

 

芝生にはたくさんの「ゲンノショウコ」の花が咲いていました。

 

 

「ノコンギク」はあちらこちらにたくさん咲いていて秋を感じました。

 

「ハナニガナ」と「クサフジ」です。

 

 

名残の「ツリガネニンジン」と「ソバナ」と「シモツケ」、それに「ツリフネソウ」です。

 

 

 

 

ここはかつてラベンダー園だった所…今は「コキア」が色を付けてきていました。

 

 

その隣に咲いていたのは「キバナコスモス」です。「モンキチョウ」が来ていました。

 

 

ここには大きな「トチノキ」があります。木の下にはたくさんのトチの実が落ちていて、秋を感じました。

 

 

 

 

「ワレモコウ」や「シユウカイドウ」にも秋を感じます。

 

 

「ミズヒキ」が群生し、「キバナアキギリ」や「ハギ」の咲く秋の公園です。

 

 

 

こんな可愛らしいキノコを見つけましたが、これは毒キノコでしょう。

 

「ススキ」(芒)と「オギ」(荻)の違いを教わったのですが、写真はススキのみでした…似ていますが、「ススキ」は株になり、「オギ」は一本ずつ出る、葉っぱは「オギ」の方が太目だそうです。

 

「オトコエシ」は花が咲き進んでいました。実がなっているかしらと思ったのは「タマバエ」が卵を産み付けて膨らんだ虫こぶだそうです。

 

 

ここできれいな虫を見つけました。「アカスジキンカメムシ」の終齢幼虫です。光沢があって渋い美しさです。白い模様が人面にも見えるとか…成虫は緑色で、これまた美しいようです。

 

 

自然観察をしながらのウォーキング…この日の歩行距離は3㎞余りでしたが、標高差があっていい運動になりました。

 

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遊覧カートで展望台へ~富士見高原~

2020-09-25 | 自然観察

富士見町にある「富士見高原 創造の森」へ行ってきました。まずは道中の風景から…諏訪湖はヒシ取り作業が終わって、すっかりきれいになりました。

 

原村の「八ヶ岳ズームライン」を登って行きます。眼前には八ヶ岳が迫ってきます。

 

 

この辺りは高原野菜の産地です。キャベツ畑とセロリ畑とソバ畑です。

 

 

 

この道がぶつかる「鉢巻道路」を富士見方面へ行くと「富士見高原創造の森」があります。

 

そこに行くには「遊覧カート」に乗ります。以前は歩いて登ったのですが、今回はカートのお世話に…これは自動運転ですので、ハンドル操作一切なしでゆっくり景色を眺めながら乗車できます。4人乗りの小さな車です。

 

 

スタッフの方はこんな大きなタイヤの車を使っていました。

 

途中の白樺林がきれいでした。標高1420mまで登ります。

 

カートを降りて、ウッドチップの敷き詰められた道を展望台まで歩きます。もう紅葉が始まっている木がありました。

 

 

展望台からは富士山が見えるのですが、この日は雲の上に頭が見えるだけでした。それでもこの雄大な眺めは気持ちが良かったです。

 

 

甲斐駒をはじめ、南アルプスから遠く北アルプスまで見えるはずですが、雲に隠れていました。

 

ここは八ヶ岳の最南端「編笠山」の裾野の高台です。ここの森に国内外の彫刻家の作品50体が展示されています。

 

 

 

足元に咲いていた花たち…「キキョウ」と「ノアザミ」です。

 

 

「オミナエシ」は花盛りでしたが、もう実になっているものもありました。

 

 

 

ここにロックガーデンがありました。ハーブや園芸種や山野草などが植えられた何とも不思議な空間でしたが、花を楽しんできました。まずはハーブ類から…「オレガノ」と「ベルガモット」です。

 

 

名残の「ラベンダー」も咲いていました。

 

山野草では「マツムシソウ」と「イヌゴマ」…マツムシソウはたくさん咲いていました。

 

 

「ヤナギラン」もう綿毛になっていましたが、「ハクサンフウロ」はきれいに咲いていました。

 

 

たくさん咲いていた「ワレモコウ」です。

 

その他の花たちは園芸種でしょうか。「バーベナ」や「サルビア ガラニチカ」の色が目立っていました。

 

 

「ノコギリソウ」のピンクがきれいでした。

 

「フロックス」はピンクと白…

 

 

「バーバスカム」と「ルリトラノウ」?です。「ピラミッドアジサイ」も存在感がありました。

 

 

 

ここで見かけたチョウは「クジャクチョウ」と「スジグロシロチョウ」です。

 

 

 

遊覧カートのおかげで、お手軽ハイキングで景色と花を楽しめました。ちなみにこの遊覧カートは今、無料です!諏訪地区6市町村在住者と山梨県の方限定ですが… 長野県内はこの諏訪地区だけですが、山梨県は全域の方対象ということで、山梨県境にある富士見町を感じました…

 

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アサギマダラとの出会い

2020-09-22 | 自然観察

夏に「かんてんぱぱガーデン」で出会った方…その時はヒヨドリバナが咲いていて、アサギマダラの話をしていたところ、そこにアサギマダラが舞ってきたのです!思いがけない出会いに驚いていると、その方が宮田村にある「アサギマダラの里」を紹介してくれました。そこのボランティアをされているというその方の勧めに従って、秋になったので宮田村まで出かけた次第です。宮田村は中央アルプス駒ケ岳の麓の自然豊かな村です。

 

山里の畑一面にフジバカマが植えられています。土地とフジバカマは村で用意してくれて、植えたり管理したりはボランティアさんたちの力によるものだそうです。夏にかんてんぱぱガーデンでお会いした方にここでも出会うことができ、案内してもらいました。

 

 

