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近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

海水NO.63『ヨモギホンヤドカリ』 ケアシじゃないよ~

2011年05月16日 08時04分45秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はヨモギホンヤドカリ。太平洋側の干潟で採取しました。ケアシホンヤドカリの様ですが、何か髭の赤が薄い様な・・・?そして脚に黒い帯が入っていますね~。如何やらヨモギホンヤドカリと言うのに近いようです。
<データ>
名前:
ヨモギホンヤドカリ
分布:
 太平洋には生息していました
全長:
 殻から出た幅が20mm程の個体採取歴あり
生息:
 沿岸の干潟にある岩場で発見
特徴:
 漢字で「蓬本宿借り」とでも書くのでしょうか?小型の甲殻類です。形状はケアシホンヤドカリと酷似していまして、ケアシホンヤドカリにホンヤドカリを少し混ぜた様な雰囲気です。鋏脚は右側が大きく、髭はそれほど鮮やかでは無い赤色(朱色系)。体色は淡い緑褐色に黒い斑点が点在しています。歩脚の先の方には、黒い横帯が見られます。珍しい種類では無いようですが、簡易図鑑などの書籍等では紹介されていないため(私が知らないだけ?)、情報量が少ないですね。
類似種との違い
ケアシホンヤドカリ:歩脚に横帯が見られない、髭が鮮やかな赤色
ヨモギホンヤドカリ:歩脚に横帯が見られる、髭がくすんだ赤色
ホンヤドカリ:歩脚・鋏脚の先が白い、髭は白と黒の縞模様
と言ったところでしょうか?
参考・引用文献
私見:
 赤髭と言えば、ケアシホンヤドカリかフリードリヒ1世かと思っていました。
採取:
岩場周りや干潟の砂地で目を凝らして探す。素手で拾えます。
飼育:
 飼育中。
動画:


画像:

                

近江工舎

海水NO.65『アシナガモエビ』 脚短い?

2011年03月23日 09時59分17秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はアシナガモエビ。日本海の有料狩り場で採取したこのエビ、アシナガモエビでしょうかね?
<データ>
名前:
アシナガモエビ
分布:
 日本海側で確認
全長:
 20mm程度の個体を確認
棲息:
 ホンダワラなどの海藻の中
特徴:
 漢字で『脚長藻蝦』と書く小さいエビの仲間ですね。形状はずんぐりとしたエビ型でして、イソスジエビなどよりも小型です。お尻を浮かして歩いているようです。体色は透明な体に赤褐色の帯が入ります。名前のモエビ通り、近海の海藻類辺りで見掛けることが多いエビです。
参考・引用文献
私見:
 なんとなくモドキっぽいです(笑)。コシマガリモエビと生息域が被っていましたが、生息数は100:1くらいで少なめでした。小さくて飼育向きですが、捕食される確立も高そうですね~ 
捕獲:
 海藻をタモで掬う
飼育:
 飼育経験なし(即捕食)
動画:

画像:     
        
             

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近江工舎

海水NO.60『アシナガモエビモドキ』 モドいてる?モドいて無い?

2011年02月17日 08時26分01秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はアシナガモエビモドキ。日本海の有料狩り場で採取したこのエビ、アシナガモエビモドキでしょうかね?モドキやらモドキじゃ無いのやらよく分からない世界・・・
<データ>
名前:
アシナガモエビモドキ
分布:
 日本海側で確認
全長:
 30mm程度の個体を確認
棲息:
 ホンダワラなどの海藻の中
特徴:
 漢字で『脚長藻蝦擬』と書く小さいエビの仲間ですね。形状はずんぐりとしたスジエビ型でして、イソスジエビなどよりも頭の比率が大きい様に思います。お尻を浮かして歩いているようです。体色は透明な体に暗色の帯が入ります。同じく歩脚等にも暗色の横帯が入っています。名前のモエビ通り、近海の海藻類辺りで見掛けることが多いエビです。
参考・引用文献
私見:
 なんとなくモドキっぽいです(笑)。 
捕獲:
 海藻をタモで掬う
飼育:
 飼育経験なし(即捕食)
動画:

画像:
                

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近江工舎

海水NO.59『セジロムラサキエビ』 ファイティングポーズ

2011年01月31日 08時15分31秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1種はセジロムラサキエビ。太平洋側の干潟で採取したこのエビ、見た事の無い姿でフィールドブックにも記載無し・・・。日淡こぼれ話の西村さんに同定して頂きました(感謝)。
<データ>
名前:
セジロムラサキエビ
分布:
 太平洋側では確認
全長:
 20mm程度を採取
生息:
 干潟の石の下や潮溜り
特徴:
 漢字で『背白紫蝦』とでも書くのでしょうね、テッポウエビの仲間です。形状はアクアホピー界で人気の”ビーシュリンプ”と似た小型エビです。腰折れはなだらかでして、一見なんの変哲もなさそうですが・・・鋏脚が折り畳まれています!体色は名前の通り紫から赤紫色で、背中ではクリーム色の太い筋が見られます(正確にはクリーム色ベースに紫の小斑点が鏤められている)。繁殖期は春辺りでしょうか?稚エビが見られました。
参考・引用文献
私見:
 よ~く見れば、ファイティングポーズをとっているように見えますね?
採取:
 カキ殻や石を除けて、出てきたところを手で掬う。
飼育:
 飼育経験なし
動画:

画像:
             
             
              
                 

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海水NO.47『クロシマホンヤドカリ』 微妙な違い?

2010年09月06日 08時17分45秒 | 海水甲殻類
 閲覧有難う御座います。海に生息する生物の紹介、今日の1匹はクロシマホンヤドカリ。日本海側の海水浴場のやや深場で採取しました。こんな所にもユビナガか~と思ったら、別種のようですね。
<データ>
名前:
クロシマホンヤドカリ
分布:
 日本海には生息していました
全長:
 殻から出た幅が10~20mm程の個体採取歴あり
生息:
 水深3mくらいの岩場にいました
特徴:
 漢字で「黒縞本宿借り」とでも書くのでしょうか?小型の甲殻類です。形状は一般的な小型ヤドカリと同じく、貝殻を背負い、細長い脚を体から出しています。鋏脚は右の方が大きく、小さな突起が多数見られますね。体色は黒地に白い横縞・・・と思わせて、実は縦縞の様です。脚の関節辺りを見ると、黒地に白い縦筋があります。住み分けでしょうか?やや深場を好む様でして、水深2~3mの所でよく見掛けました。
類似種との違い
ユビナガホンヤドカリ:指(指節)が長い、歩脚は縞が横のみで鋏脚に縦縞が見られる事も
クロシマホンヤドカリ:第1触角(短い方)が赤い、歩脚に縦縞があるが鋏脚の先に縞は無い
と言ったところでしょうか?
参考・引用文献
私見:
 何でもよく見なければ分かりませんね~、違いが微妙ですから。貝殻は三角よりも長細いものを好むように思います。
飼育:
 飼育飼育中。
動画:

画像:
                

 ①歩脚の白黒縦縞と②赤い(朱色くらいの赤さかな)第1触角です。 

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