近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「ヒシ」 ビオトープに如何です?

2006年10月11日 13時10分15秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難うございます。滋賀県に生息する水草の紹介、最初の1株はヒシ。農業用溜池で群生しているヒシの株を発見しました。直径20m程の池の岸辺に群生し、黒い果実をつけていていました。岸にある最も小さい株をタモ網で掬い上げ、持ち帰って見ました~。
<データ>
名前:
ヒシ
分布:
 滋賀県の全域 
体長:
果実が30mmくらい 
生息:
 琵琶湖や溜池、河川の止水域など 
特徴:
 漢字で「菱」と書く、一年生の浮葉植物。葉の形状は切り込みの入った菱形で、葉柄は膨らんで空気を含んでいるので株全体が浮くようです。葉の色は少し赤身のは入った緑で茎は薄い黄緑色ですね。花期は夏頃で、白いっぽい花を咲かせます。秋頃には2本の鋭い棘を持つ果実を付けます(果実の色は最初は緑ですが黒くなります)。この果実は塩茹でにして食べることが出来るそうです。
参考・引用文献
私見:
 この果実、網に大量に入ると剥がすのが厄介・・・
採取:
 水面に浮かぶヒシの株を網で掬うか、長い棒で引き上げる。果実のみなら浮かんでいる果実を網で集める。
飼育:
 浮葉植物なので株を持ち帰り、水槽に浮かべて強い光を当てていました。基本的には野外のビオトープ向きかも知れません。(種子からの育成方法は試したことが無いので、分かりません。)
動画:

画像:
        
        ヒシの果実の拡大写真。小魚達はカワムツの若魚。
        
        自家栽培ヒシの果実の成長過程
        
     ヒシの果実の断面。確かに栗を思わせるものがありますね
        
     漂着した果実。表面は硬くなっていまして、中は空洞でした。
    

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