アサギマダラの説明書きもありました。

 

この日の朝は160頭まで数えたそうですが、出かけた午後は花の中で休んでいる様子が多かったです。朝の乱舞はみごとだったそうですが…

 

私の写真では、花盛りのフジバカマの中で見つけにくいかもしれませんが、探してみて下さい。

 

それではアップの写真も…浅葱色の翅がきれいなアサギマダラです。

 

 

開翅姿のアサギマダラも優雅です。

 

 

たくさんのアサギマダラに出会えた場所でした。

 

マーキングされたアサギマダラもいました。マーキングの指導もしてくれていましたが、私は遠慮しました。

 

時々、花の上を何頭も舞っていたのですが、どうしても私の腕では捉えきれませんでした。証拠写真程度です…

 

 

 

たくさんのアサギマダラに出会えて嬉しかったですが、他のチョウたちもフジバカマの花を訪問していました。「クジャクチョウ」はその派手な翅が目立ちます。

 

「ミドリヒョウモン」もたくさんいました。

 

 

「アカタテハ」も存在感を発揮していました。

 

 

これは「アサマイチモンジ」でしょうか。→「イチモンジチョウ」だと教えていただきました。

 

このアサギマダラの里の脇道…「木漏れ日の道」と名付けられていましたが、そこを進んでみました。名前の通りの素敵な道でした。

 

その道沿いには「木漏れ日の小川」が流れていて、そこも素敵でした。

 

 

こんな「どんぐり」が落ちていて、秋を感じました。

 

その先に「ルビーの里」があると期待していったのですが、花はまだでした。ルビーとは赤いソバの花のことでした。ちょっと咲いていた花です。

 

近くの田の畔に「ヒガンバナ」が咲いていました。もうだいぶ咲き進んでいる花たちでした。

 

 

 

 

もうこの辺りでは稲刈りが済んでいます。今では機械化が進んで「ハゼ掛け」をする田んぼは少なくなりましたが、ここで見かけたので写真を撮らせてもらいました。

 

 

ソバ畑も広がっていて、こちらは一面真っ白の花盛りでした。

 

この日は午前中は実家の山仕事(マツタケ山の準備等…)をして、午後からのお出かけでしたが、たくさんのアサギマダラに出会えて充実の一日でした。

 

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長命水ウォーキング

2020-09-19 | ウォーキング

体調も戻ったので、久しぶりのウォーキングに参加しました。出早神社から横河川に沿って上流の長命水までの往復です。無理なら途中で引き返そうと思っていたのですが、往復歩けました。

出早神社は秋はモミジの紅葉がきれいです。すでに少し色付いた葉も見かけました。

 

夏に群生していてみごとだった「キツネノカミソリ」はすっかり散って種ができていました。

 

神社の裏の公園の流れに「バイカモ」が咲いていました。以前にこの脇を流れる川で見かけた花ですが、ここは流れが穏やか、水量も少なくてどうにか撮れました。

 

 

 

境内や公園で見かけた花たち…「ナンバンハコベ」はもう黒い実になっているものもありました。

 

 

「カリガネソウ」のしべは上に伸びて弓のようになって下に向かい、下の花びらの一つが丸まって上に向かい、「結び雁金」の紋に似ていることからつけられた名前のようです。花姿が飛んでいる雁に似ているという説もあるそうですが…面白い形の花です。

 

出早神社を出て横河川に沿って歩きます。ソバ畑のソバの花がきれいでした。

 

 

畑の隅に咲いていた「ツユクサ」が露を含んで素敵でした。

 

 

紅白の「ハギ」の花も今を盛りと咲いていました。

 

 

コスモスには「アゲハチョウ」が来ていました。

 

山道に入ると「ツリフネソウ」が群生していました。「キツリフネ」も…

 

 

 

「イヌゴマ」の実は胡麻のようですが、食べられないのでイヌゴマと名がついたそうです。「アカソ」(赤麻)の茎は赤くて繊維が麻のようだそうです。

 

 

「ゲンノショウコ」は足元にたくさん咲き、名残の「シデシャジン」も咲いていました。

 

 

「ウバユリ」はすっかり実になっていました。この中にたくさんの種が入っています。

 

この花は何だか懐かしい(お盆花としてよく植えられていた)と同行者たちも言うのですが、だれも名前を知りません。後で調べてみると、「チョウセンギク、チョウセンダリア、ハナガサギク、八重咲オオハンゴンソウ…等々」オオハンゴンソウは特定外来生物です。昔は栽培されていたのですが、今は在来種を脅かすものとして駆除対象…どおりで見かけなくなりました。

 

この横河川の流れはきれいで、水源地にもなっています。

 

 

上流の湧き水「長命水」まで行きました。きれいな水が湧き出ています。

 

道に出てきていたのは「サワガニ」…すごいスピードで移動していきました。

 

ここで出会ったチョウは「コミスジ」と「ミドリヒョウモン」です。

 

 

この日のウォーキング距離は約5.5㎞…完歩で来たので、体力回復に自信が持てました。

おまけは久しぶりの諏訪湖の様子です。夏になると湖面をヒシが覆うのですが、これによって景観の悪化が指摘されるほか、日光の遮断によって沈水植物の生育が抑制され、湖底の貧酸素化につながるなどの影響があるようです。

 

そこで夏になると湖面のヒシを取り除くための作業が開始されます。以前は手作業もありましたが、今は「水草刈り取り船」が出動です!

 

 

 

刈り取ったヒシは運搬船にのせられて岸辺へ…その後堆肥にして市民に配布されます。

 

だいぶ作業が進んできましたが、まだ刈り取られていないヒシが残る湖面です。

 

「シロサギ」がヒシの上を飛んでいました。

 

 

 

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