会社の帰りにお花見に行ってきました。
ワタシの住んでいる尾道市には千光寺公園と言う桜の名所があるんですが、初めて歩いて千光寺山を登りました。
ぼんぼりのやわらかな光に照らし出された淡い色の桜が、漆黒の空に瞬く天上の星が、煌びやかに呼吸する街の灯が、光と色彩の芸術を描いていました。ああ、だから19世紀にジャポニズムが受け入れられたんだなぁ。
坂を上っている最中、カメラのファインダーを覗いているオッサンがいました。そのレンズの先には、白い桜の間から顔をみせている満月がありました。
ワタシも足を止めて月に見入っていると、そのカメラマンがワタシに話しかけてきました。
「私、ユトリロが好きなんです」
神々しいほどの静謐を湛えた情景は夜空でしたが、なるほど、ユトリロの「白」を連想させる詩情に溢れていました。
しっかり、しっかり春を見ておかないと、すぐ次の季節になっちゃいますよ。
ワタシの住んでいる尾道市には千光寺公園と言う桜の名所があるんですが、初めて歩いて千光寺山を登りました。
ぼんぼりのやわらかな光に照らし出された淡い色の桜が、漆黒の空に瞬く天上の星が、煌びやかに呼吸する街の灯が、光と色彩の芸術を描いていました。ああ、だから19世紀にジャポニズムが受け入れられたんだなぁ。
坂を上っている最中、カメラのファインダーを覗いているオッサンがいました。そのレンズの先には、白い桜の間から顔をみせている満月がありました。
ワタシも足を止めて月に見入っていると、そのカメラマンがワタシに話しかけてきました。
「私、ユトリロが好きなんです」
神々しいほどの静謐を湛えた情景は夜空でしたが、なるほど、ユトリロの「白」を連想させる詩情に溢れていました。
しっかり、しっかり春を見ておかないと、すぐ次の季節になっちゃいますよ。